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この映画は日本では劇場未公開でして、以前2年ぐらい前にTVの深夜放映で観た映画なんです。 忘れかけていたところ、つい先日にまた深夜映画として放映されてたのを観て、ちょっといい映画だな、と思ったので書いてみました。 アット・ファースト・サイト / あなたが見えなくても AT FIRST SIGHT (1998)
監督 : 製作 : アーウィン・ウィンクラー 原作 : オリヴァー・サックス 出演 : ヴァル・キルマー、ミラ・ソルヴィーノ、ケリー・マクギリス、ネイサン・レイン 他 アクション系映画出演のイメージが強いヴァル・キルマーが盲目の男性ヴァージルを演じ、その彼と愛し合う仲になる建築家の女性をミラ・ソルヴィーノが演じています。 実話の話をベースにしたラブ・ストーリーなんですが、目が見えない人の気持ちに立った、ちょっと考えさせられた作品です。 田舎の街でマッサージ師として働くヴァージルは3歳の時に視力を失って以来、姉(ケリー・マクギリス)の世話を受け、青年となって自立したこの時には、もう街の隅々まで感覚で記憶して杖なしでも歩けるぐらい。 そして仕事の休暇で保養にやって来た彼女(M・ソルヴィーノ)と愛し合う仲になるのですが、その矢先、彼女が視力回復手術を高名なドクターに頼み、ヴァージルにその手術を勧めます。 彼女はてっきりヴァージルが喜んでくれると思ったのですが、幼い時から何回もの手術で失敗してる彼は、その提案を冷たく突き放します。 怒ったヴァージルをみて、その理由が分からなくなる彼女でしたが、愛する彼女のために前向きな気持ちになったヴァージルは手術を受ける決意をします。 かくして手術は成功し、彼の目は視力を取り戻すのですが、なんと見たものを脳が認識できない症状に陥ります。 リンゴを見ても、彼女の顔を見ても、それが何なのか、誰なのか認識出来ないんです。 しかし手で触ってみると "それ" を認識できます。幼い時から触覚に頼りきった彼の脳は視覚の情報を受け付けるまでには相当な時間がかかるというわけ。 目が見えることになった今は、全てを触覚に頼って生活することは出来ません。いきなり世界が目に飛び込んできたヴァージルの苦悩を理解できない彼女。視力が回復したら全て上手くいくと信じていました。 そして、そんな彼の目は、また視力を失おうとしています・・・。 そういった感じで普通のラブ・ストーリーものとはチョット異なる描き方です。 目に障害がある者の感情、気持ちなどを主に、その部分を丁寧に描いた映画です。 我々のような健常者には計り知れない障害者の感情、考え方のズレなどを、ロマンスを取り入れ上手く仕上げた作品。 姉の生き方、ヴァージルの生い立ちなど、家庭の問題なども取り入れ、大泣きの映画というのではありませんが、何か考えさせられた一作でした。
ヴァル・キルマーとミラ・ソルヴィーノの好演が光った映画でもありました。 |

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