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牡丹燈籠

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お岩、お菊、お露は 怪談の3大ホラークィーン 『牡丹燈籠』 1968

【牡丹燈籠】 大映 1968

監督 山本薩夫   製作 永田雅一   原作 三遊亭円朝   脚本 依田義賢
出演 本郷功次郎 / 赤座美代子 / 小川真由美 / 西村晃 / 志村喬 / 大塚道子 ほか

ジメジメと暑くなってきたら思い出す、『四谷怪談』、『番町皿屋敷』 と並ぶ 日本3大怪談の一作ですね。

これらの怪談は映画やドラマなどで数多く製作されていますよね。
この 『牡丹燈籠』 は映画だけでも18作ぐらいは製作されたんじゃないでしょうか。

1968年製作のこの作品を観たのは たぶん小学生ぐらいの時期で、近所の古びた映画館でロードショー落ちで回ってきたのを観た記憶があります。 でも、これが面白かったんですよね〜、恐いと言うより、"面白い!" と言う感じでしたね。

三遊亭円朝の原作として、落語の演目として有名な怪談噺 "牡丹燈籠" を映画化したものでして。
監督は、『白い巨塔』 ('66)、『金環蝕』 ('75)、『あゝ野麦峠』 ('79) などの巨匠 山本薩夫
この監督の怪談映画なんて面白いですよね〜。

浪人の新三郎 (本郷功次郎) が知り合った 吉原の遊女お露 (赤座美代子)。
意にそぐわない縁談話を強いられてる境遇を聞いた新三郎は、お露に惹かれて行きます。
下女のお米 (大塚道子) の頼みで、盆の間だけ逢瀬を重ねる事になった2人。

そんな時、同じ長屋の町人 伴蔵 (西村晃) は2人の姿を目撃します。
しかし お露とお米は自ら命を絶って もうこの世のものでない事を聞いてる伴蔵。

そんな話を聞きつけた易者の白翁堂 (志村喬) は、新三郎の顔に死相が出ている事を告げます。
それを防ぐ手立ては、お露が新三郎に逢えないよう、護魔符で封印したお堂に新三郎を閉じ込める事でした。

骨になるまで愛しぬく』 という言葉があるやもしれませんが、この怪談は まさにそれ。

怨みツラみで幽霊と化すわけでなく、この "お露さん" の場合は、愛しい男に逢いたいという "情念" で幽霊として彷徨うワケなんですね〜。 ここが通常の怪談とは違うところであり、また気に入ってる点でもあります。

カラ〜ン、コロ〜ンという有名な下駄の音も、この映画では 地を這うように滑る映像表現で描いてます。
日本の幽霊に "足が無い" と言うのがスタンダードなところですが、それを踏襲した映像表現だった訳ですね。

夜な夜な、愛しい男に逢うべく 下女を従えて彷徨うお露の姿に、情念の恐さと強さを子供心に感じた訳なんですが、エロチックな感覚も強かった気もします。 お札を貼ったお堂の外で、『新三郎さま、お札を、お札をはがしてくださいませ』 と懇願するお露がエロ恐いですよ、えぇマジで。

おどろおどろした幽霊としてではなく、あくまで情念の恐さを幽玄的に描いた怪談映画じゃないでしょうか。
監督の山本薩夫の演出が冴えてますよね、そのあたりは。


チョット前までは この季節になるとTVなどで "怪奇十三夜" などと題する怪談ドラマが放映されたりしていたんですが、それを観て季節感を感じるという風情もありましたねぇ。 そういう意味で、この映画もまた再見したいところなんですよね〜、DVDにならへんかな〜〜?

・・・そそ、この 『牡丹燈籠』 って、元々は中国の話なんですよね。


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