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【魔界転生】 日本 1981 監督:深作欣二 原作:山田風太郎 衣装:辻村ジュサブロー
出演:千葉真一・沢田研二・佳那晃子・真田広之・緒形拳・若山富三郎・丹波哲郎・成田三樹夫 他いっぱい
この間、戦国武将の歴史談義をしておりまして、その流れで、「天草四郎と言えば、誰を思い浮かべる?」 との問いがあったので、すぐさま 「そりゃ沢田研二でしょっ」 と返答させていただきましてね。
やっぱ自分らの世代ではこういう返答が多いのでは? と思いまして・・・。
と言うコトで、そのせいもあってこの映画が観たくなり、DVDで再見となったのでございます。
山田風太郎の 『おぼろ忍法帖』 の魔界転生の映画化でございますね〜。 懐かしいでおます。
映画化と言っても、だいぶん手を加えてるので原作小説とは異なってる点が多いと思いますが。
まぁ、なんでも深作欣二監督と製作者の角川春樹氏の構想が一致した映画化だったらしいのですが。
娯楽時代劇としては、公開当時はかな〜っり興奮させてもらいましたよ。
千葉真一と沢田研二のダブル主演というのも話題になりましたが、やっぱ奇想天外なストーリーが魅力ですな。
島原の乱 (1638) で徳川幕府の弾圧によって命を落としたキリシタン・天草四郎時貞の生首が宙を飛び、冥界から蘇り、魔界衆のドンとして次々に現世に未練を残す者たちを蘇らせていくんですね〜。
その目的は、徳川幕府への恨みによるお家抹殺ですがな。 日本を魔界に染めていく計画なんですね。
その天草四郎を演じるのが沢田研二。
辻村ジュサブロー氏デザインの派手な衣装で、もうインパクト充分。
ここから天草四郎のイメージは固まりましたよね。(笑)
で、それを阻止するのが、千葉真一が演じるワイルド系柳生十兵衛。
この柳生十兵衛役も海外では結構インパクトを与えたらしく、今年公開のハリウッド映画 『アベンジャーズ』 のサミュエル・L・ジャクソンも自身の役どころに柳生十兵衛を取り入れてるらしいですよ。
でも他のキャストも凄いんだわさ、これまた。
魔界衆として蘇るメンツが・・・
緒形拳が演じる宮本武蔵、真田広之が演じる伊賀忍者・霧丸、室田日出男が演じる宝蔵院胤瞬。
そしてクライマックスで大立ち回りを見せる若山富三郎が演じる柳生但馬守宗矩。
この但馬守さん、ご存知のように徳川家お家流の剣の使い手。
柳生十兵衛の父親でありますね。
この親子対決が映画のクライマックス。 燃え盛る江戸城で凄い殺陣を見せてくれますぜ。
で、もっと凄いのが、紅蓮の炎をバックに特撮無しの殺陣を見せてるんですね〜、このシーンは凄いですよ。
よくヤケドをしなかったもんだ、まったく。
そして忘れてならないのが、映画にエロチックさを醸しだす、細川ガラシャを演じる佳那晃子。
細川ガラシャと言えば戦国時代、肥後の国の大名・細川忠興の嫁はん。
「ガラシャ」とはキリシタン名で、本名は「玉・珠 (たま)」 ですね。
あの明智光秀の三女でございます。
ここではガラシャの妖美なエロチックさが光っておりましたよ。
公開当時に観た時はけっこうビンビンに来たもんですよ、えぇ。
ま、そんなこんなで、奇想天外さと荒唐無稽さが魅力の山田風太郎原作小説の映画化としては、このキャストだからこそ面白かったと言っても過言やないでしょう。
真田君と沢田はんのキスシーンも話題になりましたね〜。
でも違和感無く観れるから、これが男前ったる所以でしょうね、ご両人とも。
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