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【コンプライアンス 服従の心理】 COMPLIANCE アメリカ 2012
監督・脚本:クレイグ・ゾベル 出演:アン・ダウド / ドローマ・ウォーカー 他
 
 
 
 
 
 
2004年、ケンタッキー州の米大手のファストフード店で起きた事件を映画化したもの。
 
警官を名乗る男からの一本の電話で従業員の少女が窃盗の濡れ衣をかけられ、数時間に渡って軟禁状態にされ、身体検査と称して全裸にされ性的行為を強要された事件だと言うのですが。
 
監督はこれが2作目のクレイグ・ゾベル
 
女性店長サンドラを演じるのはアン・ダウド。この映画でインディペンデント・スピリット賞ほか、2012年の映画賞レースで注目されたベテラン女優。
 
そして濡れ衣をかけられた少女ベッキーを演じるのがドリーマ・ウォーカー
『グラン・トリノ』などに出演してる若手女優さんですね。
 
 
 
 
 
 
観る前も、観た後でも、ちょっとこういう事件はにわかには信じられないと言うのが率直な感想なんですが。
 
"警官" を名乗る電話一本で、なんでここまで大のオトナが騙されるかなぁ〜?
・・・だったんですけど、後で考えてみれば、この状況と立場なら充分ありえるコトかも。
 
作品のオフィシャルサイトを覗いてみたら、この監督は "ミルグラム実験" を結び付けて映画化に及んだそうな。
 
(イェール大学心理学者S.ミルグラム(1933〜1984)が行った、権威と服従の実験。組織に属する人はその組織の命令とあらば、通常は考えられない残酷行為に及ぶことを実証した。)
 
権威の前には、人は善悪の判断を超えて服従の心理が働くというものですね。
 
警官を名乗る男は口八丁で、店にいる女性店長を操ります。
その店長自身も電話を怪しいとは思いながら、命令されるままに次々と実行。
果ては、店内の忙しさに気を取られ、ベッキーの監視役として自身の恋人に代役させる始末。
 
全裸のまま放置され、全従業員から好奇と疑いの目で見られるベッキーはタマッたもんじゃなかったろうにねぇ。
 
映画を観ながら、「なんで親会社の上司に電話で確認をとらない!?」
とは思いましたが、これが現場の実情かもしれませんなぁ〜。
コンプライアンスはしっかり保っていたいもんだ。
 
異色なテーマと事件で、けっこう興味深く観れた次第でございます。
 
ベッキー、ナイスバディっ!(そこかいっ)
 
 
 

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