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【ロスト・ボディ】 EL CUERPO スペイン 2012 (未)
監督・脚本:オリオル・パウロ 出演:ホセ・コロナド / ウーゴ・シルバ / ベレン・ルエダ 他
去年の10月〜11月に開催された"シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2013" で初上映された一作。 WOWOWでの放送もあったみたいで、ちょっとオンデマンドで鑑賞しました。
ある死体安置所の警備員がトラックに轢かれ瀕死の重傷を負う事故が発生。
その警備員は何かから逃走を計っている途中での事故だったんですが、ちょうどその安置所において、マイカという資産家の女性の遺体が忽然と消える事件があったんですよね。
その事件の担当になった警部のハイメは、資産家女性マイカの夫であるアレックスに疑いの目を向けますが・・・。
資産家マイカ役のベレン・エルダ
資産家女性マイカ役のベレン・エルダなどは、『永遠のこどもたち』『海を飛ぶ夢』等で映画ファンなら一度は見かけたことのある役者さんだと思いますが、他のキャストもスペイン映画では有名な方ばかり。
映画の主要人物はこの3名の他に夫アレックスの愛人の女子大生(アウラ・ガリード)の計4名に焦点を当てて物語は進んで行きます。
消えた遺体の一報を夫アレックスは警部からの電話で受け、その安置所に向かうワケなんですが、物語の大半はこの安置所が舞台。 その合間合間に回想シーンなどを入れつつ、犯人探しのミステリーが展開されるワケなんですよ。
妻マイカの死因はまだハッキリせず、その死を自宅で近親の者と悼んでる中、夫アレックスは愛人の元に足を運びます。その逢引きの最中に警部から遺体消失の報せが入るんです。
このミステリーの焦点は、遺体消失の真相と、その裏にある企みなのは言うまでもありませんが、・・・これはヤラれましたよ〜っ。緻密な、観てる者に先読みを許さない(と言うか、そこまで考えが及ばない)物語構成が素晴らしかった。
資産家の妻マイカに頭が上がらず、かつ拘束感さえ感じていた大学教授の夫アレックス。
その大学の講義を受けにきた女子大生との恋愛にのめりこんだアレックス。
10年前に自動車事故で妻を亡くし、いまだ傷心のハイメ警部。
こんな背景を持った主要登場人物ですが、そのオチとなる件の説得性も面白かった。
妻は生きていたのでは?(個人的には、その可能性は絶対無いと思ってました)
トラックに轢かれた警備員は、いったい何を見たのか?
などなど、いろんな推理を張り巡らせながら観るのも面白いと思います。
もちろん、ここではヒントとなるような事は書きませんが、ひと言だけ残させてもらうとしたら・・・
「超っー完全犯罪やんかっ!」
・・・ですな。
久しぶりに面白いミステリー映画でした。
ハイメ警部役のホセ・コロナド(左) 夫アレックス役のウーゴ・シルバ(右)
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