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【フェイズ IV / 戦慄!昆虫パニック】 PHASE IV アメリカ 1973 (未)
監督:ソウル・バス 出演:ナイジェル・ダヴェンポート / リン・フレデリック
マイケル・マーフィ 他
多くのヒッチコック作品や 『ウエストサイド物語』、『ザッツ・エンターテイメント PARTⅡ』など、数々の映画のタイトルデザインを手がけたソウル・バスの監督作品。
彼の監督作品は、日本の映画サイトのフェルモグラフィーで確認してみると2作品だけなんですよね。そのソウル・バスが手がけた題材と言うのが、知能を持った蟻が人間を支配しにかかると言うもの。
本作は初DVD化になって間もないとのことで、日本では劇場未公開作。
でもなんか観た覚えがあるぞ〜っと思ってたら、やっぱりTVで放映されてましたね。
TV放映を観たのが、まぁ〜なんせ昔のコトなんで見事に記憶からすっ飛んでました。
天体現象の異変で高度な知能を持った蟻が、その調査に訪れた科学者たち(人類)を支配しようと知能戦を仕掛けるSF作品ですよ。
と言うと、安っぽいB級SF映画(この時期数多く作られた昆虫パニック映画)と思いがちでしょうが、そんな作品群とは一線を画するんですよ、これまた。 でも哀しいかな邦題はモロそっち系ですよね。
フェイズ(局面)を4つに区切り、知能進化を遂げた蟻と、生態系バランス崩壊を食い止めようと調査にやって来た昆虫学者(ナイジェル・ダヴェンポート)と暗号解読学者(マイケル・マーフィー)の、ジワリジワリと来る知能戦を、蟻のミクロ映像も交え深遠な雰囲気でオチをつけた作品なんですね〜。
蟻のミクロ映像なんか観てると演技してるんですよ、蟻がっ。
実際、蟻の調教師(そんなん居てたんかいっ)のサポートで撮影したとか聞きますが、凄い映像ですね。もうナショナル・ジオグラフィックの世界です。
個人的には、蟻がクモを襲うシーンがアップで出てきた時には気絶しそうになりましたが。
過去、蟻が人間を襲う映画と言えば、マラブンタとの死闘を描いた『黒い絨毯』が印象に残ってますが、そんなドンパチやるシーンは皆無です。出演者も数少なく、紅一点で登場のリン・フレデリック(ピーター・セラーズの元奥さん)の可愛さが救いって感じで。(笑)
蟻に支配される人類の未来を予測させるラストも結構ショッキングでありつつ、その高尚な語りが異色な一作でもありました。
好き嫌いが分かれる映画かと思いますが、この時代のモノとしては一見の価値がある作品だと思います。
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