|
【サード・パーソン】THIRD PERSON アメリカ・イギリス・ドイツ・ベルギー 2013
監督・脚本:ポール・ハギス
出演:リーアム・ニーソン / エイドリアン・ブロディ /ジェームズ・フランコ
ミラ・クニス / オリヴィア・ワイルド / モラン・アティアス / キム・ベイシンガー 他
『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞脚色賞ノミネート、そして監督一作目の『クラッシュ』がアカデミー賞作品賞を受賞。 フィルムメーカーとしての地位を確実なものにしたポール・ハギスの最新作品。
日本での劇場公開は今年の6月頃だったらしいけど、そのDVDリリース(来年1月)を前に、期間限定でオンライン公開をやってくれたので鑑賞いたしました。
まぁ、監督・脚本がポール・ハギスで、キャストがこれ(↑)でしょ。
これは「期待するなっ」て言う方が無理ってモンですよねぇ。
話は、パリ・ニューヨーク・ローマの3都市を舞台に、それぞれ男女3組のエピソードを巧みに織り交ぜて描いた一作なんですが。・・・群像劇か? お互いの人生が交錯するような作りなのか?
感覚的には『クラッシュ』で描いたような、ちょっと心を震わすドラマを期待していたワケですよ、観る前は。
パリに滞在して次回作を執筆する作家(リーアム・ニーソン)。
でも作家志望の女性(オリヴィア・ワイルド)との不倫旅行を満喫中。
アメリカ人ビジネスマンの男(エイドリアン・ブロデイ)は、ローマのバーに立ち寄ったところ、エキゾチックなアルバニア人女性(モラン・アティアス)に惹きつけられ、面倒な事件に巻き込まれるコトになる。
ニューヨーク、元女優の女(ミラ・クニス)は別れた夫(ジェームズ・フランコ)と息子の親権を巡って係争中。裁判費用を捻出するために高級ホテルのメイドとして働くコトに・・・。
ざっと、こういう背景を持った登場人物のエピソードを、巧みに交えながら描く演出はポール・ハギスの冴えたところなんですよね。
でも映画の中盤あたりで、ちょっと「あれ?」な部分が出てくる。
NYのミラ・クニスがパリに・・・?
このあたりから何かあるなと。
で、ラストには登場人物を全て絡ませてくる物語なんやな、と思うハズ。
でも・・・良い意味か悪い意味なのか、まだ判断は付きかねてるんですが、その思いは裏切られます。
これね、"難解な物語" とまでは行かないけど、この描き方に何か消化不良を起こす人も居るのでは?
複雑な背景を持った者たちの人間関係、そしてズバリ「愛」。
ポール・ハギスはそれを追求したと思うのですが、ちょっと観る側に考えさせすぎかな?
こういうドラマでは複雑な心理を提示するのはイイと思うけど、最後には納得させるような一種のカタルシスを求めるものではないのかな〜、っと思うワケでありますが。(個人的には)
しかし、ちょっとしたミステリアスな愛のドラマとしての見せ方は、やっぱ巧いものがありますね。
ちなみに、キム・ベイシンガーはリーアム・ニーソンの奥さん役。
マリア・ベロが親権闘争の弁護士役で出演しております。
|

>
- エンターテインメント
>
- 映画
>
- 映画レビュー



