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カサノヴァ 最後の恋

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ドロン=カサノヴァ、最強の組み合わせちゃうのかいな

【カサノヴァ 最後の恋】 LE RETOUR DE CASANOVA 1992 フランス

監督 エドゥワール・ニエルマン     製作 アラン・サルド
原作 アルトゥール・シュニッツラー   脚本 ジャン=クロード・カリエール/エドゥワール・ニエルマン
出演 アラン・ドロン / ファブリス・ルキーニ / ヴァデック・スタンチャック / デリア・ボッカルド
    サンドリーヌ・ブランク / エルザ / アラン・キュニー ほか

18世紀にその名を馳せた "稀代のプレイボーイ" カサノヴァの晩年を、あのアラン・ドロンが演じた一作です。

故郷ヴェネチアから追放されたカサノヴァは従者のカミーユ (ファブリス・ルキーニ) を伴ってフランスの地にたどり着きます。 しかし稀代の色事師カサノヴァもよる年波には勝てず、もう53歳。

その地の領主の屋敷に招待されたカサノヴァは、領主の姪マルコリーナ (エルザ) の美しさの虜になります。
マルコリーナは20歳。 カサノヴァは年の違いも気にせず、どうにかマルコリーナを口説き落とそうと必死になりますが、マルコリーナの反応は冷たいものでした・・・。


カサノヴァを演じるにはこれほどハマリ役もなかろうと言う感じのアラン・ドロンですが、面白いのが晩年のカサノヴァを演じると言う点ですねぇ〜。

自分の娘ぐらいの年齢の開きがある女性に恋をするカサノヴァ。
冷たく突き放されも、酷い文句を言われようとも、その娘の虜になって行くカサノヴァ。
老いたるプレイボーイの心境をこのアラン・ドロンが演じるのだから、その真に迫った立ち振る舞いなどはもうドロン自身にオーバーラップしちゃう感覚を覚えます。

このマルコリーナには下級貴族の将校ロレンツィ (ヴァデック・スタンザック) という恋人が居るのですが、この将校もカサノヴァに対抗意識を燃やしつつ、なかなかのプレイボーイぶりを発揮しています。 ラストにはこの将校とカサノヴァの決闘も描かれていますが、その新旧プレイボーイの "格の違い" を見せ付けるカサノヴァも見どころですねぇ。

映画も18世紀のフランスが舞台になっていますから、貴族社会の様子なども興味深く観れました。
まぁ、ちょっと最後の方には 『おいおい、カサノヴァさん、それ反則やで!!』 って感じのツッコミどころもございますが。( ̄∀ ̄*)

まぁ、男も女もそうですがプレイボーイ (ガール) などは、相手に無視されるとよけい躍起になって口説きたがるものですねぇ〜〜〜。 そして女性を口説き落とすコツは、まず自分の容姿や知識の豊富さが前提条件ですが、なにより女性に夢を抱かせるテクニックが必須なのだと思い知らされた一作です。(・ω・)bグッ

・・・頑張りましょう!(誰に言ってんねん?)

           http://www.geocities.jp/jkz203/blog6/ks2.jpg

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ナタリー・バイの孤独感が良い。『エステサロン / ヴィーナス・ビューティー』

パリのエステサロン "ヴィーナス・ビューティ" に勤めるエスティシャン、アンジェルのラブロマンスを中心に、共演でサミュエル・ル・ビアンオドレイ・トトゥ演じる同僚のエスティシャンも絡んで話は進んで行きます。

アンジェル演じるナタリー・バイはゴダール映画なんかに出演してる有名女優なんですが、ここでの年齢設定は40歳になる独身女性。 束縛のない恋愛を楽しみたい彼女は仕事が終わると町へ出かけ男を逆ナンパ。

しかし過去の恋愛体験で傷つき臆病になって、男性との関係を前に進ませる事が出来ない女性。
そんなところに年下の男アントワーヌ (サミュエル・ル・ビアン) に一目惚れされることになるが・・・。

オドレイ・トトゥはこの映画で注目され、『アメリ』 に抜擢されました。
ここでのオドレィは若々しく素直な演技で彼女らしさが良く出ていますね。
この演技で彼女は1999年度のセザール賞有望若手女優賞を受賞しています。

しかしなんと言ってもナタリー・バイが演じる、中年の女性の孤独感が良く出せてるところが印象的。
エステサロンの個性的な客との会話など、脚本的にも上手く作りあげてる一作だと感じますなぁ〜。

ラブロマンスとしても充分面白く観れて、フランスっぽい後味が好印象な一作でした。

                

原題 VENUS BEAUTE (INSTITUT) 1999 フランス
監督 トニー・マーシャル
脚本 トニー・マーシャル / ジャック・オーディアール / マリオン・ヴェルヌー
出演 ナタリー・バイ / サミュエル・ル・ビアン / オドレイ・トトゥ / マティルド・セニエ ほか

メルシィ! 人生

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まさに 『メルシィ! 人生』 と言いたくなるかな〜

こちらフレンチ・コメディの一作。

気弱な真面目でさえない中年男が会社のリストラに対抗するために、自らをゲイと偽る事で対抗しようとする様子を、フランス映画らしいシニカルさとユーモアで描いたコメディです〜。

この映画、何気にスタッフ、キャストがフランス映画を代表する大物ばかりでして、監督はあの 『奇人たちの晩餐会』フランシス・ヴェベール。 この方、『Mr.レディMr.マダム』 の脚本を書いてることでも有名ですね〜。

そしてキャストは大御所ジェラール・ドパルデューと、『橋の上の娘』『隠された記憶』ダニエル・オートゥイユ。 社長役では 『列車に乗った男』ジャン・ロシュフォールなどが顔を揃えています。

主人公のピニョンはバツイチのやもめ暮らし。
息子に会うため別れた女房に電話をかけても話もしてくれず、オマケに息子は父親に興味なし。
会社では窓際族で上司は女性。

リストラ候補に名前が上がった彼は、マンションの隣に引っ越してきた老人の知恵を借り、なんと自分はゲイだと宣言をする事になります。 会社としては「ゲイだからクビにした」と勘違いされる事を心配してピニョンをリストラから外します。

この時点でピニョンの思惑は当たったわけなんですが、その後が大変。
会社内では、「ゲイ」だったという事で、意地悪だったマッチョのサンティニ (J・ドパルデュー) までが優しく接してくる事になります。 しかしそれには裏がある訳なんですが、この騒動が面白い。

おまけにこの会社はコンドーム製造会社。 ゲイたちも大変なお得意さんだという事で、宣伝のためコンドームを頭に被りパレードに引っ張り出される事に。

そんな騒動の様子を、ハリウッドのコメディとは一味も二味も違うタッチで面白く洒落て描いてる一作です。
最後には 『メルシィー!』 と言いたくなるのが頷けるオチです。(・ω・)bグッ

舞台に使われたコンドーム会社は、あの相模ゴム工業のパリ工場だそうです。( ̄∀ ̄*)お世話になりました!


原題 LE PLACARD
監督 フランシス・ヴェベール
製作 パトリス・ルドゥー
脚本 フランシス・ヴェベール
出演 ダニエル・オートゥイユ / ジェラール・ドパルデュー / ジャン・ロシュフォール
     ミシェル・ラロック ほか

ル・ジタン

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アウトローなアラン・ドロンはカッコエェですね。 『ル・ジタン』

【ル・ジタン】 LE GITAN 1975 フランス

監督・原作・脚本 ジョゼ・ジョヴァンニ    音楽 クロード・ボラン
出演 アラン・ドロン / ポール・ムーリス / アニー・ジラルド / マルセル・ボズフィ ほか


中年に差し掛かったこの頃のアラン・ドロン (当時40歳) は今まで映画館で一番よく観ていた時期なんです。

この 『ル・ジタン』 もその頃に観た一作なんですが、ここでアラン・ドロンは一匹狼のジプシーを演じます。
まぁ、ヨーロッパではジプシーに対する偏見が根強く残ってると聞きますが、この映画ではそれゆえに社会を憎悪して銀行強盗などの犯罪に走るアウトローのジプシーと彼を追い対決する刑事を描いてます。

アラン・ドロンといえば "絶世の男前" で有名ですが、またその魅力を引き立ててるのが、彼が持つ "陰の魅力" でしょう。 どこか影のある雰囲気、それゆえ彼の出演作にはノワールものが多いのも特徴でして。

この監督のジョゼ・ジョバンニもノワールものを得意としてる方でした。
この前作の 『暗黒街のふたり』 ('73)、ジョン・ポール・ベルモンド主演の 『ラ・スクムーン』 ('72) など、自らが暗黒街の出身と言うだけあって、その迫力も結構なものです。

個人的にはこの 『ル・ジタン』 は大好きな一作でして、またジプシー音楽も聴きモノの映画でした。
テーマ曲のギターの調べは哀愁の漂った聴き応えのある一曲でしたねぇ〜〜。

その雰囲気だけでも、こちらで・・・。↓

           

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モンパルナスの灯

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モディリアーニを描いた名作、『モンパルナスの灯』

【モンパルナスの灯】 MONTPARNASSE 19 フランス 1958

監督・脚本 ジャック・ベッケル     原作 ミシェル・ジョルジュ・ミシェル
撮影 クリスチャン・マトラ        音楽 ポール・ミスラキ
出演 ジェラール・フィリップ / アヌーク・エーメ / リリー・パルマー / リノ・ヴァンチュラ 他

これも何度か繰り返し観ている一作になるんですが、あの "貴公子ジェラール・フィリップ" が薄幸の天才画家モディリアーニを演じた名作です。 ジェラール・フィリップ自身も1959年に肝臓ガンで、36歳と言う短い人生を終えています。 奇しくもこのモディリアーニも肺結核で亡くなったのが36歳の時でした。

近年では、アンディ・ガルシアが演じた 『モディリアーニ 真実の愛』 ('04) もアンディなりのモディリアーニ像が観れて結構興味深いものがありましたが、やはりこのジェラール・フィリップが演じるとかなりリアル感が伝わってきます。 モディリアーニ本人もかなり男前のモテ男だったらしいですが、それだけにこのジェラールはハマリ役だったのでしょう。


史実をベースにしていると言っても、やはり監督であるジャック・ベッケル流の味付けが施されている訳です。
飲んだくれ、愛人の女を殴り気絶させる。 その女はあくる日にはアッケラカンとしているのですが、そんな描写もベッケル流と言えるんじゃないかと・・・この愛人の美術評論家の女ベアトリスを演じるリリー・パルマーが実に良い。 熟女の魅力を個性的な演技で見せています。

しかし、それにも増して印象的なのが、妻ジャンヌを演じるアヌーク・エーメ
『男と女』 が有名ですが、この一途で清楚なジャンヌ役の美しさも目を見張るのもがあります。

そして少しの登場ですが、場をさらう存在感を見せているのが冷酷な画商モレルを演じるリノ・ヴァンチェラ
『現金に手を出すな』、『冒険者たち』 など数多くの映画で有名なフランスの大御所でした。
早くからモディリアーニの絵の才能に目を付けながら、彼の死期を悟っていた画商モレルはモディリアーニの死後、妻ジャンヌに夫の死を報告せず絵を安く買い叩きます。 この冷酷さが強い印象を残します。

個人的にはジェラール・フィリップの作品では、この作品とスタンダール原作の 『赤と黒』ジュリアン・ソレル役が印象に残ってるのですが、この2作を観ただけでも彼の持つ陰と陽の魅力が分かると思います。

芸術家ゆえのプライドの高さがモディリアーニ自身をも苦しめるわけですが、妻ジャンヌのことを想い、デッサン画をかき集めカフェで売り歩く姿にその薄幸さがヒシヒシと伝わってきます。

いつの時代にも天才と言うのは世間から認知されにくい面を持っていますが、特にモディリアーニはそのプライドゆえに "商売と芸術" の両立に葛藤していたんだと感じます。 この画家の話しはホントに辛いモノがありますね。

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