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フランス映画
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気弱な真面目でさえない中年男が会社のリストラに対抗するために、自らをゲイと偽る事で対抗しようとする様子を、フランス映画らしいシニカルさとユーモアで描いたコメディです〜。 この映画、何気にスタッフ、キャストがフランス映画を代表する大物ばかりでして、監督はあの 『奇人たちの晩餐会』 のフランシス・ヴェベール。 この方、『Mr.レディMr.マダム』 の脚本を書いてることでも有名ですね〜。 主人公のピニョンはバツイチのやもめ暮らし。 息子に会うため別れた女房に電話をかけても話もしてくれず、オマケに息子は父親に興味なし。 会社では窓際族で上司は女性。 リストラ候補に名前が上がった彼は、マンションの隣に引っ越してきた老人の知恵を借り、なんと自分はゲイだと宣言をする事になります。 会社としては「ゲイだからクビにした」と勘違いされる事を心配してピニョンをリストラから外します。 この時点でピニョンの思惑は当たったわけなんですが、その後が大変。 会社内では、「ゲイ」だったという事で、意地悪だったマッチョのサンティニ (J・ドパルデュー) までが優しく接してくる事になります。 しかしそれには裏がある訳なんですが、この騒動が面白い。 おまけにこの会社はコンドーム製造会社。 ゲイたちも大変なお得意さんだという事で、宣伝のためコンドームを頭に被りパレードに引っ張り出される事に。 そんな騒動の様子を、ハリウッドのコメディとは一味も二味も違うタッチで面白く洒落て描いてる一作です。 最後には 『メルシィー!』 と言いたくなるのが頷けるオチです。(・ω・)bグッ 舞台に使われたコンドーム会社は、あの相模ゴム工業のパリ工場だそうです。( ̄∀ ̄*)お世話になりました! 原題 LE PLACARD
監督 フランシス・ヴェベール 製作 パトリス・ルドゥー 脚本 フランシス・ヴェベール 出演 ダニエル・オートゥイユ / ジェラール・ドパルデュー / ジャン・ロシュフォール ミシェル・ラロック ほか |

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モディリアーニを描いた名作、『モンパルナスの灯』【モンパルナスの灯】 MONTPARNASSE 19 フランス 1958
監督・脚本 ジャック・ベッケル 原作 ミシェル・ジョルジュ・ミシェル 撮影 クリスチャン・マトラ 音楽 ポール・ミスラキ 出演 ジェラール・フィリップ / アヌーク・エーメ / リリー・パルマー / リノ・ヴァンチュラ 他 これも何度か繰り返し観ている一作になるんですが、あの "貴公子ジェラール・フィリップ" が薄幸の天才画家モディリアーニを演じた名作です。 ジェラール・フィリップ自身も1959年に肝臓ガンで、36歳と言う短い人生を終えています。 奇しくもこのモディリアーニも肺結核で亡くなったのが36歳の時でした。 近年では、アンディ・ガルシアが演じた 『モディリアーニ 真実の愛』 ('04) もアンディなりのモディリアーニ像が観れて結構興味深いものがありましたが、やはりこのジェラール・フィリップが演じるとかなりリアル感が伝わってきます。 モディリアーニ本人もかなり男前のモテ男だったらしいですが、それだけにこのジェラールはハマリ役だったのでしょう。 史実をベースにしていると言っても、やはり監督であるジャック・ベッケル流の味付けが施されている訳です。 飲んだくれ、愛人の女を殴り気絶させる。 その女はあくる日にはアッケラカンとしているのですが、そんな描写もベッケル流と言えるんじゃないかと・・・この愛人の美術評論家の女ベアトリスを演じるリリー・パルマーが実に良い。 熟女の魅力を個性的な演技で見せています。 そして少しの登場ですが、場をさらう存在感を見せているのが冷酷な画商モレルを演じるリノ・ヴァンチェラ。 『現金に手を出すな』、『冒険者たち』 など数多くの映画で有名なフランスの大御所でした。 早くからモディリアーニの絵の才能に目を付けながら、彼の死期を悟っていた画商モレルはモディリアーニの死後、妻ジャンヌに夫の死を報告せず絵を安く買い叩きます。 この冷酷さが強い印象を残します。 個人的にはジェラール・フィリップの作品では、この作品とスタンダール原作の 『赤と黒』 のジュリアン・ソレル役が印象に残ってるのですが、この2作を観ただけでも彼の持つ陰と陽の魅力が分かると思います。 芸術家ゆえのプライドの高さがモディリアーニ自身をも苦しめるわけですが、妻ジャンヌのことを想い、デッサン画をかき集めカフェで売り歩く姿にその薄幸さがヒシヒシと伝わってきます。 いつの時代にも天才と言うのは世間から認知されにくい面を持っていますが、特にモディリアーニはそのプライドゆえに "商売と芸術" の両立に葛藤していたんだと感じます。 この画家の話しはホントに辛いモノがありますね。 |

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