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【明るい瞳】 LES YEUX CLAIRS フランス 2005
監督・脚本:ジェローム・ボネル 製作: ルネ・クライトマン 撮影:パスカル・ラグリフール 音楽: 「子供は眠る」 (『子供の情景』より) 〜ロベルト・シューマン 出演:ナタリー・ブトゥフ / マルク・シッティ / ジュディット・レミー / ラルス・ルドルフ 他 2005年ジャン・ヴィゴ賞 (監督・ジェローム・ボネル) 2005年の横浜フランス映画際に出品された一作だそうで、俊英の監督ジェローム・ボネルの長編第2作目にあたる作品。 主人公のファニー (ナタリー・ブトゥフ) はエキセントリックな性格で心に病を持つ女性。 おかしな言動を繰り返し、周囲ともうまく調和を取ることができない女性なんですよね。 病院を出た彼女は現在兄夫婦の家で世話になっています。 兄ガブリエル (マルク・シッティ) は、そんな妹と嫁のセシル (ジュディット・レミー) を気遣いながら過ごしてる訳なんですが・・・ある日、ファニーは兄嫁セシルの浮気現場を目撃。 どうにもこうにも居心地の悪くなった兄夫婦宅を飛び出し、一路車をドイツへと走らせるんですが。 このファニーがなぜドイツへ向かったかと言うと、父親が埋葬されてる墓があるからなんですよ。 物語では、幼い時のファニーは父親の死に目に会えなかったという設定。 ファニーの病気が原因なのは明白なんですね。 前半は兄夫婦とのやり取り。 ファニーのエキセントリックな性格と兄嫁との軋轢が描かれます。 そして後半はドイツの田舎町でのシーン。 オスカー (ラルス・ルドルフ) の出会いを描きます。 ファニー自身の心の病気が大きくウエイトを占めてますが、あくまで映画はウェットにならず、ユーモアも交えながら描かれていました。 90分を切る尺の短さもコンパクトで良いですね。 その分、説明不足な・・・というか、結果を提示しない締めくくりにも好みが出るところでしょうか。 ドイツでのオスカーとの触れ合いは、お互い言葉が通じ合わない者同士の恋愛。 身振り手振りで意思を通じ合わしてるうちに、言葉が必要でなくなってくるところが面白いですね。 監督のこの映画の製作動機のひとつが "言葉が通じ合わない者の恋愛" と言うから、まさに "それ"。 ヘンに理屈っぽく仕上げてなく、単調だけど優しいフィーリングの一作でした。 いやしかしっ、兄嫁セシルのセクシーさは特筆やな。(笑) |

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