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ザ・ベイ

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【ザ・ベイ】 THE BAY アメリカ 2012
製作・監督 : バリー・レヴィンソン 出演:ウィル・ロジャース / ケッテル・ドナヒュー 他







メリーランド州チェサピーク湾にある海辺の街クラリッジで謎の疫病が発生。
街では独立記念日を祝うカーニバルの真っ最中。

アマチュアリポーターの大学生ドナは、その疫病に侵された人々と街の惨劇をリポートする事になる・・・、という筋書きの一作ですが、これは流行のモキュメンタリー映画でして。

未編集のフィルムを繋ぎ合わせた(映画的に、あくまで未編集)スタイルのファウンド・フッテージ型の映画です。

流行ってますねぇ、このスタイル。
B級ホラー映画なんかに多く使われるスタイルですが、この作品もホラーと言えば、ホラー。

一応パニック・スリラーのジャンルになると思うのですが、なんとこれを撮ったのが、あのバリー・レヴィンソン監督と言うから、これまた。

『ナチュラル』、『グッドモーニング,ベトナム』、『レインマン』の名匠もコッチ系を撮るんやぁ〜、って意外性で鑑賞しました。 また本作でタッグを組んだスタッフが『パラノーマル・アクティビティ』のオーレン・ペリらの面々だから、いや〜凄い組み合わせ。

こちら題材としては、最近目にするコトが多くなった環境破壊をテーマにしてます。
原因不明の海洋汚染で一帯の海の生態系が破壊され、その汚染水は街の飲料水としても使用されていたんですね〜。

しかもその汚染は深く人々の身体の奥まで蝕み、信じられない寄生虫を作り出していたんですね〜、身体の内側から寄生虫に食い尽くされるというんですよ。

その地獄絵図と言ってもいいような大惨劇の様子が、リポートフィルムやホームビデオ映像、監視カメラ、車載搭載カメラによって映し出されていくんです。知られたらヤバい惨劇ゆえに政府も隠蔽工作を行なってたけど、リークによって暴かれて行くと言う設定。

やっぱりバリー・レヴィンソン監督らしく(らしく?)、こういうB級映画ネタでも見せ方は上手いですね。中盤からの怒涛の展開は背筋が寒くなりましたよ。

とは言え、やっぱり『パラノーマル〜』のスタッフが絡んでるだけにホラー的な描写も満載なのは致し方がなかったんだろうかな。ラスト近く、女性が車の乗り込んだ時に後ろのシートから・・・と言うのは、もうホラーのお約束みたいな感じなので、ちと苦笑しましたが。

まぁ、モキュメンタリーが苦手じゃなかったら、見ておいて損はない一作だと思いましたけどね。何てたって、バリー・レヴィンソン監督まさかの一作だからねぇ。




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【ふたりのアトリエ 〜ある彫刻家とモデル】EL ARTISTA Y LA MODELO スペイン 2012
 
監督・脚本:フェルナンド・トルエバ 出演:ジャン・ロシュフォール / アイーダ・フォルチ
               クラウディア・カルディナーレ 他 
 
 
 
 
『ベルエポック』のフェルナンド・トルエバ監督が、20世紀前半のフランス人彫刻家アリスティド・マイヨールの晩年にインスパイアされて撮りあげた一作だそうです。
 
舞台は第2時大戦末期のフランスの片田舎。
創作意欲を失いかけ、希望を見失いかけていた老彫刻家マーク・クロス(ジャン・ロシュフォール)は、妻のリー(クラウディア・カレディナーレ)が街で拾ってきた宿無し女性メルセ(アイーダ・フォルチ)をモデルに雇います。
 
と言うのも、メルセを一目見た妻のリーは、この女性が夫マークの好みだと直感するんです。
無味な毎日を送る夫マークの創作意欲を取り戻させるため、妻の粋な計らいなんですよね。
 
このメルセは、フランコ政権下のスペインの収容所から逃げてきた女性だと言います。
山小屋のアトリエで匿う事を条件に、メルセも同意の上モデルとしての日々が始まりますが。
 
 
 
 
 
出演シーンの半分以上が裸の、メルセ役のアイーダ・フォルチですが、どこかで観たコトがあると思ってたら、『サルバドールの朝』に出ていたスペインの女優さんなんですね。
 
粗野な感じのスペイン女性メルセですが、ちょっと謎を持つ女。
実は逃亡者を道案内する役目を持った女だったんです。
 
最初は腰が重かった老彫刻家マークだったんですが、次第に創作意欲を湧きあがらせることになります。 老彫刻家を演じるのはフランスの名優ジャン・ロシュフォール
芸術家の心の機微を巧く表現した演技が良いですね。
 
叙情的なモノクロ映像もさることながら、やっぱり魅力はアイーダ・フォルチの裸(?)
これは完全な男目線ですが、そう格別に凄いプロポーションではないんだけど、やっぱりね、裸の女性は嬉しいっすよ。(笑)
 
それにね、この時代のヨーロッパ女性らしく(?)、わき毛フェチにはたまんないモノがありますぜ。
 
とまぁ、素直に本音を言ったので、ひとまず「裸」は置いておいて・・・。
 
この作品で感じさせてもらえたのは、やはり芸術家たる生き様の凄さ、だったかな。
ワリと平坦に進むストーリー展開の最後に待ってるのは、その生き様。
 
ネタバレになっちゃうから詳しくは書かないけど、突き詰めれば「芸術家ゆえの究極の美意識」を見せてもらいました。結末を知ってる方は、「なにが美意識なのか?」と思われるかもしれませんけど、そこが究極というコトなんですよねぇ。
 
多数の芸術家が "その道" を選択したのも、一因はこういうケジメの付け方があるのかも。
自分に落とし前をつけたワケなんですね。
 
と、芸術家の気持ちが分かったような感覚にさせてくれた一作でした。
 
 
 
 
妻のリーを演じるのは、あの大女優クラウディア・カルディナーレっ!(左)

フルートベール駅で

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【フルートベール駅で】 Fruitvale Station アメリカ 2013
 
製作:フォレスト・ウィテカー 監督・脚本:ライアン・クーグラー
出演:マイケル・B・ジョーダン / メロニー・ディアス / オクタヴィア・スペンサー 他
(サンダンス映画祭:作品賞、観客賞 インディペンデント・スピリット賞:新人作品賞)
 
 
 
 
 
2009年の1月1日、カリフォルニア州オークランドの地下鉄フルートベール駅にて、22歳の黒人青年オスカー・グラントが白人警官に撃たれ死亡。映画はこの事実を、大晦日から新年の朝にかけてオスカー・グラントの最期の日を綴った一作。
 
少し前、ミズーリ州ファーガソンで起こった白人警官による黒人射殺事件による件で、撃った警官を不起訴とする陪審員判決を不服とする暴動が起こりましたよね。 90年代前半には、あのロス暴動を巻き起こしたロドニー・キング事件も鮮明に記憶してます。
 
フォーガソンの事件同様、このオスカー・グラントの事件も "無抵抗の黒人" を白人警官が撃ったと言うコト。 その場に居合わせた多くの人たちが記録した映像が真相を物語っております。
 
 
 
 
 
 
映画の冒頭、その記録された実際の映像が流れます。(実際の多くの映像はYouTubeでアップロードされていてます。”Fruitvale Station” で検索してみてくださいな)
 
駅のホームに寄せ集められた黒人グループを手荒く扱う白人警官たち。
非情な銃声が鳴ったあと、オスカー・グラントの物語が始まります。
 
これねぇ、個人的に今年観賞した映画の中では一番と言えるぐらい胸にぐぐッと来ましたよ。
 
この映画が白人警官による人種差別的な偏見による社会問題だとか、アメリカの病巣的な問題だとか言うより、本当に悲しい出来事を、冷静な眼で見つめた"温かさ" が感じ取れたんですよ。
 
オスカー・グラントは前科持ち、出所した今もクスリの売人として生計を立ててます。
しかし、ヒスパニック系の彼女との間に出来た娘タチアナを溺愛。
 
更正したいけど、世間の厳しさの前に四苦八苦するオスカー。
 
野良犬を轢き逃げした車を追いかける、母親のバースデーにカードを添える事を喜ぶ。
そんなちょっとした優しさを垣間見せることでオスカーの人と成りに触れます。
 
この手の映画は充分に衝撃的な事件を、これでもかと訴えるメッセージ的な要素が強いと思われがちですよね。もちろん本作もその訴えは持ち合わせた映画なんですけど、その最期に至るまでの2日間のオスカーの物語はあまりにも人間的でした。
 
こんな事で22年の生涯を閉じることになったオスカー・グラントという黒人青年が哀しい。
新人監督ライアン・クーグラーにヤラれちゃいましたね、もちオスカーを演じたマイケル・B・ジョーダンの演技にも。
 
警官が守るべき役目は「市民を守り、市民に仕える」、こういう事件が起こるたびにこの言葉が空しく聞こえ、ある意味絶望的に聞こえさえします。
 
 
 

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【フェイズ IV / 戦慄!昆虫パニック】 PHASE IV アメリカ 1973 (未)
監督:ソウル・バス 出演:ナイジェル・ダヴェンポート / リン・フレデリック
マイケル・マーフィ 他
 
 
 
 
多くのヒッチコック作品や 『ウエストサイド物語』、『ザッツ・エンターテイメント PARTⅡ』など、数々の映画のタイトルデザインを手がけたソウル・バスの監督作品。
 
彼の監督作品は、日本の映画サイトのフェルモグラフィーで確認してみると2作品だけなんですよね。そのソウル・バスが手がけた題材と言うのが、知能を持った蟻が人間を支配しにかかると言うもの。
 
本作は初DVD化になって間もないとのことで、日本では劇場未公開作。
でもなんか観た覚えがあるぞ〜っと思ってたら、やっぱりTVで放映されてましたね。
TV放映を観たのが、まぁ〜なんせ昔のコトなんで見事に記憶からすっ飛んでました。
 
天体現象の異変で高度な知能を持った蟻が、その調査に訪れた科学者たち(人類)を支配しようと知能戦を仕掛けるSF作品ですよ。
 
と言うと、安っぽいB級SF映画(この時期数多く作られた昆虫パニック映画)と思いがちでしょうが、そんな作品群とは一線を画するんですよ、これまた。 でも哀しいかな邦題はモロそっち系ですよね。
 
フェイズ(局面)を4つに区切り、知能進化を遂げた蟻と、生態系バランス崩壊を食い止めようと調査にやって来た昆虫学者(ナイジェル・ダヴェンポート)と暗号解読学者(マイケル・マーフィー)の、ジワリジワリと来る知能戦を、蟻のミクロ映像も交え深遠な雰囲気でオチをつけた作品なんですね〜。
 
蟻のミクロ映像なんか観てると演技してるんですよ、蟻がっ。
実際、蟻の調教師(そんなん居てたんかいっ)のサポートで撮影したとか聞きますが、凄い映像ですね。もうナショナル・ジオグラフィックの世界です。
 
個人的には、蟻がクモを襲うシーンがアップで出てきた時には気絶しそうになりましたが。
 
過去、蟻が人間を襲う映画と言えば、マラブンタとの死闘を描いた『黒い絨毯』が印象に残ってますが、そんなドンパチやるシーンは皆無です。出演者も数少なく、紅一点で登場のリン・フレデリック(ピーター・セラーズの元奥さん)の可愛さが救いって感じで。(笑)
 
蟻に支配される人類の未来を予測させるラストも結構ショッキングでありつつ、その高尚な語りが異色な一作でもありました。
 
好き嫌いが分かれる映画かと思いますが、この時代のモノとしては一見の価値がある作品だと思います。
 
 
 
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【ホットフラッシュ〜ワタシたちスーパー・ミドルエイジ!】THE HOT FLASHES 米 2013
監督:スーザン・シーデルマン 出演:ブルック・シールズ / ダリル・ハンナ / ヴァージニア・マドセン / カリン・マンハイム / ワンダ・サンクス / エリック・ロバーツ ほか
 
 
 
左から ブルック・シールズカリン・マンハイムヴァージニア・マドセンダリル・ハンナワンダ・サイクス
 
 
2013年製作の日本劇場未公開のコメディ作品をDVDで鑑賞いたしました。
そうです、もうはっきり言って、このキャストで観たようなものでして。
 
男の自分は、このタイトルの意味が何なのか分らず鑑賞したんですが、観ると「あぁ、そういう意味ねぃ」と納得でして。
 
いわゆる更年期障害の症状のひとつの "ほてり" をホットフラッシュと言うのですね。
 
そのホット・フラッシュに悩む主人公のひとりベスを演じるのがブルック・シールズ
 
'78の『プリティ・ベビー』で一躍注目され、その後の80年代『青い珊瑚礁』、『エンドレス・ラブ』等で活躍しましたね〜、いやぁ、当時に萌えた女優さんのひとりです。
 
そのベスが、友人の残した乳がん検診車存続の為、ハイスクール時代のバスケ仲間を集めて、検診車の運営費2万5千ドルをかき集めようと、女子高生チームとのバスケ試合に挑む事になるんですよね。
 
チームメイトそれぞれの個性も際立っておりまして。
 
ダリル・ハンナはレズの独身女性。(同棲中の彼女あり)
ヴァージニア・マドセンは、結婚離婚を繰り返すちょっとハスッパなセクシーミドル。
カリン・マンハイムは、ワイルドバイカーの超ダイナミックバディ。
ワンダ・サイクスは、市長選挙に出馬予定。
物語の中心となるブルック・シールズは、夫(エリック・ロバーツ)との倦怠期に悩む主婦。
 
そんなミドルな女子が、自分の娘と同じ年のチームと張り合うワケなんですよ。
 
ま、いずれの女優さんも、ほぼリアルタイムで観てきた人ばかりやし。(笑)
それだけで興味津々なものであります。
 
内容的にはちょっとビターな締めくくり(ベスの立場)になっておりますが、この同世代女優さんの演技を楽しむには良い一作でした。
 
と言うのも、作品的にはそう褒められたもんじゃないんですよね。(笑)
盛り上げ方もイマイチだし。
 
と思っていたら、このスーザン・シーデルマン監督さん、あの『マドンナのスーザンを探して』、『シーデビル』なんかを手がけた人やったんですね。
 
映画を観て一番印象に残ったのは、ブルック・シールズのガタイの大きさ。
この人、こんなに大きい人やったっけ?(笑)
 
 
 

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