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【ベルフラワー】 BELLFLOWER アメリカ 2011
監督・製作・脚本・編集:エヴァン・グローデル 出演:エヴァン・グローデル / ジェシー・ワイズマン / タイラー・ドーソン 他
2011年のサンダンス映画祭に出品されて一躍大注目となった青春バイオレンスの作品ですねぇ。
なんでも主演も兼ねた監督のエヴァン・グローデルの実体験もベースとなってるようですが、その映像表現は異色で創造性に富んでますよ、これ。
監督が小学生の時に劇場で観た 『マッドマックス2』 の世界観をもベースにしてると言うコトですが、あの悪役 "ヒューマン・ガス" を敬愛してる設定と言うのが面白いですね。 なぜメルギブが演じたマックスじゃなく、あのヒューマンガスなのか?(笑)
物語の主人公となるウッドロー (エヴァン・グローデル) とエイデン (タイラー・ドーソン) は、ボンクラ生活を送りながら火炎放射器の破壊力を追求する親友同士。 チャラチャラやってるヤロウたちですが、どこか刹那感と虚無感を感じさせますね。
ある晩、ウッドローはバー知り合ったミリー (ジェシー・ワイズマン) という女と思いがけず激しい恋に落ちますが、やがてミリーの裏切りを知ったウッドローは・・・。
イエロートーンを帯びてコントラストの効いた映像、ところどころフォーカスしてボヤけたカット。
ゴミや傷を付けたカメラショットなどのエフェクトを多用してるところは好みが分かれるところかもしれません。
それより独特なのが、やはり演出ですねぇ。
無軌道な若者たちの行動を映し出す映画はゴマンとありますが、この監督の演出はちと特異だったかな。
唐突で、時には詩的な感覚と言えばいいのでしょうか。
それまで映画製作なんてまったくの素人だった監督だけに、概念をブチ壊す勢いが見て取れましたよ。
いわゆる良い意味での "純粋さ" が出てるんでしょうね。
自分は最後まで観てそう感じ取れました。
面白いと思いますが、先にも書いたように個人個人の好みに分かれるところじゃないのかなぁ、この作品は。
ヒロインを演じたジェシー・ワイズマンは、実生活で監督を失意のどん底に陥れた張本人と言うから、これまた面白いですね〜、ちょっとしたビッチぶりは見事。 低予算の自主制作ならではのキャスティングですね。(笑)
サンダンス映画祭以後、大注目株となったエヴァン・クローデル監督ですが、ホントの勝負はこれからと言うところでしょう。 2作目を早く観てみたいものですねぃ。
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