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映画冒頭、闇から浮かび上がるシルエットのジョニー・デップ扮するロチェスター伯爵ことジョン・ウィルモット。 『初めに断っておく、諸君は私を好きになるまい・・・』 との独白シーンから始まるこの映画。 このシーンを観ただけで、この映画気に入りました。(・ω・)bグッ 【リバティーン】 THE LIBERTINE 2004 イギリス
監督 ローレンス・ダンモア 製作 ジョン・マルコヴィッチ 他 原作・脚本 スティーヴン・ジェフリーズ 音楽 マイケル・ナイマン 出演 ジョニー・デップ / ジョン・マルコヴィッチ / サマンサ・モートン / ロザムンド・パイク 他 17世紀後半のロンドンにおいて実在した天才的詩人ジョン・ウィルモット。(第二代ロチェスター伯爵) この人物を舞台で演じたジョン・マルコヴィッチが映画化を熱望し、ウィルモット役にジョニー・デップを起用。 マルコヴィッチ自身も本作で国王チャールズ二世を演じた一作です。 素晴らしい知性を持ちながら、酒と女三昧の日々を送り、33歳という若さでこの世を去った、まさに "LIBERTINE" (インモラルな放蕩者) な天才詩人を演じるこのジョニー・デップが強烈ですねぇ。 妻の股の間に指を忍び込ませ、その指を唇で吸う仕草など、卑猥さ満開のジョニーを久々に満喫できました。 詳しいストーリーはオフィシャルサイトを参考にしていただくとして、まずこの映画がデビュー作となった監督、ローレンス・ダンモアの作家性へのこだわりも見えた映画でありました。 あえて人工照明を使わずザラついた感じの映像で通し、王室時代劇にもかかわらず華美で派手な映像を避け、汚れた色調を用いるあたりはなかなかのモノ。 ロチェスター伯爵の放蕩詩人という役柄らしく、それを演じるジョニーの演技力も確かだと思います。 その顔立ちから発散させる狂気と妖しい色気。 まさにジョニー・デップあっての映画だと思いますが、作品的にはわりと演出の粗い部分が見えます。 しかし、その割にはテンポが良くロチェスター伯爵の半生を観ることができますね。 彼を取り巻く3人の女性、妻エリザベス(ロザムンド・パイク)、伯爵の愛人となり後に彼を見放す舞台女優バリー(サマンサ・モートン)、そして娼婦ジェーン。 この3人がどうしてここまでこの男に惹きつけられるのか? それを考えるだけでも、女性にとっては感情移入が十分な一作だと感じます。 破滅的な生き方しか出来ないけど、それゆえ強烈な魅力を放つ男。 周りの者を巻き込み、関わった者を不幸に落としいれる人間・・・。 そんな生き様を見せてくれる興味深い一作でした。 梅毒ゾンビメイクのジョニーもなかなか鬼気迫るものがありますな。( ̄∀ ̄*) ロチェスター伯爵に拾われる召使、オールコック(全身男根)という名には笑いましたが。( ̄∀ ̄*) |

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