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書庫クラシック映画

1960年代より以前に製作された映画を一応この書庫に入れてあります。
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乱暴者 (あばれもの)

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【乱暴者 (あばれもの)】 THE WILD ONE 1953

監督:ラズロ・ベネディク 製作:スタンリー・クレイマー 原作:フランク・ルーニー 脚本:ジョン・パクストン
出演:マーロン・ブランド / メアリー・マーフィ / リー・マーヴィン / ロバート・キース / ジェリー・パリス

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年末になると、なんか昔の映画が観たくなるのは何故でしょうか。
という事で、年の瀬恒例の (?) クラシック映画特集です。(と言っても、この一本だけなんやけど)

特に、バイカーなどにはバイブル的な支持を得てる本作。
主演のマーロン・ブランドが "不良像" を確立させ、当時の若者にもファン層を広げた一本ですね。

この頃のマーロン・ブランドは 『欲望という名の電車』 ('51) で、そのカリスマ的な演技で評価も上々でしたが、やはり本作がその人気を決定付けた作品とも言えるんじゃないかなァ。

物語は、マーロン・ブランド演じるジョニーが率いるバイク・チームが、あるレースで締め出しを喰らい、田舎町に集団で押し寄せ大騒ぎを起こすと言った始まり。

そしてそこの町で別のバイカー集団とトラブルを起こし、その町の住人が彼らを排除すべく立ち上がると言ったあらすじでございます。

ジョニー率いるバイカーたちのファッションは、もう定番となった黒の革ジャンとジーンズ&ブーツ。
マーロン・ブランドはハンチング・キャップみたいな帽子でキメておりますが、この帽子もジョニー・キャップと呼ばれるほどに有名になりました。

面白いのは、ジョニーとトラブルになるバイクチームのチノを演じるリー・マーヴィンのファッション。
↓ このスタイル、海賊風にキメた不良ファッション。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54106669_10?1293598115


こんなメンツが揃い、アンチ・ヒーロー像の先を行くスタイルで描いた反骨心溢れる一作。

常識に背を向け、権力を嫌うハミだし者のドラマなんですが、ジョニーとカフェの女性 (メアリー・マーフィ) とのロマンスも見どころでございます。 ロマンスと言っても一晩限りの出会い。

メロドラマとは違い、アウトローのロマンスはやっぱクール。
ラストに見せるマーロン・ブランドの微笑には、どこか切ないカッコ良さが伝わってきますねぇ〜。

やはり、この頃のマーロン・ブランドのフェロモンは尋常じゃないくらい飛びぬけてますね。
『欲望という名の電車』 でも野性味溢れる魅力があったけど、本作でも別の魅力を見せてました。

そして映画の製作にあたったのがスタンリー・クレイマー

この後、映画監督業に進出して、『見知らぬ人でなく』 ('55)、『手錠のまゝの脱獄』 ('58)、『渚にて』 ('59) などの社会派を絡めた娯楽作を生み出しています。

・・・けど、この映画のマーロン・ブランド演じるジョニーは設定では20歳なんですよね。
ちと、無理もあるけどなぁ〜〜、20歳って。(笑)

他のバイカーたちもリー・マーヴィンも、もろオッサンなんやもん。(´▽`*)アハハ
まぁ、そんなことはエェか。


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チャンプ

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【チャンプ】 The Champ 1931

監督:キング・ヴィダー    脚本:フランセス・マリオン    撮影:ゴードン・アヴィル
出演:ウォーレス・ビアリー / ジャッキー・クーパー / アイリーン・リッチ / ロスコー・エイツ 他

1931〜1932 アカデミー賞脚本賞 (フランセス・マリオン)

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_60467832_7?1282198020


1979年製作のリメイク作ではフランコ・ゼフィレッリ監督がメガホンをとり、主演のジョン・ヴォイトリッキー・シュローダー父子が感動のドラマを見せてくれたものですが、こちらは1931年に製作されたオリジナル。

かつてはボクシングでヘビー級王者を極めながら、いまは酒とギャンブルに溺れた日々を送る中年男アンディ。
そんな父親をひたすら慕い、"チャンプ" と呼ぶ息子のディンク。

輝かしい栄光の日々と息子ディンクの為に、アンディは再びリングに立ちます。


リメイク作も公開当時から話題になったもんだから、このストーリーは知られたところですね。
自分も「素直に泣ける映画」としては、1979年度版のリメイク作を迷わず選びます。

こちらのオリジナルもほとんど同じストーリー。 (当たり前かっ)

ただ父親のアンディのダメダメ度が際立ってます。(笑)
でもこの時代の映画らしく、どんなダメ男でもその個性がコミカルに描かれ憎めないんですよね。

その代わりに、息子ディンクの大人びた熱演も際立っております。
まぁ、それだけに "悲痛" な感覚も漂ってるところなんですがね。

ディンクを演じるジャッキー・クーパーは 主に子役として活躍した方なんですが、クリストファー・リーヴが演じた 『スーパーマン』 シリーズでの デイリー・プラネット社の編集長・ペリー・ホワイト役が有名ですね。


ともあれ 自分としても先にリメイク版で泣かせてもらったもんだから、あの時のような感動を得ることは難しいところでした。 でもやっぱ 泣かせるシーンは泣かせますねぇ。

富豪の母親の元で育つことが息子のディンクにとって大事だと思いなおした父親のアンディが、留置所の鉄格子越しにディンクを突っぱねるシーンやら、その息子が母親の元を飛び出して父親アンディの元に帰ってくるシーンなんか、現代では失いかけてる親子愛と言うものを感じざるところですなぁ。

このオリジナル作はリメイク版より話はシンプルですが、そこがストレートに胸にグッと来るところですね。

この年の第5回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門でノミネート。
結果は脚本賞のみの受賞になってます。 ちなみにこの年の作品賞は 『グランド・ホテル』 でした。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_60467832_8?1282198020

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1984

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【1984】 1984 イギリス 1956 (未)

監督 マイケル・アンダーソン   脚本 ウィリアム・テンプルトン / ラルフ・ベッティンソン
原作 ジョージ・オーウェル    音楽 マルコム・アーノルド
出演 エドモンド・オブライエン / ドナルド・プレザンス / マイケル・レッドグレーヴ / ジャン・スターリング

       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53345273_10?1271955070


反全体主義・反共主義のバイブルとまで言われたジョージ・オーウェルのベストセラー近未来小説を初映画化した一作。 後にリチャード・バートンの遺作となった同名作品 ('84) でもリメイクされております。

聞くところによると、村上春樹の 『1Q84』 もこの原作小説を土台としてるらしいですね。
それだけ思想的な影響を与え続けてる評価の高い原作小説だと言う事なんでしょう。

核戦争後、オセアニア、ユーラシア、イースタシアと言う 3つの大国に統治分割された世界での物語。
ここでは "ビッグ・ブラザー" と呼ばれる国のリーダーが全体主義を貫くオセアニアが舞台となってます。

その国では思想・言語・恋愛など、ありとあらゆるものに統制が加えられ、市民らは "テレスクリーン" と言う目の形をした双方向カメラによって常に監視され続けています。

結婚をするにも、党が決めた相手としか恋愛できない。
国に (党に) 有益をもたらさない恋愛、男女関係など無意味であると言う思想教育が徹底されてるんですね〜。
そんな国家体制に疑問を持つスミス (エドモンド・オブライエン) は、ある女性と恋愛関係に堕ちることになるんですが・・・。

原作者のジョージ・オーウェルは、国の支配者ビッグ・ブラザーはスターリンを念頭に書き上げたと聞きます。
原作小説の発表が1949年なんですが、この近未来 (とは言っても、設定は1984年なんですが) の様子は、まさに的を得てますね。 こういう思想統制、監視社会など、どことは言いませんが 我が国の隣国の様子を見てるようで、その先見性にも驚きを感じました。

党に絶対的な忠誠を誓う子供が密告者となって我が親を告発するなんて、まさに昔の社会主義国ですね。
アジテーションを極めた演説、そして洗脳。
体制に疑問を抱いていた者がそのために人間性を奪われ、やがては党を愛するようになる。
映画のラストのくだりなどは戦慄さえ覚えました。

欧米ではこの原作小説は現在でも歴史的な評価が高い本のようですが、その思想的な考察が優れた一作だと感じた次第であります。 この映画の方も。


                      https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53345273_11?1271955070

黒い絨氈

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【黒い絨氈】 THE NAKED JUNGLE 1954

監督 バイロン・ハスキン  原作 カール・スティーヴンソン  脚本 フィリップ・ヨーダン 他
出演 チャールトン・ヘストン / エリノア・パーカー / エイブラハム・ソファー / ウィリアム・コンラッド

       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56445124_18?1268246467


マァ〜ラブンタがやって来たァ〜〜」 って事で、久しぶりにクラシック映画でございます。
これね、自分がアラチュー (アラウンド中学生) の時に、よくTVの洋画劇場で放映されてましたよ。

南米アマゾン奥地のジャングルでカカオ豆の大農園を築き成功した男クリストファー (チャールトン・ヘストン) の元に、代理結婚という形で嫁いで来たジョアンナ (エレノア・パーカー)。 この代理結婚とは、お互いが代理を立てて結婚するというんですね〜、だから合うまでお互いの顔も知らない。

このクリストファーと言う男、気難しく粗野で頑固者。 (でもホントは・・・)
ジョアンナが未亡人だった事を知って、ますます嫌悪を募らせます。

そんなクリストファー相手にジョアンナは一歩も引かない。
意見を持ち、自己を確立させた女性であります。

前半はそういうお互い反目するドラマが描かれており、そういうヒューマンな部分も古き良きハリウッド映画のパターンでありましょうか。 後半は人喰い蟻マラブンタの襲撃による危機を経て、お互い心を通じ合わせるという筋書きであります。

映画はなんと言ってもジョアンナを演じるエレノア・パーカーが際立ってますねぇ。
役者として言うなら、この頃のチャールトン・ヘストンはまだ駆け出しの頃だったんじゃ。
役者の格としてはエレノア・パーカーの方が上回ってるのは言うまでもありません。

しかし今になって思えば、こういう動物 (ここでは蟻と言う小動物ですが) を扱ったパニック&恐怖映画って、この映画も先駆け的な役割を持ってましたね。

この時代ですから、合成シーンなどの技術的な部分は今と比較の対象にもなりませんが、かなり面白く見れるのは変わりなかったなぁ〜。 最後の洪水シーンなんかも ちょっとしたスペクタクルです。

何より、この時代でフルカラー映画って言うのが これまた貴重なところではないでしょうか。

マラブンタ襲撃と言う事件は実際にあったらしいのですがね〜。
映画では、マラブンタの周期的な大移動の時期に当たったのが、この大農園。
後半から人喰い蟻との壮絶な格闘が始まりますぜ〜。

っていうか、この映画でナニゲに笑ってしまうのが、クリストファーは童貞だったって事。(笑)
まぁ、若くしてアマゾン奥地のジャングルで仕事一筋に打ち込んできた男だからね。
それも仕方ないかァ〜〜!


             https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56445124_19?1268246467

顔のない眼

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フレンチ・ホラーの名作  『顔のない眼』 1958

【顔のない眼】 Les Yeux Sans Visage フランス・イタリア 1958

監督 ジョルジュ・フランジュ  製作 ピエール・ローラン  原作・脚本 ジャン・ルドン
脚本 ボワロー・ナルスジャック / クロード・ソーテ      音楽 モーリス・ジャール
出演 ピエール・ブラッスール / アリダ・ヴァリ / エディット・スコブ / ジュリエット・メニエル 他

外科医療とホラー&スリラーを融合させた映画として、後々のホラー作品に大きな影響を与えた一作。
マッド・サイエンティストの登場なんかも、医療系スリラーとしてはこの映画が先駆者的な役割を果たしてるんじゃないかな〜。 これは、もう元祖と言って良いのでは。

監督は短編映画で実績のあったジョルジュ・フランジェの長編2作目。
この作品において 監督の名声は確固たるものになったようです。




フランス、パリ。
皮膚移植手術の権威ジェネシェ博士 (ピエール・ブラッスール) には、自動車事故によって顔に酷い損傷を負った娘クリスチアーヌ (エディット・スコブ) がいました。 世間的には娘はその事故で死亡したと思わせておいて、実は若い娘を誘拐しては顔の皮膚を剥ぎ取り クリスチアーヌに移植手術を施していたんですね。

若い娘を誘拐する役目を担うのは、博士の助手であり秘書のルイーズ (アリダ・ヴァリ)。
ルイーズも過去、傷を負った顔を博士の移植手術で完治させた経緯があります。

クリスチアーヌは2度の移植手術を受けるも失敗。
そんな時、数回にわたる若い女性の失踪事件を不審に思った警察は、博士の病院へおとりとしてポーレットと言う娘を潜り込ませます・・・。




何と言ってもインパクトが大きいのは、クリスチアーヌが付けてる白いマスクの姿。

表情の無い、それでいて物悲しさが漂うマスクには凄い戦慄さが付きまといます。
そのマスク姿で屋敷の中を歩き回ったり、森の中へ消えて行くシーンなどは、静かな恐怖描写としては秀逸ですね〜、モノクロ画面が余計に効果大です。

この時代としては結構過激描写であったと思われる、手術による皮膚の剥ぎ取りシーンなんかもあるのですが、それ以上に詩情的な演出が優れてると思います。 モーリス・ジャールが担当した音楽の効果も大きい。

この博士も、親の愛情として娘の顔の傷を治してやりたいのか? それとも娘はタダの実験台か?
数多く捉えられた犬を実験台として成功してはいるのですが、人間での成功例はまだ。

医師として後世に残る実績を残したい気持ちは分かるんですが、その行為が この娘への愛情ゆえとは考えがたいところも狂気を思わせます。

この博士を演じるのは 『天井桟敷の人々』 のルメートル役の名優ピエール・ブラッスール
博士の右腕の助手ルイーズを演じるのが 『第三の男』 で一躍有名になったアリダ・ヴァリ
若い娘を誘拐、その死体さえも平然と後始末するアリダ・ヴァリの貫禄な演技も見物でした。

結末も、この娘のことを思うと遣り切れなく哀しいのです。
言われるだけあっての フランスの名作ホラー系スリラーでした。


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