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書庫クラシック映画

1960年代より以前に製作された映画を一応この書庫に入れてあります。
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SOS タイタニック

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映画はいろんな歴史や事実を再現して見せてくれるものです。極端な言い方をすれば、学校の勉強などより数段知的好奇心を刺激してくれるのが映画です。事実、自分が歴史や社会のさまざまな事を学んだのも映画からでした。・・・まぁ自分にとったら、映画が学校の先生、って感じでしたねぇ。

そんな自分が忘れる事のできない1本の映画が、これ。
あの "タイタニック" の悲劇。この歴史的悲劇を知ったのも、この映画が教えてくれました。


この作品は1958年のイギリス映画です。原題 A NIGHT TO REMEMBER

1912年、処女航海中、氷山との衝突によって沈没した英国の豪華客船タイタニック号。多くの人命が失われた事実はもう周知のとおり。あのジェームズ・キャメロン監督『タイタニック』より、この作品はリアリズムに徹した映画です。
モノクロの映像で、冷徹なまでに事実を映し出す重厚さ。登場人物の非劇的な恋愛などは描かず、タイタニックという豪華客船を主人公に持ってきた説得力に満ちた作品です。

長い時間をかけて救出に向かったカルパチア号や、近くを航行しながらSOS信号を判断できなかったカリフォルニア号。もっと早く駆けつけていたら多くの人命を失わずに終わったのですが、何故なのか?・・・そんな疑問をこの映画は教えてくれます。

そして沈没寸前まで人々に勇気を与えようと演奏を続けていた楽団。
船は真っ二つに折れ沈没してゆく中、親とはぐれた幼い子供を優しく抱き寄せる老人。
しかしその表情はまさに死を覚悟したそれでした・・・。

当時の映像技術うんぬんよりも、そんな悲劇的な事実を見せてくれた傑作です。
この映画は忘れる事ができません。

理由なき反抗

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ジェームス・ディーンがこの世を去って今年で半世紀になります。24歳という若さで逝ってしまった訳なんですが、この映画は、J・ディーン出演作3本の中で自分が一番好きな作品です。1955年の作品。

あと2本の出演作「エデンの東」「ジャイアンツ」と比べても、本作がよりジェームス・ディーンを等身大で描いてる点が気に入ってる訳なんです。後の映画に影響を与えたという点で、この作品は記憶に残ります。


17歳になるジム(ジェームス・ディーン)は、ある晩酔ってるところを警察に見つかり補導されます。
その夜に起きた集団暴行事件もあってジムは容疑者として取調べを受けます。
酔って取り調べもままならないジムは、そこで同じく補導されてきたジュディ(ナタリー・ウッド)とプラトー(サル・ミネオ)と顔見知りになります。

警察に呼び出されたジムの両親は母親が主導権を持つ家庭。ジムは母の言い成りになる父親に遣り切れなさを感じ、事あるごとに反発していました。
そして翌日、転校生として新しいハイ・スクールに通う事になったジムでしたが、そこの札付きの不良グループとトラブルを起こし喧嘩。そして車で度胸試しの "チキンレース" をすることになるのですが、レースの最中、レース相手がミスで崖から転落。死亡してしまいます・・・


           http://www3.tcn.ne.jp/~kz344/blog/rebel.jpg


ジェームス・ディーンの映画を観た事がない方には、どうも今ひとつピンと来ないでしょうが、一度観れば何故に彼が伝説的な俳優なのか分かると思います。その容姿からにじみ出る繊細な演技。他の誰もが持っていない「泣きの演技」は一度でも観た方だったら忘れられないでしょう。

映画はハイ・ティーンの誰もが漠然と持つ、大人への不信感、社会への反抗心を繊細なタッチで見事に表現しています。昔の時代の作品ですが、現代にも共通する普遍のテーマだと思います。
ただ、あまりにも映画の主人公とそれを演じるJ・ディーンがダブり、錯覚さえ起こしかねない作品でした。

共演のナタリー・ウッド(ウエストサイド物語)、サル・ミネオともどもハマリ役です。そして若き日のデニス・ホッパーも出演していますよ〜。
赤のスウィングトップにジーンズとブーツ、あの有名なスタイルは誰もが憧れたものです。

1955年9月30日、愛車ポルシェ・スパイダーで正面衝突し事故死。
その少なすぎる出演作を残して、もう半世紀が経ちます。しかしいつの時代が来ても、その面影は消えないでしょうね。

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情婦

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原作はアガサ・クリスティの短編小説を基に戯曲化した『検察側の証人』の映画化です。
ビリー・ワイルダー監督の1957年の作品。 原題は 『WITNESS FOR THE PROSECUTION』

主演にマレーネ・ディートリッヒタイロン・パワーチャールズ・ロートン

タイトルの「情婦」からは想像つかないと思いますが、この作品は法廷もの。
ラストの二転、三転するどんでん返しは、ミステリー好きにはたまらない作品ですが、そうでない方が観ても十分満足できる映画です。

場所はロンドン。病気治療から帰ってきた弁護士で法曹界の長老ロバーツ卿(チャールズ・ロートン)の元に金持ちの未亡人殺人事件の容疑者レナード・ボール(タイロン・パワー)が弁護の依頼に訪れます。
しかし心臓の持病で病み上がりを理由に一度は弁護を断ったロバーツ卿。
そんな容疑者ボールになんと死んだ未亡人から8万ポンドの遺産が託されていることが解ります。
案の定ボールは逮捕、しかし容疑者の人間性を信じ、ロバーツ卿は弁護を引き受けます。

面会に赴いた卿はボールから、妻クリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)と出合った経緯を聞きます。
クリスチーネは大戦直後のベルリンで酒場の歌手でしたが、ボールは悲惨な生活から彼女を連れ出しロンドンに連れてきたのでした。
そしてボールのアリバイを証明する人間はそのクリスチーネしか他にいないのですが、公判が始まると彼女はナント検察側の証人で法廷に現れ、夫であるボールに不利な証言を始めるのでした・・・
 
      http://www.geocities.jp/jkz203/blog9/w1.jpg

映画の大部分が法廷での、いわゆる密室劇ですが、ビリー・ワイルダーならではの上手い作りで飽きさせることなくラストの結末まで持っていきます。
気の利いた台詞回し、小道具の使い方、そして主役の演技の上手さ。
特にマレーネ・ディートリッヒの冷徹な演技と、弁護士役チャールズ・ロートンの名演は見応えあります。
監督自身の脚本も良く出来ており、ビリー・ワイルダーの最高傑作の部類に入る作品で、現在の法廷サスペンスものと比べても見劣りしない名作だと思います。

個人的に弁護士役のチャ−ルズ・ロートンがラストに言う『これは処刑だ』のセリフが印象的。
タイトル「情婦」の意味も見終わった時に納得でした。
"百万ドルの脚線美" と言われたマレーネのお色気もホンの少しですが登場します。

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七年目の浮気

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ご存知、ノーマ・ジーンこと、マリリン・モンローの代表作の一つです。
原題 THE SEVEN YEAR ITCH 、舞台劇の映画化。
1955年の作品ですが、この頃のマリリン・モンローはすでに大スター。"セックス・シンボル" としての地位を確立していた時期の有名な1作。

監督は、アカデミー賞20回のノミネート(受賞7回)を誇る、ビリー・ワイルダー
「サンセット大通り」('50)、「第十七捕虜収容所」('53)、「情婦」('57)といったサスペンス作品から、「麗しのサブリナ」('54)、「アパートの鍵貸します」('60)といったコメディ、ロマンス作品も手がけた職人気質の偉大な映画作家です。


結婚生活7年になるリチャード(トム・イーウェル)は、38歳の雑誌社勤務。
夏のある日、妻が子供を連れ2週間の避暑に出かける事になります。
そんな折、同じアパートに若い美人の娘(マリリン・モンロー)が越してきます。
妻の留守もあって、空想癖(妄想癖)のたくましいリチャードは、あれこれと彼女との浮気を考え始めるが・・・

この作品、何と言っても有名なこのシーンでお馴染みでしょう。(実際の映画では、かなり控えめですが)
事実、この作品のマリリン・モンローはセクシーというより、無邪気な可愛さが魅力です。
はっきり言って、男のために作られた、モンローによる、モンローの映画といっても過言じゃないでしょう。
しかし作品自体はビリー・ワイルダーの手によって、洒落たコミカルな(台詞も愉快)映画に仕上がっています。
モンローファンならずとも気軽に楽しめる作品じゃないでしょうか。

コミカルなトム・イーウェル扮する中年男リチャードの妄想にはスゴいものがあります。思わず笑ってしまいます。
この役、最初は当時新人だったウォルター・マッソーが演じるはずだったのですが、製作者サイドの意向によってトム・イーウェルにチェンジしています。


★没後43年になるモンローですが、その死は諸説ありますが、今も謎に包まれています。
 個人的には殺人の可能性が高いと思いますが・・・

私生児として生まれ、母親の精神病院への入退院の繰り返し、里親や孤児院を転々とする子供時代。
16歳で結婚、そして離婚。スターの地位を手に入れてからの有名人との結婚、離婚の繰り返し。
そしてラブ・アフェア、スキャンダルなど、波乱万丈の生涯だった訳ですが、映画女優として、こういう人はもう現れないと言っていい程の魅力に満ちた女性だったと思います。


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或る夜の出来事

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この作品で一気に有名俳優になったクラーク・ゲーブルが、すでに有名女優だったクローデット・コルベールを相手に繰り広げるロマンチック・コメディの名作です。
原題 IT HAPPENED ONE NIGHT 1934年製作

当時コスモポリタン誌で連載されていた小説「夜行バス」を気に入ったフランク・キャプラ監督が映画化権を取り、それを元に映画化。
作品は大ヒット、異例のロングランとなり、オスカーの主要5部門(作品、監督、主演男優、主演女優、脚色)を受賞。この記録は '75年、「カッコーの巣の上で」まで保持されてました。

作品はこの当時にもうロマンチック・コメディとしての要素を全て持って完成してます。
ロマ・コメの基礎は、この作品がお手本になってるのじゃないでしょうか?
そう思わせるぐらい素晴らしい出来で、古い作品ながら新鮮な感を受けます。
ロマンチック・コメディが好きな人には、ぜひ観てもらいたい映画。

大金持ちの娘エリーは退屈な毎日から、父親に内緒で婚約をしてしまい、それを諌めた父親の元から逃げて、ニューヨークに居る恋人の元へ向かいます。
バスで偶然に隣り合わせた新聞記者ピーターは、エリーが失踪中の富豪の令嬢だと知り、スクープ目当てに旅を共にする事になります。
ピーターは世間知らずのエリーに手を焼きながらも、やがて二人は好意を抱くようになるが・・・

作品は比較的、低予算、短期間(4週間)で作られましたが、そこは名匠フランク・キャプラ監督
有名なヒッチハイクのシーン、ピーターがエリーを担いで川を渡るシーン、エリーが愛を告白するシーンなど、語り草になるようなシーンの数々でロマンチックな愛の名作に仕上げられています。

               http://www.geocities.jp/jkz203/blog7/4381.jpg
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