|
映画はいろんな歴史や事実を再現して見せてくれるものです。極端な言い方をすれば、学校の勉強などより数段知的好奇心を刺激してくれるのが映画です。事実、自分が歴史や社会のさまざまな事を学んだのも映画からでした。・・・まぁ自分にとったら、映画が学校の先生、って感じでしたねぇ。 そんな自分が忘れる事のできない1本の映画が、これ。 あの "タイタニック" の悲劇。この歴史的悲劇を知ったのも、この映画が教えてくれました。 この作品は1958年のイギリス映画です。原題 A NIGHT TO REMEMBER 1912年、処女航海中、氷山との衝突によって沈没した英国の豪華客船タイタニック号。多くの人命が失われた事実はもう周知のとおり。あのジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』より、この作品はリアリズムに徹した映画です。 モノクロの映像で、冷徹なまでに事実を映し出す重厚さ。登場人物の非劇的な恋愛などは描かず、タイタニックという豪華客船を主人公に持ってきた説得力に満ちた作品です。 長い時間をかけて救出に向かったカルパチア号や、近くを航行しながらSOS信号を判断できなかったカリフォルニア号。もっと早く駆けつけていたら多くの人命を失わずに終わったのですが、何故なのか?・・・そんな疑問をこの映画は教えてくれます。 そして沈没寸前まで人々に勇気を与えようと演奏を続けていた楽団。 船は真っ二つに折れ沈没してゆく中、親とはぐれた幼い子供を優しく抱き寄せる老人。 しかしその表情はまさに死を覚悟したそれでした・・・。 当時の映像技術うんぬんよりも、そんな悲劇的な事実を見せてくれた傑作です。
この映画は忘れる事ができません。 |

>
- エンターテインメント
>
- 映画
>
- 映画レビュー



