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書庫クラシック映画

1960年代より以前に製作された映画を一応この書庫に入れてあります。
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恐怖の報酬

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【LE SALAIRE DE LA PEUR 】 1953年のフランス映画。
サスペンス映画の醍醐味を存分に見せてくれる作品ですね。

札付きの男やら食いっぱぐれのヤツらが集まる中米の街、ラス・ピエドラス。
そんな日、500キロほど離れた山上の油田で大火災が発生し犠牲者がでます。
油田会社は一刻も早い消火のため、ニトログリセリンを使用する事を決意。
そのニトロを火災現場まで運搬するため報酬付きで、マリオ、ジョー、ビンバ、ルイジの4人を選ぶ。
かくして男4人はトラック2台で現場へと向かうが・・・

前半、吹きだまりの街に生きる、何とも焦燥感漂う男達の描写。
一攫千金を狙い、ニトロ運搬に命を懸ける心情も頷ける。
映画中盤からのサスペンスは見応えあります。
橋を渡るシーン、原油だまりの池で仲間の足を轢いてまで渡りきろうとするシーン、そして何とも皮肉なラストシーンなど、リアルな恐怖感を味あわせてくれます。
また男たちの人物描写も映画に最大の効果を引き出しています。

出演、マリオ役にイブ・モンタン。ジョー役にシャルル・ヴァネル
ルイージ役にファルコ・ルリ。ビンバ役にペーター・ファン・アイク
マリオの恋人リンダ役にヴェラ・クルーゾー、他。

監督、脚本には、あのヒッチコックがライバル視していたというアンリ=ジョルジュ・クルーゾー
それも頷けるサスペンス映画の傑作です。

1977年にはウィリアム・フリードキン監督によってアメリカ映画としてリメイクされてます。

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チャップリンの独裁者

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喜劇王チャールズ・チャップリンの映画史に残る名作です。
原題、『The Great Dictator』、1940年の作品。

明らかにナチスドイツのヒットラーを模したこの映画。
チャップリンがサイレント映画に別れを告げた映画でもあります。
当時アメリカでもこういう映画を作る事には、チャップリン自身相当のリスク覚悟で望んだのでしょう。

物語は、収容者を脱走したユダヤ人床屋のチャーリー(チャップリン)が、人相がそっくりの独裁者ヒンケル(チャップリン二役)に間違われる事で起こる事態をシニカルに、またユーモアたっぷりに、そして徹底的な批判で描いてます。

実際、ヒトラーはこの映画を何回も観て激怒したとか・・・。
ラストの大演説シーンは映画の域を超えた、世界中の人類に訴えるメッセージ・フィルムです。
どこかの国の指導者達にも観てもらいたい映画。
とにかく、一度は観た方が良い映画だと思います。

恋人役ハンナに、『モダン・タイムス』で共演、後に結婚相手となったポーレット・ゴタード
製作、監督、脚本、音楽、主演、当然ながらすべてチャップリンですね。

欲望という名の電車

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1951年作品。あの「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーマーロン・ブランドの名演です。
ブロードウェイで舞台上演された劇の映画化。名作としては もうスタンダード。
映画 『オール・アバウト・マイ・マザー』 の劇中でもやってましたね。

しかしヴィヴィアン・リー演じるブランチが悲しいですね。
女のプライド、虚栄心、焦りゆえ、妄想に生きなくてはならなかった悲劇です。
しかし、その演技には舌を巻くものがありました。
「風と・・・」のスカーレット・オハラ役で見せた、V・リー若き日の演技とは一味も二味も違う、成熟度と言うのでしょうか・・・。

またマーロン・ブランドの、粗野で粗暴なスタンレー役も魅力。
男臭い演技で、ヴィヴィアン・リーとの演技バトルです。

ミッチ役で出演のカール・マルデンはこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞。

ともかく、幾分重い映画ですが、観る価値がある作品。
原作は「熱いトタン屋根の猫」などで有名なテネシー・ウィリアムズ
監督は「エデンの東」、「波止場」など名作を残しているエリア・カザン

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カサブランカ

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ボギーこと、ハンフリー・ボガートです。この映画のボギーは、いま観てもカッコいい男ですね。
キザなんだけど、結構イイ線いってますよ、ホント。
1942年製作の恋愛映画の古典的な名作です。共演の恋人役にイングリッド・バーグマン


第二次大戦中、仏領モロッコのカサブランカでバーを開いてるリック(H・ボガート)の所にある日、かつて愛しあった女性イルザ(I・バーグマン)が夫(反ナチ連合のリーダー)と共に現れます。
やがてお互いは再び、昔の頃に想いを馳せるようになるが・・・。

愛する女のために身を引かねばならぬ男を、ボガート演じるリックが「男の美学」(やせ我慢のできる男の美学)とでも言うべきスタイルで見せてくれます。恋愛スタイルも多様化した今の時代でも、本来、男とはこういうもんだ、と思いたいですね〜。
まぁ、女性から見たら異論はあるでしょうけど・・・。

主題歌の「As Time Goes By」ならびに、「きみの瞳に乾杯」「そんな昔の事は覚えてない・・・」などの名セリフを生んだ映画です。

                      http://www.geocities.jp/jkz203/blog7/ca-b.jpg

フェリーニの 「道」

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この映画の素晴らしさについては語りつくされてる感もありますが・・・。

'54年のイタリア映画。監督はフェデェリコ・フェリーニ
主演のジェルソミーナ役にジュリエッタ・マシーナ(フェリーニ監督の奥さん)。
大道芸人ザンパノ役にアンソニー・クイン
そして音楽はフェリーニの盟友、ニーノ・ロータです。

貧しい家の頭の弱い娘ジェルソミーナは大道芸人ザンパノに金で売られます。
粗雑で暴力的なザンパノはジェルソミーナに辛くあたり、時には性のはけ口として扱われる。

悩みに沈むジェルソミーナに、サーカスの綱渡り芸人(リチャード・ベイハースト)からの励ましで、自分が必要とされていると思いなおし、ザンパノと行動を共にします。

しかしひょんな事からザンパノは犬猿の仲の、その綱渡り芸人を殺害してしまいます。
やがてジェルソミーナは正気を失いかけ、ザンパノに捨てられてしまいます・・・。

ラスト、後悔の念にさいなまれたザンパノの浜辺での号泣シーンは、今でも鮮明に記憶に残ってます。
しかしそれ以上に純真無垢なジェルソミーナの存在は昔も今も、真に稀有な人間像ではないでしょうか。

映画を観て、少々の事では泣かない自分だが、この映画だけは例外。
ニーノ・ロータの「ジェルソミーナのテーマ」も素晴らしい。
フェリーニ監督作による、稀にみる秀逸のヒューマン・ドラマだと思います。

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