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『愛を複製する女』 『グロリアの青春』 『ヴィクとフロ 熊に会う』
WOWOWオンデマンド鑑賞から、女性が主役の作品を3本まとめて。
日本初公開(ジャパン プレミア)もあり、なかなか粒揃いの3作品でございました。
【愛を複製する女】 WOMB ドイツ・フランス・ハンガリー 2010 (未)
監督・脚本:バネデク・フリーガオフ 出演:エヴァ・グリーン / マット・スミス たぶん近未来の話なんだと思うけど、SFっぽい雰囲気は出さず、海辺の小さな田舎町を舞台に描くクローン人間もの。 死んでしまった恋人トミー(マット・スミス)の遺伝子で、そのクローンを体内に宿し、生み育てて行く女のお話です。 まぁ〜どうなんでしょう、究極の愛情か?それとも狂気の選択か? って言う感じなんですけど、映画自体は静かなドラマに仕上げております。その女レヴェッカを演じるエヴァ・グリーンも演技の幅が広くなってますね。
映画は、レヴェッカとトミーの幼き日からの出会いから、クローンが生まれてから成人するまでの長い年月を描いてます。(だけどエヴァ・グリーンは年を取らないw)
レヴェッカは "その子" の恋人か、または母親なのか? 見極めつかないニュアンスを醸し出しながら、物語終盤にはタブーの領域へと・・・。
なるほど・・・こういう話もイイでしょうっ、たまには。
【グロリアの青春】 GLORIA スペイン・チリ 2013
監督・脚本:セバスティアン・レリオ 出演:パウリーナ・ガルシア (2013 ベルリン国際映画祭・銀熊賞[女優賞]) 舞台はチリの首都サンティアゴ、58歳のグロリアは現在独身のキャリアウーマン。
10年以上前に離婚、2人の子供も独立をして、今は気ままな生活を謳歌してはるんです。
とある日、中年の独身者が集うダンスパーティーで知り合った年配の男性ロドルフォ(セルヒオ・エルナンデス)と意気投合して、その夜を共にする事になりました・・・が。
グロリアを演じるのはチリの大女優パウリーナ・ガルシア。
初見の女優さんですが、58歳のグロリア役を見事に演じきって、その潔さに拍手したくなるほどでしたよ。
大胆なオールヌードのベッドシーンは、年齢に相応しいリアルな身体つきに萌え。
優柔不断な男と付き合ったばっかりに、怒りを爆発させる、そんなストレートな生き方は共感を呼ぶやろね〜。
人生、年齢は関係ないっ!って描きが見事。
劇中流れる音楽は勿論、あの 「グロリア〜っ♪」
【ヴィクとフロ 熊に会う】 VIC + FLO ONT VU UN OURS カナダ 2013
監督・脚本:ドゥニ・コーテ 出演:ピエレット・ロビタイユ / ロマーヌ・ボーランジェ (2013 ベルリン国際映画祭・アルフレード・バウアー賞) 「三大映画祭週間2014」で初公開されたカナダ映画。
最近観た映画の中では異色の中の異色な作品でございまして、主役2人の女性は元服役囚。
60代の女性ヴィクトリアと刑務所仲間だったフロレンスは刑期を終え、田舎の街に居を構えます。しかもこの2人、ビアンな関係でございまして。
保護観察員の男ギョームはそんな2人の関係に理解を見せます。
このギョームも実は・・・、って感じなんですがね。
ヴィクトリアが先立って、人生を立て直そうと田舎町での隠遁生活を決意しますが、元服役囚という過去が彼女らを苦しめ、衝撃的な結末を迎えることになるんですよねぇ。
同性愛者というマイノリティの立場を、ちょっとオフビートに描いていく訳でありましたが、作り手の視点が興味深い一作でもありました。ビックリする結末でもあったけど、なぜか暗い気持ちにはならなかった。
結局、熊に会うんじゃなくて、ある意味、熊になっちまった2人なんだねぇ。
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