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脚本家ポール・シュレイダーが 『タクシードライバー』 ('76) に引き続き、ベトナム戦争後遺症を題材に据えた作品でございます。 ベトナムでの8年間に及ぶ捕虜生活から解放され 故郷のテキサスに帰還した空軍大佐チャールズ・レーン (ウィリアム・ディヴェイン) 。 しかし帰還した彼を待ち受けていたのは 形だけの歓迎と妻の不貞。 レーンの心はますます閉ざされ、気が滅入るばかり。 そんなある日、チャールズに授与された銀貨を狙ってならず者の集団に襲われます。 そのならず者に妻と子供を殺され、自らは片腕を砕かれたチャールズ。 復讐を決意したチャールズは犯人の逃亡先であるメキシコへと向かいます。 『ザ・ヤクザ』 ('74) でも脚本を書いたポール・シュレイダーらしく、この物語はどこか任侠のニオイが漂います。 寡黙なチャールズの個性、耐えぬいた怒りを爆発させ、戦友のジョニー (トミーリー・ジョーンズ) と共に敵に向かいます。 このあたりのくだりは仁侠映画の常道とも言えそう。 クライマックスのメキシコの売春宿でのバイオレンスアクションの凄まじさ。 ドライタッチな描き方ですが、バイオレンスな報復劇。 チャールズと行動を共にするジョニーを演じるトミー・リー・ジョーンズの男気もさることながら、やはりインパクトがあるのは主役のウィリアム・ディヴェイン。 義手の爪、銃身を切り詰めたショットガン姿の彼はそれだけでインパクトありでした〜。 こちらの映画、当時に公開された時にも結構話題を集めたんですが、ちとB級なバイオレンス・アクションとして見られたせいもあるのか? 今に至ってもDVD化がなされてないんですよね。 そしてクェンティン・タランティーノ監督のお気に入り映画として知られています。 どのくらいお気に入りかと言えば、自分の会社に この映画のタイトルを付けてしまったぐらい。 彼はこの作品を本国でリバイバル上映させてるんですよねぇ〜。 で、この映画の主役のウィリアム・ディヴェインさん。 最近では 『24』 のシーズン5〜6でジェームズ・へラー長官役としても元気なところを見せています。 【ローリング・サンダー】 ROLLING THUNDER 1977
監督 ジョン・フリン 製作 ノーマン・T・ハーマン 脚本 ポール・シュレイダー / ヘイウッド・グールド 出演 ウィリアム・ディヴェイン / トミー・リー・ジョーンズ / リンダ・ヘインズ 他 |

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