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ブラディ・サンデー

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【ブラディ・サンデー】 BLOODY SUNDAY イギリス・アイルランド 2002 (未)

監督・脚本 ポール・グリーングラス 原作 ドン・マラン 製作総指揮 ジム・シェリダン ほか
出演 ジェームズ・ネスビット / ティム・ピゴット=スミス / ニコラス・ファレル / ジェラルド・マクソーリー

2002ベルリン国際映画祭 金熊賞受賞 (「千と千尋の神隠し」 との同時受賞)
2002サンダンス映画祭 観客賞受賞

       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53345273_29?1273429441


今週末新作が公開されるポール・グリーングラス監督なんですが。
こちらの作品は、この監督の名を一躍世界に知らしめたセミドキュメント・タッチの社会派映画でございます。

この作品を撮った後、ハリウッドで 『ボーン・スプレマシー』 ('04) 、『ユナイテッド93』 ('06) と、映画監督としての実力を発揮して成功を収めていますね。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53345273_30?1273429441


1972年1月30日の日曜日、北アイルランドの街デリーで行なわれたカトリック系住民たちの公民権実現のための差別撤廃デモ。 その警備に当たっていた英軍兵士らの発砲によって、デモに参加した一般市民14名の命が奪われた "血の日曜日事件" の一部始終を追った作品です。

イギリス陸軍パラシュート連隊第1大隊の発砲によるものなんですが、なんと言っても相手は非武装の一般市民なんですよね。 撃たれた方の中には背後からの射撃も多数あったようなのです。

北アイルランド問題の範疇を超えて、この事件は未だにイギリス国民の心の中に暗い影を落とす出来事なんでしょうねぇ。 監督はイギリス人、製作者のジム・シェリダンはアイルランド人、というタッグを見ても両国民が抱える問題意識の強さが伺えます。

あのU2が1983年にリリースしたアルバムの中にも、この事件を歌った "Sunday Bloody Sunday" というのがありましたね。


手持ちカメラで照明は使用せず自然の光で撮ったそうですが、やはりこういう映画には臨場感と言うものが感じられます。 観る側も、デモに参加する一般市民の中に入り込んでる感覚を感じとるのがリアルですよね。

このデモの先導をとるクーパー議員 (ジェームズ・ネスビット) は、もちろん実在の人物。
プロテスタントでありながら、長年に渡って迫害や差別を受けてきたカトリック系住民のために立ち上がるワケなんですが、そのクーパー議員の恋人がカトリック系の議会スタッフ。 愛し合いながらでも大手を振って街を歩けないと言う仲が切ない。

それより何が恐いかと言うと、最初からアドレナリン出まくりのイギリス軍兵士たち。
違法デモと決め付け、何かあったら即 交戦状態に入ろうとしてる構えが恐い。
ゴム弾と放水車で対応するはずだったのに、なぜ実弾使用に至ったか?

このあたりのイギリス軍及び政府側の事件の総括にも疑問が残る事を映画は提示してますね。
そして、この事件以後 IRA暫定派の組織も活動も活発化したことを教えてくれます。

エキストラに加わった人々も当時のデモに参加した人が多数という事です。
原作者本人も当時デモに加わった人。 政治的な映画のように見えても、実は癒しを与える作品だと感じます。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53345273_31?1273429441

実験室KR-13

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【実験室KR-13】 THE KILLING ROOM 2008

監督 ジョナサン・リーベスマン     脚本 アン・ピーコック / ガス・クリーガー
出演 ニック・キャノン / クレア・デュヴァル / ティモシー・ハットン / クロエ・セヴィニー
    ピーター・ストーメア / シェー・ウィガム

       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53345273_7?1271823690


ある心理実験の被験者として一室に集められた男女が体験するサスペンス・スリラー。
この作品はサンダンス映画祭に正式出品されてますから、こちらの書庫で・・・。

この実験は冷戦時代にCIAが秘密裏に行なっていた人体実験 "MKウルトラ計画" を再現したもの。
1975年、ロックフェラー委員会によって存在が明らかにされたマインド・コントロール実験なんですよね。

こちらの映画では、マインド・コントロール実験は秘密裏に受け継がれ 現在も一般市民が人体実験されていた・・・と言うストーリーで始まる作品です。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53345273_8?1271823690


いきなり銃で頭をぶち抜かれる女性。
パニックに陥った男たちは密室の中で、次から次へと出される理不尽なクイズに命懸けで抵抗を見せるんですが・・・。

低予算製作の作品なのは事前から知っていたので、この密室スリラーをどうやって見せていくのかが興味あったところだったんですが・・・。 映画的には ちと弱い脚本だったと思います。 しかし、役者たちのメンツで楽しみにしていた部分も大きかったんですよねぇ。

高報酬で実験に参加して、いきなり頭をぶち抜かれる女性を演じてるのはクレア・デュヴァル
まともなセリフも無いまま退場となります。(笑)

実験を分析するために呼ばれた野心マンマンの職員に扮するのがクロエ・セヴィニー
クールな演技です。

その実験を取り仕切る、通称 "マザー" と呼ばれる博士役にピーター・ストーメア
こちらは冷血非道な役どころ。

被験者の男で、最後までこの実験に抵抗を見せる役を演じるのがティモシー・ハットン
久しぶりに観ましたが、けっこう貫禄の中年になってますね。(笑)


まぁ先に書いたように、映画的には弱い感じなんですよねぇ。
しかし人の心理を改造する過程には、こういう実験が存在していたと言う部分に驚愕ですがな。

もちろん当のCIAは、こういう非人道的な実験を行なっていたなんて認めてません。
証拠も破棄されて (?) 、真実は闇の中という事なんですが。

マインド・コントロールの先には何の目的があるのか?
その部分をもう少し突き詰めハッキリと描いていれば、この映画もまた変化があって興味深いものになっていたとも思いますが。

と言いましても、その目的はいつの時代でも "需要" があるモノなんですよねぇ。
冷戦時代なら、もっと需要があった事だったでしょう。
それは国内、国外と問わずに。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53345273_9?1271823690

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'04 サンダンス映画祭 観客賞受賞 『そして、ひと粒のひかり』

【そして、ひと粒のひかり】 MARIA FULL OF GRACE アメリカ・コロンビア 2004

監督・脚本 ジョシュア・マーストン  製作 ポール・S・メゼイ  撮影 ジム・デノールト
出演 カタリーナ・サンディノ・モレノ / イェニー・パオラ・ベガ / ギリエド・ロペス / パトリシア・ラエ

'04 アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
'04 ベルリン国際映画祭 銀熊賞(女優賞) 受賞
'04 インディペンデント・スピリット賞 主演女優、新人脚本賞 受賞


書く時期を逃してしまってた作品ですが、サンダンス映画祭関係でもあるので ちと・・・。

南米コロンビアの厳しい現実を背景に、17歳の少女マリア (カタリーナ・サンディノ・モレノ) が金を稼ぐため アメリカへ密輸する麻薬の運び屋になる様を描いた一作ですね。

主演のカタリーナ・サンディノ・モレノはコロンビア人では初めてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、この作品がデビュー作となった監督のジョシュア・マーストンも数々の賞に輝いた一作となりました。

花農園で働いていたマリアは、その若さながら家計を背負うまで逼迫した状態です。
仕事先での扱いに我慢できず退職しますが、母や姉の幼子たちを養う状況は変わりない。

おまけに、ボーイフレンドの子供を身篭ったマリアは 報酬5000ドルという巨額の仕事に手を付けてしまいます。
それは小さなゴム袋に詰めた精製麻薬を大量に飲み込み、胃の中に入れた状態でアメリカへ持ち込むという仕事でした・・・。

コロンビアといえば その治安の悪さと犯罪発生率の高いことで知られた国でもあります。
一時はメデジン・カルテルカリ・カルテルと言った麻薬組織が幅を効かせ、麻薬によるその稼ぎはコロンビアの国のGDP約10%もの儲けを得ていた事でも有名。 もちろん、その輸出国はほとんどアメリカ。

麻薬組織はあらゆる手を使って麻薬を密輸する事は知られてますが、この方法はキツいですね、さすがに。
貧困を逆手に取り、高額報酬で女性を運び屋に仕立て上げる現実。

運び屋の女性のひとりは胃の中でゴム袋が破裂して命を落とします。
その女性の胃の中を裂いてまでブツを取り出すアメリカのギャングたち。
マリアはその現実と向かいながら、やがては人間的な成長を見せていくんですね。

重い題材なんですが、とてもパワーがある作品だと感じます。

自国コロンビアでは希望を見出せず、アメリカへ移民して子供を産む女性。
ヒスパニック系の人たちの逞しい、そして母国の辛い厳しい現実を訴えてる物語でもありますね。

マリアを演じたカタリーナ・サンディノ・モレノはこの作品の後、数々の映画で活躍中。
それも頷ける光る演技を見せてくれる若手の女優さんでした。

この監督も今後が楽しみな逸材ですよね〜。


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あぁ〜っと、今年もいつの間にやらサンダンス映画祭でグランプリが決定していたようですね〜。

リー・ダニエルズ監督による 『Precious: Based on the Novel Push by Sapphire』 という作品だそうな。

基になってるのは、女流作家サファイアが書いて けっこう論争を巻き起こした 『Push』 という小説。

なんでも映画には ミュージシャンのレニー・クラビッツも参加しているようです。

アメリカの方でも公開は今年の11月からだそうで、しかも限定公開になるんだとか。

YouTubeの方でトレーラーがアップされてるのを観ましたが、なかなかインディーズらしく ちょっと面白そうな一作の予感がします。 → 『Precious』 トレーラー (YouTube)


で、自分がサンダンス映画祭関係の書庫を作ったのは まだ最近の事ですが、それ以前にもサンダンス関係の映画を書いてる記事があるので、整理の意味も含めて書き出させてもらいます〜。


セックスと嘘とビデオテープ】 1989 スティーヴン・ソダーバーグ監督 観客賞獲得

パブリック・アクセス】 1993 ブライアン・シンガー監督 グランプリ獲得

イン・ザ・スープ】 1992 アレキサンダー・ロックウェル監督 グランプリ獲得

エル・マリアッチ】 1992 ロバート・ロドリゲス監督 観客賞獲得

この森で、天使はバスを降りた】 1996 リー・デヴィッド・ズロトフ監督 観客賞獲得

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ】 2001 ジョン・キャメロン・ミッチェル監督 観客賞獲得

プライマー】 2004 シェーン・カルース監督 グランプリ獲得


サンダンス映画祭で受賞した監督は それ以後大物になってる方も多いものですよね。

個人的には 『プライマー』 のシェーン・カルースに期待をしてるんですが、まだ次回作の噂は聞きません。

でも いずれ大きく出てくる才能を持った人だと思いますが・・・。

ちょっと サンダンス関係の整理記事でした。

クライシス

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サンダンス映画祭 撮影賞受賞  『クライシス』

監督は 『ブレイド3』、『ファイト・クラブ』、『マイノリティ・レポート』 などの作品で美術監督を手掛けたクリス・ゴラックによる初の監督作品になるそうです。 この作品では脚本も書いてますね。

サンダンスではけっこう評判が良かったという事ですが、こちらのストーリーはロサンゼルスに暮らす夫婦を襲う バイオテロによるパニック・スリラーです。

ロサンゼルス郊外で暮らすブラッドと妻のレクシィなんですが、ある朝 レクシィが仕事で出かけた直後、都市付近で複数の爆発が起こります。 情報によると、その爆発は有毒ウィルス性ガスを使ったテロ。

ブラッドは妻レクシィの無事を確かめるため町へと車を走らせますが、警察・軍が町を封鎖。
戒厳令も出て、やむなくブラッドは家へと戻る事になるんですが、発令によると ウィルスによる "死の灰" が降り注ぐので 家に閉じこもって密閉せよ、という事。

そんな時、ウィルスに汚染された妻のレクシィが帰って来るんですよ〜。
『扉を開けて!』 と泣き叫ぶレクシィを前に、感染を恐れるブラッドは悩み果てるのですが・・・。

派手な展開、と言うより、その極限状態の心理を描写した作品になっています。
役者さん2人の演技も真に迫っていて、その点では見応えある作品なんですが、観る方によっては いまいち期待はずれに終わるかもしれませんね〜。

自分は心理ドラマとしても結構楽しめたほうなんですが、欲を言えば もう少し説得力が欲しかったかな。

インディーズだけあって、低予算で限られた製作なのも分かります。
そこをカバーするだけの演出力がある監督さんなのは間違いないと思うんですよ。

妻を家に入れるのか? 入れないのか?
結末は そこまでしちゃいますか!? ちゅ〜感じでしたね。
テンポのある展開ではないので、そこを期待すると残念でした、という感じです。
とか何とか思いながらでも、じゅうぶん観れた一作でありました。(個人的には)

こういう状況下になったら、妻、あるいは夫、恋人を家に入れますか?
アンタな〜ら どーする〜〜〜♪




原題 RIGHT AT YOUR DOOR 2006 (未)
監督 クリス・ゴラック
脚本 クリス・ゴラック
撮影 トム・リッチモンド
出演 ロリー・コクレイン / メアリー・マコーマック / トニー・ペレス / スコッティ・ノイド・Jr 他

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