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イメージ 1 【パニック・フライト】 アメリカ 2005 (未)
  RED EYE

 監督 ウェス・クレイヴン
 脚本 カール・エルスワース
 製作 クリス・ベンダー / マリアンヌ・マッダレーナ
 原案 カール・エルスワース / ダン・フース
 出演 レイチェル・マクアダムス /キリアン・マーフィ
     ブライアン・コックス / ジェイマ・メイズ 他


                        https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56445124_23?1268842288


85分と言う長さにしては、こういうサスペンスの要素を全部盛り込み、さらりと描ききって面白い一本でした。
後半、主人公リサ (レイチェル・マクアダムス) の父親宅でのバトルでは ホラーの大御所監督の顔もチラリと覗かせ、なんとなく愛嬌みたいなモノも感じたりして。

飛行機が離陸するや否や キリアン・マーフィーが本性を現すところなんぞ、上映時間に見合った演出。
政府要人を狙う目的を持ってリサに接する訳なんですが、その "テロリストとしての背景" の説明を軽く省いちゃってるもんだから、『黒幕は何者?』 って感じなんですよね、最後まで。

しかし最初から最後まで正攻法で描ききった分、好感は持てる。
時間もコンパクトなだけに、ここまで描ききるのは案外難しいのかもしれない。

闘う女を演じたレイチェル・マクアダムスもOK。
キリアン・マーフィーの悪役も、やっぱりお似合いと言う感じでOK。

でも相変わらず腹立たしいのは、この邦題。
未公開と言えども、この安直な邦題はいくらなんでもお粗末。

原題の 『Red Eye』 とは "夜行便" を意味するスラングだと云う事ですが、その意味も成さない邦題は酷い。


                     https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53469829_6?1276149430
イメージ 1 【地上5センチの恋心】 フランス・ベルギー 2006
  ODETTE TOULEMONDE

 監督 エリック・=エマニュエル・シュミット
 脚本 エリック・=エマニュエル・シュミット
 製作 ガスパール・ドゥ・シャヴァニャック
 撮影 カルロ・ヴァリーニ  
 出演 カトリーヌ・フロ / ジャック・ウェベール
     アルベール・デュポンテル 他


                        https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56445124_23?1268842288


映画を観る前には誰しも、その映画にある程度 自分が思い描く作風と言うのをお持ちだと思います。

個人的にですが、この映画はそんな期待が当て外れに終わってしまったもので、こうやって書く事をためらって放置気味にしてしまった一作でした。

本国フランスではかなりの観客動員数を記録した一作とか。
原題は "ODETTE TOULEMONDE = オデット・トゥールモンド"。
カトリーヌ・フロが演じる主人公の名前。

いかにもファンタジックで女心をくすぐるような邦題 (ポスターを含め) とは違い、原題はストレート。
でも日本の配給会社がこういう邦題を付けたのは、観て納得。

夫に先立たれ2人の子持ちの平凡な中年女性と、人気のロマンス小説家のファンタジック恋愛劇。

これが初監督となるエリック・=エマニュエル・シュミットは舞台や小説家で活躍してたそうな。
なるほどの演出でしたが、この感性にいまひとつ肌が合いませんでした。

空に浮くのは面白い表現だと思ってましたが、突然ミュージカルになった時点で引いちゃいました。
そういう映画は多々あるからべつに悪いと思いませんが、このおフランスな感性表現が自分には合わない。

全編で使用されていたジョゼフィン・ベイカーの楽曲は良かった。
でも、なにも家族揃ってあそこまで踊らなくても。(笑)
そういうのを抜きで普通にロマンチック・コメディとして描いた物語の方が良かったのですが、自分は。

ラストも完全にやり過ぎ。(個人的に、です)

でも映画が伝えるメッセージは良いと思います。 人生、何事も前向きに生きてれば良いことがある。
思い描いた作品とは違っていたという事で ちょっと辛めになってしまいますが、女性に好評なのは当然だと思います。 夢と元気を貰える物語ですから ・・・ はい、すいません。



                     https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53469829_25?1274960223
イメージ 1 【カンバセーションズ】 アメリカ・イギリス 2005
  CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN

 監督 ハンス・カノーザ
 脚本 ガブリエル・ゼヴィン
 製作 ラム・バーグマン / ビル・マッカッチェン 他
 撮影 スティーヴ・イェドリン  
 出演 ヘレナ・ボナム = カーター
      アーロン・エッカート / ノラ・ゼヘットナー
      エリック・アイデム / トーマス・レノン 他


                        https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56445124_23?1268842288


ほぼ全シーン全テイク 2つのカメラで撮影され、2分割された画面 デュアル・フレームで編集された一作。

マンハッタンで行なわれるウェディング・パーティで10年ぶりに再会する かつての恋人同士。
お互いの近況を語り合いながら、過去の想いを再燃することになるのだが・・・。

30台後半になった大人のラブストーリー。 そういう話には、男と女の「思い」を均等に描いてこそ深みが増すのが当然だから、その意味で このデュアル・フレームは正解。

並列に描き出される "現在と現在"、"現在と過去"、"現在と、違う現在"。
通常の映画では説明がましくなる主人公たちの出会いをも、一緒の画面の中で 現在と同時進行でやってしまおうと言うワケである。 個人的には、これは実験映画として観るより、"チャレンジャー" な健闘を褒めたくなる。

かつての恋人同士を演じる ヘレナ・ボナム = カーターアーロン・エッカートも演じ甲斐のある役ではなかったろうか。 全てのシーンにおいて、ちょっとした心の機微、迷い 揺れ 喜びなどが映し出されるわけだから。

そしてこの2人の配役 (起用) が、ベッドシーンにおいて遺憾なく発揮される。
ミドルな世代のリアルな体つき。 若い頃の2人と並行に映し出される現在のメイクラブシーンも良い。

ラストのタクシー内での2人のショットは、まさに大人のラブストーリーだったことを感じさせます。 男と女の "温度差" も、ちょっとイタいストーリーでした。 後はこの会話劇に、最後までダルさを感じさせない力が欲しかったところでした。



                     https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53469829_6?1271095107
イメージ 1【デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜】
  DUPLICITY アメリカ 2009

 監督 トニー・ギルロイ
 脚本 トニー・ギルロイ
 出演 ジュリア・ロバーツ / クライヴ・オーウェン
      トム・ウィルキンソン / デニス・オヘア
      ポール・ジアマッティ
      トーマス・マッカーシー 他


                        https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56445124_23?1268842288


『フィクサー』 のトニー・ギルロイ、監督第2作目となるクライム・ムービー作品。
元CIAのエージェントと、元MI6のエージェントの男と女の恋愛をメインに 産業スパイとしての諜報合戦を、緻密に練り上げた スリリングでユーモアのある物語に仕上げていた。

元CIAの女クレアを演じるジュリア・ロバーツ
これほどスパイに向かない女性は他には居ないと思うけど、ここでは "演技" で見せている。

その相手役の元MI6の男レイを演じるクライヴ・オーエン
泥臭い個性が持ち味なんだけど、この映画で見せる色男ぶりに少し違和感もあり。
私的にはお互いミス・キャスト的な感覚だったが、それが逆に面白くもあったところ。

脇を固める配役にはトム・ウィルキンソンポール・ジアマッティトーマス・マッカーシーと言った安定感のある個性が好感。 曲者ぶりも存分に発揮した配役だった。

現在進行形の場面で回想シーンが幾つも重なって行く訳だけど、古い回想シーンからだんだんと現在に近づいて行くという構成をとってるところが仕掛け。 スパイ特有の猜疑心を逆手にとって、あくまで男女の恋愛を描き出した巧い一作だった。

見方によってはコン・ムービーなんだけど、そうは言わせない作り手の緻密で卓越した映画作りが光る。
・・・だからピザにしとけば良かったのに。(笑)


                     https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_59280818_28?1270722808
イメージ 1  【ロルナの祈り】 2008 ベルギー・フランス 他
   LE SILENCE DE LORNA

  監督 ジャン = ピエール・ダルデンヌ
       リュック・ダルデンヌ
  脚本 ダルデンヌ兄弟
  撮影 アラン・マルコァン
  出演 アルタ・ドブロシ / ジェレミー・レニエ
      ファブリツィオ・ロンジョーネ 他


                        https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_56445124_23?1268842288


こちらは2008年カンヌ国際映画祭の脚本賞受賞作品。
過去にそのカンヌにおいてニ度のパルムドール受賞を誇る巨匠ダルデンヌ兄弟が、移民の偽装結婚を軸に描いたアルバニア人女性の物語。

「実在した話をベースに撮った。」、「監督の変化も必然なのだ。」
こう語るダルデンヌ兄弟の過去の作品群とはどこか違う印象を受ける本作ですが。

個人的には、移民のアルバニア人女性・ロルナを演じるアルタ・ドブロシの個性が良かった。
体は大柄、腕や脚も太く 胸もぺったんこ、外見は男性の目から見てもけっして満点と言えないけれど、そこに親近感とリアルな感覚を持つところです。

ロルナには愛する男ソコルが居る。 しかし金と国籍を得るために偽装結婚。
ヤク中の男性クローディ (ジェレミー・レニエ) を "夫" として生活するハメになる。

ジャンキーゆえに手がかかって疎ましかったクローディへの、ロルナの心情変化。
ケンカの最中、服を脱いで愛を求めるロルナの唐突な行動。
色んなシーンで説明を省いた描き。 そしてクローディの死。

妊娠したと思い込み、必死でお腹の "我が子" を守ろうとするロルナの行動は、クローディを亡くしてしまったことから来る彼女の罪悪感の表れかなんだろうか。 いずれにせよ彼女の道徳観を表現してることには間違いないでしょうね。

ヨーロッパの社会情勢の一端をも覗かせてくれる興味深い一作でした。



                     https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_59280818_28?1270722808

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