こちらもミニシアター公開時に気になってた作品でした。
84歳で小学校に入学したケニアの老人の実話を映画化したものですね。
話は2003年、ケニアでは全ての国民を対象にした無償教育制度を始めたんですね。
その制度を聞いたマルゲ老人 (オリヴァー・リトンド) は早速地元の小学校に通おうとするのですが、学校側はその申し出に困惑するばかりで、マルゲ老人は毎日通うも門前払い。
見るに見かねた小学校の女性校長ジェーン (ナオミ・ハリス) は周りの反対にもかかわらずマルゲ老人の入学を許可しますが・・・。
監督は 『ブーリン家の姉妹』 のジャスティン・チャドウィック。 本作はイギリス映画なんですよね。
ケニアは今から半世紀前ほど前までイギリスの植民地でした。
元宗主国の映画監督が自国とケニアの過去を検証しようと言う感覚も受けます。
この主人公のマルゲ老人は反体制派として独立運動を展開したマウマウ団のメンバーだった男。
イギリスと体制派の政府によって弾圧を受けた過去が映画の後半に明らかになります。
その年齢で、なんで小学校に入学するのか? と言う疑問の思いに、その隠された過去が辛いですね。
映画としては地味ながら、ヒューマンドラマとしては優れた作品だと思います。
ジェーン校長の暖かい眼差しが、「人も捨てたモンじゃない」 って感じさせてくれますね。
ナニゲに小学校の生徒を演じた子供たちも名演でした。
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