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【おじいさんと草原の小学校】 THE FIRST GRADER イギリス 2010
監督:ジャスティン・チャドウィック 脚本:アン・ピーコック 出演:ナオミ・ハリス / オリヴァー・リトンド 他
 
 
 
 
 
 
こちらもミニシアター公開時に気になってた作品でした。
84歳で小学校に入学したケニアの老人の実話を映画化したものですね。
 
話は2003年、ケニアでは全ての国民を対象にした無償教育制度を始めたんですね。
その制度を聞いたマルゲ老人 (オリヴァー・リトンド) は早速地元の小学校に通おうとするのですが、学校側はその申し出に困惑するばかりで、マルゲ老人は毎日通うも門前払い。
 
見るに見かねた小学校の女性校長ジェーン (ナオミ・ハリス) は周りの反対にもかかわらずマルゲ老人の入学を許可しますが・・・。
 
監督は 『ブーリン家の姉妹』 のジャスティン・チャドウィック。 本作はイギリス映画なんですよね。
 
ケニアは今から半世紀前ほど前までイギリスの植民地でした。
元宗主国の映画監督が自国とケニアの過去を検証しようと言う感覚も受けます。
 
この主人公のマルゲ老人は反体制派として独立運動を展開したマウマウ団のメンバーだった男。
イギリスと体制派の政府によって弾圧を受けた過去が映画の後半に明らかになります。
 
その年齢で、なんで小学校に入学するのか? と言う疑問の思いに、その隠された過去が辛いですね。
 
映画としては地味ながら、ヒューマンドラマとしては優れた作品だと思います。
ジェーン校長の暖かい眼差しが、「人も捨てたモンじゃない」 って感じさせてくれますね。
 
ナニゲに小学校の生徒を演じた子供たちも名演でした。
 
 
 
 

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【人生、ここにあり!】 SI PUO FARE イタリア 2008
監督・脚本:ジュリオ・マンフレドニア 脚本:ファビオ・ボニファッチ 出演:クラウディオ・ビシオ / アニタ・カプリオーリ 他
 
 
 
 
 
 
何でもイタリアでは1978年5月に公布された "バザリア法" と言う法令があって、これは世界初の精神病院廃絶法なんですね。
 
だもんで、元患者さんたちは地域の精神保健サービス機関で予防や治療を行なっているそうな。
強制入院や一生病院から出れないと言う事も無くなり、地域社会との共存を実現して行こうというワケですね。
 
本作は実話を基にした一作で、あるグループホームの共同組合長ネッロ (クラウディオ・ビシオ) と共に元患者たちの社会復帰をユーモラスに描いたヒューマン・コメディでした。
 
舞台は1983年のミラノ。
ある労働組合員のネッロはクビ同然で新たな協同組合に移動されてしまうんですね。
 
その組合が、廃止された精神病院を出てきた元患者たちで構成される組織。
熱血漢のネッロは元患者たちに何とか自分の手で稼いで欲しいと思い、床の寄せ木貼りの仕事を進めます。
 
中にはアート的なデザインの素質を持つ元患者も居て、彼らの仕事は評判を呼び、仕事は順調に進んで行くようになるんですが、やはり困難は待ち受けてる訳でして・・・。
 
まぁいつも思う訳なんですがイタリア映画って、こういうシリアスな社会問題ネタであればあるほど、コメディとして描くのが上手いですよね。
 
元患者と言いましても、やはりそこは障害を抱える彼等たち。
自閉症や誇大妄想病など、ひとくちに仕事と言っても、そう簡単な事ではないのですよね。
 
そこをユーモアも交え、陽気さを忘れず描ききった秀作だと思います。
 
特に、元患者の "恋愛とセックス" に踏み込んだエピソードはさすがイタリアならではでしょうかねぇ。
後半のショッキングなエピソードは厳しい現実を見せてますねぇ。
 
 
 
 

『ロボット』 ENDHIRAN

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 【ロボット】 ENDHIRAN インド 2010
監督:シャンカール 出演:ラジニカーント / アイシュワリヤー・ラーイ・バッチャン / ダニー・デンゾンパ
 
 
 
 
 
 
ボリウッド史上最高の制作費をつぎ込んだSFアクション・エンタテーメントとして日本でも話題になってましたね。
トレーラーを観る限り、ちょっと趣味じゃないかな? と思ってたんですが、今回ようやく鑑賞。
 
インド映画のスーパースター、ラジニカーントという俳優を主人公 (博士&ロボット) に、これでもかと言うぐらいに "勢い" を見せてる作品でございました。
 
アンドロイドを創りあげた博士のフィアンセ役のヒロインも、ミス・ワールドに輝いたアイシュワリヤー・ラーイ・バッチャンを起用し、歌に踊りに、そして演技にその魅力を満開にさせておりますよ〜、えぇオナゴです。
 
まぁ、これと言ってストーリー自体は目新しさは無いんですけどね。
 
博士そっくりのアンドロイドが人間の感情を教え込まれ身に付け、それが仇となり悪に道に走って行く、と言う話でございます。 オマケに博士のフィアンセであるヒロインに恋焦がれるから始末に悪い。
 
どこか香港映画のノリで始まり、クドいくらいに歌と踊りのシーンを交えつつ、 娯楽アクションを突っ走ってます。
 
「ターミネーター」、「マトリックス」など、似たようなシーンもドンドン出しちゃって。
個人的には、クローンロボットが総出で踊るシーンは、「チャーリーとチョコレート工場」のウンパ・ルンパを思い起こしちゃいましたよ。(笑)
 
CGやら編集やらの細部の粗さはハリウッドには劣ります。 そこはB級テイスト。
 
インド映画の良いところはそれを勢いで見せる事が可能なところですよね。
メインのロボットが脂ギッシュなオッサン俳優だとしても。(笑)
 
とは言うものの、後半クライマックスのシーンではその勢いが突出した感があり、さすがのパワーを見せてますね〜。 ラストの結末もちょっと物悲しさも見せたりして。
 
ともかく、ボリウッドの勢いを見せつけられた一作でありました。
 
 
 
 
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【インキーパーズ】 THE INNKEEPERS 2011 (未)
監督・脚本・編集:タイ・ウェスト 出演:サラ・パクストン / パット・ヒーリー / ケリー・マクギリス 他
 
 
 
 
 
 
自分、ホラー映画を観る時はシンプルに "どんだけ怖がらせてくれるか" が基準になるのですよ。
もちろん、映画としての完成度や奥深さも大切ですがね。
 
こちらのホラー、ニューイングランドの閉館間近の老舗ホテルに出るという噂の "花嫁衣装の幽霊" の証拠を掴もうとする男女二人・クレアとルークの恐怖体験を描いた一作でして。
 
この二人はホテル閉館まで期間管理という役目を得て、ホテル従業員として勤めてるんですよね。
 
誰も居ないロビーで勝手に鳴り出すピアノや、昔このホテルで首吊り自殺したその花嫁衣装の幽霊の背景なんかをジワジワと、派手な演出など排除して、あくまでオカルト・ミステリーとして見せてます。
 
 
ホテルに宿泊するTV女優役のケリー・マクギリス (トップガンの頃の美貌はどこへ消えたんや)
 
 
好感の持てるところは、何と言ってもオーソドックスな恐怖演出で通した事です。
とは言いましても、たまにコケオドシ的なシーンを入れていますが、それは置いといて。
 
ただ勿体無いのは、そのオーソドックスな作り方で最後までダラダラ続いちゃった事なんかな。
 
登場人物にしても、クレアとルークの男女二人を主人公としてるのはイイけど、脇のケリー・マクギリスの使い方が中途半端。 何の役目で出てきたのか分らない残念さが残ります。 中盤まで出てくる親子連れの客なんかも何の為に出したか分らない。(何かを役目を与えてるのが当然なキャラだから)
 
でも先に書いたように、血しぶきホラーや人体きり刻みホラーやCG使いまくりホラーに行かなかった点が好感。
70年ホラー映画のような雰囲気を保ってるところは、正統派で怖がらせてやろうと言う気概が見えます。
 
しかし如何せん、個人的は怖さを感じなかったんですよね。 薄気味悪さもさほど感じないし。
観る側にちょっとでも退屈感を感じさえたら、それはホラー映画として最大の失敗ですけどね・・・。
 
物足りなさも感じたけど、もう少し何かあれば・・・という点で、一概にツマらないとは言えないホラー作品でした。
 
 
唯一、イケてると思ったのがこのシーン。
 
 

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タイムリー鑑賞ができなくて、ちょっと遅れて鑑賞した作品をまとめて4本 ショート・レビューでアップアップ
 
 
 
【ラビット・ホール】 RABBIT HOLE 2010 アメリカ

監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル
出演:ニコール・キッドマン/アーロン・エッカート/サンドラ・オー 他

とりあえず、サンドラー・オーの心をもて遊んだアーロン・エッカートは許せん。(笑)
ジョン・キャメロン・ミッッチェル監督の才能はまだまだ深みを増して進化しそう。
 
 
 
 
【マネーボール】 MONEYBALL 2011 アメリカ

監督
ベネット・ミラー
出演:ブラッド・ピット/ジョナ・ヒル/ロビン・ライト/フィリップ・シーモア・ホフマン 他

プロ・ベースボールの醍醐味を詰め込んだ一作ですねぇ。
フロント側の人物に焦点を当てて、より己の信念と人生哲学を際立たせた作品に感じました。
 
 
 
 
【未来を生きる君たちへ】 
HAEVNEN 2010 デンマーク・スウェーデン

監督・原案:スザンネ・ビア
出演:ミカエル・パーシュブラント/トリーヌ・ディルホム/ウルリク・トムセン 他

全編を通して切れ目無く続く、その筆致が見事。
テーマとしては、ある意味女性監督らしいまとめ方だと思いました。
 
 
 
 
【ラブ・アゲイン】 CRAZY, STUPID, LOVE. 2011 アメリカ
 
監督:グレン・フィカーラ/ジョン・レクア
出演:スティーヴ・カレル/ライアン・ゴズリング/ジュリアン・ムーア 他

こういう "夫婦の和解" は現実では難しいと思うけど、そこが映画ならでは。 笑わせ度も絶妙やった。 
マリサ・トメイの中年教師役は、ある意味 「裏のMVP」 やと思う。
 
 
 
 
 
 
そして、「表のMVP」は・・・、ライアン・ゴズリングのこのシーンで。
 
 
マジでこれやられたら、ある意味めっちゃ怖い。
 
 
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