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RED SHADOW 赤影

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【RED SHADOW 赤影】 日本 2001

監督:中野裕之   原作:横山光輝 「仮面の忍者赤影」   脚本:斉藤ひろし / 木村雅俊
出演:安藤政信 / 奥菜恵 / 麻生久美子 / 村上淳 / 竹中直人 / 藤井フミヤ / 谷啓 / きたろう / 神山繁
    津川雅彦 / 風間杜夫 / 布袋寅泰 / 椎名桔平 / 根津甚八 / 陣内孝則 / でんでん / 越前屋俵太
    ピエール瀧 / 篠原涼子 / アリーナ・カバエワ ほか

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54978403_1?1302495053


なぜ今頃になって観てるんでしょうか、これ。(笑)
もう10年まえの作品なんですね〜、びっくりしちゃいましたよ。

幼少の頃、『仮面の忍者 赤影』 を観ていた自分にとっては気になる作品だったんですが、観る前から映画の中身は判っているようなものだったんでスルーしてましたが。 とうとう観ちゃいました。

この映画の監督の中野裕之氏は、あの 『SF サムライアクション』 ('98) の人だったんですね。
なかなかインディーズ魂を持った方だとお見受けしてましたが、2009年には 『TAJOMARU』 で、また時代劇も撮ってたんですね。

ま、時代劇と言いましても、こちら今のノリで撮りあげた作品でして。
ヒップホップなBGMで全編、軽く明るくコメディチックに、そしてスタイリッシュな映像でグイグイ通してます。

設定も、赤影を演じる安藤政信と青影を演じる村上淳のコンビで、とある陰謀を阻止すると言う感じ。
そこに、あすかを演じる麻生久美子、姫を演じる奥菜恵との淡い恋愛ストーリーも入れつつ。
オリジナルの設定はほとんどゼロに近く、タイトルだけ持ってきましたって感じでしょうか。

ま、それにしても脇に有名ベテラン俳優をごっそり持って来て豪華ですね。
布袋寅泰なんか冒頭のチョイ役なんですが、『SF サムライアクション』 繋がりの出演だったんでしょう。
藤井フミヤなんか、もうハジけちゃってますよ。(笑)

作品としては、もう時間つぶしにどうぞって感じの出来。
お世辞にも褒められたモンじゃないけど、出演者のファンなら観た方がイイよってモンでしょうか。

でもリメイクって難しいですよね、ホンマ。(本作はリメイクとは言えないけど)
『仮面の忍者 赤影』 を観て育った世代には、どこかに "それ" を感じさせて欲しいものなんですが。
・・・見る影・無し、ってなっちゃうモンね〜。

一応、青影の決めポーズ (鼻に両手の親指を当てて手を回す) 『だいじょぉ〜ぶっ』 をやってましたが。
白影を演じる竹中直人は、あの調子でコメディやってるし。(笑)

やっぱ、この手の邦画って全般に子供っぽいですよね。
作り手が自分のスタイルでやってるのはイイんですけど・・・、どうしても幼稚さとクサさが抜けない。


        https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54978403_0?1302495053

今じゃ地元のロシアでは政治家さん。
元新体操の選手、アリーナ・カバエワの出演は意味無いんだけど、エロいから許す。(´▽`*)アハハ

CHARON カロン

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【CHARON カロン】 日本 2004

監督・プロデューサー・脚本:高橋玄  プロデューサー:鄭振邦  音楽:高井ウララ / 村上純
出演:川本淳市 / 水上竜士 / 森崎めぐみ / 藤村忠生 / 水木英昭 ほか


アジアを拠点に活動する映画作家の高橋玄がスタートさせたプロダクション 「GRAND CAFE PICTURES」 の第1回作品にあたるのがこの本作なんですが。

なんでも、この「GRAND CAFE PICTURES」のコンセプトが、"国際市場を視野に入れた映画作り" になるそうな。

プロデューサーのポール・チェン氏 (鄭振邦) は香港映画界で国際的に活動しており、あのチャン・イーモウ監督やジャッキー・チェン映画などをサポートした人物だそうです。 この作品もすでに各国への映画祭へエントリー済みで、海外での公開も実現してるとの事。

撮影期間11日間、製作費2000万円の低予算。
あえて名の売れた俳優は使わずに仕上たインディーズムービーと言うから興味津々です。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54086007_34?1298783151


作家・勝木大(水上竜士)は、結婚相談所で「一切の性生活の不在」「私生活に干渉しないこと」「私を養わないこと」という奇妙な条件を提示した太田秀子(森崎めぐみ)と結婚した。

だが、作家の妻となった秀子は、書店の店員・川杉由都、そしてギャングの示現道男(川本淳市)と暮らす娼婦・カロンという3つの顔を持つ多重生活者。

ある日、客に殺されかけたカロンは、自己防衛で傷害事件を起こす。カロンと道男の関係が変わり始めたその頃、夫である勝木は、妻が娼婦・カロンであると知り、客としてカロンをホテルの部屋に呼んだ。
その翌日、カロンは町から姿を消した。夫と恋人にそれぞれ最後の食事をテーブルに残して。

元夫である勝木と、元恋人の道男は、それぞれ別の道からカロンの足取りを追う中で出会い、共にカロンを探す旅に出る。 そして、作家とギャング、ふたりの男が辿り着いた旅の先に見たものは、彼女がカロンと名乗り続けた悲しい謎の解答だった。

ストーリーはプレスより引用


なんでも脚本の完成度の高さから企画段階で、香港の有力映画配給会社ゴールデン・ネットワーク社が世界配給を決定した経緯を持つという事なんですが。

カロンと言う星の名を持つ女が二人の男と出会い、関わりを持っている。
3つの顔を持つカロン = 川杉由都は、なぜそんな生き方を選んだのか?

この映画をあえてジャンル分けしたらミステリーの部類なんでしょうが、まぎれもなくヒューマンなドラマなんですよね。 それも、どこか掴み所のない曖昧な余韻を残す不思議な感覚を持った。

どこかで観たことがあるかな? と言う俳優陣と、「この感覚が海外で受け入れられるんだろうか?」 と言う思いで見始めたわけなんですが、話しが進むにつれて引き込まれていく感覚が魅力と言えば魅力です。

日本はもちろん、海外で売り出すのも (上映) するのも大変だと思いますが、まずはこういう意気込みを持った映画人の出現が喜ばしいことだと思います。

フランスやドイツなどで上映されたと言う話を聞きましたが、まずは何事もそこからスタートする事だし。
ましてや、日本人が本作を観てどう感じるのかも大事なところでもあるはずだし。

この監督の活動や次回作も気になるところであります。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54086007_33?1298783151

海と毒薬

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【海と毒薬】 日本 1986

監督・脚本:熊井啓   原作:遠藤周作   製作:滝島恵一郎   音楽: 松村禎三
出演:奥田瑛二 / 渡辺謙 / 成田三樹夫 / 岡田真澄 / 岸田今日子 / 根岸季衣 / 西田健 / 田村高廣 他

1987年ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞 (審査員特別賞)

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54086007_23?1297794158


現在、61回ベルリン国際映画祭が開催されていますが、そこで思い出したのがこちらの日本映画。
1987年開催のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した一作ですね。

当時鑑賞してからずいぶん久しぶりになりましたが、このたび再見です。


太平洋戦争の末期、米軍捕虜を対象に行われていたと言う生体解剖実験に着想を得た遠藤周作の同名小説を社会派の熊井啓監督が映画化した作品ですね。

冒頭、戦犯として米軍のハットリ調査官 (岡田真澄) から尋問を受ける青年医師 勝呂(奥田瑛二) の告白シーンから幕を開けます。 そして回想シーン。

勝呂の勤務する大学病院では、各部学長たちの権力争い選挙を目前に控えていた時。
勝呂は同じ青年医師 戸田 (渡辺謙) と共に、軍が要求してきた米軍捕虜の生体解剖実験に加わるよう要請されます。

この実験は言うまでも無し、人道を無視した残酷極まる実験。
生きたまま解剖を行うという行為に、勝呂は良心の呵責に苛まれ実験当日を迎えます。

反して、戸田は何の感情も持たず ただ自分の仕事をこなすだけ。
クールを貫き通す戸田と、悩み続ける勝呂。

勝呂を演じる奥田瑛二はこの当時トレンディドラマでの活躍が光ってましたが、役者として転機とも言える演技を見せてますね。 倫理、良心の呵責という人間の持つべき姿を好演してたんじゃないでしょうか。

対する渡辺謙が演じる戸田役も、この勝呂と対照的な人格を持つ青年医師を熱演ですね。
今と比べれば "若さ" を感じる演技ですが、その迫力は変わりません。

この映画全編モノクロなんですが、それがさらに陰鬱さを醸し出して、戦争末期の絶望感や虚無感のような感覚を巧く表現しています。 熊井監督はリアルさにこだわって手術シーンではスタッフから献血を受けて本物の血を使ったという事ですが、やっぱモノクロだからできたシーンなんですよね、あの手術シーンは。

生体解剖実験という非人道的な行いを追及される日本人。
米軍ハットリ調査官からの尋問に対して、『広島、長崎に投じた原爆で、アナタは良心の呵責を感じたか』 と問い直すシーンがあります。

『こういう時代に生まれ、あの病院で働いていた、・・・自分じゃなく誰もがやっていたのではないか?』

いい訳にはならない言葉ですが、人間性を問い直す言葉としては核心を突いてるかも知れませんよねぇ。


大学病院の医師、看護婦らを演じる成田三樹夫、岸田今日子、根岸季衣、西田健、田村高廣らの迫力ある演技は一見の価値ありやな〜。 もちろん、映画の内容もですが。



   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54086007_22?1297794158

麻雀放浪記

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こちらの映画、ブログ初期に一度書いてる作品ですが 凄く好きな邦画なもんで また書いちゃいます。

阿佐田哲也の自伝的原作を、イラストレーターである和田誠が初監督を務めた作品でして〜。
敗戦直後の東京を舞台に、バクチ打ち達の人間模様を真摯な演出で描いたモノクロ作品でございます。

何を言ったって 公開当時に観て以来、いつ観ても何度観ても面白さが変わりない作品って、そりゃ貴重なもんでございます。


真田広之が演じる "坊や哲" は、アクションスターからのイメージを一新することになった配役ですよ。
青臭い演技に見えるけど、これは "あえて・・・" の演技だと思っております。

"ドサ健" を演じる鹿賀丈史は絶品ですよ〜。
てめえの女 (大竹しのぶが演じる まゆみ) を売ってでもバクチに打ち込む鬼畜生ぶりは、もう〜絶品。

『あいつは俺の女だ。 この世でたった一人の俺の女だ。だからあいつは俺の為に生きなくちゃならねえ。』

こんなセリフ言えまっか?(笑)

この映画はそういうセリフの印象度がずば抜けてますよ、いやホンマ。
↓ のトラーラーで、ドサ健に対してまゆみが呟くセリフもイイっっすよ〜!

そして高品格が演じる老バクチ打ち "出目徳" が大勝負の前にひとり呟き気味に言います。

『今晩あたり、けえったらケツでも触ってやっか』

長年連れ添った古女房。
バクチに勝って、その晩 自分の家に帰って女房とイイコトをしようと言うんですね〜。
そのはずだったのに・・・、ラスト近くのシーンもひとつの見せ場でございます。

そして、"女衒 (女買い) の達" を演じる加藤健一のクールさ。
"上州虎" を演じる名古屋章のどうしようもなさ。(笑)

バクチ打ち女衒
今のナンパな時代には絶滅してしまったかのような無茶苦茶な男たちです。

観てるうち、その無茶苦茶さにどこか共感する自分が居る事に気づくのです。
これは一種の憧れなんやろか? それとも閉塞感を感じさせない男っぷりを羨ましく思うモノなんやろか?

「とことんギャンブルに魅入られた男」と言うのは、ホンマこういうヤツらの事ですね。


音楽を極力排した全編に、『東京の花売り娘』 のノスタルジックなムードがマッチして印象的ですよ。

麻雀のことは知らないと言う方が観てもわりとOKな作品です。
未見の方がいらしたら、ぜひ観て欲しい邦画の一作でございます〜。(σ・∀・)σ


【麻雀放浪記】 日本 1984    1984年日本アカデミー賞助演男優賞 (高品格)

監督・脚本:和田誠   製作:角川春樹   原作:阿佐田哲也 (『麻雀放浪記』)
出演:真田広之 / 鹿賀丈史 / 高品格 / 大竹しのぶ / 加賀まりこ / 加藤健一 / 名古屋章 他


哥 (うた)

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【哥(うた)】 日本・ATG 1972

監督:実相寺昭雄   製作:東條あきら   脚本:石堂淑朗   撮影:中堀正夫   音楽:冬木透
出演:篠田三郎 / 岸田森 / 八並映子 / 田村亮 / 桜井浩子 / 嵐寛寿郎 / 毛利菊枝 / 東野孝彦 他


無常』 ('70)、『曼荼羅』 ('71) に続く、実相寺昭雄監督が挑んだ観念的テーマ三部作の第三作目。

『無常』 は個人的な邦画ベストに入る一作なんですが、こちらの作品も負けず劣らず ベストに入れたい一作。
この時代の日本人の精神構造を追及し、告発的なインパクトで迫り来る内容でもありました。


丹波篠山の旧家 森山家の書生見習いの淳 (篠田三郎) は、森山家を護ることを母から言い聞かされ、寸分の狂いもなく忠実なまでに働き続けています。 その森山家では、長男 康 (岸田森) の淡白さに妻の夏子 (八並映子) は欲求不満気味。

住み込みの書生 和田 (田村亮) はお手伝いの藤野 (桜井浩子) との情愛に耽り、その光景を目の当たりにした妻の夏子は、やがて書生の淳を誘惑するのですが。


旧家の伝統を護ろうとする書生 淳の姿は、頑なで融通の利かない、しかし日本的な "美徳" に従ってます。
周りは伝統なんかどこ吹く風の人間たちばかり。

岸田森が演じる森山家の長男は、「家」を継ぐことなど欠片も感じてなく、世間体ばかりにとらわれてる男。
この岸田森の個性が作品の中では滑稽的でコメディを思わせる存在です。

滑稽なのは書生の淳も同じ。
古き日本の封建社会を重んじる存在を体現化した淳の姿は、この時代でもやはり奇異な存在として映ります。
篠田三郎の、狂気をも思わせる演技が圧巻です。

それをぶち壊す存在として対極にあるのが、東野孝彦が演じる森山家の次男。 俗物の極致ですね。

後半 この3人が揃ったシーンで現世の虚無感を説く問答ぶった箇所がありますが、そこも実相寺監督ならではのところでありましょうか。 やはり "観念的テーマ" と言われるだけあってのシーンです。

そして、伝統の日本の美意識や美徳の "崩壊" に割って入るのが "背徳のエロス"。

妻の夏子を演じる八並映子、お手伝いの藤野を演じる桜井浩子 (元ウルトラ隊員ですね、この方)。
この二人の女性の淫らさも対極化の体現としては絶妙。

この作品が作られたのは、高度経済成長を経て日本が頂点に立とうとする前の時代。
繁栄を極めた80年代を経て、バブル崩壊を経験した今の時代・・・。
この作品の人間たちの姿は、今の時代の人間にはどう映るのでしょうか?


恐るべし、実相寺昭雄監督の "遺言" とでも言って良い三部作でありました。


                   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54086007_14?1296626832

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