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甘い鞭

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【甘い鞭】 日本 2013
 
監督・脚本:石井隆 出演:壇蜜 / 間宮夕貴 / 中野剛 / 屋敷紘子 / 中島ひろ子 / 竹中直人 / 中山峻 / 伊藤洋三郎 他
 
 
 
 
 
 
大石圭の角川ホラー文庫小説を石井隆監督が映画化。
壇蜜が主人公の岬奈緒子を演じ、本作で2013年度日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したのは、まだ記憶に新しいところですね。
 
当然R-18指定の本作ですが、原作がホラー文庫出版だと言うコトで、エロティックなだけじゃない刺激がありそうと思い、ちとDVDで鑑賞。
 
この主人公の奈緒子は評判の不妊治療専門医。
でも高校生の時に隣家の男に拉致監禁され、1ヶ月に渡り弄ばれた過去があるんですね。
しかも、その男を殺害して生還したと言う強烈なトラウマを抱えた女性であります。
 
現在、そんな奈緒子のもうひとつの顔が、秘密SMクラブの "M女セリカ"。
 
 
 
 
 
 
SMクラブのオーナーであり、S女の木下(屋敷紘子)の激しいプレイにも従順な奈緒子。
 
ま、なんで女医がM女に? と思うところでありますが、そのワケと言うのが過去の監禁事件に由来しておりまして。
 
17歳の時に経験したら拉致監禁の時に感じた "甘い味" というヤツを、32歳になった今でも探し求めていると言うことなんですね〜。
 
 
 
 
 
 
今回の作品の壇蜜は、映画デビュー作『わたしの奴隷になりなさい』の時より、けっこう過激で強烈なワケです。 緊縛&複数プレイシーンあり、サイコティックな演技もあり、文字通り身体を張った演技には凄いものがあると思います。
 
そう言うことで、物語全般を通して飽きることなく面白く観れたワケなんでございます。
 
壇蜜の個性も(演技は別としてw)よく活かされたホラードラマだと思うんですが、個人的には17歳の時の奈緒子を演じた間宮夕貴の熱演も忘れてならないモノであると思います。
 
鞭打ち、縛られ大開脚シーンなどなど、その演技は本作の重要な部分のひとつ。
いやぁ〜、アッパレでございました。
 
壇蜜の新人俳優賞受賞にケチをつけるワケじゃないけど、自分としては間宮夕貴に挙げたいわぁ〜ホンマ。
 
それとS女の木下を演じた屋敷紘子も良かったよっ。
彼女がクラブの客を演じる竹中直人に責められるシーンは、ナニゲに萌えたわっ。
 
という事で、もっとホラー度の増した作りでも良かったと思うけど、これはこれでエェです。
 
 
 

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人生、いろどり

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【人生、いろどり】 日本 2012
監督:御法川修 出演:吉行和子 / 富司純子 / 中尾ミエ / 平岡祐太 / 村川絵梨 / 大杉漣 / 藤竜也
 
 
 
 
 
 
この映画の舞台となるのは、徳島県の中部に位置する山間の小さい町である上勝町(かみかつちょう)で、・・・そうですねぇ、徳島市内から車で1時間30分そこそこぐらいの場所かな。
 
過疎化と高齢化が深刻な問題であった上勝において、当時営農指導員として上勝町の農協に来ていた横石知二さんの発案で始めたのが ”葉っぱビジネス"。(1987年当時)
 
料理を引き立てる葉っぱ(イチョウ、紅葉、椿etc)、いわゆる "つまもの" を提供しようと言うビジネスなんですよね。 供給側の農家の人たちは、全員が70代〜80代の高齢者が中心。
 
その試みが今や年商2億6千万にも成長。上勝産つまものは全国シェア80%を誇ってます。
おばあちゃんがパソコンやタブレット端末を駆使して展開する事業は、新たなビジネスモデルとして全国的に注目を集めています。
 
衰退していた町が復活、UターンやIターン者で町の人口増加に貢献した、そのビジネスの実話を基に映画化した一作です。
 
 
吉行和子富司純子中尾ミエらが演じる町の幼なじみの3名のおばあちゃんを中心としたドラマに仕上げてて、吉行の夫役で頑固者のじいさんを演じるのが藤達也。 それぞれキャラを立たせた役どころで見せてました。
 
農協の横石知二さん役どころには若手の平岡祐太(役名は平田)が演じてまして、皆に元気を与える役どころとして好演しておりますね。
 
冒頭は、大寒波によって町の地場産業であったミカン栽培の壊滅で打ちひしがれるところから始まります。そこに、農協の平田がちょっとした思い付きで葉っぱビジネスを町の人に提案。
 
最初は誰もそんなビジネスを取りあいもしなかったんですが、吉行ら3名の幼なじみのおばあちゃんが賛同して取り組み広げていく過程を、その人生模様を織り交ぜながら描いてました。
 
ともかく、この上勝町と言うのが元気なんですよ、今。
 
葉っぱビジネス "彩(いろどり)事業" はもちろんのこと、ゼロ・ウェイスト宣言(ゴミゼロ運動)や住民参加型のバイオマス利活用、町の住民が一体となった活動などで活気があり。
 
山間の小さな町に全国から若い世代の移住も進んでるみたいで、そこが"モデル" として注目を集める訳でもあるんですよね。
 
映画は、そんな "元気の訳" の一端を垣間見させてくれるドラマでもありました。
公開当時はミニシアター系でヒットしたそうですが、こういうテーマはシネコン系で公開して欲しいですね。ひとことで言って「良い映画」でした。
 
高齢になっても、"やれるべきコトがある" と言うのは幸せなことですよ。
そのテーマを大切にした作品ですね。
そして四季を通じた上勝の山間の風景が美しい一作でもありました。
 
でも目のつけどころがイイですねぇ。
葉っぱは軽いから高齢者でもそんなに負担にならないしねぇ〜、う〜ん。
 
 

遺体 明日への十日間

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【遺体 明日への十日間】 日本 2012
監督・脚本:君塚良一 原作:石井光太 『遺体 震災、津波の果てに』(新潮社刊)
 
 
 
 
 
 
石井光太氏のルポルタージュ『遺体 震災、津波の果てに』を、『誰も守ってくれない』の君塚良一監督が脚本も手がけて映画化した一作ですね。
 
舞台となるのは、東日本大震災で被害を受けた岩手県釜石市の廃校となった中学校の体育館。
津波の犠牲者となった人々の遺体安置所として使われた場所ですね。
 
甚大な被害を受けた日から、一夜明けた3月12日。
被害の全容も把握できない中、次から次へと運ばれてくる遺体の多さに言葉を失います。
 
市職員、医師、歯科医師、そして地元の民生委員の人々などは、訳も分らないままいつ終わるとも知れない作業に就く事になります。
 
TV報道などでは知る事のなかった遺体安置所での様子を、克明に映画として記録した一作なんですが、・・・やはりキツいですね、これは。
 
もちろん災害を受けた事実の映画化などは数多く観ている方ですが、日本人としてはキツい。
 
描写がどうこうと言うのではなく(津波のシーンなどはありません)、死者15,884人、いまだ行方の分らない方2,640人も居る事実を、この遺体安置所を舞台に集約させて見せられる事なんですよね。
 
もちろん、人それぞれに "人生" があることは承知なんですが、あらためてその重さを感じさせられた事に気付きました。結果、やはり観ておくべき作品であると言うことも。
 
遺体安置所で作業にあたる民生委員・相葉を演じる西田敏行は、遺体ひとりひとりに語るように喋りかけます。 「なぜ遺体に話しかけるんですか?」と問われた時、彼は訴えるように返事をします。
 
「あの方々は死体じゃないんですよ、ご遺体ですよ」
 
そして「話しかけることによって、ご遺体は人間としての尊厳を取り戻すんです」とも。
 
自分、幼い頃から親類縁者などの葬儀には数多く出ている方ですが、その時いつも祖母が遺体に話しかけてる事を思い出しました。それが日本人のしきたりなのだ、と言う風にも思ってました。
 
重いんですよ、人生と言うヤツは。
それを唐突な事故で終えることになる事実というヤツが、これまたズシリと胸に。
 
観る前は、オールスターキャストな面々だから少しオーバーアクト気味になるんじゃないのか?という不安もありましたが、それは無かった。
 
観ようと思いながら一年ほど躊躇った作品でしたが、あの大震災から3年経過する前に観れて良かったです。と言うより、もっと早く観ておくべきでした。
 
 
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【R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私】 日本 2013
監督:竹中直人 脚本:蛭田亜紗子 出演平田薫 / 安藤政信 / 綾部祐二 / 津田寛治 ほか
 
 
 
 
 
 
竹中直人が3年ぶりに監督を務めた一作だそうで。
監督としては、もう7作品も手掛けてる事になるんですねぇ。
 
映画の原作となるのは、新潮社主催の公募新人文学賞「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した蛭田亜紗子の小説「自縄自縛の私」。
 
百合亜(平田薫)は学生時代、ひょんなことで覚えた自縛行為が癖になります。
当時付き合っていた彼の持田(綾部祐二)に、その行為がバレた事をキッカケに自縛を封印する事に・・・。
 
と言っても、この彼氏の持田もホントの顔は相当な変態男だったんですけどね。(笑)
 
広告会社に勤務して社会人となった百合亜はその仕事のストレスから、封印していた自縛を再開するコトになるんです。
 
麻縄で自らの身体を縛り付けてる時間こそが、彼女にとって心安らぐひと時と言うこと。
 
そしてブログを通じて知り合った「運命の人」(40代の中年男)とメールを交わすうち、彼女の行為は次第に大胆になって行くんですが〜。
 
 
 
 
 
ま、個人的にこういう題材は得意(?)とするところでして、興味を持って鑑賞させてもらいました。
 
全体を通して穏やかな雰囲気とコミカルなタッチで、こういう題材を描くにあたりそこは竹中直人らしい描写なのかな〜、と感じた次第ですが。
 
一般的に言えば「自縛趣味」と言う一種のヘンタイさんなんですが、ひとりの女性の「密かな趣味」と言う視点で通していましたねぇ。 ドロドロとした俗悪さは皆無で、少し官能的。
 
いわゆる「M性」の追求は少なく、あくまでフラストレーションを抱える現代人の多様な性癖のひとつ、って感じでしょうか。「運命の人」なんかは女装で自縛だし。
 
主人公の百合亜の性格は、少し内向的でいわゆる根無し草タイプ。
自縛をする事によって心の安らぎを得る、という設定にはおおいに納得。
まぁ、でも映画だから、ちょっと「?」な、理解不能な場面もあるにありますが・・・。
 
個人的にはもっと追求したシリアスさが好みですが、これはあまり考え込まず観れるという点で良いのではないのでしょうか。
 
亀甲縛りのやり方、使用する麻縄を熱湯で煮込むとかのノウハウなどもちょっと楽しめます。
 
 

私の奴隷になりなさい

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【私の奴隷になりなさい】 日本 2012
監督:亀井亨 原作:サタミシュウ 出演:壇蜜 / 真山明大 / 板尾創路 / 杉本彩 (特別出演) 他
 
 
 
 
 
 
サタミシュウの同名官能小説の映画化で、初映画主演デビューを果たした壇蜜さんでございますが。
ま、観るのが今頃になってしまってホントに申し訳ない気持ちでございます。(誰に?)
 
出版社に勤める香奈 (壇蜜) は人妻。 夫は大阪へ単身赴任しております。
その出版社へ途中入社してきた "僕" (真山明大) は、香奈の魅力に惹きつけられます。
 
この "僕" は気に入った女性を手当たり次第に誘惑するプレイボーイなんですが、香奈はそんな "僕" を寄せ付けようともしないんですね〜。
 
香奈に相手にされない "僕" は、彼女を諦めかけてた時、なんと唐突に 「今夜セックスしよう」 と言うメールを香奈から受けます。 そして、「ビデオカメラで私を撮って欲しい」 と言うのですよ。
 
 
 
 
 
 
その裏には、香奈に命令を出す "先生" (板尾創路) の存在があったんですね〜。
 
いわゆる "ご主人様" です。
香奈は先生に調教され、陵辱されることで悦びを得る "奴隷" です。
 
まぁ、こういうのはよくあるコトで (?)、ストーリー性としてはさほど目新しさを感じるワケでなし。
これは、壇蜜さんの魅力を堪能する映画なんだと思って鑑賞してたんですが・・・。
 
なんのなんの、タダ単に "M女の調教物語" では終わってなかった。
もちろん、30歳を過ぎた壇蜜のリアルボディ (少しお腹とお尻の辺りが緩んだ) も満喫できたのは言うまでも無いんですが、"SMの精神性" を大切に描いた一作だったのが好感でしたね。
 
 
 
   マジの剃毛シーン。 板尾はん、めっちゃ役得。
 
 
 
タイトルから察するように 「私の奴隷になりなさい」 と言うのは、主人公の香奈が発する言葉です。
香奈は先生に調教されてるのに、何故でがしょ?
 
香奈と先生、そして香奈にハマッて行く "僕" との関係性も大事なポイントなのですよ。
 
以前、自分は当ブログで思ってるところをちょこっと書いたことがあるんですが・・・
「MはS、SはMにも成りえる = 表裏一体」 なのですよ。
 
「ワタシはドMなのよ〜」 、なんてほざく最近の女子には到底思いも及ばない、深い精神性がここには描かれております。 単にエロチック映画=されどエロチック、だと思います。
 
あくまで人間性を追及した、SMの哀しさと儚さを描き出した映画としては良いと思いましたよ。
 
ま、でも、こう言うコトに関しては熱く語ってしまうタチなので、ホドホドにしておかないとイエローカードを出されてしまう恐れがあるので・・・。
 
 
壇蜜さんに関しては、演技は勉強の余地があろうかと思われますが、それが "そのシーン" になれば、やはり言うコトなし! までの迫真性。 流石です。
 
残念なのは "僕" を演じた真山明大
ハッキリ言ってセックスシーンが頂けないです。 もう少し上手く演じて頂きたかった。
 
天性のご主人様を演じる板尾創路は良かったよ。 貫禄も表現できて落ち着いた演技でした。
 
これは 「R-18 ディレクターズカット版」 で観る方がお勧めだと思いますよ〜。
自分は残念ながら、今回は通常版での鑑賞でした。
 
 
 
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