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【東京ゴミ女】 Tokyo Trash Baby 日本 2000
監督:廣木隆一 脚本:及川章太郎 撮影:鈴木一博 / 飯岡聖英 出演:中村麻美 / 鈴木一真 / 柴咲コウ / 戸田昌弘 / 田口トモロヲ 他 2000年 日本映画プロフェッショナル大賞ベスト10・第3位 この映画はもう何年も前から気になってて、そのうち観ようと思いながらやっとの事で鑑賞に至りました。 同じマンションに住むミュージシャンの男ヨシノリ (鈴木一真) に片思いのみゆき (中村麻美)。 好きな相手の全てを知りたいみゆきは、ヨシノリが出したゴミを部屋の持ち帰り漁り、気に入った物をコレクションするヤバい女です。 ウェイトレスの仕事では客の男に言い寄られたりしますが、いつも冷たく拒否。 あっけらかんとした性格の同じウェイトレス仲間の京子 (柴咲コウ) とは正反対に、毎夜ゴミのコレクションを部屋に飾り、ヨシノリの色に染まろうと努力するみゆき。 そんなヤバい女の生態を等身大で描いた一種の青春映画なんですよね。 まぁ普通に考えたらストーカーなんだけど、その心理状態の変化を追っていく話としては興味深いですね。 一見、みゆきはどこか冷めた感じで恋愛に対して積極性と言う感覚が欠けてる女性なんですよ。 でも好きな相手のゴミを漁ることによって、その彼の嗜好に徐々に近づいて行く訳ワケ。 使用済みのコンドームを壁に叩きつけ、「ヨシノリに相応しい女は、この私だけ」と言い放つ。 過去に付き合ってた女性からの手紙を読み、何食わぬ顔で待ち合わせ場所に赴き、「私はヨシノリと一緒に住んでるから、アンタはもう諦めなさい」と言う、ホントにヤバイ女。 そんなみゆきにショッキングな事実が訪れる後半。 ゴミを漁り、コレクションを大切にしていること自体、それはもう彼女にとってはコレクション自体が欲望なワケになってくるんですよね。 その事実を機にゴミを捨てようと抱きかかえ、東京の街を彷徨うみゆきの姿に確かに青春を見ました。 それも異質な青春なのは間違いないけどね。(笑) 芝咲コウはこの作品が映画デビューと言うコトですが、脇だけど結構面白いキャラクターを演じてますよ。 まぁ、しかしゴミを持ち帰られるというのは他人事ではないですよ。 今の世の中、個人情報の宝庫ですからね、ゴミと言うのは。 ホンマ気をつけましょうね、ゴミの中身も。(笑) |

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