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WOWOWでアカデミー賞短編実写賞を受賞した4本をまとめて放映してたのを鑑賞しました。
その4本の中から、簡単ですが2本チョイスして書いておきたいと思います。
【ゴッド・オブ・ラブ】 GOD OF LOVE アメリカ 2010 (18分) 監督・脚本・主演:ルーク・メスニー (2010年・第83回受賞作)
モノクロ映像で描いたラブ・ファンタジーコメディと言っていいのかな。
ダーツ投げの名人でバンドのヴォーカルをやってる主人公の男が、そのメンバーでドラム担当の女の子を好きになっちゃってるんですが、その娘はギター担当の男にぞっこん。 そんなところに "ある魔法のダーツ" が男の元に届きます。
誰が送ってきたのか? そう思いつつも説明書を読んでみると・・・。
なんと女性めがけてダーツを投げれば、それに当たった女性は自分のことを好きになるという魔法のダーツ。
早速、男は目当ての女の子に試すのですが・・・。
これねぇ〜、もう全てにおいてセンスがいいんですよ。
表現は違うけどジム・ジャームッシュ作品のエッセンスを思い浮かべてもらえたら近い感じかな。
主人公の男を演じるルーク・メスニーという人がめっちゃ個性的。
口のデカイ、ヘンな顔 (笑) した人なんだけど、モノクロ映像でピタリと嵌っておりますよ。
最後に結局そういう役割を選んじゃったんだねっ! って感じで微笑ましくもある一作。
【おもちゃの国】 SPIELZEUGLAND ドイツ 2007 (13分) 監督:ヨヘン・アレクサンダー・フライダンク 主演:ジュリア・イェーガー (2008年・第81回受賞作)
こちら尺とすれば13分と言う短さなんですが、観終わって思わず唸っちゃいましたよ。
ホロコーストをこの時間で描ききるなんて、もう長編映画でも充分に成立するドラマじゃありませんか。
ユダヤ人ピアノ教師一家と、演奏を習う少年とその母親一家。
ピアノ教師の息子と、演奏を習う息子は一緒に遊んだりもする仲良し。
そこにナチスの迫害が近づいてる訳ですよ。
収容所送りとなる運命のピアノ教師一家の事情を、本当の事情を隠して説明する母親。
『おもちゃの国に行くんだよ』 ・・・、それを母親から聞いた息子は、その教師一家と一緒に行こうと心に決め。
そして行方不明になった息子を必死で探す母親。
その母親がクライマックスで下す決断。 そしてラストのシーン。
いやぁ〜、これは唸る、と言うか、この時間でよくこれだけ胸に込み上げる物語を作れるもんだと感心しました。
ちなみに、この動画は13分の全編です。 サワリだけでもどうぞ。 興味があれば時間のある時に全編観ちゃってください。
『ゴッド・オブ・ラブ』 もそうなんですけど、そのクオリティは長編映画と何ら遜色ない出来栄えやね。
時間が短い分、作り手の巧さが光っておる短編でした。
こういう短編をまとめてDVDリリースしてくれたら、かなり嬉しいんですけどね。
またこういう放送があることを期待しております。
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