昨日カンヌ国際映画祭で発表があったように、今年の パルム・ドールには テレンス・マリック監督作品の 『ツリー・オブ・ライフ]』 が受賞となりました。 他、受賞一覧は こちらで。
当のテレンス・マリック監督は授賞式にも出席せず、あくまで "異色" を貫いております。
監督自身 カンヌでは32年前 『天国の日々』 で監督賞を受賞して以来の快挙。
この監督、その異色さは際立ってますよね。
ハーヴァード大学、オックスフォード大学を卒業後、マサチューセッツ大学で哲学の講師。
映画に興味を持ったテレンス・マリックはポール・ニューマン主演作品の 『ポケット・マネー』 ('72) の脚本執筆で映画界デビュー。 初の監督作品は、1973年の 『地獄の逃避行』。
そして2作目となる 『天国の日々』 ('78) で、その名声を広く知らしめることになります。
この作品は当時劇場鑑賞してますが、当時からその名声 (?) は、もう異色極まりなかった。
だって名立たるハリウッドの映画人がリスペクトしてましたからね〜。
「何、この監督?」 「なんで新人監督がここまでリスペクトされてんの?」
もうそんな疑問でイッパイでしたよ、当時から。
そして20年間のブランクを経て 『シン・レッド・ライン』 ('98) でカムバックした訳ですが。
ここまで来たら後はアカデミー賞ですよね。
前評判の高かった作品だけに、パルム・ドールとアカデミー賞のダブル受賞達成なるか!? って事ですが。
しかし、ご存知のようにカンヌとアカデミー賞では、その毛色の違いは一目瞭然でございます。
玄人好みの芸術性を評価するカンヌと、映画の祭典のための映画をチョイスするアカデミー賞。
パルム・ドールとアカデミー賞のダブル受賞は過去に2度だけ。
1946年の 『失われた週末』と、1955年の 『マーティ』、この2作品だけでございます。
とは言え、この 『ツリー・オブ・ライフ』 の内容を吟味してみれば…、結構アカデミー賞を狙えるかも。
なんたって気まぐれチョイスが得意なアカデミー賞ですからね。
過去のテレンス・マリック作品にはキツい評価を下してる事もあって、このあたりで…って感じの頃かも。
で、作品賞、監督賞の他にも出演のブラッド・ピットにもチャンスがありそうな予感がマンマン。
ブラピもノミネートは数回あるでしょ。 こちらも もうこの辺でそろそろ…、って雰囲気も受けます。
もちろん作品の内容が伴っての話ですが、この映画はそれを狙える一作だと思います。
早い話で恐縮ですが、来年のアカデミー賞レースに早くも名乗りを上げた一作なんじゃ。
公開が楽しみですね。 『ツリーオブ・ライフ』 公式サイト
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