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浮気な家族

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【浮気な家族】 A GOOD LAWYER'S WIFE 韓国 2003

監督・脚本:イム・サンス    撮影:キム・ウヒョン
出演:ムン・ソリ / ファン・ジョンミン / ユン・ヨジョン / キム・インムン / ポン・テギュ 他

2003年ドーヴィルアジア映画祭コンペ部門グランプリ
2003年ストックホルム国際映画祭 主演女優賞 (ムン・ソリ)

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と言う事で、「エロス系3作 観ちゃえよ」シリーズとなる一発目の韓国映画。

これ公開当時、ポスターのムン・ソリの挑発的な姿が印象に残ってましたね。
ちょっと遅くなりましたが、ようやく鑑賞と言う事です。


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_37059777_12?1307940270


主婦ホジョン (ムン・ソリ) の家族は、弁護士の夫ヨンジャク (ファン・ジョンミン) と七歳の息子スインの3人暮らし。 一見、中流家庭の幸せなファミリーなんですが、それぞれに秘密を抱えて暮らしてるんですね〜。

夫婦関係は冷めきっていて、夫ヨンジャクは愛人と浮気の日々。
そんな夫の様子を感じつつ、妻のホジョンは隣の家の高校生を誘惑しにかかるんですね〜。

問題はそれだけじゃなく、息子のスインは実は養子として貰った子供。
それを理解するにはまだ幼すぎます。

そして夫の父親で妻ホジョンの舅は肝臓病で余命幾ばくも無い状態。
姑はそんな夫を尻目に同級生と不倫関係状態。

こんな状態で話は進んでいくんですが、これちょっとエロス系と言うには微妙ですね。
もちろんお色気シーンは多々出てきますが、観ていくうちに、今の韓国社会に蔓延する問題を風刺っぽく (ブラックコメディー) 描いた、ヒューマン・コメディーなんですよね。

夫婦関係、養子、格差社会、アルコール問題、中絶など、数えたらもっと出てきそうなテーマ性を持ってます。
そんな重くなりそうな話をブラックコメディーとして、お色気を添えて構成されてるので、どことなく掴みどころがない作風に仕上げてました。

ま、韓国映画らしく、後半からびっくりするような展開を見せていくんですが、あくまでサラッっとした落とし所に落ち着かせてましたね。 カメラにフィルター掛けたり、ちょっと長回ししてみたり、そういう監督のこだわりみたいなのも感じます。

自虐的で赤裸々って表現もハマりますね。
妻ホジョンを演じたムン・ソリはイイですよ〜。(何がイイんだ)


https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_37059777_13?1307940270

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_37059777_14?1307965729

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【イエロー・ハンカチーフ】 YELLOW HANDKERCHIEF 2008

監督:ウダヤン・プラサッド  製作:アーサー・コーン  脚本:エリン・ディグナム
出演:ウィリアム・ハート / マリア・ベロ / クリステン・スチュワート / エディ・レッドメイン / 桃井かおり

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55183809_13?1305953064


第1回日本アカデミー賞の作品賞ほか 監督、主演演技、脚本など計6部門を受賞した山田洋次監督作の 『幸福の黄色いハンカチ』 ('77) をリメイクしたアメリカ映画。

このオリジナルはね〜、当時劇場鑑賞しているんですが。

正直言うと、このベタとも言える日本人好みの物語がどうも肌に合わず、おまけに出演者のひとりである武田鉄矢が苦手なもんで、個人的な評価はポイント低めなんです。 すいません、自分 素直じゃないので。(笑)

その "泣かせのベタ映画" をアメリカにおいてリメイクすると言うんだから、ちと興味持って鑑賞した次第です。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55183809_14?1305953064


舞台はアメリカ南部。

6年の刑期を終え出所したブレッド (ウィリアム・ハート) は、立ち寄ったレストランで2人の男女ゴーディ (エディ・レッドメイン) とマーティーン (クリステン・スチュワート) に出会います。

ひょんなことからゴーディの運転する車で道連れとなった3人。

アメリカ南部をドライブでの旅が続く中、ブレッドは自分の過去を語り始めます。
それは別れた妻メイ (マリア・ベロ) が暮らすニューオーリンズへ行って確かめなければならない事があると…。


ウィリアム・ハート演じる過去を持つ男ブレッドのキャラクターは合ってますね。
まぁ オリジナル作品の高倉健ほど "不器用" な男ではありませんが。(笑)
やっとつかんだ幸せから一転、突発事故で人を殺めてしまった哀しき男を好演しておりました。

クリステン・スチュワート演じるマーティーンは15歳と言う若い設定にビックリもしましたが、鬱屈とした悩める気持ちを抱える女の子を巧い具合に表現してて良かったよ。

特に気に入ったのはマリア・ベロ演じる妻のメイ。

日本人には無い気性と個性のメイ役は話の上で "ピリッとしたスパイス" と言った感じ。
このひとつのアメリカ人らしい女性像が、これまたいじらしく思わせてくれたのです。

作品的には小さくまとまった感覚なんですが、浪花節的な物語を巧い具合にアメリカ南部の地に転化させた一作でした。 過度な期待と不安 (?) を持たずに観ると結構満足できる一作だと思います。

ロードムービーと言う点でもアメリカならではの広大な景色が助けになり、物語に良くマッチしてます。

モーテルの女主人を演じる桃井かおりの特別出演は嬉しいですね。
ワニにギャーギャー言うシーンは滑稽でもありますが。(笑)


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55183809_15?1305953064

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悪魔の凶暴パニック

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【悪魔の凶暴パニック】 BLUE SUNSHINE 1976

監督・脚本:ジェフ・リーバーマン  製作:ジョージ・マナス  音楽:チャールズ・グロス
出演:ザルマン・キング / デボラ・ウィンタース / マーク・ゴダード / ロバート・ウォーデン 他

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54978403_22?1304051625


レンタル店で見かけた、1970年代のジャンル・ムービー専門劇場 「グラインドハウスの代表作リリース」 って言う文句に釣られて鑑賞いたしました。

この監督のジェフ・リーバーマンって人、どこかで聞いたことあるな〜っと思ってたら、あのミミズが襲って来るパニック映画 『スクワーム』 ('76) の監督だったんですね〜。 あれ当時に劇場で観て、そうとう気持ち悪い目に遇わされたもんです。

こちらの作品は、突然に髪の毛がハゲ落ち 発狂して人を襲っていくというスリラー。

ま、その事件の背後には、彼ら彼女らが学生時代に服用したLSD (ブルーサンシャイン) 、ドラッグの副作用によるものなんですね〜。 十何年経ってから副作用が発症すると言う怖いストーリーなんですが。

でもさすがグラインドハウス・ムービー。
ハゲになって急に人格が変わり 凶暴になられても、観てるこちら側は 『困ったなぁ〜』 って言うしかないし。

案外に暴力的な描写にグロさは無く、意外に地味な展開のスリラーでして。
今のスリラー映画に慣れてる方には、ちと退屈さを感じさす作りかな?

ドラッグのブルーサンシャインを巡って、中盤以降はその正体探しみたいな感じで描かれて行くのが残念。
ラストの見せ場のディスコでの格闘も迫力不足やし。

でもこういう映画はツッコミながら観て行くのが楽しいんですよね。

『お前、それズラだろっ!』 ってツッコミながら観てくと結構楽しめるし。(笑)
こういうネタながら扱ってる題材は、ヒッピー世代が常用したドラッグと言う社会派的なテーマだし。

まぁ、『スクワーム』 で当てた監督だったら、もうちょっと衝撃的な描き方でも良かったとも思いますが。
それに頭頂部に不安を持つ人が観たら気を悪くしそうな内容やし。

事件の真相を追う主人公を演じるザルマン・キング (↓) は、後にあの 『ナインハーフ』 ('85) や 『トゥー・ムーン』 ('88)、『蘭の女』 ('90) など、数多くのエロティック作品で製作・脚本を担当した方です。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54978403_21?1304051625

息もできない

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【息もできない】 BREATHLESS 韓国 2008

監督・製作・脚本・編集:ヤン・イクチュン   撮影:ユン・チョンホ
出演:ヤン・イクチュン / キム・コッピ / イ・ファン / チョン・マンシク / ユン・スンフン / キム・ヒス

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54106669_34?1295375764


自分にとっては久しぶりに韓国映画を鑑賞と相成りました。

なんでもこちらの作品、【2010年・キネマ旬報外国語映画ベスト10】 に一位に選ばれた作品だとか。
世界各国の映画祭でもセンセーショナルな話題を振りまいたという事で観たい気にさせられました。

監督と主役のサンフン役を兼ねるのはヤン・イクチュン
韓国インディペンデント界で俳優として活躍してきた方らしいのですが、これは長編監督作の第一作目となる訳ですね。


冒頭、女に殴りかかる男を見つけ、完膚なきまでにボコボコに打ちのめすサンフン。
かと思えば、その女に (商売女) ツバを吐きかけ、『殴られっぱなしでいいのか?』 とひと言。
その瞬間、サンフンは女を殴り倒します。

不条理といえば不条理な暴力。 衝撃的な掴みはじゅんぶんにOKです。

この映画のタイトル、『息もできない (原題 BREATHLESS ブレスレス) 』 は言い当てた巧いタイトル。

サンフンは父親の暴力で母を亡くしたことがトラウマとなり、体内に溜め込んだ行き場の無い痛みを暴力で表現することしかできない男。 こんな男が同じような境遇の女子高生ヨニ (キム・コッピ) と出会う。

人には言えない、言ってもどうにもならない。 そんな息もできないような毎日を送る二人。

この2人の出会いもハンパ無い。
こんな恐れを知らない、恐れを感じない女子高生が居るか! って設定。
だけど納得させられるから不思議です。

この映画、全編に渡って嫌悪感さえ感じる汚い言葉や暴力で溢れております。
だけど、それが嫌に感じないのは何故だろ?

たぶん、その裏側にある "癒しを求める心" を感じとれるようになってるからなのだと思います。

癒しを求めるには、主人公のサンフンと女子高生ヨニだけじゃない。
出所した父親もそうだろうし、サンフンの姉と息子もそうだろうし。
ヨニの父親も、その弟も。

チンピラと女子高生の純愛などと宣伝文句は謳ってますが、そんな生半可な作品では無いことは観たら分かる。

ヤバいくらい "心感する作品" かもしれませんねぇ。
言い表す言葉は無くても良いと思います、この映画。


それと同時に、現在の韓国社会の実態とでも言いましょうか・・・。
父親に対する暴力をあからさまに映し出した社会背景に、ちと不安を感じる次第であります。

見事なチンピラ演技のヤン・イクチュン
監督としても役者としても、かなり凄いヤツが出てきたな〜って思います。



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【運命に逆らったシチリアの少女】 イタリア 2008 (未)

監督・脚本:マルコ・アメンタ  脚本:セルジオ・ドナティ / ジャンニ・ラモリ  撮影:ルカ・ビガッツィ
出演:ヴェロニカ・ダゴスティーノ / ジェラール・ジュニョ / マルチェロ・マッツァレッラ ほか

       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54222474_35?1292992201


1992年、マフィア発祥の地 シチリア島のパレルモにおいて大量のマフィアが一斉検挙されます。
大物と言われるマフィアだけでも25人以上にのぼり、パレルモの要塞法廷での非公開裁判にかけられました。

この映画は この実際の事件を原案にした作品でして、マフィア大量検挙に貢献した "リタ" と呼ばれる17歳の少女の戦いの物語。 リタの父親は、これまたシチリアン・マフィアのドン・ミケーレでした。


話の発端は1980年代半ば、リタの父親ドン・ミケーレが仲間の裏切りに遭い命を落とします。

ファザコンとも言えそうな父親好きだったリタは、その復讐を兄と共に胸に誓う。
父ドン・ミケーレを殺ったのは、なんと叔父だったんですよ。 その叔父もシチリア・マフィアの大物。

麻薬取引を扱うことを拒んだ、どっちかと言えば昔気質のドン・ミケーレを排除したんですね。

6年後、リタの兄も叔父の手に掛かり絶命。
リタは一大決心をして、今まで書き記した日記を証拠にパレルモの予審判事に密告をします。

いわゆる、シチリア・マフィアの十戒 "血の掟 (オメルタの掟)" を破るんです。
「仲間を売ってはならない」 とされる 沈黙の掟を破ったリタは当然ヒットの対象になります。


監督のマルコ・アメンタは、この実際の出来事に執着心があったようで、10年以上前から この少女リタ・アトリアに関するドキュメントなどを製作してたようです。 今回監督デビューとなる本作で念願かなったと言うところでしょうか。

ここで描かれるリタは、かなり感情的です。
それのみで突っ走ったと言う見方も出来るでしょうが、しかしこの一斉検挙に貢献した価値は計り知れないぐらいモノでしょうか。

かつてリタが少女の時、父ドン・ミケーレに噛み付いた予審判事に「父の敵をうって」と、願いを託すと言う経緯も興味深い。 この判事を演じるのはフランスの名優ジェラール・ジュニョ

『バルティニョールおじさん』 ('02)、『コーラス』 ('04) などで地味ながらイイ演技を見せてましたねぇ。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54222474_36?1293016667


この判事役のモデルになったのがジョバンニ・ファルコーネ判事と言う方のようですが、マフィアに毅然と立ち向かう姿が印象的です。

映画的には演出のもっと力強さが欲しかったところですが、ひとりの少女の孤独な戦いとして マフィア撲滅を訴える物語としては貴重と言えるんじゃないでしょうか。 そしてリタとその母親とのエピソ-ドなどはシチリア人気質を計るのには非常に興味深いものがあります。

ラストの出てくる実際のニュース映像やリタ本人の姿が、この物語の重さを語っておりました。


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54222474_34?1292992201

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