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【殺し屋たちの挽歌】 THE HIT イギリス 1984 (未)
監督:スティーヴン・フリアーズ 製作:ジェレミー・トーマス 脚本:ピーター・プリンス 出演:テレンス・スタンプ / ジョン・ハート / ティム・ロス / ラウラ・デル・ソル / フェルナンド・レイ 他 なんでもこの作品をセルフ・リメイクとして撮る予定があるとか。 と言うことでオリジナルとなる本作を鑑賞しました。 10年前に組織のボスを売って裏切ったウィリー (テレンス・スタンプ) はスペインの田舎町でひっそり暮らしてるんですね。 狙われる事を警戒して今も警察の護衛付きという身分。 そこへ2人組の男ブラドック (ジョン・ハート) とマイロン (ティム・ロス) が現れます。 男たちの目的はウィリーを拉致して、出所したばかりのボスが待つパリまで連れて行くこと。 この拉致誘拐に巻き込まれた女も一緒に車はスペインからフランスを目指して走り出す事になります。 内容からして、最初はちょっとした血なまぐさい感じを想像してたんですが、良い意味で裏切られましたねぇ。 スペインを舞台にしてる事もあって、乾いた雰囲気を醸しだすロードムービーでした。 まぁロードムービーと言っても相当に異色なメンツなんですけどね。 なんで組織を裏切る事になったのか? どういう背景を持った人物なのか? などなど・・・。 そういう説明は無く物語が進むから、その辺りでも特殊性を与えてる作品とも言えそうです。 殺し屋に拉致された裏切り者役のテレンス・スタンプが、これまた飄々とした個性で "死" を達観しており、どこか悟りを開いたような人物。 組織の殺し屋で兄貴分役のジョン・ハートは口数少なく、クールに物事を進めていくタイプ。 そしてこの仕事が初仕事の、見習い殺し屋役のティム・ロスがエキセントリックなタイプ。 血の気は多いけど、やっぱり小心なところもあり、誘拐した女にたぶらかされそうになる始末。 ティム・ロスの若さと青さにビックリです。(笑) なんだかんだでスペインの国境付近までたどり着いた所で・・・、って感じなんですが。 最後まで登場人物それぞれの持ち味で見せるクライム・サスペンスでした。 やっぱりスペインと言う土地が雰囲気を最大限に出してる物語ですね。 音楽も聴きモノでして。 冒頭の主題曲をエリック・クランプトンが担当したり、全編に流れる楽曲はフラメンコギターのパコ・デ・ルシアだったり、サントラも非常にイイ感じ。 スティーヴン・フリアーズ自身がこの作品をどうセルフ・リメイクするのか? それも楽しみとなりました。 |

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