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サディスト

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昔から、ちと噂だったスリラー映画  『サディスト』 1962

サディスティックな連続殺人犯に遭遇した3人の男女と、その顛末を描いたサイコチックな一作。

L.A.へ野球観戦に行こうとした 教員仲間の男女3人。
町外れの道で車が故障し、修理の為にある自動車工場へ立ち寄りますが、そこには人影はなく 銃を持って現れたのは、アリゾナで連続殺人を犯し逃走中の男・チャーリーと その恋人の女・ジュディでした。

と、まぁ〜映画の全編 その修理工場での展開なんですが。

人を傷つけることで満たされる、憎悪の塊のようなサイコ殺人犯・チャーリーを演じるアーチー・ホール・Jr の個性が爆発しております。 なんたってホンモノのサイコなんじゃないかと思うぐらいの個性がナイス。

映画の冒頭、タイトルクレジットで目のクローズアップが出てきますが、それだけで何かを予感させてくれるぐらいの鬼気迫る迫力がございます。 まぁ、作品自体は低予算のモノクロ映画なんですが、そのイイ具合に荒れた感じが これまた不気味な雰囲気を醸し出してますね〜。

そして撮影スタッフには、あのヴィルモス・ジグモンドの名が。
未知との遭遇』 で 一躍その名を轟かした名カメラマンでございます。
その後も、『ディア・ハンター』 など、多くの名作を手掛けておりますねぇ〜。

演出自体は この時代の映画らしく、オーバーな女性のリアクション (悲鳴) など、所々で ちょっとツッコミどころも見えますが、一気に見せるサスペンス性を持っておりました。

この連続殺人犯のチャーリーの恋人・ジュディは全編無邪気に笑ってばかり。
ほとんどセリフと言うものがないところも凄い。
そこに、真のサディストを感じさせるモノがありますよね〜。

連続殺人犯に遭遇した、この3人の運命は如何に ・・・。

ちなみに映画のモデルになったと言われてるのは、1957年頃から10人を殺傷したチャールズ・スタークウェザーキャリル・フューゲイトの実在したカップルだそうな。



原題  THE SADIST 1962 アメリカ
監督 ジェームズ・ランディス
脚本 ジェームズ・ランディス
撮影 ヴィルモス・ジグモンド
出演 アーチ・ホール・Jr / ヘレン・ハーヴェイ / マリリン・マニング / リチャード・アルデン 他

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春休みは大盛り上がりの季節。  『スプリング・ブレイクダウン』 2009

ブロークン・イングリッシュ』 で観たパーカー・ポージー (写真・一番背の高い人) が割と気に入ったので、彼女出演のコメディ作品を観てみました。

こちらは、大学時代からイケてない3人組のベッキー、ゲイル、ジュディの 35歳トリオのお話。

いわゆるアラフォーとなった彼女たちは、今もまだ独身トリオ。
そんな時、女性議員の秘書を努めるベッキー (パーカー・ポージー) は、その議員から 娘アシュリーのお目付け役として任命。

大学生たちが春休みを謳歌するテキサスのリゾート地サウスパードレへ派遣される事になります。
それに便乗して仲間のゲイルとジュディも同行。

イケてない自分たちを なんとかイケ組みに変えるべく、リゾート地に臨みますが・・・。


パーカー・ポージー以外の2人は たぶん初めて見る方だったんですが、なんでもサタデーナイト・ライブで人気のコメディエンヌらしいとか・・・。 一番背の低い彼女、レイチェル・ドラッチなんかは そんな感じの役どころを見せてくれましたね〜。

まぁ、映画としては笑えるところも大いにアリなんですが、コメディとしては 「まぁ、こんなもんか」って感じですな〜。  ちとヤリ過ぎって感じで、お寒いところもあるんですがね。(笑)

パーカー・ポージーの役どころは、冒険できない真面目女。
ハメを外す事を知らない35歳の政治家秘書なんですが〜、・・・まぁ最後はハジけましたね。

レイチェル・ドラッチの勘違いぶりに惑わされ、最後はポォーッとなっちゃうイケメン君も面白いけど。

エイミー・ポーラー演じるペット訓練師はビーチで乱痴気騒ぎに ご熱心。
イケてるモデル志望の7人組ギャルに加わって、歳を忘れてハジけ三昧なのですが。

・・・結局は、ありのままの自分を大事にしよう、というオチで ナニゲにハートフル。
女性の方で 共感できる部分があれば、そこそこに笑えて楽しめるコメディかも。(・ω・)bグッ


あぁ〜思い出した!
エイミー・ポーラ (↓ 真ん中) って、『俺たちフィギュア スケーター』 で敵役を演じてた女優だった!


       https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_62122206_24?1257448828

原題 SPRING BREAKDOWN 2009 劇場未公開
監督 ライアン・シラキ
脚本 ライアン・シラキ
出演 パーカー・ポージー / エイミー・ポーラー / レイチェル・ドラッチ / ミッシー・パイル 他

シリアの花嫁

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無国籍と言う現実 『シリアの花嫁』 2004

【シリアの花嫁】 The Syrian Bride イスラエル・フランス・ドイツ 2004

監督・製作・脚本 エラン・リクリス 製作 ベティーナ・ブロケンパー 他 脚本 スハ・アラフ
出演 ヒアム・アッバス / クララ・フーリ / マクラム・J・フーリ / アシュラフ・バルフム 他

2004 モントリオール世界映画祭グランプリ
2004 ロカルノ国際映画祭 観客賞
2004 フランダース国際映画祭 最優秀脚本賞・観客賞


この間までミニシアター系でロードショー公開されていて 気になっていた作品でしたが、もうDVD化されていたので ちょっと鑑賞いたしました。

1967年に勃発した第3次中東戦争 (六日間戦争) でイスラエルが占領した 元シリア領ゴラン高原
水資源が豊富で標高が高く、イスラエル・レバノン・ヨルダン・シリアと国境を接するこのゴラン高原は戦略的な要所として そして地政学的にも重要な場所であります。

現在も実質的なイスラエルによる占領下にあるゴラン高原。
ヘルモン山付近の入植村に暮らすイスラム教ドゥルーズ派のある一家から、花嫁がシリアの青年の元に嫁いで行くことになります。

しかし花嫁のモナ (クララ・フーリ) の顔色は冴えません。

それもそのはず、一旦ゴラン高原を離れ シリア領内へと足を踏み入れたが最後、二度と戻る事は許されないのです。 それは家族との永遠の別れを意味する事にもなるんですね。






映画は、モナがシリアへ嫁ぐ日の一家の様子を描いた作品です。

父親は、親シリア活動家のためイスラエル政府のよって身柄を拘束され、つい先日出所したばかり。
頑固な正確ゆえに、ロシア人女性と結婚して故郷を離れた長男を勘当状態にしています。
しかし、妹モナの婚礼のためゴラン高原の我が家へ、嫁と子供を連れて帰ってきた長男。

モナの姉アマル (ヒアム・アッバス) は、妹との別れを惜しみながら幸せを願っています。
そして、ビジネスマンとして各国を渡り歩き、でも今ひとつ安定しない状態の次男。

地味ながら その婚礼の日の一家の様子を描いた作品ですが、なんと言っても 中東情勢の複雑さが現れた物語です。
自分、ゴラン高原についての知識は多少ありましたが、そこに暮らす人々の日常までは知りませんでした。

イスラエル国籍を取得できる状態にありながら、シリアへの帰属が強いがためイスラエル国籍を拒否。
この人たちは無国籍人なんですよねぇ。

花嫁がシリアへと嫁ぐには停戦ライン (軍事境界線) を通って行かなければならないのですが、そのバッファゾーン (緩衝地帯) で出国・入国手続きを手助けするのが国際赤十字の職員。

映画はここでひとつの問題が起こるのですが、その様子も興味深いものです。
言うなれば、国のメンツとしての 取るに足らぬ事情。
ここに中東情勢の不条理さと民族意識の頑固さを見ます。

イスラエルとは国交断絶のシリア領内に行けば、もうその時点でシリア国籍が確定してしまいます。

ゲートで閉ざされたバッファゾーンや境界線付近の土地で、拡声器を使って会話する家族。
そこまでしてでも娘をシリアに嫁がせなければならない一家の事情。

中東情勢の現実を垣間見るにも手助けになると同時に、地味ながら切々とした家族の絆を描いた作品でしょう。
これは観て良かったですねェ。


あっ、それでちょっと関係ないけど、ヒアム・アッバスの着替えのシーンがチラッと写るんですが。
細く見えるでしょアッバスさんって。 でもなかなかのダイナマイトバディでしたよ〜!

・・・ホンマ関係ないけど。(-o-;


スナッフ / SNUFF

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『スナッフ / SNUFF』 アメリカ・アルゼンチン 1976

ちょっと昔、センセーショナルに話題をかっさらった "ヤラセ映画" を書かせてもらいます。

この映画はですね、公開当時にマスコミがこぞって取り上げ、本物の殺人が行なわれた映画としてヒットしたんですよ。 いわゆる、スナッフ・ムービーですね〜。

これは劇場鑑賞はできなかったんですが、後にビデオで観た時は もうひっくり返りました。

この、どこがモノホンの殺人? めっちゃ作り物と言うのが丸わかり。
いや〜、公開当時の日本では 週刊誌なんかが真面目に検証記事を製作してたのを覚えてます。

こんなソフトポルノまがいの犯罪映画に、どーして、そこまで踊らされたのか? それが不思議。

まぁ、人の心理って分からないものなんですよね〜。
どこかで 『これはウソやないの?』 と感じていても、世間が騒げば ホントにそれが真実だって思い込むんですよね。 そして自ら騒ぐ事で、そのウソを本物だと自分に暗示をかけてるんですよね、きっと。

あの、一時流行った "口裂け女" と同じ。
『俺、ホンマに見たんやで!』 と何人ものヤツから聞かされたもんね、当時。(笑)

しかし、この映画は そういう人間心理を巧妙に突いた宣伝が上手かった。

日本での公開には試写を行なわず、ぶっつけ本番公開だったし。
事前に試写などが行なわれていれば、誰もがウソを見破っていたのは間違いないだろうし。

ほんでもって、この映画の製作者アラン・シャックルトンは宣伝活動のため、自らが上映禁止運動の先頭に立っていたとか。(笑) いや〜、上手い宣伝ですな。

お蔵入りになったエロ映画の最後 5分間ぐらいの所に、新たに撮影した殺人シーンを編集で繋ぎ合わせた稚拙な作品なんですよ、この映画の正体は。

ジョニー・デップ主演の 『ブレイブ』 でも取り上げられてた スナッフ・ムービーという殺人映画。
この当時、巷ではニューヨークのマフィアが製作して、地下で流通してるなんて噂がありましたが、こんなキワモノ映画まで大ヒットさせたと言う顛末でもありました。

同じくらいの時期に公開された もうひとつのヤラセ映画 『グレート・ハンティング』 は劇場で観たんですよ。
売りは、ライオンが人を襲って喰っちゃうドキュメント映画なんですがね〜。

その男ヴァン・ダム

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その男マンダム! …なんちゃって。  『その男ヴァン・ダム』 2008

【その男ヴァン・ダム】 JCVD ベルギー・ルクセンブルク・フランス 2008

監督・脚本 マブルク・エル・メクリ 製作総指揮 ジャン=クロード・ヴァン・ダム / マルク・フィズマン
出演 ジャン=クロード・ヴァン・ダム / フランソワ・ダミアン / ジヌディーヌ・スアレム / カリム・ベルカドラ

こちらも公開の時から気になってたんですが、やっと鑑賞できました〜。

ジャン=クロード・ヴァン・ダムと聞くと イメージ的には、B級映画で成功を収めたアクションスターって感覚ですよね。 でも自分、この方の作品は結構観ておりまして その空手アクションは好きな方でした。

彼の作品を撮った監督さんたちも そうそうたるもので、ローランド・エメリッヒ、ツイ・ハーク、ジョン・ウー、ピーター・ハイアムズ等々・・・ 当時はハリウッドで駆け出しだった監督なんかとも仕事をしてますよね。

そんなヴァン・ダムが製作総指揮を執り、実名で落ちぶれたハリウッド・アクションスターを演じる自虐作品。

47歳になったヴァン・ダム。
ハリウッドで築いたか輝かしいキャリアも年齢には勝てず、最近はアクションもままならない始末。
まともな出演の仕事も回ってこず、金銭面でもピンチな状態。
私生活では、別れた妻との間で 法廷での娘の親権争いに頭を悩ます事態に。

一息つけようと 故郷のベルギーに帰ってきたヴァン・ダム。
このベルギーではヴァン・ダムはまだ、ハリウッドで成功した世界的な大スターであります。

この大スターがひょんな事で 郵便局に押し入った強盗一味と関わり、自らが強盗に間違われる始末になってしまうんですが・・・。

アクションを封印したヴァン・ダム、と言うのもなかなか良いものですね〜。
彩度を落とし、照明を強調した映像にも味がありまして、シリアス系コメディドラマ (?) としても面白く仕上がっておりました。

まぁ ヴァン・ダム自身を自虐したネタだから、そういう意味合いでの面白さもあるかと思いますが、落ち目のアクション・スターとしての悲哀感が良く出ていて、裏話的な会話も楽しめる一作でした。

お前が居なきゃ ジョン・ウーなんて、今も香港で鳩を撮ってる程度だったんじゃないか!

そういうセリフをヴァン・ダム本人に言わせず、脇のキャストに言わせるところなんかも痛快ですな。(笑)

そして後半、ヴァン・ダム本人がワンカット撮影で激白するシーンの神妙さは見どころです。
怨み辛み節、悔恨の念、開き直り ・・・ この作品においての突き抜けた自虐はアッパレ。
サスペンス的なドラマ性とも合わせて面白く観れた作品でございました。

『ユニバーサル・ソルジャー』、『サドン・デス』、『ハード・ターゲット』、『タイム・コップ』 などなど、彼の出演作は多数ありますが、私的には これからのヴァン・ダムの方向性を示した本作がベストと言えるかも。(・ω・)bグッ


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