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【シティ・オブ・マッド】 ULTIMA PARADA 174 ブラジル 2008 (未)
監督 ブルーノ・バレット 脚本 ブラウリオ・マントヴァーニ 撮影 アントワーヌ・エベルレ 出演 ミシェル・ゴメス / クリス・ビアナ / マルセロ・メロ・ジュニオール / ガブリエラ・ルイス 2000年にブラジルのリオデジャネイロで発生したバスジャック事件を基に、その犯人サンドロの子供時代から犯行に至るまでを描いた作品。 こちら監督がブルーノ・バレット、個人的に大好きな映画 『クアトロ・ディアス』 を撮った監督さんなんですね〜。 脚本は 『シティ・オブ・ゴッド』 を手掛けたブラウリオ・マントヴァーニ。 ブラジル映画の一作です。 こちらのバスジャック事件、TVの生中継でブラジル全土に放送され、国民がその様子に釘ずけになったと言う事件なんですね。 このドキュメンタリーを扱った作品に 『バス174』 と言う作品もリリースされています。 この作品はもちろんドラマ仕立てで、事実からは映画向けに脚色されてるかと思います。 しかし、この少年サンドロがなぜ犯行に至ったかを知るには充分すぎる程にブラジル社会の厳しさを知る事ができました。 ストリート・チルドレンとして育ったサンドロ。 貧困が悪を生むという構図だけではなく、警察や住民が抱く 彼らへの差別意識も大きな要因なんですよね。 幼い時から路上でシンナーを買う、刑務所からの脱獄、また日々の糧を得るために犯罪に手を染める。 「こうなったのも全部社会が悪い」 と口にするのは負け犬の遠吠え、・・・でもそう言ってられないぐらい、ブラジルのストリート・チルドレンを取り巻く環境は、自分の力だけではどうしようもない程に厳しいものがあるんだと思わされましたよ。 経済発展を遂げているブラジルですが、まだまだ問題が山積ですねぇ。 サンドロと同じ愛称 "アレ" と言う名を持つ少年との出会いや、彼を昔手放した我が子と勘違いする女性とのエピソードも含めて、ブラジル社会の現状を鋭く描写した一作でした。 さすがバレット監督の演出は重厚さがありますね。 |

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