ここから本文です

書庫た〜

記事検索
検索

ドラキュラ都へ行く

イメージ 1

一目惚れならぬ、一噛み惚れ〜!  『ドラキュラ都へ行く』 1979

昨日に引き続き、むかし劇場で観たお気に入りの作品を小出しにしてます〜。v( ̄Д ̄)v

この映画、面白いドラキュラコメディーなのに他の方のレビューでほとんど見ないんですよね。
何故かなぁ〜? と思ったら、つい最近までDVD化されてなかったんですね〜〜。
でもDVD化になったのに DVD検索しても引っ掛からないのは何故でしょう?

ドラキュラ伯爵を演じるのはジョージ・ハミルトン
この人が主役を張った映画と言えば、この作品と 『ゾロ』 ('81) しか思い浮かびません〜。(´▽`*)アハハ

この伯爵、ルーマニアのトランシルヴァニアの古城で君臨してたのはイイんだけど、なんと女子新体操チームの練習場を作るため ルーマニア政府の人民委員会に先祖代々の城を接収され、仕方なくニューヨークに移り住むんですよね〜。

慌て者の下僕・レンフィールド (アート・ジョンソン) を従え大都会に来たのはイイけど、なんだかんだのトラブル連発なんですね〜。 でもそんな伯爵の目当ては、トランシルヴァニアの古城で読んだファッション雑誌のグラビアモデル・シンディ (スーザン・セイント・ジェームズ) に会うこと。

グラビアを見てシンディに恋をしたんですね、ドラキュラ伯爵は。(´▽`*)アハハ

いや〜これはキュートなラブコメでしたよ〜。
あの時代には "ラブコメ" という言い方はしなかったけど、現在だったらそう呼んでイイんじゃないかな〜。
大爆笑、って感じじゃないけど、クスクスという笑いと斬新な (当時では) な物語が心地良い作品でした。

時代錯誤なドラキュラファッションで、ニューヨークのディスコで踊りまくるし。
この映画の主題歌 『恋のナイトライフ』 はディスコでもスマッシュヒットしたナンバーなのですよ〜。

キャラ的にもお約束どおり、伯爵の宿敵 "ヴァン・ヘルシング教授" ・・・ のが登場します。
その孫のジェフ (リチャード・ベンジャミン) は精神科医で、なんとシンディの恋人。

このドラキュラ伯爵の恋の行方はどうなるか ・・・ って感じのユーモラスなお話なのですね〜。
原題の 『Love at First Bite (一噛み惚れ) 』 って言うのも洒落てるでしょ。(´▽`*)アハハ


原題 Love at First Bite アメリカ 1979
監督 スタン・ドラゴッティ
製作 ジョエル・フリーマン
脚本 ロバート・カウフマン
出演 ジョージ・ハミルトン / スーザン・セント・ジェームズ / リチャード・ベンジャミン ほか

                  http://www.geocities.jp/jkz203/blog16/LoveatFirstBite.jpg

開くトラックバック(1)

タイム クライムス

イメージ 1

スペイン産、時空もんSFスリラー  『タイム クライムス』

【タイム クライムス】 LOS CRONOCRIMENES (英題 TIME CRIMES) スペイン 2007 (日本劇場未公開)

監督・脚本 ナチョ・ヴィガロンド   製作 エデュアルド・カルネロス
出演 カーラ・エレジャルデ / カンデラ・フェルナンデス / バーバラ・ゴエナガ / ナチョ・ヴィガロンド

2008年 アムステルダム・ファンタスティック映画祭 ブラックチューリップ賞受賞

去年のサンダンス映画祭で上映され 話題を集めたスペイン映画のSFスリラー。

こちらの作品、ハリウッドでリメイクが決定してるようですよ〜。
そのリメイクの監督がディヴィッド・クローネンバーグだと言うから、これまた楽しみですな。


ある日、双眼鏡で森の中を覗いてた男エクトルは、その森で不審な人影を見ます。
気になって森の中へ入って行くと、そこで全裸になった女性が気を失っているのを発見。
直後、顔中ピンク色に染まった包帯を巻いた謎の男に襲われたエクトルは ある研究所に逃げ込みます。

追って来た謎の包帯男から逃れるため、そこの研究員に言われるがまま あるマシンの中へ避難。
やっと外へ出たと思ったら、そこは一時間半前の過去でした・・・。




主人公の男エクトルは、いわゆるタイムトラベルで過去 (一時間半前) に戻ってしまうですね〜。
研究員が秘密裏に開発していたタイムマシンを使って、エクトルはタイムトラベラーになっちゃうワケで。

そこでエクトルは 過去の自分の姿を発見。 それも森の中へ入っていこうとする自分の姿を。

しかし研究員は 『過去に干渉するな』 と釘を刺します。
そこに居るのは、現在の自分と過去の自分。 エクトル1号、2号と言う訳ですね〜。

このパターンは 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 でもお馴染みですが、こちらは のっけからサスペンス・スリラーモードでグイグイ来ます。 そしてさらに面白いのは、なんと過去・現在において 3人の自分が出現して それぞれ思惑を持って行動しだすと言うところでしょう。

エクトルを襲った包帯男、森の中の全裸の女性。
伏線を張り巡らしながら、その謎解きで物語を進めて行きます。
こういうタイム・パラドックスの "あり得ない理屈" を考えるところが、これまた面白いのであります。

そしてこの映画、出演者は4人のみ。
主人公のエクトル、そのエクトルの妻、森の中の女性、研究員。
低予算で作ったんだろな〜と思わせますが、やはり脚本が巧いんでしょうね。

監督のナチョ・ヴィガロンドが脚本も担当。 この監督も研究員役で出演してます。
時間も88分とコンパクトながら、その分 綿密な物語に仕上げてました、ん〜面白かったです。

このSFスリラーのリメイクをディヴィッド・クローネンバーグ監督が手掛けると言うのは、まさにピッタシ。

開くトラックバック(2)

イメージ 1

タクシデルミアを訳すと "剥製術" だという事です。

【タクシデルミア ある剥製師の遺言】 TAXIDERMIA ハンガリー/オーストリア/ フランス 2006

監督・脚本 パールフィ・ジョルジ 原作 パルティ・ナジ・ラヨシュ 脚本 ルットカイ・ジョーフィア
出演 ツェネ・チャバ / トローチャーニ・ゲルゲイ / マルク・ビシュショフ / シュタンツェル・アデール 他

 2004年 サンダンス・NHK国際映像作家賞・ヨーロッパ映画部門賞 受賞
 2006年 カンヌ国際映画祭・ある視点部門 受賞

ハックル』 に引き続き、パールフィ・ジョルジ監督の2作目をば。

まぁ、この作品 完全に完成するまで数年を費やしたと言うんですよね。
2006年の製作なのに、2004年にはサンダンスでお披露目 (?) されてるみたいだし。

NHKが資金提供をしてるみたいで、TVでの放送権を持っていながら その内容の凄さからTVでの放送を断念したという事です。 ハンガリー映画史上 最高額の制作費をかけた パールフィ・ジョルジ監督奇作にして傑作の1本ですね、これ。



パルティ・ナジ・ラヨシュと言う小説家の、複数の短編小説を基にして それらをまとめ上げ作った作品。
原作者もこの映画にチラッと死体役で出演しております。

物語はハンガリーの ある家族を三世代に渡って、その時代ごとに描きあげた一作です。

祖父のエピソードは、一兵士だった第二次世界大戦下のハンガリー。
父と母のエピソードは、大食いのアスリートとして名誉をかけた1960年代 共産主義下のハンガリー。

そして その息子ラヨシュは現代に生きる青年。 剥製を作り続ける物静かな青年です。
このラヨシュのパートは原作を基にしないオリジナルだという事です。




『ハックル』 でこの監督の才能の中に漂う そのイメージ (アートな変態性) を感じたわけですが、本作ではそれが見事に開花しておりました。 も〜う、ひと言では説明できない、このシュールでブラックなユーモアさ。

しかし奥深い作家性を秘めたテーマと内容には、「もう観るしかないな」と言った具合で惹き込まれました。

出てくるネタはコメディなんですよ、それも滑稽極まりない形で。
それが、"色欲と食とグロ" であっても ・・・ しかし、それは単なる手段に過ぎないと思います。

自慰、そして ↑ ペニスの火炎放射器 (ワケ分からんちゅーねん)、大食いの果ての嘔吐の繰り返し、身体を切り刻む剥製術etc・・・。

一兵卒の祖父は、自己の惨めな有り様を自慰をする事で紛らわします。
は国家の威信をかけた大食いのアスリート。
やがてはアイデンティティさえも食べる事によってのみ見出そうとするに成り果て、やがてはグロテスク極まりない姿で生きることになります。

その父親の世話に追われる息子ラヨシュ
内気で物静かなラヨシュは、何故に剥製を作り続けるのか?
やがては永遠を求め、その剥製術を駆使して幕を引こうとします。

まぁ、これらのネタでNHKが放送を断念したほどですから、観る気なら注意をしておいた方がいいと思います。
ちなみにDVDジャケットに書かれてる注意書きには、『体調の悪い時は観ないでください、云々』 とあります。

しかし自分は凝視するぐらい、不思議と観れたんですよね〜。
ある意味、その描写の美しさに目を奪われました。(これってヘンタイか?)
カメラワークの素晴らしさも特筆でございます。(・ω・)bグッ

シュールでブラックで滑稽なユーモア かつクール、かなり深遠な作家性を秘めた一作です。
もしかして、何らかのフェチを持ってる方なら、もう飛びつくかもしれないなぁ〜〜。
この監督、これからの作品にも要注意です。 


開くトラックバック(1)

イメージ 1

非情さと凶暴さが イケそうな香港ノワール 『ドッグ・バイト・ドッグ』

久しぶりに観ちゃった香港映画ですが、いやぁ〜面白い作品を次々と送り出してますね〜。

こちら、過激なバイオレンス描写で有名なソイ・チェン監督さんの作品。
自分、香港映画には今ひとつ疎いので この方が他にどんな作品を撮ってるか知りませんが、本作は言うほど強烈なバイオレンス描写は無いですね。 ほどほどに誰でも観れるバイオレンスって感じでしょうか。

香港の街にカンボジアから送り込まれた非情な殺し屋を演じるのがエディソン・チャン
この殺し屋、孤児で育ち 賭け試合で殺し合いの中を生き抜いてきた筋金入りの闘犬パン。

そのパンを追う香港の刑事ワイを演じるのがサム・リー
優秀な刑事だった父に憧れ 自分も刑事になったんですが、その父の裏の顔は麻薬のディーラー。
ワイはそれを突き止め 父親を撃ち、昏睡状態にさせた過去がある男。

いやぁ〜、まぁひと言で言えば 非情なハードバイオレンスってなモンでしょうか。
もう救いようが無いほどの非情なドラマですね〜〜。

香港の街でのストーリー展開と、その映像描写なんかは結構気に入りましたよ〜。
荒れてザラついた映像などは、このハードサスペンスを一層沈鬱な気分にさせてくれます。

愛をも知らない闘犬パンが、香港で出会った薄幸の女ユウ (ペイ・ペイ) を連れて故郷のカンボジアへ戻るわけなんですが、復讐の鬼と化した刑事ワイが後を追ってきます。 そしてユウの妊娠・・・。

唯一、ラストのカンボジアでの2人の決闘に 少しやりすぎ? ってな感じを持ちましたが、なかなか気合の入った力強さを感じさせてくれる作品でした。(・ω・)bグッ



原題 狗咬狗 香港 2006
監督 ソイ・チェン
脚本 セット・カムイェン / メルヴィン・リー / マット・チョウ
出演 エディソン・チャン / サム・リー / ラム・シュー / チョン・シウファイ / ペイ・ペイ ほか

デルス・ウザーラ

イメージ 1

黒澤明、復活の一作だったなぁ〜 『デルス・ウザーラ』

【デルス・ウザーラ】 DERSU UZALA 1975 旧ソビエト

監督・脚本 黒澤明   原作 ウラジミール・アルセーニェフ   脚本 ユーリー・ナギービン
製作 ニコライ・シゾフ / 松江陽一   撮影 中井朝一 / ユーリー・ガントマン ほか
出演 ユーリー・サローミン / マクシム・ムンズク / スベトラーナ・ダニエルチェンコ ほか

1975年アカデミー賞 外国語映画賞受賞


自分、この作品が 劇場で最初に観た黒澤映画なんですよ。
それまで黒澤明と言えば、世界的な名作でもある 『七人の侍』 を撮った凄い監督っていう認識だったんです。

その監督がソビエトに行って撮った映画だと言うから、興味深いのは言うまでもないですよね。
この時代は、黒澤監督にとっては低迷時期だったようで・・・『どですかでん』 ('70) 以来、発表作が無かった監督にとって、この一作は 『影武者』 ('80)、『乱』 ('85) へと続く 復活作でもあるんですよねぇ。

かな〜り久しぶりになりましたが、再見いたしました。




原作は帝政ロシア時代、シベリアの地図作成に赴いた探検調査隊員ウラジミール・アルセーニェフが書いた実話という事ですが、黒澤監督は昔からこの原作を映画化したいという意向があったようです。

物語は、シベリアに赴いたウラジミール隊長 (ユーリー・サローミン) が 現地人のデルス・ウザーラ (マクシム・ムンズク) に土地案内人を任すところから始まります。

慣れれない土地での調査で四苦八苦する調査隊ですが、土地を知り尽くしたデルスの機知溢れる行動と言動に いつしかウラジミール隊長は尊敬の念を抱くようになります。 

まず、極寒の氷河の大地、春の光差す森の風景、大自然をバックに叙事詩とでも言うべき映像が圧巻です。

デルスとウラジミール隊長は、まったく異なった 異文化とも言うべき環境で育った2人。
心の交流を通じて、デルスに尊敬の念を抱くようになったウラジミールは 彼をモスクワの邸宅で生活するよう話を持ちかけます。

何ひとつ不自由の無い恵まれた環境で生活するようになったデルス。
それでも彼は今までの生き方を変えようとはしません。

そのデルスに ようやくウラジミールもデルスなりの幸せを考え、シベリアの森に帰るというデルスを尊重。
ウラジミールは 別れに銃をプレゼントしますが、その銃が悲劇の引き金になろうとは・・・。

たぶん、広い意味で "人類愛" を謳ったテーマだと思います。 もちろん見応えはじゅうぶんあります。
しかし時間が160分という長尺で、間が長いのが特徴なので そういうのが苦手な方には ちょっと辛いところもあるかな。

外国の俳優を使って、外国の土地で撮った黒澤映画です。 これだけでも一見の価値はある作品だと思います。
なにより、デルスを演じたマクシム・ムンズクの 深い味わいのある演技が良いです。

この監督のスケールを感じたい方にとっては最良の一作になるでしょうね。(・ω・)bグッ


開くトラックバック(3)

Kaz.Log
Kaz.Log
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事