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ツイてない男

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笑えるか笑えないかは、アナタ次第♪ 『ツイてない男』

ニューヨーク・ホラー・フィルム・フェスティバル主演男優賞&作品賞を受賞したって言う文句に釣られて観てしまいました。 ナニゲにお久しぶりのスティーヴン・ドーフ主演のスプラッター・ホラーコメディ。

盗みのプロ、リッチー演じるのがスティーヴン・ドーフ。 (↓ 画像左の右)
宝石を盗み、難なく成功させたと思ったら交通事故に遭って失敗。
雇い主のマフィアの親分から名誉挽回のチャンスとして与えられた仕事は、モスクワの富豪が持つ "イワン雷帝" の十字架。

現地のプロの兄弟2人と合流したリッチーは早速仕事に取り掛かりますが、焦ったひとりが殺人を犯します。
リッチーらは警察から逃げるため、男女数人の人質をとり そのビルの未使用になってるフロアに立てこもりますが ・・・ そこにはとんでもなくアブないヤツが獲物を待ってるところでした。


いやぁ〜、スプラッターコメディと言うから、かなりの血しぶきを覚悟してましたが ・・・ う〜ん、血しぶき度はそんなに高くなかったかな? そこそこ血しぶきは上がりますが。( ̄∀ ̄*)

最初の犠牲者が首チョンパになるシーンは正直言って稚拙な描写。
もろ人形やん〜、って感じでこの先が不安になりましたが、それからのヒートアップ度がナイスでした。

未使用のフロアの階は、もう隔離状態。
そこに現れるのが "ある殺人鬼" なんですが、もう笑っちゃいますね、こいつも。

そして、そいつの刃からどうにか逃げようとリッチーと人質たちは協力し合うわけなんですがね。
登場人物のキャラもそこそこ笑えるヤツが居るわけでして・・・。

個人的に笑えたのが、ロシアの特殊部隊 "スペツナズ" あがりの警備員のおっちゃん
このおっちゃん、ナニゲに結構なギャグを飛ばしてくれます。(・ω・)bグッ

スティーヴン・ドーフは普通の演技ですが、ありえない展開やら、場に合わないBGMの使用やらで、もう笑わせモードに引きずり込む作りですね〜。

スプラッターやブラックなジャンルが好きな方なら、これはOKでしょう。
物語の設定場所がモスクワって言うのも、何かしら不気味な雰囲気をかもし出してるところでしょうなぁ〜。
そこそこ笑わせてくれます。(・ω・)bグッ 

でも、こういうのに免疫のない方だったら笑うどころじゃないのかな〜〜?



原題 BOTCHED アメリカ 2007 (未)
監督 キット・ライアン
脚本 レイモンド・フリール / イーモン・フリール / デレク・ボイル
出演 スティーヴン・ドーフ / ジェイミー・フォアマン / ショーン・パートウィー / ジェフ・ベル 他

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団塊ボーイズ

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やっぱり邦題が気に入らないけど、映画は好き。 『団塊ボーイズ』

【団塊ボーイズ】 WILD HOGS 2007

監督 ウォルト・ベッカー   製作 マイク・トーリン ほか   脚本 ブラッド・コープランド
出演 ジョン・トラヴォルタ / ティム・アレン / マーティン・ローレンス / ウィリアム・H・メイシー
    レイ・リオッタ / マリサ・トメイ / ピーター・フォンダ / ジョン・C・マッギンレー ほか

これも上映を見逃してた一作だったんですよね〜。

まぁ〜自分もそうなんですが、男と生まれたからには誰でも多かれ少なかれ、日常から抜け出しこういうバイカー人生に憧れを持つものなのです。 それが、人生に疲れを感じ始めた中年期だったら、もう余計に。

そんな男たち4人がハーレーにまたがり、アメリカ横断の旅に出る物語。
自由気ままなツーリングの旅で巻き起こる騒動を楽しく面白く描いたコメディですね〜。




自己破産の上に、妻に逃げられ男を演じるジョン・トラヴォルタ
歯科医だけど、家庭生活にストレスを感じてる男を演じるティム・アレン
妻に頭の上がらない、小説家志望の男を演じるマーティン・ローレンス
PCオタクで独身男を演じるウィリアム・H・メイシー

この4大スターに加え、ならず者バイカー集団のボス役にレイ・リオッタ
田舎街でレストランを経営する女性マギーにマリサ・トメイ
ラスト近くで満を持して登場するのが、 『イージーライダー』 で御馴染みの大御所ピーター・フォンダ

旅の言い出しっぺはトラヴォルタ演じるウディの提案から始まるんですが、冴えない毎日を送る4人が意気投合して非日常なツーリングを開始する設定がいいですね〜。 適度なコメディ演技で笑わせてくれますし、演じる役者たちが楽しんでやってる様子が伝わってきます。

天然ボケぶりを発揮するダドリー役のウィリアム・H・メイシーが映画の笑かせ役ですが、なんと映画ではマリサ・トメイ演じるマギーとイイ仲に・・・。 しかし、あくまで役どころは天然ボケ満開でしたね〜。


そんなキャラが登場する中で個人的にツボにきたのが、↓ジョン・C・マッギンレーが演じるゲイのハイウェイパトロール警官

              http://www.geocities.jp/jkz203/blog11/wildj.jpg

この方、主に80年代からのオリバー・ストーン作品を観てる方だったら 『あぁ〜、この人ね!』 と思い出す方も多いと思います。

『プラトーン』『ウォール街』『トーク・レディオ』『7月4日に生まれて』 などのオリバー監督作品には、必ず脇で登場してた名バイプレーヤー。 今でも多くの作品に登場してますが、今回の役どころはキワモノでしたね〜、笑らかしてもらいました。(・ω・)bグッ

レイ・リオッタのコワモテのキャラも彼らしくて良かったですねぇ〜。 ともかく楽しい一作でした。(・ω・)bグッ


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クロい! クロすぎるわっ!! 『ディスコ・ゴッドファーザー』 1978

またまたマニアなところを出してしまいまして・・・ホンマ、すんません。( ̄∀ ̄;)
よかったら軽〜く流してください。

この作品タイトルからして、もう節操が無いと言うか何と言うか・・・。

1970年代前半に誕生した、映画の一つのジャンルで "ブラックスプロイテーション" と言うのがあります。

アフリカ系アメリカ人が主役で、映画音楽にはソウルやファンクなどを用い、彼らに向けて製作された映画のジャンルの事を言います。 あの『スウィート・スウィートバック』 ('71) が、このジャンルのハシリという説があります。

知られたところでは、『黒いジャガー』 ('71)、『スーパーフライ』 ('72)、あのパム・グリア主演の 『コフィー』 ('74) などが有名なタイトルでしょうか。

本作はその流れの中の異色作。
コメディアンだった ルディ・レイ・ムーアが製作・主演したブラックスプロイテーション・ムービーです。

今はディスコの帝王、元刑事のタッカー (ルディ・レイ・ムーア) が、街にはびこるドラッグの壊滅に挑んで戦って行く、というシンプルなストーリーです。

まぁしかし、節操もなく当時の流行のディスコを物語に組み込み、お世辞にも 「上手い!」 と言えないディスコ・ダンスを披露しております。 そしてこの主人公タッカーはカンフーの使い手。

カンフーシーンも披露してますが、キレがないしショボイ。
臆面も無く、と言うのはまさにこういう事なのか? とも感じられるほどのスゴさですなぁ。

ラストに至っては、ファンキーすぎるその締めくくりに時が止まってしまうほど。(大げさですね、はい)

とは言いましても、この方は後のミュージシャンや映画人に結構リスペクトされています。
ジム・ジャームッシュ監督も自身の作品に引用を使うほどなんですねぇ〜。
ブラック・ムービーの異色作という事で、その分野に興味のある方には必見とも言えますなぁ〜。


           

原題 DISCO GODFATHER 1978 (劇場未公開)
監督 J・ロバート・ワゴナー
製作 ルディ・レイ・ムーア / セオドア・トニー
脚本 クリフ・ロックモア / J・ロバート・ワゴナー
音楽 アーニー・フィールズ・Jr.
出演 ルディ・レイ・ムーア / キャロル・スピード / ジミー・リンチ ほか

太陽に灼かれて

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スターリン体制下の悲劇 『太陽に灼かれて』 1994

カンヌ国際映画祭は無事閉幕したところですが、そのカンヌ関連の映画をちと。

『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』 ('76) などで有名なロシアの監督、ニキータ・ミハルコフがノスタルジックに描く恋愛悲劇。 この年の ('94) アカデミー外国語映画賞カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリを獲得した作品です。

1936年、スターリン独裁体制下で粛清の嵐が吹き荒れるソビエト。
マルーシャはロシア革命の英雄コトフ大佐の妻。 ナージャという一人娘をもうけて幸せに暮らしていました。
ある日、かつて恋人であったドミトリが10年ぶりにマルーシャの暮らす別荘地に帰ってきます。
しかし、再会を喜び合う時は長く続きません。ドミトリにはある命令を実行しなければならなかったのです・・・。


この映画でコトフ大佐を演じて主演、そして監督、脚本を努めたニキータ・ミハルコフ
ナージャ役には自身の娘も出演させています。

                    http://www.geocities.jp/jkz203/blog10/taiyo1.jpg

スターリン体制下のソビエトに吹き荒れた大粛清の嵐。
その特権階級であるコトフ大佐。 コトフ大佐はロシア革命の英雄でもありました。
妻マルーシャと娘ナージャと共に平和に暮らす中、10年ぶりに突然戻ってきたドミトリ。
彼はスターリンの秘密警察の要員であります。

このドミトリの登場によって物語はこの上ない悲劇に突き進むわけでありますが、それに反して映画の流麗な描きが印象的です。

監督自身の話しによれば映画の中で描きたかったのは不幸な時代の回顧的な批判ではなく、愛と情熱、人の痛みを描きたかったという事です。 それにじゅうぶん値する作品に仕上がっていますが、なんと言っても "スターリン体制下の大粛清の悲劇" に心が痛む次第であります。

おそらく、その悲劇を誰かが描かなければならないと言う使命に似た感情を持って製作したことだろうと思いますが、それに応じた映画に仕上げています。 ある種の品格をも備え持った作品であるでしょうねぇ。

劇中に何度か登場する "火の玉" は、全ても焼き尽くす太陽のごとく象徴的に語りを持ちます。
上手く言えませんが、この上ない悲劇を華麗にノスタルジックに描き出した名作でしょうねぇ。


原題 UTOMLYONNYE SOLNTSEM 1994 ロシア / フランス
監督 ニキータ・ミハルコフ
脚本 ニキータ・ミハルコフ / ルスタム・イブラギムベコフ
音楽 エドゥアルド・アルテミエフ
出演 オレグ・メンシコフ / インゲボルガ・ダクネイト / ナージャ・ミハルコフ / ニキータ・ミハルコフ 他

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ダーウィン・アワード

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「うっかり死んじゃいました」 ってのが、やっぱ笑える 『ダーウィン・アワード』

【ダーウィン・アワード】 THE DARWIN AWARDS 2006

監督・脚本 フィン・テイラー   製作 ジェーン・シンデル ほか
出演 ジョセフ・ファインズ / ウィノナ・ライダー / ジュリエット・ルイス / デヴィッド・アークエット
    クリス・ペン / D・B・スウィーニー / タイ・バーレル / ジュリアナ・マーグリーズ / メタリカ 他

公開時は観逃しちゃったけど、かなり気になってたので早速観ちゃいました。

ネタにしてる "ダーウィン・アワード" というのは、インターネットで実在する賞。
あまりにも愚かな死に方をしたため、劣悪な遺伝子をこの世から減らしたくれたことに感謝の意を表する賞なんですが、それ自体がブラックですねぇ〜。

物語は、血を見ると失神してしまう "血液恐怖症" のプロファイラー・マイケル (ジョセフ・ファインズ)。
連続殺人犯を取り逃がすという大失態で警察をクビになってしまい、仕事を探す羽目になります。

そんな彼がある大発見を。 それは 「身の回りで起こるバカな事件は、それを起こす人たちの遺伝子が関係している」 ということ。 誰もが無茶だと分かるような破滅的な行為で死んでしまった人には保険金を払う必要がない、と考えたマイケル。

それを文句に保険会社に自分を売り込み、会社側は彼にパートナーとして変死担当調査員・シリ (ウィノナ・ライダー) を任命。 4週間と言う期限内に実証できれば採用すると約束。
全米各地を回り、さっそく調査を進めていく2人でした・・・。


このダーウィン賞、極めてバカげた実話と都市伝説が全米インターネットで話題となり生まれた賞ですが。

名前の由来はご存知、あの 『進化論』 を唱えた自然科学者チャールズ・ダーウィン
その年の最もバカげた行動で死に至り、自らの劣悪な遺伝子を絶つことによって人類に貢献した人に与えられる名誉ある賞、だという事ですが。

強化ガラスであることを証明しようとして窓ガラスに体当りをして高層ビルから落下した男。
自動販売機に無理やり手を突っ込んで、手を抜いた時に自動販売機が倒れてきて絶命した男。

などなど・・・まぁ誰が聞いてもハチャメチャな行為で死んだ奴らには保険金を支払う必用な無い。
そのバカの原因が遺伝子によるものだと実証できれば、保健会社は年間に2200万ドルの節約が可能だと言う自説を持って行動に出るマイケル。

ジョセフ・ファインズが天然ボケぶりのマイケル役を、なかなかの天然演技 (?) で好演です〜。
まぁ、彼はイギリスの演劇界出身で、今までのイメージ的には "貴公子" という感じだったんですが。
ビリー・ジョエルの名曲、『ストレンジャー』 をバックに、バスルームでヘマして死なないよう自らの身体を吊って入浴。 身体が回転してアタフタするシーンなんか笑っちゃいますね〜。

相方役のウィノナ・ライダーも、マイケルとは対照的な気の強い女性役を好演でした。
驚くのはその他のキャストの豪華なこと。 ジュリエット・ルイスデヴィッド・アークエットクリス・ペンなどなど、カメオ的な登場が嬉しいですねぇ〜。 オマケにトーキング・ヘッズのジェリー・ハリソンやヘビメタバンドのメタリカまで!

話の中でもナニゲにアメリカの医療保険問題や、シリアル・キラーを登場させ都市伝説じみたエピソ-ドを取り入れてる作りが上手いと思います。 後半からはドタバタのコメディじみた展開になって行きますが、そこそこブラックさを残し、なおかつギリギリの所で "毒っ気" を笑いに変えてるところに、監督&脚本のフィン・テイラーの上手さがありますね。(・ω・)bグッ

この方、この作品が2作目のようですが、これからが楽しみな才能であります。

この作品、サンダンス映画祭で熱烈な話題を呼んだというのが納得の一作です。
個人的には、最後までインディーズ的なブラックさで押し通して欲しかった気がしますが、商業映画としても通用するにはこれで正解ですかね。

ちなみに、映画の中でも最初の方でチラッと登場した、実在するインターネットの "ダーウィン・アワード サイト"こちら

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