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ミッドナイトチェイス

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【ミッドナイトチェイス】 TAPED 2012 オランダ
監督・脚本:ディーデリク・ヴァン・ローイェン
  出演:バリー・アトスマ / スーザン・フィッサー ほか
 
 
 
アルフレッド・ヒッチコック監督の名作 『鳥』 のリメイクを担当する事になったのが、本作のオランダ人監督であるディーデリク・ヴァン・ローイェン。マイケル・ベイのプロディースにより、どんなリメイクが完成するのか、ちょっと興味津々でございます。
 
このオランダ人監督が手掛けたスリラー逃亡劇が本作なんですが、このタイトルはレンタル店で見かけていてきになってたんですが、ラッキーな事にWOWOWオンデマンドでアップされていたので鑑賞いたしました。
 
冷え切った夫婦仲を取り戻そうと、ブエノスアイレスへの旅行に出かけたヨハンとサラ夫婦が主人公でして。
 
ビデオカメラ片手に様子を録画している時、偶然に現地警官の殺人現場を撮ってしまったのですよ。 そして、ヤバいところを撮られた警官はこの夫婦を追い始めます。
 
見知らぬ土地で決死の逃亡劇が幕を開ける、という筋書きなんですね。
 
 
 
 
 
 
本編は80分弱の短めでしたが、逃亡劇が始まってからはテンポも良く、上手くまとめた一作でした。
 
仕事で忙しかった妻への不満を、浮気と言う形で穴埋めしてた夫。
ひとり娘のためにも仲を戻そうと、この旅行を決めたみたいですが、でも意地とエゴのぶつけ合いで険悪ムードまんまん。そんなところ、現地警官の殺人シーンに遭遇するワケですよ。
 
相手は銃撃してくるわ、もうこの夫婦を亡き者にして口封じしようと言う気です。
もちろん、ビデオカメラも回収して。
 
逃げてる最中に旦那は撃たれて負傷。
ちょっとエキセントリックぎみの妻はわめいたり、そして車に轢かれたり、最後はイッちゃってしまったり、と。
 
なかなか旦那さんも大変やな〜、と観てる間は思ってみたり。
でも決着がつく最後まで見せ場を用意してるので楽しめて観れましたよ。
カメラワークも臨場感あって良かったし。
 
でもやっぱりツッコみたいのは、観てる誰もが同じコトを考えるかと思われますが・・・
「なんで大使館に逃げ込まないっ!?」 でした。
 
 
 

ロスト・ボディ

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【ロスト・ボディ】 EL CUERPO スペイン 2012 (未)
監督・脚本:オリオル・パウロ 出演:ホセ・コロナド / ウーゴ・シルバ / ベレン・ルエダ 他 
 
 
 
 
去年の10月〜11月に開催された"シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2013" で初上映された一作。 WOWOWでの放送もあったみたいで、ちょっとオンデマンドで鑑賞しました。
 
 
ある死体安置所の警備員がトラックに轢かれ瀕死の重傷を負う事故が発生。
その警備員は何かから逃走を計っている途中での事故だったんですが、ちょうどその安置所において、マイカという資産家の女性の遺体が忽然と消える事件があったんですよね。
 
その事件の担当になった警部のハイメは、資産家女性マイカの夫であるアレックスに疑いの目を向けますが・・・。
 
 
 
資産家マイカ役のベレン・エルダ
 
 
 
資産家女性マイカ役のベレン・エルダなどは、『永遠のこどもたち』『海を飛ぶ夢』等で映画ファンなら一度は見かけたことのある役者さんだと思いますが、他のキャストもスペイン映画では有名な方ばかり。
 
映画の主要人物はこの3名の他に夫アレックスの愛人の女子大生(アウラ・ガリード)の計4名に焦点を当てて物語は進んで行きます。
 
消えた遺体の一報を夫アレックスは警部からの電話で受け、その安置所に向かうワケなんですが、物語の大半はこの安置所が舞台。 その合間合間に回想シーンなどを入れつつ、犯人探しのミステリーが展開されるワケなんですよ。
 
妻マイカの死因はまだハッキリせず、その死を自宅で近親の者と悼んでる中、夫アレックスは愛人の元に足を運びます。その逢引きの最中に警部から遺体消失の報せが入るんです。
 
 
このミステリーの焦点は、遺体消失の真相と、その裏にある企みなのは言うまでもありませんが、・・・これはヤラれましたよ〜っ。緻密な、観てる者に先読みを許さない(と言うか、そこまで考えが及ばない)物語構成が素晴らしかった。
 
資産家の妻マイカに頭が上がらず、かつ拘束感さえ感じていた大学教授の夫アレックス。
その大学の講義を受けにきた女子大生との恋愛にのめりこんだアレックス。
 
10年前に自動車事故で妻を亡くし、いまだ傷心のハイメ警部。
こんな背景を持った主要登場人物ですが、そのオチとなる件の説得性も面白かった。
 
妻は生きていたのでは?(個人的には、その可能性は絶対無いと思ってました)
トラックに轢かれた警備員は、いったい何を見たのか?
 
などなど、いろんな推理を張り巡らせながら観るのも面白いと思います。
もちろん、ここではヒントとなるような事は書きませんが、ひと言だけ残させてもらうとしたら・・・
 
 
 
「超っー完全犯罪やんかっ!」
 
 
 
・・・ですな。
 
久しぶりに面白いミステリー映画でした。
 
 
 
ハイメ警部役のホセ・コロナド(左) 夫アレックス役のウーゴ・シルバ(右)
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【メトロマニラ 世界で最も危険な街】 METRO MANILA 2013 イギリス・フィリピン
監督・製作・脚本:ショーン・エリス 出演:ジェイク・マカバカル / ジョン・アルシラ 他
(サンダンス映画祭ワールドシネマ部門・ドラマ観客賞受賞)
 
 
 
 
 
 
フローズン・タイム』、『ブロークン』の監督ショーン・エリスが撮りあげた一作。
 
フォトグラファー出身の監督らしさを見せたデビュー作『フローズン・タイム』から一転、『ブロークン』ではスリラーに挑むなど、多彩な顔を見せてくれた監督でしたが、本作ではフィリピンのマニラを舞台にしたサスペンス・ドラマに挑んでおります。
 
農村での貧しい暮らしから脱却しようと、家族4人で首都マニラに出てきたオスカー(ェイク・マカバカル)でしたが、着いた途端に金を騙し取られ、行き場の無い果てに着いたのはスラム街。
 
やっとの思いで現金輸送警備会社に就職できたオスカーですが、コンビを組む上司オング(ジョン・アルシラ)の親切心の裏に隠された事実を知って窮地に追い込まれる事に。
 
 
 
 
 
イギリス人監督ショーン・エリスが犯罪都市マニラを舞台に描くサスペンス・アクション。
・・・と、思いながら鑑賞しておりましたが、やはりドラマ性が強い一作でしたねぇ。
 
銃のドンパチも当然ありますが、これは家族を思う夫オスカーの悲壮なドラマです。
 
マニラの厳しい現実は、先に書いた『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』などで表現されていましたし、本作も観る前から「相当厳しい内容なんだろな〜」と、その心構えはありましたが。
 
無一文でスラム街暮らし、でも子供2人を食わして行かなければならい。
妻のマイ(アラセア・ヴェガ)も如何わしい風俗バーで働く事になるんですよね。
 
客に身体を触られ、涙を流しながらも生きていく為に働く。
妻のマイは妊娠5〜6週間目という身重なんですよねぇ。
風俗バーのマダムはその見返りに、マイの9歳になる娘を働かせろと言い出す始末。
 
夫のオスカーは現金輸送警備の職にありついたのは良かったんですが、犯罪が多発するマニラでは警備の仕事も命がけ。 ライフル銃と防弾チョッキの完全武装。
 
相棒のオングはオスカーに対して親切だったんですが、輸送金を強奪する計画にオスカーを引き入れようと画策してたんですよ。このあたりなんぞ、人を信じる事さえままならないマニラの現実を描写しておりますね。
 
窮地に追い込まれたオスカーが取った行動、そして結末は・・・。
 
ドラマ自体は捻った展開ではなく(結末に至る展開は別として)、マニラの厳しい現実に直面するストレートなドラマでした。
 
フィリピンが舞台と言うコトもあって、どこか昔の日本でもこういうシチュエーションがあったなぁ〜、と感じる部分が多々ございまして。
 
貧困ゆえの犯罪というか、家族を思う気持ちは、それだからなおさら強い。
そういう哀しいドラマなんですが、観終わった後には不思議と清々しい気持ちになっていました。
 
夫婦でのシャワーシーンのショットなど、こういうドラマでもフォトグラファー出身監督らしいカットがちらほら見えたりするのは面白い。
 
 
 

ル・コルビュジエの家

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【ル・コルビュジエの家】 EL HOMBRE DE AL LADO アルゼンチン 2009
監督:ガストン・ドゥプラット / マリアノ・コーン 出演:ラファエル・スプレゲルブルド/
ダニエル・アラオス 他
 
 
 
 
 
Google+のサークル・シネ街じゅりさんがレビューしてるのを読んで、ちょっと面白そうなので鑑賞。 ちょうどWOWOWさんで放映してくれてたもんだからラッキー。
 
こちらの映画、20世紀を代表する建築家のル・コルビュジエが設計した私邸 “クルチェット邸” に住む事になった椅子デザイナー・レオナルド(ラファエル・スプレゲルブルド)一家が遭遇する隣人トラブルを描いた一作。
 
ある日の朝、隣家の住人ビクトル(ダニエル・アラオス)が、レオナルド家に向いた壁をハンマーで叩き壊そうとしてるのが発覚。
 
隣人ビクトルは壁に窓を作ろうとしてるワケなんですが、レオナルドはいい気がしない。
景観の問題もあるし、何より部屋の中を覗かれる窓なんて作られたらタマったもんじゃない。
 
必死で抗議をするレオナルドですが、まったく意に介さない様子のビクトル。
やがて妻との関係もギクシャクしてくるレオナルドでしたが・・・。
 

 
 
 
たぶん本作はジャンルとしてはコメディの範疇になるんでしょが、よりシニカルさが強調されたドラマとして面白く観れました。
 
高名な建築家が設計した家に住むと言うコトは、それだけでリスクも伴うワケなんだと思われるんですよね。見学に来る人への対処策としてバリケードじみた柵を設置なんて、「もう我が家は動物園気分」にならないのかな?(笑)
 
ま、レオナルドは一種のステータスとして買った家なんでしょうが、そんなコト隣人のビクトルは知ったことじゃない。 おまけにビクトルは不敵で粗野な性格。
 
妻からも突っつかれ、必死の交渉で窓の設置を思い止まらせようとするレオナルドは、どこか滑稽なんですね。
 
そしてシニカルさが発揮されるのはラストのくだり。
詳しく書くのはやめておきますが、「いいヤツじゃん、ビクトルって」感じで・・・。
 
でもあくまでシニカル。
有名椅子デザイナーとて俗物でズルい人間性も見せるワケです。
 
「隣人は選べない」とはよく言いますが、それはビクトルにしても同じコトが言えたんじゃないかな〜。
 
監督のガストン・ドゥプラット & マリアノ・コーンのコンビは、アルゼンチンでは有名な映像作家らしいですね。ちょっと次の作品も期待しそうな一作でございました。 
 

 

魔女と呼ばれた少女

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【魔女と呼ばれた少女】 REBELLE / WAR WITCH カナダ 2012
監督・脚本:キム・グエン 出演:ラシェル・ムワンザ / セルジュ・カニアンダ / アラン・バスティアン 他
(2012年 ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞)
 
 
 
 
 
カナダ人の監督キム・グエンがアフリカのコンゴを舞台に、いまも問題になっている "少年兵" をテーマに撮りあげた一作。 アカデミー外国語映画賞にもノミネートされた作品ですね。
 
主人公の少女コモナを演じるラシェル・ムワンザは、この演技でベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)を獲得していますが、どうやら本作でデビューとなった新人だったようですね。
 
描かれる物語は、紛争の絶えないアフリカのコンゴ民主共和国が背景。
村で平穏に暮らしていたコモナは反政府軍に拉致され、無理やり兵士にさせられ政府軍と闘う事を余儀なくされてしまいます。
 
そして酷い事に、拉致される前コモナ自身に両親の銃殺を強要させているんですよね。
 
一年が過ぎ、兵士となったコモナの前に "亡霊" が現れ、戦闘中その亡霊に導かれ窮地を脱することが出来るようになり、部隊のボスから "魔女" として崇められるようになるんですが。
 
そんな中、同じ部隊の青年マジシャン(セルジュ・カニアンダ)はコモナに想いを寄せ、それを受けてコモナは彼と一緒に部隊から逃亡を図ることになるんですが・・・。
 
まぁ逃亡は一応成功するんですが、そこからが苦難の道でして。
紛争地域のコンゴにおいて、少年少女が過酷な日々を送らなければならない事情を描いて見せてくれております。
 
作品上、興味深かったのは "亡霊" の描写です。
前衛舞踊の白塗りダンサーを思わせるような容姿で現れる亡霊たちは、コモナに危険を知らせる役割なんですよね。 その中にはコモナ自身が命を奪った両親も現れています。
 
これをコモナが見る幻影として片付けることが出来ます。
が、リアルな現実と、幻想的な亡霊たちのバランス加減が作品力を高めている事も確かかと。
 
"二度目の選択" を突きつけられたコモナの取った行動に切なすぎる思いが残りましたが、これを現実として生きていく現状を深く思い知らされるところでしょうか。
 
 
 

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