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【マシンガン・パニック】 THE LAUGHING POLICEMAN 1973
監督・製作:スチュアート・ローゼンバーグ 原作:マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー 脚本:トーマス・リックマン 音楽:チャールズ・フォックス 出演:ウォルター・マッソー / ブルース・ダーン / ルイス・ゴセット・Jr / アルバート・ポールセン 他 こちら、現在リリースされてるソフト題は 【マシンガン・パニック / 笑う警官】 となってます。 これは原題が 【笑う警官】 なんですよ。 『マシンガン・パニック』 と言う邦題は公開当時にパニック映画がブームだったもんで、まぁ安易なタイトルを付けたもんですね。 マシンガン乱射は最初のシーンだけで、作品全体の雰囲気はパニックと言う派手なものじゃありません。 原作はスウェーデンのマイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーの 【マルティン・ベック】 シリーズの 『笑う警官』。 『刑事マルティン・ベック』 と共に映画化作品です。 しかし舞台はストックホルムからサンフランシスコに変えての映画化。 ある夜、サンフランシスコのチャイナタウンで起きたバス内での銃乱射による大量殺人事件。 殺人課のマーティン刑事 (ウォルター・マッソー) は、殺害された乗客に相棒の刑事が含まれてることにショックを受けます。 新しい相棒刑事のラーセン (ブルース・ダーン) と共に捜査に当たるうち、迷宮入りとなったある殺人事件が浮上してきますが・・・。 本作は公開当時に鑑賞していたんですが、同時期の刑事モノである 『ダーティーハリー』 のハリー・キャラハンや 『フレンチ・コネクション』 のポパイ刑事などと比べると地味であるため、やや隠れた位置に収まってたんですが、ウォルター・マッソー演じるジェイク・マーティン刑事のキャラクターは特筆されても良いでしょうねぇ。 本国スウェーデン製作の 『刑事マルティン・ベック』 もそうなんですが、職人監督スチュアート・ローゼンバーグが撮りあげた本作も、負けず劣らずリアルな感覚で仕上げております。 特に、70年代サンフランシスコの風俗やダウンタウンの描写などはディープな感覚です。 そして殺人課の部長刑事の憎たらしいところや同僚たちの立ち振る舞いなどは、刑事モノが好きな方なら外せないところではないでしょうかね。 マーティン刑事の家庭を描いてる描写がありますが、映画のテンポを考えるとこの部分が好き嫌いが分かれるところかな? 少しもたつき感が見えたりもします。 ブルース・ダーン演じるラーセン刑事は無難に事を収めようとするタイプ。 マーティンは過去の担当事件が迷宮入りになったこともあり、今回のバス乱射事件が迷宮入りの事件と関わって事にこだわり、実直なまでに捜査に没頭するタイプなんですよね。 この2人のコンビも対照的で面白いものがありました。 今回再見してみて、これも70年代を代表する刑事映画の一作だと確信した次第であります。 |

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