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【もういちど】 INNOCENCE オーストラリア・ベルギー 2000
監督・製作・脚本:ポール・コックス 製作:マーク・パターソン 撮影:トニー・クラーク 出演:ジュリア・ブレイク / テリー・ノリス / チャールズ・ティングウェル / ロバート・メンジース 他 2000年 モントリオール世界映画祭グランプリ(観客賞) 映画の主人公であるクレア (ジュリア・ブレイク) と アンドレア (テリー・ノリス) は元恋人同士。 この作品では2人とも70歳を迎えた年齢です。 そのクレアにある日届いた手紙は、50年近く前に初恋の相手だったアンドレアから。 その昔、2人の仲はアンドレアの父親の激しい反対にあって破れた仲だったんですよね。 今は夫も息子も居る身のクレアでしたが、アンドレアからの誘いに眠っていた "女" を目覚めさせられます。 かつては激しく愛し合った2人。 クレアの情熱は再び彼女を駆り立てるんですが、それにはある理由もあったんですよね。 こちらの作品、オーストラリア映画界で活躍するオランダ出身のポール・コックス監督作。 『ある老女の物語』 ('91) で世界的に評価が高い監督です。 その監督が取り上げたのが、老人の性と恋愛。 こういうテーマは今ではチラホラとお見かけしますが、この作品はそれを真正面から描き出した作品としては先駆的だったのではないのかな。 若かりし頃の回想シーンとオーバーラップするように、現在年齢のベッドシーンや微笑ましいデートシーンが描写されていきます。 早い話、これは不倫の物語にもなるんですが、全編に渡って爽やかな後味を残す一作。 それと共に、予想を裏切る幕切れで涙を誘う作品にもなるのでしょうか。 終盤までこの老女クレアの積極性が目立っていました。 夫 (チャールズ・ティングウェル) との結婚生活における倦怠期。 でも、それだけでは済まない "何か" があるのではないかと思っていましたが、その理由がラストに繋がってたんですね。 夫と子供だけに向いていたクレアの結婚生活。 昔の情熱がぶり返したとしても、それは誰にも責められるものではないと言う説得力も見れます。 この恋愛が周囲の者を傷つけることがあったとしても、それを我慢してまで余生を送らなければならないのか? ここでは一貫して、恋愛の情熱には年齢は関係ないのだと言う監督のメッセージが伝わってきましたよ。 しかし、年齢が行けば行くほど背負ってるものが多くなりますからね。 それを降ろす意味でも、老齢の恋愛と言うのは悲喜交々が大きくもあるんですねぇ。 この主人公を演じた2人とクレアの旦那さん役の方はオーストラリアでは名のある名俳優ばかりだそうで。 クレアとその夫を演じた2人は、実生活でもご夫婦だそうです。 クレア役のジュリア・ブレイクは魅力的な女優さんでしたよ。 |

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