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もういちど

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【もういちど】 INNOCENCE オーストラリア・ベルギー 2000

監督・製作・脚本:ポール・コックス 製作:マーク・パターソン 撮影:トニー・クラーク
出演:ジュリア・ブレイク / テリー・ノリス / チャールズ・ティングウェル / ロバート・メンジース 他

2000年 モントリオール世界映画祭グランプリ(観客賞)

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54634513_22?1323627777


映画の主人公であるクレア (ジュリア・ブレイク) と アンドレア (テリー・ノリス) は元恋人同士。
この作品では2人とも70歳を迎えた年齢です。

そのクレアにある日届いた手紙は、50年近く前に初恋の相手だったアンドレアから。
その昔、2人の仲はアンドレアの父親の激しい反対にあって破れた仲だったんですよね。

今は夫も息子も居る身のクレアでしたが、アンドレアからの誘いに眠っていた "女" を目覚めさせられます。

かつては激しく愛し合った2人。
クレアの情熱は再び彼女を駆り立てるんですが、それにはある理由もあったんですよね。


こちらの作品、オーストラリア映画界で活躍するオランダ出身のポール・コックス監督作。
『ある老女の物語』 ('91) で世界的に評価が高い監督です。

その監督が取り上げたのが、老人の性と恋愛。
こういうテーマは今ではチラホラとお見かけしますが、この作品はそれを真正面から描き出した作品としては先駆的だったのではないのかな。

若かりし頃の回想シーンとオーバーラップするように、現在年齢のベッドシーンや微笑ましいデートシーンが描写されていきます。 早い話、これは不倫の物語にもなるんですが、全編に渡って爽やかな後味を残す一作。

それと共に、予想を裏切る幕切れで涙を誘う作品にもなるのでしょうか。

終盤までこの老女クレアの積極性が目立っていました。
夫 (チャールズ・ティングウェル) との結婚生活における倦怠期。
でも、それだけでは済まない "何か" があるのではないかと思っていましたが、その理由がラストに繋がってたんですね。

夫と子供だけに向いていたクレアの結婚生活。
昔の情熱がぶり返したとしても、それは誰にも責められるものではないと言う説得力も見れます。

この恋愛が周囲の者を傷つけることがあったとしても、それを我慢してまで余生を送らなければならないのか?
ここでは一貫して、恋愛の情熱には年齢は関係ないのだと言う監督のメッセージが伝わってきましたよ。

しかし、年齢が行けば行くほど背負ってるものが多くなりますからね。
それを降ろす意味でも、老齢の恋愛と言うのは悲喜交々が大きくもあるんですねぇ。


この主人公を演じた2人とクレアの旦那さん役の方はオーストラリアでは名のある名俳優ばかりだそうで。
クレアとその夫を演じた2人は、実生活でもご夫婦だそうです。

クレア役のジュリア・ブレイクは魅力的な女優さんでしたよ。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54634513_21?1323627777

メタルヘッド

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【メタルヘッド】 HESHER 2010

監督・製作・脚本:スペンサー・サッサー 製作:ナタリー・ポートマン 他 脚本:デヴィッド・ミショッド
出演:ジョセフ・ゴードン = レヴィット / ナタリー・ポートマン / レイン・ウィルソン / デヴィン・ブロシュー
    パイパー・ローリー 他

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_54634513_15?1323063243


この映画にも出演してるナタリー・ポートマンが製作者として名を連ねてるインディペンデントの一作ですね。

主演のヘビメタ狂ヘッシャーにジョセフ・ゴードン = レヴィットが演じてて、ソフトな役回りからこの映画のようにエキセントリックな役まで何でもこなす器用さを見せてくれています。

監督はこれがデビュー作のスペンサー・サッサー
サンダンス映画祭でも絶賛されただけに、これ以後も期待できる監督さんですね。


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妻を事故で亡くし、夫ポール (レイン・ウィルソン) と息子のTJ (デヴィン・ブロシュー) は共にやさぐれた生活を送っているんですよね。父はヒゲ伸び放題で気力も無し。 グループセラピーに通ってます。

息子は事故を起こした車が廃車になるのを、どうにか食い止めようと必死。
事故から2ヶ月、まだ立ち直るにはショックが大きすぎる、と言うかその事態を受け入れられないんですよね。

そんな2人を気遣いながら一緒に暮らす祖母のマデリン (パイパ・ローリー)。

そんな家族の元に、ヘッシャー (ジョセフ・ゴードン = レヴィット) と言うヘビメタ狂の凶暴極まりない男が転がり込んできます。

ヘッシャーはいつも半裸状態、体にはタトゥー。
警官に手榴弾を平気で投げつけ、売り家の大邸宅に勝手に入って火をつけるような道徳や良識とは無縁の男。
いつも「ファ○ク・ユー!」と吐き捨て、下品な言葉しか知らないようなイカレ野郎。

ま、こんな男が家に転がり込んできたら、そりゃたまったもんじゃないけど何故かおばあちゃんのマデリンはすんなり受け入れてるんですよね。(笑) 飯まで作ってやって。

そのハチャメチャぶりに息子のTJは振り回されっぱなし。
ひょんなことで知り合ったスーパーのレジ係ニコール (ナタリー・ポートマン) に惚れるんやけど、ヘッシャーに寝取られ。(笑)

このTJを演じるデヴィン・ブロシュー君もイイですね。
やさぐれた演技が、現代に生きる子供っていうリアル感覚です。

ナタリー・ポートマンのニコール役は脇の出演って感じなんですが、この女性も生きる目的を失ってる女性役なんですよ。 TJと父親ポールも、しかり。

そこへ現れたヘッシャーと言う過激すぎる男によって、何らかの転機が芽生え始める・・・。
最後には、過激で無軌道だけじゃなかったんだね、って言わせてもらえるような温かいラスト。
おばあちゃんマデリンの "○○" の時の演説には大笑いしたけど、こんなに胸が震えるとは思わなかった。

いやいや〜、ジョセフ・ゴードン = レヴィット君、イイねやっぱ。(笑)

物語はある種、寓話的にも捉えて良いと思います。
メタリカファンにも嬉しい一作じゃないかな〜。


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ワイルド・ギース

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【ワイルド・ギース】 THE WILD GEESE イギリス 1978

監督:アンドリュー・V・マクラグレン 原作:ダニエル・カーニー 脚本:レジナルド・ローズ
出演:リチャード・バートン / ロジャー・ムーア / リチャード・ハリス / ハーディ・クリューガー 他

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今になっては懐かしい一作となりましたが、公開当時に劇場鑑賞した時にはかなりアツくさせてもらった戦争映画でございます。 そうですね〜、アツくさせてもらったと同時に、泣かせてもらったドラマでもあるんですよ。

監督はアンドリュー・V・マクラグレン、昔は西部劇映画などで活躍した方でございます。
その監督が、『十二人の怒れる男』 の脚本家レジナルド・ローズと組んだ一作。
こりゃ面白くない訳が無いってもんでしょうか。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53866851_27?1322022946


アフリカ某国の軍部が起こしたクーデターで人質になったリンバニ大統領 (ウィンストン・ヌシュナ) を救出すべく、金で雇われた傭兵部隊50人のアクション戦争映画なんですよね。

その中心となるのが、元米軍将校で隊長のアレン・フォークナー大佐 (R・バートン)、作戦参謀のレイファー大尉 (R・ハリス)、パイロットのショーン中尉 (R・ムーア)、ボウガンの名手ピーター中尉 (H・クリューガー) 。

顔ぶれもいずれ劣らぬ名俳優ばかり。
得にロジャー・ムーアーは "007シリーズ" のジェームズ・ボンド役で売れっ子役者の真っ最中でした。

大統領救出を依頼したのはイギリス実業界の大物。
ビジネスで利益を得るために、このリンバニ大統領を救い出す計画の実行を戦争のプロに依頼するんですね。

そのまとめ役でリーダー格がリチャード・バートン演じるフォークナー大佐なんです。

アフリカの一国を敵に回すワケですから、生半可な仕事で済むワケは無いのですが、そこは当時のアクション戦争映画。 イギリスらしい個性を持ったエンタメに仕上がっています。


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ま、いきなりラストのシーンを持ち出して恐縮ですが、この映画のラストシーンには当時泣かされたんですよ。

リチャード・バートン演じるフォークナー大佐が、リチャード・ハリス演じる長年の戦友レイファー大尉の幼い息子を学校まで向かいに行き、『君のお父さんの話をしよう』 と語りかけるラストなんですが。

このシーンで全てが語られましたね、いやホンマ。
だから、ただのアクション戦争劇と思ったら間違いですよ、これは。

「傭兵」と言う職業の空しさ、孤独、厳しさなどを凝縮したラストシーンなんですよ、これまた。

一時期、この日本でも傭兵部隊に志願する若者が多々有りましたよね。
身体ひとつで勝負する世界、と言うにはこの傭兵という仕事は中途半端な気持ちじゃ出来ないことを教えてくれています。

当時に観た時にはカッコイイじゃ済まされない、とても寂しい感慨を持った一作でした。


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リセット

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【リセット】 VANISHING ON 7TH STREET 2010

監督:ブラッド・アンダーソン 製作:トーヴ・クリステンセン 他 脚本:アンソニー・ジャスウィンスキー
出演:ヘイデン・クリステンセン / ジョン・レグイザモ / タンディ・ニュートン / ジェイコブ・ラティモア 他

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インディペンデントの秀作 『ワンダーランド駅で』 や、『マシニスト』 を手がけたブラッド・アンダーソンの監督作ですね〜。 自分、この監督は注目してた方なんですが、ここずっとSFやスリラー付いちゃってて、ちょっと初心に戻って欲しいなぁ〜と思いかけてる今日この頃でして。

こちらの作品は、1584年にイギリスの植民地だったロアノーク島で起きた集団失踪事件をモチーフに描いたスリラーでございます。 何でもこの事件、当時入植してた島の住民が一夜のうちに姿を消したと言う事件。

今もって謎のままなんですが、ひとつだけ残された手がかりは、『CROATOAN』 と書き記された言葉だけ。

こちら映画は、大規模停電に襲われ地球上の人間が消失した後、残された男女の恐怖を描いてます。


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好きな監督の作品だから、やっぱ観たいと思うのは当然のコトでございまして・・・。
でもそんな監督でも時にはヤッちゃった〜、って作品もあるワケでございまして。
早く言えば、『シャマランっちゃった〜』 って感じでございましょうか。(笑)

こちら、大規模停電の後に男女数人を残して人間が消失しちゃった街を描いてるわけなんですね。

残ったのはジャーナリストのルーク (ヘイデン・クリステンセン)、映写技師のポール (ジョン・レグイザモ)、リハビリ施設患者のローズマリー (タンディ・ニュートン)、パブ経営者の息子 (ジェイコブ・ラティモア) なんですよね。

この4名が主要な生き残りでありまして、手がかりを求めて何とか暗闇の街を脱出しようとする話です。

その消失に関係してるのが "影" でありまして、ウヨウヨと襲い掛かってくる影に人間どもは喰れちまう訳。
ほんま、一瞬のうちに衣服を残して姿を消すんですよっ。

でもね、何をヤッちゃったかと言えば、理由や解決も残さずただ謎のままで映画は終っちまうワケなんですね。
暗示めいてるワケでもなく、「じゃ、あの影はいったい何やねんな。」 って。

そこにロアノーク島失踪事件の 『CROATOAN』 を出してきても、その事件自体が謎なんやから分る訳ないし。

でもエェのです。

観客を消化不良な気分にさせといて、一方的にエンドロールを向かえるエゴチックな作品も好きな方かも。
ラストもナニゲに、"アダムとイヴ" っぽいしね。

これこそ邦題の狙い、『リセット』 なのですね。
「人類、初めからやり直しましょう」 なんですな。

うん、まぁエェわぁ。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53866851_23?1321855663
                    これ、レグイザモに影が襲ってくるところ

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ヤコブへの手紙

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【ヤコブへの手紙】 POSTIA PAPPI JAAKOBILLE フィンランド 2009

監督・脚本:クラウス・ハロ  原案:トーナ・マッコネン  撮影:トゥオーモ・フートリ
出演:カーリナ・ハザード / ヘイッキ・ノウシアイネン / ユッカ・ケイノネン 他

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53866851_8?1321295785


以前劇場で予告を観て、かなり気になっていた作品でした。

製作国は北欧のフィンランド。
北欧の質の良い映画は近年日本でも多く紹介されてますよね、そういう意味でも気になってたしねぇ。

終身刑を言い渡され、12年間という服役の途中に恩赦を与えられたレイラ (カーリナ・ハザード)。
出所しても行くアテのない彼女は、盲目のヤコブ牧師 (ヘイッキ・ノウシアイネン) の下で働く事になります。

その仕事は、牧師宛の手紙の読み上げと代筆。

しかしレイラの心は荒んだまま。
簡単な仕事にも身が入らず、牧師に届けられた手紙の束も捨ててしまう始末です。

でもある日、毎日のように届いてた手紙が一通も来なくなり、ヤコブ牧師はひどく落胆してしまいます。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53866851_9?1321295785


75分と言う尺の短い作品で、舞台も限られたロケーション。
終身刑の女が恩赦を与えられて、ある教会に住み込んで働く事になったと言う設定です。

レイラを演じるカーリナ・ハザードはお世辞にも魅力的とは言い難い。
相手の盲目のヤコブ牧師もご年配。

しかし、ドラマとしてはこの上ない魅力的な要素が一杯詰まった一作でした。

魅力的という表現は言い当ててないかもしれませんが、1時間15分のドラマでよくぞここまで "人生" を考えさせてくれた、という思いが溢れてくるのです。

終身刑のなった、その罪とは?
なぜヤコブ牧師は受刑者のレイラを引き取ったんだろうか?

ぼんやりとした疑問を抱きつつドラマを観ていくうち、ラスト近くになってその疑問が解明した時に物語の中に深い意味合いが隠されてる事に気づかされましたよ。

気づかされたと言っても、それを文章に書くにはまだ消化途中でございます。
それは宗教的なモノに基づいてるからだろか?

でも国は違えど、その言わんとするところを観て実感させる、・・・"信仰" なんだろか?

信仰心のないレイラ。
神の使いを職とするヤコブ牧師。

対照的な2人なんだけど、そのあまりに人間味くさい人柄が興味深いドラマでした。

人間らしさを取り戻すには待っててくれる誰かが必要なんだよ、ホンマ。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_53866851_10?1321295785
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