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ルイーサ

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【ルイーサ】 LUISA アルゼンチン・スペイン 2008

監督:ゴンサロ・カルサーダ   脚本:ロシオ・アスアガ   撮影:アベル・ペニャルバ
出演:レオノール・マンソ / ジャン・ピエール・レゲラス / エセル・ロホ / マルセロ・セレ

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55285819_27?1317097815


こちらの映画 くみょんさん情報によると横浜のミニシアター系映画館ジャック&ベティで上映があったという事ですが、こっちにとっちゃもう未公開映画とほぼ同じ作品ようなもん。 これはWOWOW放映で鑑賞です。

原作はアルゼンチンの地下鉄会社主催の地下鉄を舞台にした長編脚本コンクールで栄誉に輝いた作品。
それを基に映画化された一作と言う事ですね。

夫と娘と死別して、今はひとりで愛猫のティノとマンションで孤独に暮らすルイーサ (レオノール・マンソ)
60歳の彼女は、墓地管理会社の事務仕事をしながら規則正しい生活をしています。

いつもの時間に起床して、バスに乗って家族の墓参り。
その後、出勤していつもの時間に帰宅。 唯一の友人は猫のティノ。
早く言えばそれだけの世界で生きている女性なんですね。

そんなある日、猫のティノが死んでしまいます。 おまけに会社からは解雇通告。
同時に降りかかった最悪の事態にルイーサは困り果てる。
猫のティノの埋葬費用も捻出できない事態になったルイーサは、一大決心をして地下鉄で "ある仕事" を始めるようになるんですが。

その仕事とは、この作品を観る機会があればそこで確認して欲しいものですが・・・。

60歳と言う年齢でこの事態はキツいものですよね。
映画としては "女性賛歌" 的な仰々しい話にせず、あくまで町で生きる一般市民の目線で捉えた物語。
そうは言っても暖かい目線で描いてるので、感情的な受け取り方はやっぱ女性賛歌になるのかな。

ブラックユーモアと言うんじゃないけど、猫のティノの冷凍保存には少し笑わせてもらいました。(笑)
結局ティノを埋葬するまでの物語になってて、結末もその後のルイーサもはっきりと提示しておりません。
それだけに、あれこれと思い巡らせる作りになってるのが特徴なんでしょうか。

こういう物語は高齢化社会を迎えた今の日本でも他人事ではないですよね。
それだけに身につまされるものがありますが・・・。

しかし翻って、幾つになってもチャレンジ精神で生きていれば、また面白い人生も送れるかも…ですね。
そう感じさせてもらえた一作でした。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55285819_28?1317097815

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レクイエム

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【レクイエム】 FIVE MINUTES OF HEAVEN イギリス・アイルランド 2009 (未)

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル  製作:スティーヴン・ライト  脚本:ガイ・ヒバート
出演:リーアム・ニーソン / ジェームズ・ネスビット / アナマリア・マリンカ / ポーリーヌ・ハットン 他

2009年サンダンス映画祭 監督賞 (オリヴァー・ヒルシュビーゲル)

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_37059777_22?1308512489


es【エス】』、『ヒトラー 〜最期の12日間〜』 のオリバー・ヒルシュビーゲル監督の未公開作品と言う事で、このキャストと題材にも興味があったのでDVD鑑賞してみました。

冒頭の舞台は、1975年の北アイルランド。
この地域とこの年代だったら、もうテーマは北アイルランド問題の紛争だと思うところですよね。

この映画では、その紛争でテロリストの一員として加害者になったアリスター (リーアム・ニーソン) と、兄を目の前でアリスターに殺害されたジョー (ジェームズ・ネスビット) が30数年の年月を経て再会を果たすと言う物語なんですが。

その再会をお膳立てしたのは、なんとTV局。

12年の実刑後も自分が殺害した男の弟ジョーの "あの時の目" が忘れられないアリスター。
アリスターは殺風景なアパートの一室で、贖罪に苦しみながら細々と暮らしています。

対する被害者の弟ジョーは兄の殺害を止められなかったとして母親に責められ、そのトラウマに苦しみながら生きてきた男。 現在は妻と娘二人の家族を持ってます。

こういう設定でそのTV局の番組として、ある郊外の豪奢な邸宅に集う事になったんですが・・・。


小さくまとまった作品ながら かなり深いドラマでして、主役を演じる2人の俳優の対照的な個性が良いですね。

プロテスタント側のアリスターはテロ組織の一員として男を上げるため、ジョーの兄の殺害に踏み切るんですが、現在はテロ紛争の和解後、その行った罪に重い後悔の念を残しながら生きてるんですね。 リーアム・ニーソンの [静と負] の演技がハマッてました。

しかし、この映画ではジェームズ・ネスビット演じるジョーの個性が光ります。
目の前で兄を殺害され、母親に責められながら育ったジョー。
30数年経っても その苦しみが消えないのは当然の事だろうと思わせてくれます。

少しエキセントリックな個性のジョーは、再会の場においてナイフ持参でアリスター殺害を企んでます。
その復讐を果たす瞬間を "至高の5分間" と呼ぶ。 これが映画の原題ですね。

何より良かったのはラスト。

詳しくは書きませんが、その瞬間が2人にとって 長年の苦しみから解放される瞬間。
観ているこちら側にも、何とも想いを高ぶらせる瞬間でありました。

先にも書きましたが、小さく地味にまとまってるので物足りなさを感じる方も居るでしょうが、個人的には大いに感じ入った作品です。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_37059777_21?1308512489

ワルシャワの柔肌

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【ワルシャワの柔肌】 SZAMANKA ポーランド・フランス・スイス 1996

監督:アンジェイ・ズラウスキー 脚本:マニュエラ・グレツコウスカ 音楽:アンジェイ・コジンスキー
出演:イオーナ・ペトリ / ボグスワフ・リンダ / パヴェウ・デロンク / アリシア・ヤキエヴィチ 他

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_37059777_16?1308032143


ポゼッション』 ('81)、『狂気の愛』 ('85) のアンジェイ・ズラウスキー監督作品ですが・・・。
エロス系欧州映画ということで観ましたが、問題ありです。

まず、この安易な邦題は作品の言わんとするところを表してない。
これではソフトポルノ映画と勘違いされるおそれがあります。

なんたって監督がアンジェイ・ズラウスキーなので、一筋縄では行かない作品なのは重々承知の上ですが、間違ってソッチ系を期待してみる方が居そうな邦題にしてしまってる。 もちろん、そういう性描写は多々有りますが、間違ってもこれはポルノでは無い。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_37059777_15?1308032143


主人公は人類学者のミシェル (ボグスワフ・リンダ) と、エキセントリックな通称 "イタリア女" (イオーナ・ペトリ)。 女は駅の貼り紙で空きアパートの広告を見て、そばに居た貸主のミシェルに連れられ物件場所へ。

そこで唐突に始まるセックス。 不感症だった女はミシェルとのセックスに感じます。
付き合いが始まった二人。 やがてミシェルは婚約者を捨てて女と暮らし始める事になりますが。

大筋を言えばこういう言葉になるんですが、なんとも説明のし難い作品です。

"イタリア女" はエキセントリックと言う言葉を超えて、もう分裂症気味の女。
入院していたと見られる病院を訪ねるシーンから、やはりそういう過去を持つ女なんでしょう。

彼女は自分の人生を見つめなおす意味で家を飛び出てひとり暮らしを始める訳なんですが。

対する人類学者のミシェルも、そうとうイッちゃった男です。
ミイラを発掘して、そのミイラが持説を確証付ける "シャーマン" だと言い切り研究に没頭。
このミシェルを言い表す言葉は、まさにエキセントリックな才人。

ミシェルの弟は神学校に通ってた神父なんですが、部屋にゲイの男を同居させてしまい、男色を禁ずるカトリックの教えに反し、その関係に苦しみぬいて自ら命を絶ってしまうんですね。

この映画では宗教絡みの描写が多々出てきます。

イタリア女がマリア像を見つめるシーン。
ポスターにもあるように、お互いの手を十字に組み合うシーンなどなど。

しかし神はイタリア女には何も与え教え施そうとしなかった。
アナルセックスのシーンなんかも、そんなアンチキリスト的な表現を象徴してるシーンなんだと感じましたが。

でもね〜、この映画での二人のセックスはイッちゃってますよ。
まず目を閉じてヤラない。 セックスシーンではいつも観念的な勇ましいBGMが流れるし。

この二人の演技は迫力ものでハマッてますよ。

そのミシェルが研究する "シャーマン" は神に仕える人間でした。
そのシャーマンは、苦しみからの救済をもたらす存在であり、なお死をも司る。

ラストの衝撃の結末は、このイタリア女がミシェルのとって "シャーマン" の生まれ変わりとしての存在であった事に気が付きます。

ちょっと生半可な結末ではないので、もしも観ようと思うなら気持ちの準備を。(笑)

まぁ、さすがアンジェイ・ズラウスキー監督の作品だけあるわ。
あ、でも脚本は監督じゃないんですよね、これ。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_37059777_17?1308032143

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【メッセージ そして、愛が残る】 AFTERWARDS ドイツ・フランス・カナダ 2008

監督・脚本:ジル・ブルドス 原作:ギヨーム・ミュッソ 脚本:ミシェル・スピノザ 撮影:リー・ピンビン
出演:ロマン・デュリス / ジョン・マルコヴィッチ / エヴァンジェリン・リリー 他

   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55183809_11?1305741828


人の死期が見える男ケイ (ジョン・マルコヴィッチ) の出現により、自分の運命を悟り やがては愛する家族と悔いの無い時間を過ごそうとする弁護士ネイサン (ロマン・デュリス) のヒューマン・ファンタジードラマ。

映画の冒頭、ひとりの男の子が車に轢かれるシーンがあります。
その男の子は臨死体験をし、その体験を医師からの質問に答えてるシーンで幕を開けます。

そして舞台はニューヨーク。
敏腕弁護士として働くネイサンは妻と娘と離れて暮らす身。

と言うのも、生まれたばかりの長男の突然死で、愛する妻とも上手く行かなくなってしまってたんですね。
そこにある日、ジョン・マルコヴィッチ演じる医師ケイがネイサンの職場に姿を現します。

ケイ医師は言います。
人の死を予見し、その人たちが残された人生を穏やか過ごすため "メッセンジャー" として存在するのだと。

そんな事を告げられても誰も信じるとは思えませんよね。

この物語でも、それを告げられたネイサンは真っ向から信じようとせず ケイ医師を変人扱い。
誰も自分の死期が近いなんて思いたくないのです。

でもその "証拠" を見せられたネイサンは、もう信じなくてはならない状態に。
ケイ医師に 「人の死期が分かってるんなら救ってやれ」と言います。

「私にその力は無い。 人の死は変えられないものだ」

宿命論か宗教論的と言ったらイイのか、そんな感じの物語展開の様相。

悟りきったネイサンは別居してる妻と娘の元へと駆けつけ、愛する者と残された時間を過ごそうとします。
しかしここで (ようやく)、そのケイ医師の真意が明らかになるんですが。


個人的にロマン・ディリスは 『ルパン』 ('04) 以来だったんですが、この作品では物憂げな演技が良い感じでしたね。 そして言うまでもなくジョン・マルコヴィッチは、スクリーンに現れるだけで惹きつける役者ですから、そういう点では申し分ない。

撮影はリー・ピンビン
ウォン・カーウァイやトラン・アン・ユン監督作品で、その映像美を絶賛されてるカメラマン。
空気人形』 や 『ノルウェイの森』 ('10) も彼の仕事だったんですね。

この作品でも、砂漠の咲く月下美人の花を扱ったシーンなどでその映像美を堪能させていました。

でも映画全体がセンチメンタルな一本調子で進行していくのが難点だったかな。
話自体はファンタジーとして捉えたら感動的な物語なので (メッセージ性もあり)、それはそれで良いところ。

冒頭の、男の子の臨死体験が後に物語に繋がってくるところなんかは面白いところなんですがね。
少し引っ張り過ぎのきらいもあったかな。

ジョン・マルコヴィッチ本人は脚本を読んで感銘した内容と役どころだったらしのですが、やっぱこの人の存在感は凄いものがありますねぇ。


   https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e0/a7/jkz203/folder/1502344/img_1502344_55183809_12?1305741828
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