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【キッズ・オールライト】 THE KIDS ARE ALL RIGHT 2010
監督・脚本:リサ・チョロデンコ 製作:ゲイリー・ギルバート 他 脚本:スチュアート・ブルムバーグ 出演:アネット・ベニング / ジュリアン・ムーアー / マーク・ラファロ / ミア・ワシコウスカ ジョシュ・ハッチャーソン / ヤヤ・ダコスタ 他 2010 インディペンデント・スピリット賞 :脚本賞 (スチュアート・ブルムバーグ) 2010 ゴールデングローブ :作品賞、女優賞 (コメディ/ミュージカル) 他 本作の女流監督であるリサ・チョロデンコさんは初見なんですが、ちょっと調べてみたら映画も数作撮ってるんですよね。 2002年製作の 『しあわせの法則』 ってのは、クリスチャン・ベイルにフランシス・マクドーマンド&ケイト・ベッキンセイル出演のヒューマンドラマって言うから、これまた観たくなっちゃいました。 そのリサ監督が撮った本作、昨年度の賞レースを賑わせたのも記憶に新しいところですね。 アネット・ベニングとジュリアン・ムーアが演じるのは現代的なレズビアン・カップル。 過去に匿名で提供してもらった精子で、それぞれが妊娠して出産。 姉ジョニ (ミア・ワシコウスカ) と弟レイザー (ジョシュ・ハッチャーソン)、そして親のニック (アネット・ベニング) と ジュールス (ジュリアン・ムーアー) の家族4人で暮らしております。 弟レイザーは15歳と言う思春期真っ只中。 近頃気になるのは自分たちの "父親" の存在。 姉のジョニは、そんなこと親が喜ぶはずないと思い 父親探しに消極的ですが、やがてその父親が判明。 自家栽培の有機野菜を使ったレストランのオーナーであるポール (マーク・ラファロ) が、その父親。 気楽な独身生活を送るポールは、その姉弟と会う事をすんなり承知。 気さくなポールの人柄に姉弟は好印象を持つんですが・・・。 特殊な家族なんだけど、普通の家族同様にその絆は温かいものです。 そこに "放り込まれる" のが生物学的父親であるポール。 レズビアンの母親二人はタダの精子提供者の男と会うことに警戒心と不快感が露わ。(特にニックの場合) このニックを演じるアネット・ベニングがいわゆる "タチ" ですね。 医師として家族を養ってる立派な社会人。 "ネコ" がジュリアン・ムーアー演じるジュールス。 ガーディナーとして働く計画を立ててるけど、それを快く思わないニック。 そんな特殊な家族なんだけど、いわゆる普通の家族となんら変わりは無い一家であります。 そこに絡んでくるポールの "微妙な立ち位置" が話を面白くしてるんですが、これがホントに微妙。(笑) 生物学的には父親であって丸っきりの赤の他人と言えないし。 かと言って、家族に一員とは言えない訳だし。 そんでもって、そのポールと母親ジュールスとの関係が・・・。 こういう微妙な距離感を持つそれぞれが絡み、トンデモ親子5人の狂想曲にも似た話が綴られる訳なんやけど。 まず精子バンクの提供者と連絡を取り合うことすら考えられないのですが、子供にとっちゃ出生の経緯は大事な事ですよね。 それを表面上でも理解する母親二人も、また滑稽で面白いと言うか。 でも観た人は一様に感じ取る事だと思うけど、この父親ポールの扱いはちょっとショッキングだと思いませんか? これは自分が男性だからそう思うんでしょうか? "家族" の絆を強調する話だけど、こういう持って行き方は結構ショッキングでしたよ。(笑) でも、それだから面白味もあるところなんですが。 息子に、『ゲイじゃないのに繊細なのね』 って投げかける母親もどうかと思うけど。(笑) そういう特殊な家族だけど、思うところは普通の家族となんら変わりは無い。 母親二人の身勝手さや傲慢なところなんかも、やっぱり一般家庭と変わりないのですね。 それを思えば、この結末はこれはこれでOKかもね。(笑) エンドクレジットで、『…と…に捧げる』 と出てきますが、これは監督の身近にあった話なんだろうか? 個人的にはポールのセフレ (?) を演じたヤヤ・ダコスタ (↓) の、イカしたスタイルにヤラれました〜。 すんごい頭してるけどね。(笑) もちろんジュリアン・ムーアーとアネット・ベニングのLOVE演技も良かったですよ。 |

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