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【LIES / 嘘】 (英題:Lies) 韓国 1999
監督・脚本:チャン・ソヌ 製作:シン・チョル 原作:チャン・ジョンイル 撮影:キム・ウヒョン 出演:キム・テヨン / イ・サンヒョン / チョン・ヘジン / ハン・クァンテク 他 以前からレンタル店で気になってた韓国映画の一作なんですね、これ。 何でかと言うと、あまりにも自分好みの内容だったので、つい気が引けて (?) 後回しにしてたんですよね。 こちらの映画の原作はチャン・ジョンイルと言う小説家の 『私に嘘をついてみて』 と言う作品。 1996年に発刊され、その過激な内容から法廷で猥褻文書との判決を受け 発売一週間で発禁となった小説だと言うことなんですね〜。 そしてこの映画の公開でも結構スッタモンダがあったそうで、同じく公開も一週間で打ち切られるほどスキャンダラスな話題を提供したような。 でも世界各国の映画祭 (ヴェネチアではコンペ参加) に出品されてて、そのたび賛否両論を巻き起こしたと言う事です。 38歳のJ (イ・サンヒョン) は彫刻家。 妻はパリで仕事をしていて現在別居中の身。 そんなところに女子高校生のY (キム・テヨン) とひょんなことで知り合い (Yの友人ウリを通して)、二人は早速会うことになります。 ま、この女子高生Yも 『ロストバージンは自分で相手を決める』 なんてコトを考えてた女の子でして、Jとのテレフォン・セックスで 会う前から彼の優しい声にヤラれちゃって 『アナタとヤリたい』 なんてコトを口走っちゃう頼もしい (?) 女子であります。 そして一度目のデートでベッドイン。 やがて行為は、アナル・セックスからサドマゾとエスカレートします。 最初はセックス中にJ (♂) が手でY (♀) のお尻を叩く行為だったんですが・・・。 エスカレートしてムチ〜木の棒へと道具を使うようになります。 愛し合う両人は この行為に陶酔。 しかし、やがてその役割がチェンジする事になるんですね〜。 上の画像はマゾヒズムに目覚めたJが、『頼むから俺をお仕置きしてくれ』 とYに懇願してるところ。 全編ほぼ "二人のSMセックス" と言ってイイぐらいのポルノグラフィー的な作品でした。 でも面白いんですよね、この語り口は。 滑稽でもあり、可笑しくなるところでもあり、また哀しい気もします。 年齢差20歳もある男女で、しかも男 (J) はタダのオッサン。 男前と言うのでもなく、冴えない中年と言うほうが当てはまる。 女子高生Yのキャラも放蕩さと深い愛情が入り乱れてる感じで、好きな男のが喜ぶためなら身体的な痛みも自己の喜びに転化できる女子であります。(頼もしいですね・笑) そして劇中にその描写こそありませんが、プレイにはスカトロも入ってくるんですよね。 なんて変態な二人なんでしょうか。 思わず、嬉しくなる主人公たちです。 「サドはマゾにも成りえる」と言う個人的な "持説" も描かれてるしね。(笑) こういう社会的マイノリティー (性癖) を堂々とメインに描く、ある意味 素直なリアルさが面白い。 使用する楽曲も "ヘンな音楽" なんですが、こういう主張がこの監督独自の持ち味なんでしょうね。 そしてこの映画は実験的な作品でもあるんでしょう。 冒頭や話の合間に、主人公たちが監督とセッションするシーンも挿入されてます。 この映画を "ただ単なる猥褻" と取るかどうかは観る側次第です。 |

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