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『たつ』の大好物の一つに、TVの特撮変身ヒーローものがあります。
最近は、幼少の頃そうした番組が大好きだった人が「作り手」として参加するようになり、「作品世界を心得た作り」を目指した作品が増えてきたように感じます。
同じ作品で熱狂した者同士、はまる「ツボ」も似通った所にあるのでしょう。
「パパが観ていた頃、●●は◆◆だったんだよ」なんて会話をしながら観ていると、「俺も子供持ったんだなぁ」という感慨を新たにしつつ「なんかマーチャンダイズに上手くはめられてる気も…」なんて思います。
だって、当時は買ってもらえなかったおもちゃだって、『自分の子供のために…』という言い訳が頭の中で成立しさえすれば、ある意味買い放題(世間では大人買いと言いますな)ですから。
それはともかく。
少し前、放送中の「仮面ライダー ディケイド」を一緒に観ていた時、ちょっと面白い事が起きました。
さくっと概要を説明しますと…。
劇中、幾人もの「仮面ライダー」がゲスト的に登場し、それぞれが主人公のディケイド(彼も仮面ライダーです)と反目と和解・成長を重ねてゆく、ロードムービー的な大筋が前提としてあります。
その回は、兄妹(とおばあちゃん)の心のつながりが軸になっていました。兄(彼がゲスト登場のライダー)はある事情で妹の側にいることはできないのですが、そのハンデを物ともせず影から彼女を護り続けています。それは「全世界を敵に回しても守りたいものを守る」孤高の闘いです。
ストーリーが展開する中、2人は(ようやく)つかの間の再会を果たすのですが、先述通りの事情により「オレはいつでもお前のそばにいる」と妹に笑顔を残し、兄は妹の前で姿を消してしまいます。
大人目線からすれば「キレイにまとめた」結末だったのですが、ビターエンドは3歳児にとって新鮮だったようで(笑)。
クライマックスが近づくにつれ、本気で内容にグッときちゃったらしく、側にいる『まお』をチラ見しながら(完全に自分に重ねていますな)涙ぐみだして、最後はテーブルの下にもぐり込んでしまいました。
「テーブルの下にもぐり込む」のは、ママかパパにこっぴどく叱られて身の置き場がなくなったか、自分でもどうすればいいのか分からなった(混乱した)ときに『たつ』が選択する、緊急避難的措置(笑)だったりします。
しばらくすると、ケロリとした顔して這い出してきましたけどね。
以来、「お兄ちゃんなんだから、『まお』を守ってくれるんだよね!?」とママが問うと、「うん、たちゅ、まおちゃん守ってがんばる!」と鼻息粗く宣言してくれます(忘れるのもクロックアップ並みに速いのが難点)。
今日も、妹を背に世界と対峙する3歳のお兄ちゃんです。
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