明日は明日のクロアチア

「買っても買ってもどこかに行ってなくなってしまう物、な〜んだ?」「リップクリーム」(私の場合)

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トロギールの町の続きです。この町の歴史的・文化的遺産の一部をご紹介します。

* * * * * *

◆聖ロヴロ大聖堂
この町を代表する建築物。元は初期キリスト教時代のバシリカだった建物が、13世紀初頭から15世紀にかけて建て替えられ、現在の姿となっている。そのため、各時代の様々な建築様式が組み合わさっているのが特徴。高さ47mの鐘楼は、この町がヴェネツィアの支配下にあった15〜16世紀にかけて建てられたもの。上まで歩いて登ることができる(上からの眺望は良く、街を見渡すことができますが、最上部付近の階段はかなり足場が狭く、下がスケスケです。高所が苦手な方はご注意を)。
この聖堂で有名なのが、正面入口にあるロマネスク様式の門。ダルマチア出身の13世紀の巨匠ラドヴァン(この他にもいくつもの教会や聖堂の建築に携わっている彫刻家)による制作で、ライオンの上に乗ったアダムとイヴの彫刻や、諸聖人のレリーフ、キリストの生涯や季節の移り変わりを表したレリーフなどが一面に施されている。

イメージ 1
門の前に立つ、アダムとイヴを背に乗せたライオン像。ダルマチア地方の聖堂には、このように門の入口に並んでいる狛犬ならぬ2頭のライオンがしばしば見られる。ライオンは、中世にこの地域を支配していたヴェネツィア共和国の象徴で、獅子や有翼の獅子をモチーフにした像、レリーフ、紋章などはダルマチアでよく見られる。

イメージ 2
門の上部に施されたレリーフの一部。

イメージ 7
同じく、柱に施されたレリーフの一部。

イメージ 3
画像元:クロアチア共和国政府観光局
ロヴロ大聖堂では宝物室も公開されており、教会の所有する数々の宗教美術品も見ることができる。これは金・銀・絹の糸で刺繍され真珠と宝石で装飾された、聖マルティンにまつわる逸話のワンシーン。ローマ帝国の騎士であった聖マルティンは、冬の寒さに震える物乞いと出会う。そして、騎士の勲章とも言える自分の外套を剣で二つに切り裂き、その半分を物乞いに与えて、彼を寒さから救った。この物乞いの姿をしていたのが、実はキリストだったという伝説がある。

◆聖ニコラ修道院
ベネディクト会の女子修道院。町の南門の近くにある。院内には小さな博物館が併設されており、様々な興味深い美術品を見ることができる。

イメージ 4
この修道院に収蔵された美術品で最も有名なのが、ヘレニズム彫刻「カイロスのレリーフ」。紀元前1世紀の作品。カイロスはゼウスの末子で「好機(チャンス)」を神格化した神様。「チャンスの神には前髪しかない」という諺の由来となった神だが、この頃にはまだ後ろ髪もあったようだ。

◆聖ドミニコ教会および修道院
海岸通りに面して建つ。修道院の回廊には、いくつかの獅子のレリーフが置かれている。

イメージ 5
マリア像の優しい表情は、キリスト教徒ならぬ私の心をも穏やかにしてくれる。時代や場所を問わず、根強いマリア信仰があるのも頷ける。でも蛇踏みつけてる。素足で(悪を退治する聖母の強さをも表現したものか)。

イメージ 6
修道院の中庭にいた小さな亀。カメラを向けたらこの視線。すみません、お邪魔しました!

* * * * * *

明日は、海岸通りを散歩してみます。

閉じる コメント(8)

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亀さんがお散歩ですか。かなり大きそうな亀ですね。
冒頭に書かれたように背景がわかって遺跡を見ると全然見方が違いますよね。
明日の海岸通り、とてもきれいな予感です。楽しみにしています。
下記もしかするとご存知かもしれませんが、クロアチアへ行く前にいろいろ参考にさてていただいたHPです。ご参考までに。
http://52croatia.wordpress.com/

2010/9/16(木) 午後 5:16 [ おーたく ]

おーたく様

この亀さん、動きが遅いのをいいことに、かなり寄って撮らせてもらったので画面いっぱいに写っておりますが、大きさはそんなでもなく、甲羅の長さで12〜13cm程だったと思います。ノソノソと歩き回っては、一緒に写っている緑の草を食いちぎってモシャモシャと食べておりました。可愛かったです!
海岸通りの写真を明日ご覧頂いて、おーたくさんに「トロギールに行ってみたい!」と思って頂けましたら幸いです^^
ご教示頂きましたHP(CROATIA DREAMS)、私も以前よく見ておりました。でも、今、久しぶりに見てみましたら、デザインも変わっており、情報量も格段に増えていました。このタイミングで教えて頂いて良かったです。私も渡航の前に、最新の情報をしっかり得ておきたいと思います。助かりました。どうもありがとうございます!

2010/9/16(木) 午後 8:17 [ Hide ]

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鐘楼上りましたよ。
最後の所が一番上りにくかった覚えがあります。
でも上からの開けた景色は素晴らしかったです。
前に上っていた人達とお互いに写真を撮り合いました。

2010/9/16(木) 午後 9:31 mako

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かめさん、よく見るとしっかりした顔で賢そうですね。
もしかして、修道院を守っているのかな?
しかし、彫刻は本当に重厚感がありますね。
日本の神社とは施しようは全然違いますが、仕組みというか、似ているものがあるなぁって思いました。
宗教に対する人間の思いが表れているのかな?

2010/9/16(木) 午後 9:39 [ ayaran ]

mako様

上まで登られましたか!そうです、あの最後の所です。大柄な人にも難しそうな階段ですよね。なるほど、あそこでお互いに写真を撮り合うというのはいいアイディアですね。見上げたり見下ろしたりする角度で、面白い写真が撮れそうです。
鐘楼の上から見渡す街の景色には感激しました。「登ってきてよかった!」と思いましたよ^^
トロギールの街を思い出して頂けましたら幸いです。

2010/9/16(木) 午後 9:56 [ Hide ]

ayaran様

亀さん、動きも可愛かったのですが、真正面からこの顔で見つめられた時は、何だか私の方がドギマギしてしまいました。修道院の長老様だったかも知れませんね〜^^
実は、ちょうどこのトロギールの町の教会で宗教美術品の展示を見ていた時なのですが、いくつものキリスト教の宗教画を見ていたら、ふと日本の仏教美術(曼荼羅が描いてある絵とか)が心に思い浮かんだんですよ。全然似ていないはずなのに、どこかで繋がっているような…?と、妙な感覚を覚えたものです。もしかすると、宗教は違っても、信仰というものに対する人の思いというのは、案外共通するものがあるのかも知れませんね。

2010/9/16(木) 午後 10:05 [ Hide ]

聖マルティンのお話素敵です、優しい〜〜〜!!
この亀さんってけっこう大きいですよね??

2010/9/17(金) 午後 3:34 ☆。*reinaぴょん☆.。

レイナ様

美術品や建築物は、それにまつわる知識を得てから見ると、より興味深く見ることができますし、心にも深く残りますよね。
亀さんは、この写真だといっぱいに写っていて大きく見えますが、実際は甲羅の長さで12〜13cm程だったと思います。決して人が背中に乗れるゾウガメのようなサイズではないですよ^^; 周りに生えている緑の草を噛み取ってはモソモソ食べておりました。

2010/9/17(金) 午後 4:57 [ Hide ]


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