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11月26日(金) - - - - - - 合格発表当日のこの日。こちらの時間で深夜2時ぐらいになったら、発表のあるWebサイトをチェックしてみよう!と、それまで起きているつもりだったのだが、パソコンをつけたまま、いつの間にか寝落ちしていた…。 意識を取り戻したら、既に朝の4時半近く。勿論、外はまだ真っ暗だ。 日本旅行業協会のサイトを見ると、既に「合格者一覧」というリンクができていた。 東京会場のファイルを開き、自分の番号を確認する… あった!!脱力しかかりながらも、メモしてあった受験番号をもう一度確かめ、パソコンの画面と突き合わせて、間違いがない事を確認する。…よし、大丈夫だ。 あ〜…ヨカッタ!これで本当にホッとした。何かの結果を聞いてこんなにホッとしたのは、一昨年の血液検査で尿酸値が正常値に下がっていた事を医者の先生から聞いた時以来だ(それまでに2回検査で引っかかっていた)。 この試験のために、多くの方々にご協力や応援を頂いた。皆さんにいち早くこのニュースをお知らせしたく、取り急ぎ、試験結果に関する記事をブログにアップする。 合格し、資格が取れた事は勿論嬉しいが、ご心配して下さった方々に、合格の報告ができる事がすごく嬉しく感じられた。 もう一度、この場にて皆様にお礼申し上げます。心にかけて頂き、温かい応援を頂きまして、本当にありがとうございました!! ともあれ、これで資格の所持を堂々とアピールすることができる。この資格は持っているだけでは意味がないので、これを活かした仕事ができるような道や方法を、これから探していくつもりである。新しい武器を手に、頑張ろう。 めでたい、というかとりあえず安心したので、まだケーキを食べるには時間も早いことだし、もう一度寝直すことにする。 目が覚めたら8時半になっていた。 受験の事を知らせてあった方々にも、メールで結果をご報告した。勿論、社長にも知らせて、会社のホームページのスタッフ紹介欄の私の所に、「総合旅行業務取扱管理者資格所持」の一文を付け加えてもらえるように頼んだ。 社長は「公認司法通訳翻訳者」という大変に取得が難しいクロアチアの国家資格をお持ちなので、公文書など法的効力が必要な書類の認証翻訳をする事が認められている。 だからたとえば、私が取った合格証書を社長がクロアチア語に翻訳して押印すれば、クロアチア国内でも、私がこの資格を持っていることが公に証明されるわけだ。 この資格、クロアチア語で何て言ったらいいのかな?たぶん、「Nacionalna kvalifikacija za ovlaštenog nadzornika opće turističke usluge」、かな。 何やかんやで祝賀の機運も高まってきたので(自分の中で)、おもむろに冷蔵庫の中から昨日買ってきておいたケーキを取り出し、「一人合格祝いパーティー」を開くことにする。いや、きっとこの喜びを分かち合ってくれる人達はいるはずだ。皆さん、やりましたヨー! 豪華2点盛り!フルーツケーキとチョコレート・クレムシュニテ♪ 熟考の末選んだ2種類のケーキ。やっぱりお祝いの日はケーキだ! 見た目の華やかさも嬉しいフルーツケーキは、意外なほど甘さが少ない。果物や真ん中部分のベリー系クリームに甘酸っぱさがあって、上の部分のクリームは、甘いというより、むしろそれらの酸っぱさを押さえてまろやかにしている感じ。フルーツの味を活かした、あっさりとしたケーキだった。勿論美味しかったけど、個人的にはもう少し甘くてもいいと思ったぐらいだ(一般にフルーツケーキを選ぶ人は健康志向なのであろう)。 チョコレート・クレムシュニテは、以前サモボルで感動しながら食べたクレムシュニテのチョコレートバージョン。クリームがフルフルなのは同じである。上の薄い色のクリームの方が滑らかで、より甘い。下の色が濃い方は、クリームと言うよりババロアっぽい感じで、違った食感が味わえる。上から下まですくい取って、クリームとババロアを一緒に食べるのが美味しい!すごく幸せ〜♪になる。一番にはサクッとしたミルフィーユの生地。クレムシュニテとチョコレートのコンビネーションなんて、嬉し過ぎるよ! 甘酸っぱいフルーツケーキと、甘くてフワフワのチョコレート・クレムシュニテは、我ながらいい組み合わせだった。ペロリと完食(とは言え、これがこの日の朝食兼昼食となった)。 午後2時頃、日本の自宅にも連絡しておこうと思い、すぐ近くの郵便局前の公衆電話まで行った。 外に出ると、おっ!粉雪が舞っている!! 予報通りの雪。わー、雪だー! 私の住んでいる地域はあまり雪が降らないので、雪を見るとわけもなくテンションが上がってしまう。 とりあえず用事を済ませようと、自宅に電話。試験の結果を伝え、合格証書が届くはずなので、私宛ての郵便物を絶対に捨てないようにと念を押す(母曰く「他の郵便物だって一切捨ててないわよ、失礼ね!」との事)。家の方も問題ない様子。 部屋に戻って、テラスからしばらく雪を見ていた。 雪っ!雪っ!空からどんどん降ってくるなー! ただ雪が降っているだけで嬉しくなってはしゃいでしまう千葉県人がここにいる。最近温暖化の影響で、雪が降るのもめっきり珍しくなったのだ。雪の苦労も知らないので、呑気なものだ。 さすがに寒いので大概にして部屋の中に戻ったが、その後も雪はしんしんと降り続いた。 午後7時。積もった!まだ降ってる… 実はこの後、ちょっと用事があって出掛ける事になっているのだ。寒さの方は着る物で防げるからいいとしても、雪が珍しい地方に住む私は、雪道を歩くのに慣れていないのだ。外の様子はどうだろうか? 木の枝に、車に、そして歩道に…雪は静かに降り積もる。 うーん、降っている雪やフカフカに積もった雪は楽しいけど、足元で水の出た大根おろしみたいにビチャビチャになってる雪は楽しくないー! 歩きにくい。すっ転びそうで怖い。一歩一歩、真上から踏みしめるように慎重に歩くが、足元が暗く、足が冷たい水たまりにはまる。歩いて行くのを諦め、トラムで移動することに決めた。 行き先は、2度目の人形劇劇場。人形劇やこの劇場が気に入ったのと、もう一つ見てみたいプログラムを見付けたので、今回もまた、前もってチケットを買っておいたのだった。だから、キャンセルするのももったいないし、せっかくなので、雪にも負けず夜の街へと出掛けていったのだ。 このプログラムは夜8時からの上演。夜公演のチケットは安いらしく20kn(約300円)だった。 今回の劇は大人向けのストーリー(案内には「小学6年生〜大人向け」となっていた)。演目は、トルストイ原作の「ある馬の物語」である。 知らない話なのだが、劇場のWebサイトで知って「見てみたいな」と思ったのだ。 今回は「狼と7匹の子ヤギ」と違って大人向けの仕様なので、セリフがほとんど聞き取れない可能性が高い。私はネットであらかじめストーリーを予習した上で観劇に臨むことにした。これはかなり重い、見る者の心に非常に重い問い掛けを残すような物語である。 劇場に掲示されたポスター。 今回はやはり、観客の大半は大人だった。若い人が多いようにも見えたが、年配の方の姿も多い。女性の二人連れ、ご夫婦…様々だが、女性の方が多いか。中には、少ないながら、親と一緒に来ている中学生ぐらいの若い子の姿もあった。夜公演のためか雪のためか分からないが、客席は6〜7割ほどの入りである。 舞台は短い歌で幕を開けた。当初の心配が当たり、私には歌詞もセリフも断片的にしか聞き取れない。いきなり高い壁を感じた。やっぱりおとなしく「3匹の子豚」にしておけばよかっただろうか。 しかし…!と私は考えを切り替えることにした。歌舞伎を見ている外国人は、全員日本語のセリフを完璧に理解した上で楽しんでいるのだろうか?そうではないだろう(日本人だって理解していない人もいるだろう)。言葉が分からなくても、芝居を楽しんだり、感激したりすることはできるはずだ。今回は役者の演技、舞台そのものから何かを感じ取ろう!と考えた。 しかし、ストーリーを頭に入れておいたおかげで、今演じられているのがどの場面か、何について語っているセリフか、というのは大体わかった。 この劇では操り人形も使われるが、ほとんどは(馬も含めて)衣装を身に着けた人間による演技である。役者の動きや声の調子から、登場人物のキャラクターや心情が読み取れる。それだけでも、ハッと胸を衝かれる様な衝撃を覚えたり、見る者の心を締め付けるような主人公の老馬の悲しみや一途さを感じたりした。 この物語のあらすじや感想について、詳しい事はここでは書かない。自分にとって、非常に考えさせられる、重厚で多重的なストーリーだったのだ。はっきり言って、重い。「老いる」とは?「所有」とは?そして「生きる」とは?…それらが自分にとってどういう意味を持つのか、主人公の運命や生き方に自分自身のそれを投影して深く思いを巡らせざるを得ない。 この劇の内容や自分が思った事については、いつかもう少し自分の考えがまとまったら、改めて書いてみたいと思う。 とにかく、主人公の悲痛な叫び、そして悲し過ぎる結末が心に刺さった。見ていて胸が苦しくなり、辛くなってしまった。だけどこれは、本当に見てよかった。今見たという事に意味があるかも知れない。今の私に、もう一度「生きるということ」「生き方」について根本に立ち戻って考える機会を与えてくれた気がする。 役者さん、特に主役の老馬を演じた方が素晴らしかった…と思ったら、最後に馬の頭を取ったお顔を見たら、「狼と7匹の子ヤギ」の狼役と同じ方だった。エースかも知れない。 言葉の聞き取りについては、正直自分には非常に難しく、ついていけたとはとても言えない。この劇は元々シリアスなストーリーなので、笑いが起こる場面と言うのはほとんど無いのだが、所々、ちょっとした笑いを誘うセリフがある。だが私には言葉の理解が及ばず、ついていけなかった。唯一周りと同じタイミングでクスリと笑えたのは、黒子がはける時にセットにつまずいた時と、それでズレたセットを後ろからコッソリ直しているのを見た時だけだった。クロアチア語の劇や映画を見て、自力で理解できるようになったらどんなにいいだろうか。 カーテンコール(「ブラボー!」の声も飛んでいた)を含めて約70分の舞台が終わり、この劇のリーフレットを窓口でもらって外に出た。 少し弱くなってはいたが、まだ雪は降っている。足元があぶなっかしいので、帰りもトラムに乗ることにする。 重苦しく沈んだ気持ちとじんわりとした感動を胸に抱えたまま、冷たい雪の降る夜の街が車窓に揺れるのをただぼんやりと眺めていた。 何だか物を食べようという気も起らず、そのまま帰ってきてしまったが、とりあえず夕食に何か食べようと、近くのパン屋に寄ってサンドイッチを買って部屋に戻った。 悲しく重い気分だったが、初めて買ったこの店のハムサンドがメチャクチャ美味くて、あったかいスープと一緒に食べたら、下がりきったテンションがちょっと回復した。 改めて思い返すと、本当にいい舞台だったな。見に行ってよかった…。 合格、初雪、トルストイ…三題話のようだが、いよいよ冬を迎えたザグレブでの、今日は思い出に残る一日だった。 これが夕食のサンドイッチ。具はハムとチーズのみ!パン屋で温めてもらい、ケチャップとマヨネーズをかけてもらった。黒パンの風味、ゴマの香ばしさにシンプルな具材が凶暴なほどウマイ!! |
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一人だと寂しいでしょうね。
それに重いストーリーの劇。
お友達でも出来れば良いのですが。
今回も美味しそうです。
けれども野菜もちゃんと食べてくださいよ。
2010/11/28(日) 午後 10:22 [ おーたく ]
おーたく様
いつもご心配頂いて、本当にどうもありがとうございます。
基本的にいつも一人で、「一人が好きな子」なので、普段は全然平気なんです。慣れない土地でも。
でもこの時(劇の帰り)は、何だか気持ちが沈んで…ぼんやりとしてしまいました。劇を見て色々な事を感じたり、考えたり、昔の事を思い出したりして、心がシェイクされていたのかも知れません。
夜の街を歩いている時、いつも、おーたくさんが寒い冬に一人摩天楼の街を歩いていたというお話を思い出しているんですよ。
ナイーヴアートのお店で知り合った、日本語を学んでいる方と今週会う予定なので、色々お話して、友達になれたらいいなぁと思っています。あと、よく行くレストランの店員さんとは顔なじみになれて、「よー!来たねっ!」って感じで迎えてもらえるのが、それだけでもすごく嬉しいです。
あーっ、野菜は…え〜っと…^^;
こちらに来てから欲望の赴くままに食事をしているので、帰国後に予定している健康診断が非常に心配です。次回の食事には必ずサラダを頼んで、野菜を食べるようにしますっ!(色々ご心配おかけしまして、本当にすみません^^;)
2010/11/29(月) 午後 1:13 [ Hide ]
「お祝いに粉雪」なんていいですね!
そうそう、気に入った舞台や小説などと出会えたら、それにこだわっていくのも面白いデス。(私の場合『オペラ座の怪人』)
舞台や映画なら監督によって解釈やアプローチが違ったり、翻訳ならニュアンスが違ったり、その世界が広がり深まるんです。
そして…もっとハマっていくのですぅ〜。
2010/11/29(月) 午後 7:52
合格おめでとうございました。ブラボー(クロアチア語でなんと言うのでしょうか)すごいすごい!!!!! 嬉しいな〜
「私がはしゃいでどうするの」ですが、このごろの私の暮らしでは試験を受けるということが無いので合格通知も来ない。人のことでも嬉しくて。
もうそちらは雪が降ったのですね。雪景色は見るだけなら素晴らしい。その後の始末さえなければ。
合格祝いのケーキとはなんとも可愛い感じです。我が家であれば(私を除いて)絶対アルコールになると思います。たとえそれが深夜でも早朝でも。
Hideさんはアルコールはいかが?もっともアルコールほどほどにしておかないと歌舞伎の何とかさんの様になっても困りますが。
おーたくさんのおっしゃるとおり、たとえ短い期間であっても野菜はきちんと召し上がってください。これは摂りだめは出来ない物ですもの。溌剌とした若さを保つためにもね。
2010/11/29(月) 午後 8:23
お祝いケーキノア時は、ひとしおだったことでしょう!
本当によかったです!
雪が嬉しい気持ち、私にもわかります。
私も実家は奈良なので、雪が降らず珍しかったので、雪が降る所にきたばっかりのときは、ず〜〜〜っとうれしくて眺めていました。
でも、そのうち、冬の鬱陶しさにうんざりするようになりましたが・・・^^;
サンドウィッチ、おいしそう♪
2010/11/29(月) 午後 10:54 [ ayaran ]
文月様
あの日舞った粉雪、「お祝い」だったのかなぁ〜^^
そう考えたら、すごく嬉しいですね♪
気に入った舞台や原作を追いかけていくという鑑賞法、なるほどなぁ!と思いました。監督や脚本家による解釈と表現の違い…それに、翻訳のニュアンスによる違いもあるんですね!こういう風にこだわって作品を見ていくというのは、本当に面白そうだし、鑑賞力が磨かれると思います。
文月さんは「オペラ座の怪人」ですか!古今東西の作品がありますね(私は未見です。お恥ずかしい…)。
ハマれるものがあるって、すごくいい事ですよね!
私も今回の事をきっかけに、「舞台演劇」というものに興味が湧いてきました。
2010/12/3(金) 午前 0:37 [ Hide ]
mako様
どうもありがとうございます!!
お返事が遅くなりまして申し訳ありません。仕事の方が立て込んでしまいまして…大変失礼を致しました。
おかげさまで無事合格です!折に触れての励ましと、試験当日「念」を送って頂いたおかげです!
makoさんに一緒に喜んで頂けて、本当に嬉しいです!ありがとうございます!!(クロアチア語でも「Bravo!」って言います。)
合格祝いはケーキ…あはは、アルコールも考えたんですけど(笑)私は両刀ですから、どちらもイケますよ!makoさんのおうちはとっても楽しそうですね♪
何とかさんのニュースはネットで見ましたが…大変なようですね。私はほどほどに楽しんでおります。
私の野菜不足を皆さんがご心配して下さって、本当に有難いやら申し訳ないやら…。34にもなって何やってるのか。お恥ずかしい限りで…(汗)コメントを頂き、野菜もきちんと食べるようにしております!
こちらは雪の季節が到来です。雪景色は確かに綺麗なのですが…。私には翌朝の凍結した道も難敵です。
makoさんも寒さに気を付けて、お体を大切にお過ごし下さいませ!
2010/12/3(金) 午前 1:35 [ Hide ]
ayaran様
お返事が遅くなりまして、大変申し訳ありませんでした。
ケーキ自体の美味しさもさることながら、「合格祝い」というテンションが、その味を特別な物にしてくれました。皆さんへの感謝と、嬉しさと、ホッとした気持ちで胸がいっぱいになり、ケーキでお腹もいっぱいになりました。私は本当に幸せ者です!!
ayaranさんの実家は奈良でしたか!(だから時々関西弁になられるのですね^^)
私の母方の家系も元を辿ると奈良(曽祖父母が奈良から千葉へ来たとの事)だそうで、祖母は両親の影響なのか、所々に関西弁が混じった言葉を使います^^;
雪は珍しくて、降っているだけで理由もなく浮かれてしまいます(今でも)。何となくソワソワして、窓の所に行って、降っている様子や積もり具合を見てみたり。
でもやっぱり、雪かきや雪の中の移動は大変だし、毎日・毎年続けば、きっとうんざりしてしまいますよね。逆に青空が恋しくなると思います。
また美味しいサンドイッチを見付けてしまいました♪これはガツンとうまい系!黒パンとゴマのほのかな甘みも最高で、大満足でした!
2010/12/3(金) 午前 1:38 [ Hide ]