明日は明日のクロアチア

「買っても買ってもどこかに行ってなくなってしまう物、な〜んだ?」「リップクリーム」(私の場合)

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11月28日(日)

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朝起きたらすごい霧…まあ、大体いつものことなのだが。
ちょっとテラスに出てみたら、朝のひんやりとした空気が…なんて言っていられるレベルじゃないな、これは。あまりにも寒いので(部屋着のまま出てしまったせいもあるが)、すぐ温かい部屋の中に戻ってしまった。あー、暖房は偉大だ。何だかこの霧って、空気に氷が含まれているみたいだ。非常に冷たい空気に、一瞬で体温を奪われていく感じ。文字通り、身に染みる寒さだ。

今の時期、ザグレブは朝夕の気温が-3〜-1度ぐらい。氷点下の冷え込みだ。日中もあまり上がらず、最高気温が1〜2度。日本と比べると、やっぱりかなり寒い。
だけど同じ時期、南のドゥブロヴニクでは最低気温が10度ぐらい、最高気温は15〜16度(今日は19度まで上がったそうだ)である。北海道と九州ぐらいの違いがあると言える。
クロアチアは日本よりさらに小さい国だが(面積は九州の約1.5倍)、気候帯の違いにより、国内でも場所によってだいぶ気候が異なる。やはり地中海性気候の沿岸地域が(冬には「ブラ」と呼ばれるアルプスからの冷たい北風が吹き荒れる日もあるとはいえ、)最も暮らしやすいと言えるだろう。台風や梅雨もないし(それらはザグレブにもないが)、全く羨ましい限りだ。

さて、ここに来て仕事が忙しくなっている。
うちの会社のWebサイトにページを追加する必要があって、その元になるデータ(文章や画像ファイル)を作ったり整理したりしているのだが、これに地味に時間がかかる。
ハッキリ言って日本でもできる作業なのだが、これを11月いっぱいで終わらせてWebサイト制作会社の方にデータを渡すことになっているため、どうしても今やらなければならないというわけだ。
しかも、まだいくつかのクライアントから基礎データが上がってきていないので、私のやるべき作業の一部が進められないという事態も発生している。社長を通じて状況を確認したり催促してもらったり、そんなやり取りをしながら作業全体の追い込みをしていて、一日があっという間に終わってしまう。大丈夫なのか、これ。約束通りに、今月中にデータの引き渡しができるだろうか?

朝、市場に行ってみたい気持ちもあったのだが、寒いのと時間が惜しいのとで(行くと絶対にウロウロと見て回ってしまうので)、買ってある物で済ませた。
3種類目のシリアルを開けてみた。

イメージ 3
リノのチョコシリアルシリーズの一つ、「クリスプ」。

このシリアル、うまい!すごく食べやすい。
一粒が米粒ぐらいの大きさで、見た目はチョコ味のひなあられ、といった感じ。ザクザクした歯ごたえが楽しい。チョコ味がおいしくて甘いんだけど、ちょっとしょっぱさもあるので後をひくのだ。

それとオレンジジュースで簡単に食事を済ませて、すぐに仕事に取り掛かる。

データをちまちまと作ったりメールのやり取りをしたりしているうちに、時間はどんどん過ぎて、ふと時計を見たらもう3時だ。気分転換を兼ねて、近所に食事に行くことにする。

昼過ぎから降り始めた雨の中、すぐ近くのピザハウス「VIVA」へ。ここももう何度も来ているので、店員さんともすっかり顔なじみだ。
今日は、前から気になっていたパスタを頼んでみた。この店のメニューでは高い方の部類に入る50kn(約750円)の料理。名前からしてゴージャスな一品である。

イメージ 1
ジャーン♪「トリュフとプルシュートのホワイトパスタ」!!

テレビや本で見た事のあるスライスしたトリュフはかかっていないが、黒っぽいツブツブした物が入ったホワイトソースがふんだんにパスタにからんでいる。そしてプルシュート(ダルマチア名物の生ハム)が乗っている。
トリュフとプルシュート!トリュフだけでなく、なんと、そのうえプルシュートも!トリュフだけでも十分なのに、そこへもってきてダメ押しのプルシュートまでもが!!素晴らしい!盆と正月が一緒に来たような祝祭感に溢れていると言えよう(オーダーした当人が)。

近頃、私の食生活(野菜不足)について皆さんからご心配を頂いている。日本から9,000km離れた小さな国の片隅で細々と生活している私の事を気にかけて下さる方がいるなんて、何だか本当に嬉しくて、ありがたい気持ちでいっぱいである。そして同時に、もうすぐ35にもなろうって男がこんな事でまで皆さんにご心配をお掛けして何やってんだ!子供か!ちゃんとしろ!とも思っている。大変申し訳ありません。

そこで今日は、きちんと野菜も食べることにする。サラダも頼もう。

イメージ 2
「海の幸サラダ」!(野菜を食べるという趣旨で、どうして海鮮方向へ行ってしまうのか?)

このサラダ、タコメインに見えるが、その下にはルッコラが敷き詰められているのだ。あとは真っ赤に熟したトマトとシャキシャキした根菜(あれ、コレ何だったかな?中身が白いから、赤カブじゃあないよなぁ…)。うーん、でもやっぱりメインはシーフードと言わざるを得ないか。タコ、ムール貝、小エビ、そしてスリミ(カニカマ)である。量がかなり多かった。メインのパスタと併せて完食できるだろうか?(パスタやサラダはさすがに持ち帰りはキビシイだろう。ビニールとかに入れて持ち帰らせてくれたとしても、それはそれでキビシイと思う)

さて、肝心の味であるが、まず海の幸サラダは、全体がオリーブオイルで和えてあって、味がよくまとまっている。クロアチアのオリーブオイルは、ホント美味しいのだ。
クロアチアではタコは非常にポピュラーな食材で、様々な料理に使われている。「タコのサラダ」というのも、レストランなどでもよく見掛けるし、家庭(特に沿岸部の)でも作られている料理である。店や家庭によってレシピが少々違うと思うが、小ぶりに切ったタコと、同じぐらいの大きさに角切りした茹でジャガイモをオリーブオイルで和えるのが一般的だ。

そして、トリュフとプルシュートのホワイトパスタ。
実は私は、トリュフって食べた事がなかったのだ。高価な食材だと聞くし、正直、そんな高い金を払ってまで食べなくてもいいや!と、あまり興味もなかったのだ。
しかし、クロアチアの西、イストラ地方という場所はこのトリュフの有名な産地で、「クロアチアのトリュフ」というのは、かなり有名らしいのだ(ちなみに、クロアチアではトリュフを探すのは豚ではなく犬だそうだ。勿論、訓練を受けた犬)。
だから、今回の滞在中に一度は食べておこうと思っていた。12月にイストラへ行く予定があるので、是非本場のトリュフを賞味してみようと考えているのだが、ちょっとフライングで、ここでも食べてみる事にした。トリュフソースとは言え、750円でそれが味わえるのなら安い物だし、ザグレブと本場イストラで食べ比べてみるのもいいだろうと思ったのだ。

で、初めて味わったトリュフ。確かに美味かった!ソースなので、香りだけだけど。時間帯が中途半端で周りに他のお客さんが誰もいなかったのをいいことに、思わず何回も鼻を近づけて香りを思いっきり吸い込むという行動に出てしまった。
750円という値段からして、おそらく、使われているトリュフの量はそんなに多くないと推測できるのだが、それにしても非常に特徴的な香りである。からめられたホワイトソースのせいもあるとは思うが、とても濃厚でまったりとした味と風味だった。何に似ているとか、言葉で表現するのが難しいのだが…。
強いて説明するなら、このパスタを食べている時に私の頭に思い浮かんでいたのは、なぜか「とんがりコーン」というスナックの事だった。それの、「香ばしバター味」というやつ。こんな事を言うのは世界中で私一人しかいないかも知れないが、このコーンの焼き菓子の香ばしさとバターの風味が、何となく記憶の中でつながったのかも知れない。とんがりコーン<香ばしバター味>の塩味を抑えて、バターのコクとまろやかさ、そして香ばしさをアップさせ、全体の芳醇さをググッと増した感じ。いやいや、やっぱりこの説明は乱暴すぎるな。とにかく素晴らしい香り、風味だった!この濃厚なソースが、幅広のパスタにとてもよく絡むのである。

そして忘れてはならないのがプルシュートの存在だ。カリッと焼かれてベーコンっぽい食感になっているプルシュートの塩辛さと、そしてこれも独特な香ばしさが、まったりとしたソースの中で、非常に贅沢なアクセントになっている。ダルマチアとイストラを代表する味覚の夢の競演である。これは本当に食べてよかった!という大満足のパスタだった。かなり濃厚で結構重いはずなのに、どんどん箸ならぬフォークが進んで、あっさり食べきってしまった。
ちなみに、プルシュートの無い「トリュフのホワイトパスタ」というのもあって、こちらは10kn安い40kn(約600円)となっている。

サラダまで全て完食した時にはさすがにリミットを超えて満腹の状態だったが、とにかく全部食べた。野菜も食べた。とにかく、初めてのトリュフが思いのほか美味しい物であったという事に驚いた。
あとはイストラに行って、是非本場のトリュフを試してみたいと思っている。トリュフを削って入れてくれるような、本格的なトリュフ料理を一度ぐらいは味わっておきたい。勿論財布と相談して、分相応な範囲で…という事だが。お勧めのレストランがあるかどうか、社長に訊いてみよう。

濃厚なトリュフソースの誘惑に負けずにワインも飲まずに帰ってきて、仕事を再開。
灰色の空のまま日が暮れて夜になったが、勿論夕食はパス。お腹いっぱいだ。

メールをチェックするも、データも連絡もまだ来ていない。これが来ないと、私としてはどうする事もできないのだが、Web制作会社の人に対して責任を感じる所ではある。
早く自分の仕事を完成させて、クロアチアでの貴重な自由時間を楽しみたい(本音が出た!)。

閉じる コメント(8)

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こんばんわ こちらも寒くなりました このサラダ「ドブロブニク」のレストランで食べました 城壁の外だと思います 二年前なので 美味しかったです ありがとう

2010/12/3(金) 午後 10:27 [ masudakun ]

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ホワイトパスタ、こんなの大好きです!
トリュフの香りがふ〜〜っと抜けて、本当に何とも言えないおいしさですよね。
それがこのお値段とは、恐れ入りました!
シリアルもおいしそう。そのままバクバクいってしまいそうです。

とっても寒そうなので、風邪を引かぬよう。

2010/12/4(土) 午前 2:22 [ ayaran ]

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やっぱり食べ歩き日記で帰国後是非まとめてください。料理に対する表現も豊かでその辺の評論家のお店紹介記事より素晴らしいです。出来たらお店の外観・中の雰囲気の写真・感想も同時にお願いします。
タコサラダ私も食べましたよ。
ここのページ
http://blogs.yahoo.co.jp/o_takuya_kun/3294422.html?type=folderlist

2010/12/4(土) 午後 0:55 [ おーたく ]

masudakun様

いよいよ12月、本格的な冬の到来ですね!空気が本当に冷たいです。

クロアチアの海鮮サラダ、召し上がられましたか!沿岸部に行ったら、是非食べておきたいメニューの一つですね。ドゥブロヴニクの城壁の外で、真っ青なアドリア海と美しい旧市街の街並みを眺めながら食べるシーフードの味は格別だったことと思います。思い出して頂けて、嬉しいです。

この季節、本当に夏の海と太陽が恋しくなります。寒いザグレブにいると、特に!
masudakunさんも、風邪など引かれませんよう、寒さに十分注意してお過ごし下さいませ。

2010/12/6(月) 午前 3:45 [ Hide ]

ayaran様

初めて食べたのと値段が安かったのとで、「本当にトリュフかなぁ〜?」なんて思ってしまったほどでした^^;
トリュフの芳香は、本当に何とも言えないですね。他の物にたとえようがない香りで(無理矢理たとえて「とんがりコーン」とか言ってるこの発想の貧困さは、我ながらどうかと思うレベルです)。
そうそう、それが「抜けて行く感じ」っていうのがよく分かります。平べったいパスタとソースがよく合って、とーっても美味しかったです〜!!

このシリアルも良かったですよ♪今まで食べた3種類、どれも違った食感で、それぞれ美味しいと思いました。日本みたいに小さいサイズの詰め合わせがあればいいのですが、残念ながらこのサイズが最小なのでした^^;

冬のザグレブは、昼間でもかなり寒いです!だけど、案外慣れてくるものですね。人間には適応能力があるらしいです。でも、油断しないよう、十分気をつけますね、先生!
ayaranさんも、風邪を引かずに元気にお過ごし下さい!

2010/12/6(月) 午前 3:46 [ Hide ]

おーたく様

おーたくさんがそんな事をおっしゃって下さると、ついその気になってしまいます(照)
食べ歩き日記のフリーライターを名乗ろうかなぁ…そうしたら、食事代も経費で落とせますね!なんちゃって(笑)

見た目は写真でお伝えする事ができても、味そのものを他の人に伝わるように表現するのはとても難しいですね。食べた感激を伝えるにも、私の貧困な語彙と発想で、どこまで表現できているだろうか…と常々思っておりましたので、お褒めの言葉を頂きまして、とても嬉しいです!ありがとうございます。
お店の外観・中やスタッフの雰囲気も含めてレポートできるよう、頑張りますね!

久しぶりにおーたくさんの旅日記を見返しました。ああー!夏のドゥブロヴニク、いいですねぇ〜…!
ダルマチアで食べるタコサラダ、くせのないまろやかなオリーブオイルと絡んで、本当に美味しいです。

2010/12/6(月) 午前 3:48 [ Hide ]

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中身が白いから、赤カブじゃあないよなぁ…の小さな野菜は、赤カブなどとの正確な区別は分かりませんが、通称ラディッシュでしょう。
丸ごと口に入れると、みずみずしくて爽やか。

私は、鼻が良過ぎて困るのですが、トリュフの香りって感じないのですよ!
何なのでしょうか?…て、ここで聞いてもね・笑。
とんがりコーンの「香ばしバター味」を探すしかない、ムフフ。

2010/12/10(金) 午後 8:39 文月

文月様

お返事大変遅くなってしまいまして、本当に申し訳ありません。

ラディッシュ!画像検索してみたら、まさにそれですね。そうそう!みずみずしくてシャリシャリしていて爽やかな味と食感でした。

トリュフの香り≒とんがりコーン「香ばしバター味」説は…うわー、恥ずかしいです!書いておいて今さらですが(恥)こんな事を言っているのは、たぶん世界中で私ぐらいだと思いますよ(爆)
別の店(別の地方)で食べたトリュフのパスタは、上に細かく削ったトリュフの粉がかかっていて、もっともっと強い香りがしました。突き抜けてきて、鼻の奥の方で感じるような強い芳香でした。

でも私は、この店の(とんがりコーンっぽい方の)トリュフパスタがとても気に入ってしまったのでした(笑)もう一度食べたかった料理の一つです。うーん、あの香り、忘れられないっ!

2010/12/18(土) 午前 2:32 [ Hide ]


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