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11月30日(火) - - - - - - 今日がWebページ原案作成の締め切りだったのだが、遅れているデータは未だ私の手元に届かず、仕事は完成していない。社長がクライアントに状況の確認をしてくれてるはずなのだが…。まあ、「待つのも仕事のうち」か(でもたぶん、こういう時のための言葉じゃないと思う)。 今日は曇りで、夕方から雪の予報。 昼過ぎまで、メールが来てないか頻繁にチェックしたり、今まで作った分のデータを見直して手直しを加えたりしていた。 さて、今日は日が暮れる前に、外での用事を済ませておいた方がいいだろう。暗くなってから雪が降るとなると、二重に足元がおぼつかない。言ってる事がおじいちゃんみたいだが、雪に慣れていない人間は、雪道を歩くのが本当にコワイし大変なのだ(特に下り坂と凍結路面)。 試しに「雪道、歩き方」で検索してみたら、27万件以上もヒットした。皆苦労しているのだ。誰だって転びたくない。大人になってから転ぶと、いろんな意味でダメージが大きいからだ。 というわけで、雪の前に用事を済ませるべく、正午頃に外出。 今日の外での用事というのは2つ。まず1つめは、野菜を食べにいくこと(←用事?)。そして2つめは買い物だ。 まずは1つめの目的を果たすため、シーフードレストラン「Korkyra/コルキラ」にやってきた。あの陽気で優しい親方、じゃなくてオーナーのアレクサンダーさんのお店だ。 今日も私が店に入っていくと、アレクサンダーさんは奥からすぐに私を見つけて、「Hide!」と私の所に来てくれた。「元気にしてる!?何も問題なくやっているかい?」と言いながらあったかい手で握手し、「さあさあ、座って!」とテーブルを指して促してくれる。 長身のウェイター、マリンコさんも「やあ、Hide!」と言いながらやって来て、メニューを渡してくれた。行きつけのお店があるって、やっぱりいいよね!(来店数回目で常連客気取りとは図々しい!) 海をモチーフにした内装のコルキラ店内にも、クリスマスの飾り付けが。 今日の一品目はもう決まっている。「フィッシュサラダ『コルキラ』」だ。これまでの野菜不足を返上し、皆さんに安心して頂くためにも、新鮮な生きた野菜をバンバン食べていきたい。 このフィッシュサラダは60kn(約900円)。一人で食べるにはかなりの量があると思われるため、この上メインをガツンと頼んでしまうのは無謀だ。パンもついてくるので、あとは何か、スープでも頼もうか。 メニューをじっくり見て慎重に検討した結果、トマトスープと魚の塩漬けをチョイス。魚の塩漬けは、おそらく、以前前菜で登場して「白いご飯が欲しい!」と私を大騒ぎ(心の中で)させたアンチョビーの塩漬けだろう。これにパンと魚のパテだ。なかなか気の利いた組み合わせではないか!?と自画自賛しながら、早速運ばれてきたパンをかじる。 カリッとあぶられたコーンブレッド。美味! 「kukuruzni kruh/ククルズニ・クルフ」と言われるトウモロコシのパンで、見た目が黄色っぽい。適度な噛みごたえでモチモチした食感があり、噛むほどに味がある。これをオリーブオイルで食べると最高!初めてクロアチアに来た時食べて、それ以来大好きなパンである。 まずやって来たのはトマトスープ。ボウルで運ばれてきて、これをスープ皿に食べる分ずつよそって頂く。 たっぷりのトマト、そして米も入っている。 トマトスープ、もうこの一品で満足してしまうぐらいに充実していて美味しいのだ。しっかりとトマトの味がする。だけど、青臭さやとがった酸味は全くなくて、まろやかで爽やかな酸味が、ハーブの風味と共に口じゅうに広がってフーッと抜けて行くのだ。トマトも温かく煮込まれて、とても柔らかくなってるけど「ああ、トマト食べてるなぁ」という食感がちゃんとある。米も、しっかりスープを吸ってはいるが、全然べチャッとしておらず、適度な硬さを残している。この米が入ることでアクセントになり、結構お腹にもたまる気がする。非常に満足できるスープ。 ビンゴ!やっぱりあのアンチョビーの塩漬けだ。会いたかったヨ〜! 再会の感動もそこそこに食べ始めてしまったが、やっぱり美味い!この旨味は、完全にクセになる。 続けてすぐに、フィッシュサラダ「コルキラ」が運ばれてきた。 本日のメイン、堂々たる姿で登場! このサラダの中身、全てお分かりになるだろうか? 全部マリンコさんに教えてもらったので、せっかくだから一つ一つご説明させて頂こう(ただし、このサラダは日によって材料が変わるとの事。なので、この日のサラダの中身、という事です)。 詳細解説のため、アップの写真もどうぞ。 まず、緑の葉っぱはルッコラ。苦味がかなり強い!(私は苦い物が大の苦手なのだ。普段はちょっとでも苦いと、もう食べない。)でもこのサラダ、私でも結局全部食べてしまったぐらいなので、他の人が食べたら、そんなに苦くないかも知れない。とにかく、たっぷりと和えてあるオリーブオイルが美味しくて、これなら苦い葉っぱ(ルッコラに失礼だろう)でもどんどんいけてしまう。いや、むしろルッコラの苦味がいいアクセントに感じられるほどだ。 それに、アンチョビーの塩漬けを食べながらルッコラを食べるのが、またいい!塩辛い旨味とほろ苦さが、口の中でいい具合に結び付くのだ。 開かれた状態で両端に乗っている魚、これはイワシ(アンチョビー)のマリネ。色が違うのは、左の白い方がレモン果汁、右のピンクの方が酢(赤ワインビネガー)で漬けてあるから。小骨までキレイに取り除いてあるし、全然生臭くないので、とても食べやすい。ワインビネガーの方、コハダみたいな味だ!(歯ごたえはコハダと違って、柔らかいけど。)皮まで美味い! 折りたたむと確かにイワシ。光もの! 黒くて丸まったのが、イカ墨で和えた小エビ。小エビとは言え、エビの醍醐味であるプリッとした食感を十分に楽しめる。そして、イカ墨のコクと旨味が思いのほか利いている。周りのルッコラにまで、旨味がしっかりと染みているのだ。 私のイカ墨デビューは、4年前のシベニク滞在時、大家さんが作ってくれたイカ墨リゾットだったが(食わず嫌いだったのだが、その時イカ墨の旨さを初めて知った)、今回、イカ墨の旨味は、オリーブオイルやニンニクとも非常にマッチする事を知った次第である。 皿の中央上下の赤っぽいのは、干しトマト。酸味がかなり強くて、ちょっとビックリ!トマトの味がギュッと濃縮された感じ。酸っぱいんだけど(私は酸っぱい物も苦手だ)、グッと噛みしめたくなる旨味もある。食感は、ちょっとクニュッとしてて、フルーツっぽい感じ(だから酸味とのギャップにビックリしたのだ、最初の一口で)。 薄黄色でホウキみたいな形にカットされてるのが、アーティチョークのマリネ。これも、私はクロアチアでしか食べた事がない。他の食べ方もあるのだけど、今回のマリネは、新鮮な若いタケノコを思わせるような食感だった。非常に柔らかな層がいくつも重なっていて、噛んだ時の歯触りが非常にいい。味も美味しくてとても気に入ったのだけど、その味を何かにたとえて説明するとなると難しい。決して濃い味ではないのだけど、「メンマやザーサイっぽい」と私は食べながら思っていた。 アーティチョークに挟まれた丸い茶色の物は、小さな紫タマネギのピクルス。ピクルスだから当然酢の酸味があるのだけど、それを上回るタマネギの甘みと旨味が出ている。意外だ!あと、たぶんコショウやハーブも入っていて、かなりしっかりした濃い味がついている。でも、やっぱり一番前面に出てくるのは、タマネギ独特の甘味だ。ルッコラを続けて食べていて口の中が苦くなってきたら、このタマネギを食べる。これが美味しい! パンもしっかり3切れ食べて、すっかりお腹いっぱいになった。 どの料理もハッとするような美味しさがあって、大満足の食事だった。サラダにトマトスープで、野菜もバッチリだ(いつも野菜食べない人が珍しく野菜十分の食事をすると、このように「もう自分には何一つやましい事はない」とでも言いたげな態度を取りがちだ)。 食事を終えてふと時計を見たら、もう2時近くだ。なにぃ〜!2時間もかけてメシ食ってたのか!スペイン人か!なんでこんなに時間かかったんだろう? 「美味しかった?」と片付けに来たマリンコさんに、「全部、すっごく美味しかったです!んー、幸せです〜!」と言うと、それを聞いた彼は「私達もだよ!」と言って笑っていた。 会計を済ませ、奥の厨房近くにいたアレクサンダーさんに挨拶に行った。 まだ渡していなかった自分の名刺を渡して「あと2週間ここにいます。また来ますね!」と言うと、アレクサンダーさんは言った。「勿論、勿論!また来てくれよ!Hide、次回は君にちょっとしたプレゼントを用意しておくよ、日本へのお土産用にね!」 うわー、すごく嬉しい!そんな事を言ってくれる気持ちが何より嬉しい!え〜、何だろう、「ちょっとしたお土産」って!?新巻鮭かな?(クロアチア土産じゃないし、「ちょっとした」でもない。) 帰る時も、スタッフの皆が「じゃあね、Hide!」「またね!」と言って見送ってくれた。 うーむ、私には彼らに何のお礼もできない。せいぜいこのブログで、料理の味とオーナー&スタッフの人柄と店内の雰囲気の素晴らしさをお伝えして、「ザグレブにお越しの際は是非足を運んで下さい!」とわずかな読者の方にお勧めするのが関の山である。 勿論、こういうのは主観ではあるけれど、このお店は本当にお勧めしたい、素晴らしい店なのだ。 コルキラに行って、もし白い服を着たオーナーのアレクサンダーさんがいたら、「Hideから聞いた」と言ってみて下さい。たぶん……えー、たぶん、どうにもならないと思いますが、しかし!間違いなく、とびっきりの笑顔で温かく迎えてくれるとは思いますので! 首尾よく1つめの用事を完遂させたので、続いて2つめの用事、買い物を済ませるべく、スーパーに向かった。いつものごとく、インスタントスープ(いくつも種類があるので、飽きることなく色々食べている)とトマトジュースを購入して、早々に任務完了! スーパーからの帰り道、パン屋に寄って、今夜食べるつもりのサンドイッチも買った。 アパートメントホテルのすぐ近くのパン屋。前回ハムチーズサンドを買った時は、パンがゴマ付きの黒パンだったんだけど、今日はパンが違ってた。 夜食べたサンドイッチ。ケチャップとマヨネーズも追加してもらっている。 レンジであっためると、中からジュワッ、トロ〜!だ。たまらん! 今日のパンは、フランスパンみたいに噛みごたえがあって、表面は固め、中はモチッとしてて、噛むと甘味がある。これはこれでまた美味い。私はフカフカのパンよりも、こういう噛みちぎるようなタイプのが好きなのだ。 結局この日、万全の準備を整えていたにもかかわらず、夕方になっても雪は降ってこなかった。 まあ、それならそれでいいかという気もするのだが、何だか空回った気がしてチョット悔しい。 その代わり…と言うのもヘンだが、夜から雨が降り出した。そして明日が雪の予報。ちょっとズレたのか。
結構予報が当たらない事が多い気がする。天気が変わりやすいのだ。一日の中でも、霧→曇り→晴れ→雨と、目まぐるしく変わる日もあるし。 明日の雪はどれぐらい降るだろう?スーパーで、明日の分の食糧も買い込んでくればよかったかー! |
クロアチア
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流石にシーフードレストラン!と言えるサラダですね。とってもとっても美味しそう♪
ルッコラは香りが好きでよく使いますが、このトッピングの組み合わせは、外食でも、日本ではなかなかお目にかかれないでしょうね…ごくん。
生サラダって、基本的には身体を冷やすでしょう?私は夏になると、ガラスボウルいっぱいのサラダを作って、ほぼ毎日、それを抱えるようにして食べます。
そんな姿を見て家族は笑います。でも、バリエーションは豊富ですょ〜。
hideさんはトマトスープで温まったと思います。充実した食事でしたね〜♪
エライっ!
2010/12/10(金) 午後 9:03
アンティチョーク、初めは何もの!って思いましたが、ふーんって感じですね。
でも、いつ見てもどこへ行っても、ザグレブはおいしいものばかりですよね。いいなぁ〜♫
2010/12/10(金) 午後 10:40 [ ayaran ]
美味しそうですね 私も今回の旅行でレストラン少し使いましたがどこも美味しかったです 寒波がきてますね いいときに帰国できました ウィーン少しアップしています
2010/12/15(水) 午前 10:45 [ masudakun ]
文月様
あはっ!この歳になっても、苦手な野菜を食べて「エライっ!」って褒めてもらえるのって、すっごく嬉しい事なんですね!エヘヘ〜!ありがとうございますっ♪
何と言ってもお店の名前を冠した「魚のサラダ」ですからね!
このサラダは本当に頼んでみて大正解!という一品でした。一度しか食べなかったのですが(結構量があるので、一人でメイン+このサラダというのはチョットきつい分量で…)、他の日はトッピングの組み合わせにどんな変化があったか、食べてみたかったですね〜…次回の宿題の一つです。
文月さんは、ガラスボウルいっぱいのサラダを抱え込みで…ふふ、ちょっとそのお姿を想像してしまいました^^
「生野菜や体を冷やす」って、確かによく聞きますね。でも、そうか、夏ならちょうどいいですよね、熱を取る感じで。
トマトスープはボウルからよそるのでアツアツで、本当に温まりましたよ。充実、満足!
2010/12/18(土) 午前 3:16 [ Hide ]
ayaran様
お返事、大変遅くなってしまいまして、本当に申し訳ありません。
今、帰国してからこのお返事を書かせて頂いています。
滞在終盤、毎日目の回るような忙しさで全然時間が足りず、記事のアップや皆様のブログへのご訪問がさっぱりできずに、とても心苦しく思っておりました。
滞在記の続きはこれから徐々に公開して参りますので、またご覧になって頂けたら嬉しいです。
アーティチョークを初めて口にしたのは、4年前のクロアチア初渡航時でした。それまで全然知らないモノだったので、まさしく「何もの!」って感じでしたよ(笑)このマリネ、味も食感も、とってもイケました♪
今回の滞在、記事を見返すと、本当に私、毎日食べてばっかりの人みたいですね(爆)う〜む…当たらずとも遠からず、かも?
まだまだ知らないお店、知らない料理もたくさんあるのですけど、本当に美味しいモノがたくさんで!レストランでも市場でも…ザグレブを歩けば美味いものに当たる!?
ayaranさんがいらっしゃる時までに、食べ歩きマップをさらに充実させておきます!
2010/12/18(土) 午前 3:17 [ Hide ]
masudakun様
お返事が遅くなりまして、大変申し訳ありません。
仕事と用事に追いまくられて、超多忙なまま帰国となってしまいました。
なかなかブログへのご訪問ができずに、心苦しく、また、早く拝見したい!という気持ちでおります。もう少しでようやく一息つけそうですので、美しいウィーンの記事とお写真、ゆっくりと拝見させて頂きますね!楽しみです。
masudakunさんは、ヨーロッパの寒波襲来の前にご帰国できたのですね。よかったです!ザグレブはそれほどドカ雪は降りませんでしたが、もっと北の国々では最高気温でもマイナス7度とかで、街がスッポリ雪に埋まったという話も聞きました。
ウィーンの料理というと、やっぱり「仔牛のカツレツ」が真っ先に思い浮かびます。美味しい料理は、旅先での大きな楽しみの一つですよね!
2010/12/18(土) 午前 3:19 [ Hide ]