明日は明日のクロアチア

「買っても買ってもどこかに行ってなくなってしまう物、な〜んだ?」「リップクリーム」(私の場合)

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11月26日(金)

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合格発表当日のこの日。こちらの時間で深夜2時ぐらいになったら、発表のあるWebサイトをチェックしてみよう!と、それまで起きているつもりだったのだが、パソコンをつけたまま、いつの間にか寝落ちしていた…。
意識を取り戻したら、既に朝の4時半近く。勿論、外はまだ真っ暗だ。

日本旅行業協会のサイトを見ると、既に「合格者一覧」というリンクができていた。
東京会場のファイルを開き、自分の番号を確認する…
あった!!脱力しかかりながらも、メモしてあった受験番号をもう一度確かめ、パソコンの画面と突き合わせて、間違いがない事を確認する。…よし、大丈夫だ。

あ〜…ヨカッタ!これで本当にホッとした。何かの結果を聞いてこんなにホッとしたのは、一昨年の血液検査で尿酸値が正常値に下がっていた事を医者の先生から聞いた時以来だ(それまでに2回検査で引っかかっていた)。

この試験のために、多くの方々にご協力や応援を頂いた。皆さんにいち早くこのニュースをお知らせしたく、取り急ぎ、試験結果に関する記事をブログにアップする。
合格し、資格が取れた事は勿論嬉しいが、ご心配して下さった方々に、合格の報告ができる事がすごく嬉しく感じられた。
もう一度、この場にて皆様にお礼申し上げます。心にかけて頂き、温かい応援を頂きまして、本当にありがとうございました!!

ともあれ、これで資格の所持を堂々とアピールすることができる。この資格は持っているだけでは意味がないので、これを活かした仕事ができるような道や方法を、これから探していくつもりである。新しい武器を手に、頑張ろう。

めでたい、というかとりあえず安心したので、まだケーキを食べるには時間も早いことだし、もう一度寝直すことにする。

目が覚めたら8時半になっていた。
受験の事を知らせてあった方々にも、メールで結果をご報告した。勿論、社長にも知らせて、会社のホームページのスタッフ紹介欄の私の所に、「総合旅行業務取扱管理者資格所持」の一文を付け加えてもらえるように頼んだ。

社長は「公認司法通訳翻訳者」という大変に取得が難しいクロアチアの国家資格をお持ちなので、公文書など法的効力が必要な書類の認証翻訳をする事が認められている。
だからたとえば、私が取った合格証書を社長がクロアチア語に翻訳して押印すれば、クロアチア国内でも、私がこの資格を持っていることが公に証明されるわけだ。
この資格、クロアチア語で何て言ったらいいのかな?たぶん、「Nacionalna kvalifikacija za ovlaštenog nadzornika opće turističke usluge」、かな。

何やかんやで祝賀の機運も高まってきたので(自分の中で)、おもむろに冷蔵庫の中から昨日買ってきておいたケーキを取り出し、「一人合格祝いパーティー」を開くことにする。いや、きっとこの喜びを分かち合ってくれる人達はいるはずだ。皆さん、やりましたヨー!

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豪華2点盛り!フルーツケーキとチョコレート・クレムシュニテ♪

熟考の末選んだ2種類のケーキ。やっぱりお祝いの日はケーキだ!
見た目の華やかさも嬉しいフルーツケーキは、意外なほど甘さが少ない。果物や真ん中部分のベリー系クリームに甘酸っぱさがあって、上の部分のクリームは、甘いというより、むしろそれらの酸っぱさを押さえてまろやかにしている感じ。フルーツの味を活かした、あっさりとしたケーキだった。勿論美味しかったけど、個人的にはもう少し甘くてもいいと思ったぐらいだ(一般にフルーツケーキを選ぶ人は健康志向なのであろう)。
チョコレート・クレムシュニテは、以前サモボルで感動しながら食べたクレムシュニテのチョコレートバージョン。クリームがフルフルなのは同じである。上の薄い色のクリームの方が滑らかで、より甘い。下の色が濃い方は、クリームと言うよりババロアっぽい感じで、違った食感が味わえる。上から下まですくい取って、クリームとババロアを一緒に食べるのが美味しい!すごく幸せ〜♪になる。一番にはサクッとしたミルフィーユの生地。クレムシュニテとチョコレートのコンビネーションなんて、嬉し過ぎるよ!
甘酸っぱいフルーツケーキと、甘くてフワフワのチョコレート・クレムシュニテは、我ながらいい組み合わせだった。ペロリと完食(とは言え、これがこの日の朝食兼昼食となった)。

午後2時頃、日本の自宅にも連絡しておこうと思い、すぐ近くの郵便局前の公衆電話まで行った。
外に出ると、おっ!粉雪が舞っている!!
予報通りの雪。わー、雪だー!
私の住んでいる地域はあまり雪が降らないので、雪を見るとわけもなくテンションが上がってしまう。
とりあえず用事を済ませようと、自宅に電話。試験の結果を伝え、合格証書が届くはずなので、私宛ての郵便物を絶対に捨てないようにと念を押す(母曰く「他の郵便物だって一切捨ててないわよ、失礼ね!」との事)。家の方も問題ない様子。

部屋に戻って、テラスからしばらく雪を見ていた。

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雪っ!雪っ!空からどんどん降ってくるなー!

ただ雪が降っているだけで嬉しくなってはしゃいでしまう千葉県人がここにいる。最近温暖化の影響で、雪が降るのもめっきり珍しくなったのだ。雪の苦労も知らないので、呑気なものだ。

さすがに寒いので大概にして部屋の中に戻ったが、その後も雪はしんしんと降り続いた。

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午後7時。積もった!まだ降ってる…

実はこの後、ちょっと用事があって出掛ける事になっているのだ。寒さの方は着る物で防げるからいいとしても、雪が珍しい地方に住む私は、雪道を歩くのに慣れていないのだ。外の様子はどうだろうか?

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木の枝に、車に、そして歩道に…雪は静かに降り積もる。

うーん、降っている雪やフカフカに積もった雪は楽しいけど、足元で水の出た大根おろしみたいにビチャビチャになってる雪は楽しくないー!
歩きにくい。すっ転びそうで怖い。一歩一歩、真上から踏みしめるように慎重に歩くが、足元が暗く、足が冷たい水たまりにはまる。歩いて行くのを諦め、トラムで移動することに決めた。

行き先は、2度目の人形劇劇場。人形劇やこの劇場が気に入ったのと、もう一つ見てみたいプログラムを見付けたので、今回もまた、前もってチケットを買っておいたのだった。だから、キャンセルするのももったいないし、せっかくなので、雪にも負けず夜の街へと出掛けていったのだ。

このプログラムは夜8時からの上演。夜公演のチケットは安いらしく20kn(約300円)だった。
今回の劇は大人向けのストーリー(案内には「小学6年生〜大人向け」となっていた)。演目は、トルストイ原作の「ある馬の物語」である。
知らない話なのだが、劇場のWebサイトで知って「見てみたいな」と思ったのだ。
今回は「狼と7匹の子ヤギ」と違って大人向けの仕様なので、セリフがほとんど聞き取れない可能性が高い。私はネットであらかじめストーリーを予習した上で観劇に臨むことにした。これはかなり重い、見る者の心に非常に重い問い掛けを残すような物語である。

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劇場に掲示されたポスター。

今回はやはり、観客の大半は大人だった。若い人が多いようにも見えたが、年配の方の姿も多い。女性の二人連れ、ご夫婦…様々だが、女性の方が多いか。中には、少ないながら、親と一緒に来ている中学生ぐらいの若い子の姿もあった。夜公演のためか雪のためか分からないが、客席は6〜7割ほどの入りである。

舞台は短い歌で幕を開けた。当初の心配が当たり、私には歌詞もセリフも断片的にしか聞き取れない。いきなり高い壁を感じた。やっぱりおとなしく「3匹の子豚」にしておけばよかっただろうか。
しかし…!と私は考えを切り替えることにした。歌舞伎を見ている外国人は、全員日本語のセリフを完璧に理解した上で楽しんでいるのだろうか?そうではないだろう(日本人だって理解していない人もいるだろう)。言葉が分からなくても、芝居を楽しんだり、感激したりすることはできるはずだ。今回は役者の演技、舞台そのものから何かを感じ取ろう!と考えた。

しかし、ストーリーを頭に入れておいたおかげで、今演じられているのがどの場面か、何について語っているセリフか、というのは大体わかった。
この劇では操り人形も使われるが、ほとんどは(馬も含めて)衣装を身に着けた人間による演技である。役者の動きや声の調子から、登場人物のキャラクターや心情が読み取れる。それだけでも、ハッと胸を衝かれる様な衝撃を覚えたり、見る者の心を締め付けるような主人公の老馬の悲しみや一途さを感じたりした。

この物語のあらすじや感想について、詳しい事はここでは書かない。自分にとって、非常に考えさせられる、重厚で多重的なストーリーだったのだ。はっきり言って、重い。「老いる」とは?「所有」とは?そして「生きる」とは?…それらが自分にとってどういう意味を持つのか、主人公の運命や生き方に自分自身のそれを投影して深く思いを巡らせざるを得ない。
この劇の内容や自分が思った事については、いつかもう少し自分の考えがまとまったら、改めて書いてみたいと思う。

とにかく、主人公の悲痛な叫び、そして悲し過ぎる結末が心に刺さった。見ていて胸が苦しくなり、辛くなってしまった。だけどこれは、本当に見てよかった。今見たという事に意味があるかも知れない。今の私に、もう一度「生きるということ」「生き方」について根本に立ち戻って考える機会を与えてくれた気がする。
役者さん、特に主役の老馬を演じた方が素晴らしかった…と思ったら、最後に馬の頭を取ったお顔を見たら、「狼と7匹の子ヤギ」の狼役と同じ方だった。エースかも知れない。

言葉の聞き取りについては、正直自分には非常に難しく、ついていけたとはとても言えない。この劇は元々シリアスなストーリーなので、笑いが起こる場面と言うのはほとんど無いのだが、所々、ちょっとした笑いを誘うセリフがある。だが私には言葉の理解が及ばず、ついていけなかった。唯一周りと同じタイミングでクスリと笑えたのは、黒子がはける時にセットにつまずいた時と、それでズレたセットを後ろからコッソリ直しているのを見た時だけだった。クロアチア語の劇や映画を見て、自力で理解できるようになったらどんなにいいだろうか。

カーテンコール(「ブラボー!」の声も飛んでいた)を含めて約70分の舞台が終わり、この劇のリーフレットを窓口でもらって外に出た。
少し弱くなってはいたが、まだ雪は降っている。足元があぶなっかしいので、帰りもトラムに乗ることにする。
重苦しく沈んだ気持ちとじんわりとした感動を胸に抱えたまま、冷たい雪の降る夜の街が車窓に揺れるのをただぼんやりと眺めていた。

何だか物を食べようという気も起らず、そのまま帰ってきてしまったが、とりあえず夕食に何か食べようと、近くのパン屋に寄ってサンドイッチを買って部屋に戻った。

悲しく重い気分だったが、初めて買ったこの店のハムサンドがメチャクチャ美味くて、あったかいスープと一緒に食べたら、下がりきったテンションがちょっと回復した。

改めて思い返すと、本当にいい舞台だったな。見に行ってよかった…。

合格、初雪、トルストイ…三題話のようだが、いよいよ冬を迎えたザグレブでの、今日は思い出に残る一日だった。

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これが夕食のサンドイッチ。具はハムとチーズのみ!パン屋で温めてもらい、ケチャップとマヨネーズをかけてもらった。黒パンの風味、ゴマの香ばしさにシンプルな具材が凶暴なほどウマイ!!

合格御礼!!

グッドニュースとグッドニュースがある。

まずはグッドニュースの方だが、去る10月11日に行われた「平成22年度 総合旅行業務取扱管理者試験」の合格者が今日(11月26日)発表され、早速確認したところ、合格者一覧に私の受験番号を発見することができた。

合格しました!!!

さっき(午前4時半、日本時間の午後12時半)、試験を実施している日本旅行業協会のホームページで確認した。日本を出る時に控えてきた受験番号とパソコンの画面とを何度も照らし合わせたから間違いない(番号を控えてくる時も、受験票とメモを何度も照らし合わせた。ぬか喜びは嫌だ)。

やった!やりましたよ、皆さん…!!

受験勉強に打ち込んだ半年間、思えば長い道のりだった…。
後半はこのブログを始めて、皆さんからたくさんの応援や励ましを頂いてきた。試験直前の焦りやトラブル(家の雨漏り)、そして試験当日の緊張も、皆さんから頂いたお言葉とお気持ちを支えに乗り切ることができた。

応援して下さった皆様に、心からの感謝を申し上げます。本当に、本当にどうもありがとうございました!!!
ここに合格の報告ができますことを、本当に嬉しく思います。
受験を通じて、たくさんの方々にお世話になりました。温かいお気持ちで応援して下さった皆さん、受験期間中の仕事の負担ができるだけ軽くなるよう配慮して下さった社長、家庭での環境を気遣ってくれた家族、そして合格までサポートして下さった通信教育の添削の先生方や添削を配達してくれた郵便局の方や私を試験会場まで運んでくれたJRの方なども含め、多くの方の助けと支えのおかげで、合格することができました。
全ての方々に、衷心よりお礼申し上げます。「皆さんのおかげです、ありがとうございました!!」

尚、発表された実施結果によると、今年も合格ラインは例年と同じく各科目満点の60%以上で、合格率は全科目受験者で23.7%(全体では37.1%)。昨年はそれぞれ15.1%と25.5%だったから、今年は随分上がった。昨年は解答形式がそれまでと変わって難しくなったために合格率が下がったが、今年は受験者がそれを踏まえて受験対策を行ったために、合格者が増えたのだろう。

ともあれ、本当に良かった。ホッとした!!
そうだ、社長に報告のメールを送って、会社のホームページのスタッフ紹介欄の私の所に、「総合旅行業務取扱管理者資格所持」の一文を追加してもらおう!

そうそう、それからグッドニュースの方だが、冷蔵庫の中にケーキがある。昨日の夜、有名な店で買ってきたやつだ。合格発表の後、一人でお祝いしようと思って買ってきておいたのだ。
まだこちらは夜明け前なのでもう一度寝て、起きたらケーキ食べよう!お祝いだー!!

こちらでは一人ですが、皆さんと嬉しさを分かち合うつもりでお祝いしようと思います。

11月26日、すっかり寒くなったザグレブにて

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現在の心象風景(写真は今月ザグレブ競馬場にて撮影したもの)
11月25日(木)

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ここ1週間ほど、雲と霧に包まれた日が多く、気温も大分下がってきたザグレブ。
昨日までの天気予報では、今日は「晴れ時々曇り」ということだったのだ。で、明日が雪で、その後当分は雲と雨と雪マーク…。
だから数日前から、「木曜日は貴重な晴れだから、ヴァラジュディンにでも出掛けてみよう!」と考えていたのだ(ヴァラジュディンはザグレブから北へ80kmほどに位置する町。バロック様式の建物が多く残る美しい街並みで知られ、ザグレブからの日帰り旅行も人気)。ちゃんとバスの時刻も調べて、アラームをセットして寝た。

それなのに!
朝起きたらどうだろう。物凄い霧!真っ白にモヤっている。視界不良…。
朝に霧が出ることは多いので、支度しながら空模様を観察するも、一向に晴れる気配なし。8時45分のバスに乗るつもりで、一応支度を整え、荷物を持って外に出たのだが…。

うー、寒い!そして前が見えない!
一寸先も…というわけではないが、大きな通りを挟んだ向こう側の広場が霞んでよく見えない(私が寝ぼけているせいではない)。空気が冷たい水分を含んでいて、こうして外にいると、まるで巨大な氷水の水槽に入っているみたいだ。
うーむ…。気温のことはまあいい。寒い中出掛けて行くにやぶさかではない。しかし、せっかくの美しい街並みが霧でロクに見られないというのは、あまりにも哀しいしもったいないではないか。
……。
バスターミナルへ向かうトラム乗り場でしばし考えた末、この日のヴァラジュディン行きは取りやめることにした。これで1、2時間後に霧が晴れて上天気になったら悔やむだろうが。しかし、私の直感は「今日はコレ、もう無理だわ。回復しないね」と告げていたので、素直にそれに従う事にしたのだ。
こんな事なら、昨日出掛けておけばよかったか(予報では、昨日より今日の方が天気がいいという事だったのだ)…。まあ、人生万事、こんなもんだ。

とは言うものの、数日前から行く気満々だったため、目の前で旗を翻された闘牛みたいに急に突進するべき目標を失って、たたらを踏んだような状態だ。勢いよく前にのめった気持ちのやり場がない。このまま帰るなんて、諦めきれん。何かしなくては!この損失を補って余りある何か、ヴァラジュディンに変わるサムシングを見付けなくては!
と、妙な焦りを感じた私は、とりあえず買い物をする事にした。理由は、トラム乗り場のすぐ近くにあって目に入ったのが市場とスーパーだったからである。

時刻は8時、まだスーパーは開いていないだろうと思って一応入口を覗いてみると、スーパー「Konzum/コンズム」は、朝7時から絶賛営業中であった。とりあえずここで、シリアルとジュースを買う。
続いて道路を渡って市場へ。うーん、何か買っていって朝ごはんにするかー。

と、市場をブラついていると、楽しそうなものを見付けてしまった。回ってる!回ってるよ!

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大変だー!!

これだ!この非日常性(私にとっては)こそ、今の私が求めているサムシングだ!
鶏一羽丸ごと、串刺しにしてクルクル回しながらあぶっているローストチキンのお店。画的なインパクトも申し分なく、油を落としながらじっくりとローストされているチキンの匂いに、ついフラフラと引き寄せられていく。
これは行くしかない!心の中の何かが私をけしかける。しかし、ヴァラジュディンを諦めた代償とはいえ、朝から鶏一羽なんて食べられる気がしないぞ。かと言って、これを見てしまった以上、今さらおとなしくパンでも買って帰るわけにもいかない(え、なんで?)。
何と言って聞いたらいいのかよく分からなかったが、とりあえずお店のおばさんに、「すみません、これ、1人分だけ買えますか?」と聞いてみた(1羽が1人分だったらどうしようもないのだが)。
するとおばさん曰く、「一番小さいのは半身」との事。「ほら、これが半身よ」と言って、並んで温められているのを見せてくれた。おお、半身ならイケるんじゃないか!?デカいけど!いや、これぐらい手応えのあるヤツでないと、今日の私の心は収まりがつかない。
ローストチキン半身、20kn(約300円)で購入!(買ったチキンを、おばさんが大きいハサミでザクザクッとカットしてくれた。)

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狂気の朝食。

朝っぱらから何だこれ。悪魔の宴か、酒池肉林か。
鶏の半身と、同じく市場で買ったクロワッサンが今日の朝食だ。あと、果汁100%のオレンジジュース。
ヴァラジュディン行きを棒に振った無念を取り戻すべく、脇目もふらずに肉に食らいつく。誰に盗られる訳でもないのに、一週間ぶりに狩りに成功した獣みたいに必死でがっついていると、危うく鼻水が垂れ落ちそうになる(寒い所から帰ってきてアツアツのチキンを食べているので)。
しかし意外にもこのチキン、身に脂が少なく、あっさりしていてもたれる事がなかったのである。余計な脂を落としながら焼いているからだろうか?

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かと言って、決してパサパサになっているわけではない。噛みしめるとじんわりと肉汁がしみ出すのだ。

身だけ食べると、むしろ淡泊と言ってもいい味だ。そこで登場するのが皮!

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こんがり焼けたこの皮が!たまらなくウマイのだ!!

鶏の皮は元々大好きなのだけど、このパリッとした焼け具合、強めに効いた塩味(身と一緒に食べるとちょうどいい)、なぜか醤油を彷彿とさせた香ばしい風味…もう、たまらん!思わず目をつぶって、味の余韻に浸ってしまうほどだ。
こういう体験をするたびに思うが、味覚を記録して、いつでも好きな時に再生できる装置ができないものだろうか。視覚と聴覚については、録画、録音という技術が既にあるのだから、残りの味覚、嗅覚、触覚についても、記録したらいつでも再生できて、その度に追体験ができるようになればいい。そうしたら、この幸せを何度でも繰り返し味わえるのに。

あと、写真に撮らなかったが、この時買ってきたプレーンのクロワッサンが、すごくフレッシュな感じで美味しかった。クロワッサンを食べて「フレッシュだな!」なんて感じたのは初めてだ。

意味深長な記事のタイトルを付けてしまって大変恐縮であるが、要はヴァラジュディンに行きそこなって悔しかったので、代わりにローストチキンを食べたという話である(でもまあ、転んだ先に何かいい物が落ちてる事だってあるものだ)。

ひとしきり盛り上がって(一人で)、片付けをした後、おもむろにベッドに戻ってパソコンを開く。
朝から豪勢に食べてしまったので、昼食は勿論スキップ。

仕事に集中していたら、いつのまにか4時。結局この日は、一日中天気が回復することはなかった。ヴァラジュディンに出掛けなかったのは正解だったな。
さて、ちょっと買い物をしに街まで出ることにする。

外はやっぱり寒い。そろそろダウンの出番かな?街まで30分歩くと、それなりに体は温まるのだけど…。でも、直接外気に触れている顔(特に耳)なんかは、ちょっと痛いぐらいに感じるようになってきた。

わざわざ街の中心まで出てきて買いたかった物というのは、「Vincek/ヴィンツェク」(この前アイスクリームを食べた店。地元の人にも大人気のスイーツ・ショップ)のケーキである。
どうしてわざわざケーキ?…この日は25日。記事をアップ(公開)する順序が逆になってしまっているが、旅行業務取扱管理者試験の合格発表を翌日に(時差があるので、正確には数時間後に)控えていたのだ。
だから、ここは一つめでたく、先日ミラさんからお勧め頂いたヴィンツェクのケーキで、私の私による私のための合格祝いをしようと思い付いたのである。万一の時は、「残念会」と称して、やっぱり甘いケーキで慰められよう。クリームたっぷりのやつでね!
というわけで、相変わらずお客さんでいっぱいのヴィンツェクで、ケーキを買ってきた。しかも2つ!あーやれやれ、明日、どんな気持ちでこのケーキを食べることになるのやら…。
しかし、ヴィンツェクのケーキはどれも非常に魅力的で、選ぶのに随分長いこと、真剣に悩んでしまった。ケースの前をウロウロしては凝視…の繰り返し。眉間にシワが寄るほど、超・真剣に考え抜いた。試験本番の時でも、あれほど難しい顔で悩んではいなかったと思う。

せっかくここまで出てきたので何か食べて帰ろうかとも思ったが、たっぷりした食事を取るまではお腹が空いていない状態。
結局ケーキを買っただけで、ちょっとイリツァ通りとその周りをブラついてから帰ることに。部屋に戻って、パンとシリアルとスープという夕食を済ませた。

試験の合格者は、日本旅行業協会のホームページ上で発表される。発表の時刻は明らかになっていないようだが、早ければ日本時間の午前中に、合格者一覧が掲載されるだろう。こちらの時間で深夜2時ぐらいになったらチェックしてみるか…。
受験番号は、日本を出る時に控えてきてある。あとは合格者一覧の中に、この番号がある事を祈るのみだ。
試験にしろ検査にしろ、結果が出るのを待つ時間というのはイヤなものだ。心のどこかに、ずっとトゲが刺さっているみたいで…。
早く楽な気持ちになりたい。それと、明日このケーキを食べるのが楽しみで仕方ない。
11月24日(水)

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朝メールチェックをしたら、ドイツに戻ったミラさんからのメールが来ていた。たぶん、昨日の夜送ってくれてあったものだ。

ザグレブで会えて良かったと書いてあり、メールの中でも、ミラさんは今の私の状況を気遣ってくれて、現在私にとって問題点となっている事柄を指摘してくれていた。そしてまた、私が今後誰と連絡を取って何を話すべきか、基本的な状況をどのように認識するべきかなどを示唆してくれていた。
そしてメールの最後には、「今は気持ちをリラックスさせて、落ち着いて全ての事についてよく考えること。また連絡するからね」と書いてあった。

ああ…。本当にありがたい。どうやって感謝していいのか分からないぐらいに。
目の前にいる時でも離れている時でも、いつでも同じように気持ちがつながっているのを感じることができるのだ。まるで、本当の両親みたいに。

私のヨレヨレなクロアチア語の相談文(ミラさん達は「素晴らしく書けている」と言ってくれてはいたけど)からでも、彼らは問題の全容と、それらの事に対する私の混乱と悩みの深さまでをも的確に把握してくれていたのだった。
だけどさらに驚いたのは、ミラさんからのメールに「会ってすぐに、Hideが何かに悩んでいる事が分かった。今までに見た事がないような様子だったから」と書かれていた事だ。
これには心底から参った!本当に何でもお見通しなんだなー…どうして分かるんだろう??
こういう彼らだからこそ、私も何でも話せるし、話したいと思うのだ。

一昨日の昼、出発前の彼らとカフェで話をした時、「Hideは書くのは本当に完璧。問題は会話だけ。あとはひたすら話して話して話すことだね」という話が出たけど、本当に、もっと彼らと(勿論、他のクロアチアの人達とも)自由に、もどかしさを感じる事無く会話ができるようになりたいと思う。今回は特に、切実にそれを感じた。うーむ、練習あるのみかー!

さて、今日は予報の通りに晴れ間が出ていい天気となった。空が青いとやっぱり嬉しい。
街の中心へ出て、久しぶりに青果市場でも覗いてみよう。
…と、その前に腹ごしらえ。すっかり行きつけとなった感のあるビアレストラン「Vallis Aurea/ヴァリス・アウレア」で昼食を取ることに。

今まではいつも夕方の5時ぐらいに来ていて、夕食には早めの時間帯ということで空いていたのだが、初めて来た昼食時のヴァリス・アウレアは、満席に近い混雑だった。この時、12時半ぐらい。仕事中の昼食のために訪れている人達も多いようだ。
本日のオーダーは…

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「チキンパプリカーシュ、パスタ添え」!

一口に「パプリカーシュ」と言っても、様々な種類(材料、味付け、形態)があるようだ。このチキンパプリカーシュは、確かにパプリカが入っているけど、辛くはない(とは言え、辛いチキンパプリカーシュも多分あると思う。店や家庭ごとに微妙に味付けが違うという可能性は大いにありそうだ)。
味と食感から察するに、原型が見えないほど煮込まれているけど、おそらく、たっぷりの野菜が入っていると思う。タマネギ、ニンジン、トマト…あとは分からないけど、多分その他にも。自然な味、優しい味がする。だけど、パプリカの効いた、しっかりした味付けなのである。美味いよー、コレ。何だか元気になりそうな味!

そして、チキンがまた柔らかいのである!本当に。
骨付きの状態で入っているんだけど、ナイフで触った途端に切れた。いや、大袈裟ではなく。切ろうとする前に、ナイフを当てた瞬間に肉が骨から離れるのだ。これには感動した!

あと、パスタがこのネジネジの形なのが嬉しい。スープの中に転がすと、溝の部分にしっかりとスープが行き渡って、味がしみ込むのだ。パスタの量が多いように見えるかも知れないが、食べても食べても美味しくて、全部ちょうどいい感じで食べ終えた。
日本でだってこういう料理は食べられるだろうけど、この店のこのチキンパプリカーシュは35kn(約530円)。物価が違うとは言え、もし日本でこの値段でこの料理を出す店があったら、あっという間に評判になって大行列ができること間違いなしだ。

食後のデザートを、別の店で食べることにした。
ミラさんから教えてもらった3軒のスイーツ・ショップのうちの2軒目に行ってみる。ヴァリス・アウレアからイリツァ通りに戻り、すぐ左手にあるのが、一昨日アイスクリームを食べた「Vincek/ヴィンツェク」、そして、今日行ったのは、イリツァ通りを挟んでほぼ真向かいの位置にある「Choco bar Kraš/チョコ・バー・クラーシュ」である。
そう、クロアチアの有名なチョコレートブランド、クラーシュの直営店。記事にも書いたが、以前にも来て、ホットチョコレートのカクテルを飲んだことがある。

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「チョコ・バー・クラーシュ」店内。クラーシュ製品の販売コーナーもある。

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こんな感じで、チョコレートも一粒ずつ買える。

それで、ミラさんから聞いたのだが、この店の「バヤデーラ」というケーキ(Kolač Bajadera)が美味しいらしいのだ。

クロアチア土産の定番とも言われるクラーシュの「バヤデーラ」というチョコレートについては、ご存知の方もいらっしゃると思う。横から見ると3層になっていて、上と下が普通のチョコレート、真ん中にアーモンドクリーム(公式サイトでは「ヌガー」と説明されているが、いわゆる「ヌガー」のように固くはない)が挟まれた、濃厚なチョコレートである。

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そのバヤデーラが、ケーキになりました!

実に、バヤデーラのケーキである。バヤデーラがそのままケーキになっている。甘い!濃厚!
甘党なら昇天必至の超お勧めケーキである。甘党以外の人は、別の意味でノックアウトされるかも知れない。とりあえず、チョコレートのバヤデーラを1回のおやつで3粒以上食べられる人なら大丈夫だと思う。それ以外の人は、2人で分けるか、コーヒー(勿論砂糖抜きで)を飲みながら、ゆっくり食べるといいかも知れない。それぐらい濃厚な甘さがあるのだ。しかし、食べた後不思議と重さは残らなかった(チキンパプリカーシュを平らげた後にもかかわらず)。
私はこのケーキ、非常に気に入ったので、また食べに行くつもりである。お値段15kn(約230円)、是非一度は試してみて頂きたい一品である。

イェラチッチ広場では何やらいくつかの屋台が出ていた。
いい匂いを振りまいているのは、大きなソーセージを焼いている屋台。パンに挟んで食べるようだ。

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この訴求力は魅力を通り越し、もはや視覚と嗅覚への暴力。腹ペコの状態だったら間違いなくやられていただろう。

さすがにお腹いっぱいだったので、ここは眺めるだけで通り過ぎた。

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市場の花屋には、色鮮やかなポインセチアが並ぶ。

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クリスマス飾りの店もたくさん出ていた。どことなく、正月飾りが売られる日本の歳末風景と重なる気がした。

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この木でできたぶら下がり人形(?)達、よく見かける。この地方の民芸品?

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見ているこっちが困ってしまうような表情の馬たち。これもザグレブでよく見る。こういう、車の上に馬とか鳥が乗ってる郷土玩具って、日本にもあるよね!

市場を一回りした後、ナイーヴアート・ギャラリーのあるお土産屋さんに立ち寄った。小さい物でもいいので、自分用に一つ、絵を欲しいなと思ったのだ。
ギャラリーに行くと、以前来た時に知り合ったカルメラさんが、今日もここで仕事をしていた。ザグレブ大学で日本語を学んだ女性である。

勿論彼女は私の事を覚えていてくれて、再会を喜んでくれた。
私が、「自分用に一つ、絵を欲しいなと思って…。あんまりお金が無いので、大きな物は買えないんですけど…」と相談してみると、「これはどうですか?新しく入った絵です」と言って、まだ展示されていなかった絵を袋から出して見せてくれた。
それは、このお店の中で一番小さなサイズの絵で、雪だるまがいる冬の情景を描いたものだった。
雪景色なんだけど、すごく可愛らしくて心和む絵で、私はすぐにそれが気に入ったので、買って帰ることにした。
私が、とても気に入ったと言うと、彼女も「よかった!」と言って、絵を布で磨いて(表面がガラスなので)綺麗にした後、包装してくれた。これが150kn(約2,300円)で、これよりもう一回り大きいサイズの物が350kn(約5,300円)だった。今の私が買えるのは、これぐらいまでだな。15,000円以上出せば、もっと大きな物も買えるけど。まあ私の場合、持ち帰る事や家に飾る事を考えても、小さめのサイズの方がいいと思えるので、小さな絵で気に入った物が見つかったのは、とてもよかったのだ。

それから、お互いの都合なんかを聞いて、「じゃあ来週、是非コーヒーを飲みに行きましょう!」という話になって、来週、彼女から電話をくれる事になった。
彼女にとっては日本語の練習になるし、私にとってはクロアチア語の練習になるので、こういう機会は非常に貴重だ。お互いに勉強中の身だと気兼ねなく話せる部分もあるので、是非色々な事を話してみたいと思う。楽しみだ。

帰り道、どこか博物館か美術館に寄って見ていこうかとも考えたのだが、もう3時過ぎだったので、じっくり見て回るには時間が足りないと思い、それは後日にして、そのまま部屋に帰ることにした。

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街を歩きながら撮った、「はたらくおじさん」の写真その1。ザグレブの清掃会社の人達は、街の至る所を掃除してくれている。昼も夜も。

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これは、美術工芸博物館で見た20世紀前半のクロアチアの写真で「皆が寝ている間に」と題された1枚。今働いている彼らの大先輩にあたるのだろう。

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「はたらくおじさん(おにいさん)」その2。何かを警備中(?)の警察官。でも、何だか呑気だ。

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国立劇場の横に、クロアチアとセルビアの国旗が並べて掲揚されていた。何だろう?

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ナイーヴアートを買ったら、カルメラさんが「おまけ」としてプレゼントしてくれた可愛い飾り。嬉しいな♪気を付けて持って帰ります!

買ったナイーヴアートは包装してくれてあるので、帰国後に写真をアップさせて頂こうと思う。
勿論、スーツケースには入れられない。手荷物に入れて、大切に、注意して持って帰らねば…!
11月23日(火)

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雲…というか、霧だ。ザグレブは今日も白っぽい。
このところ、一面薄いグレーの空模様が一日中続くことが多い。空気も冷たくなってきた。今日は日中の気温で8度ぐらい。北海道と同じぐらいだ。予報ではそろそろ雪が降るみたいだし、いよいよ冬かなぁ…。

今日は日本では勤労感謝の日だ。私も一応報酬をもらって仕事をしている身ではあるので勤労者と言ってもいいとは思うが、何となくこういう日に後ろめたさを感じるのは何故であろうか。年金の支払いを免除してもらいながらフリーの立場で呑気にやってるからか。ヒゲも剃らずスーツも着ないで自宅で自由気ままに仕事しているからか。

いや、気持ちの問題だろう。今現在、自分自身に対して恥ずかしくないと思えるだけの事を果たしていないからだ。
どんなに頑張っても手に入らない物やどうにもならない事はあるし、死ぬほど悔しい思いに耐えてもそれが報われるとは限らない。諦めることもたくさん覚えたけど、こんな風に自分自身に対して後ろめたさを感じる生き方は愉快じゃない。仕事に関して、今の私はまだまだ努力と真剣さが足りていないのだ。
来年の勤労感謝の日には、後ろめたさを感じることなく、お天道様に顔向けできる自分でありたいと思う。

だから…という訳でもないが、今日は集中して仕事に取り組むことにした。
街の方にも出掛けず、食事も近くのパン屋で買って済ませる。

パン屋から帰ってきて、部屋のある建物(建物全体がホテルなのではなく、その建物の一部がホテルの部屋になっている)に入ろうと鍵を開けた時、ちょうど、黄色と紺の制服の郵便配達の男性が来た。「こんにちは!」と気持ちよく挨拶してくれたので、私も「こんにちは!」と挨拶した。戸別の郵便受けは、建物の中にある。私が建物のドアを開けて「どうぞ」と言うと、笑顔で「ありがとう!」と言って中に入り、郵便物を入れ始めた。すごく爽やかな人だった。
どこの国にも色々な人がいるが、こういう人と出会うと、挨拶を交わすだけで気分が良くなるから不思議なものだ。

イメージ 1
これは買ってきた菓子パン。デニッシュ生地のパンの中にクルミのペーストが入っている。

長さはたぶん25cmぐらいあって、ボリュームいっぱい。両端までぎっしりクルミペーストが詰まっている。クルミペーストの端っこの部分がちょっと焦げるぐらいにローストされていて、そこだけカリッとした食感も楽しくて美味しい。
クルミの他、リンゴやチェリーのフィリングもある。

このパン1個食べるとお腹いっぱいになるので、もう一つ買ってきたピザは、夜食べることにした。

イメージ 2
そのピザというのが、これ(これで1つ)。

「サラミいっぱい!」というのを特に強く訴求しているわけでもないのに、ピザ一面にサラミの花が咲いている。コショウが効いていて美味く、マッシュルームとの相性もいい。電子レンジで温めたら、すごくジューシーなピザになった。

イメージ 3
で、買ってあったビールについ手が伸びてしまった(どこまで真面目なんだか、自分でも分からない)。

「Ožujsko/オジュイスコ」という、クロアチアの代表的な銘柄。めでたそうなカラーの0.25リットルの小瓶をスーパーで見付けて買ったのだ。しばらく冷蔵庫に入っていたのだが、サラミのピザを食べていたらビールが飲みたい気分になり、家飲みしてしまった。
味は、以前飲んだもう一つの代表的なクロアチアビール「Karlovačko/カルロヴァチュコ」よりも苦味が少なく、飲みやすいような気がした。

でもこれは、ビールが苦手だった私が、今回地ビールに挑戦したりしているうちに、ビールという物の味に慣れてきたからそう感じるのかも知れない。
大体、ピザやサラミを食べたからと言って、ビールが飲みたくなるような事は今までなかったのだ。ビールの苦酸っぱい味も匂いも風味も苦手で、他に選択肢がある状況でビールを飲もうという気は絶対に起こらなかった。
それが今は、「食べる物のメニューによってはビールもいい」と感じるようになってきているのだ。嗜好が変わったのだろうか?妊娠したのかも知れない。

しかし量が少なかったので、酔っぱらう事はなかった。
夕食の後も、仕事と、インターネットでの情報収集や調べ物を色々として夜を過ごした。

天気予報によると、明日は曇り時々晴れ、明後日が晴れ時々曇りとなっており、貴重な晴れ間が出るらしい。その後は、当分雲と雨と雪のマークが続いている。よし、天気の良くなる明後日、久しぶりにザグレブから外へ出掛けてみようかな!

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