明日は明日のクロアチア

「買っても買ってもどこかに行ってなくなってしまう物、な〜んだ?」「リップクリーム」(私の場合)

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冬が来る前に

11月22日(月)

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昨日マリオさん達と会って、自分の事についてあれこれ相談をした。
彼らがもたらしてくれた助言を思い出して心に刻みながら、もう一度問題を整理してよく考えている途中で眠ってしまったので、非常に訳の分からないシュールな(それでいて一部妙にリアルな状況の)夢を見てしまった。疲れた。

12時過ぎにミラさんから連絡があり、昨日と同じカフェでコーヒーを飲むことになった。
彼らは今日、飛行機でドイツへ戻るのである。
コーヒーを飲みながら「Hide、何か考えた?」と聞かれ、「はい、よーく考えてみました。自分のやりたい事は何かとか、今何をしなきゃならないか、とか…」と答えると、「あせる必要はないよ。でも、日本へ戻る前にこちらでも始められる事もあるから、少しずつやっていくといい」と言ってくれた。

彼らは、来年1月にまた日本に来ると言っていた。具体的な日にちが決まったら連絡してくれる。1月なら結構すぐだけど、その時にはもう少し安定した自分でいられるといいなぁ。…よし、何とかしよう。

その他にも色々話をした。クロアチアやドイツの冬の気候のこととか。
それに、ザグレブでオススメの「甘い物屋さん」(今風に言えば「スイーツ・ショップ」か。ケーキやパフェやアイスクリームの店)を3軒、チェヴァプチチの美味いレストランを1軒教えてもらった。これは近々、是非回ってみることにしたい。

それから、「Hide、一人で外に出る時には、必ず荷物に注意しなきゃいけないよ。必ず自分の足元に置いて、目を離さないこと。パスポートはどこに置いてる?部屋の中?ああ、それならいいけど。財布もね。財布を出す時には、十分注意するんだよ。ここは日本じゃないんだからね。安心していていいのは日本の中だけなんだよ」と注意してくれた。
日本も相当治安は悪くなって「安全神話」が崩壊して久しいと思うけれど、世界的に見れば、まだまだ安全で安心できる国ということか。
クロアチアも治安は良くて、欧州でもトップクラスの「安全な国」ではあるのだが、それでもやっぱり観光客がスリや置き引きの被害にあったり、住人でも空き巣に入られたりしているという。
慣れてくると気が緩むし、ここザグレブは首都で大きい街だから、前にいたシベニクなんかとは人や街の雰囲気も全然違う(小さい街はもっとのんびりしていて、単独行動や深夜の外出でも全く危機感を感じない。勿論最低限の注意は必要だが)。
改めて、どこにいても「危機管理意識」はしっかり持っておこうと思った。

彼らのフライトは午後4時。支度して空港へ向かわなければならないので、1時間弱ぐらいで引き上げる事に。
昨日のコーヒー代は、私が半ば強引に払わせてもらったので(相談に乗ってもらったし、大体いつもマリオさんが払ってくれてしまうのだ。前回なんか食事まで。昨日は「今回は私の番ですぅーー!」とレシートを私が先に取ってしまって会計を済ませた。彼らは二人とも「Hide、ありがとうございます」と日本語で私に言った。お辞儀をしながら)、「今日は私達の番だよ!(笑)」と言って奢ってくれた。
しかも、「これ、良かったら食べて!」と、菓子パンまでもらってしまった。

1月の再会を約束して別れる。彼らは最後まで私を心配してくれた。私は心からのお礼を言って、彼らの旅の無事を祈った。

部屋に戻った後、もらった菓子パンを食べる。アンズジャムの入ったクロワッサンで、これが程良い甘さで美味しかった。袋を見ると、すぐ近くのパン屋(いつも行く方じゃない方の)だった。今度行ってみよう。

夕方、ちょっと早めの夕食を取るため街へ出掛けた。食事の後、教えてもらったスイーツ・ショップへ早速行ってみようという魂胆である。

食事は、この前感動的なフィッシュパプリカーシュを食べた「Vallis Aurea/ヴァリス・アウレア」へ。
日替わりメニューの中から、今日は「スラヴォニア風チョバナツ」を選んでみた。ここには色々なクロアチア料理があるようだが、中でもスラヴォニア地方(クロアチア東部の肥沃な穀倉地帯)の郷土料理が充実している様子。「Vallis Aurea」という店名自体が「黄金の谷」、すなわち、スラヴォニアのポジェガという場所辺りの肥沃な盆地地帯を指す言葉でもある。

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ビアレストラン「ヴァリス・アウレア」店内。入ってすぐの所にビールを飲むカウンターがあり、その奥がテーブル席。食事の場合は奥へ。落ち着いたいい雰囲気の店だ。

「チョバナツ」というのは、これもまたスラヴォニアの名物で、パプリカを使った煮込み料理の一種。パプリカーシュにしてもグラーシュにしても、スラヴォニアはハンガリーのすぐ南に位置しているため、ハンガリー料理の影響が強いのだ。

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「スラヴォニア風チョバナツ」!有名だが、私は初体験。

具が見えにくい写真で申し訳ない。具はいっぱい入っているのだが、それ以上にスープがたっぷり入っているのである。

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とても柔らかく煮込まれた、クセのない味の肉。そして、小さめのニョッキ。肉は牛でもないし、豚でもない感じ。もちろん鶏でも魚でもない。後で聞いてみよう。

直接の味は全く感じないが、タマネギをすり潰して煮込んであるような…スープの舌触りからそう感じた。もしかするとトマトも入っているかも知れない。
パプリカと唐辛子は入っているが、「辛いスープ」という感じではない。フィッシュパプリカーシュのスープと比べたら、かなりマイルドな味である。マイルドとはいえ、しっかりした旨味とコクがある。スープに肉から出た旨味が溶け込んでいるし、肉もしっかりとスープの味を吸って煮込まれている。そしてすごく柔らかい。肉の匂いを嗅いでみても、いわゆる「肉臭さ」やクセのようなものは感じられなかった。
素朴で、飽きのこない美味しい味。これが「家庭の味」だったらいいのになぁと思える料理。しみじみと「美味いなぁー!」と感じられる。うーん、スラヴォニア料理、いいなあ!
今回は足を延ばす時間が無さそうだが、今度いつか、スラヴォニアを中心とした旅行計画を立ててみたい。いくつか訪れてみたい町があるし、セルビア(ベオグラード)まで行くのもいい。興味深い祭りや伝統芸能もあるので、イベントの開催される時期に合わせて訪れてみるというのが面白そうだ。

今日も大満足して食事を終え、片付けに来た店員さんに肉のことを聞いてみた。
仔羊肉だった。あぁ〜、それじゃあ私にはなじみが無かったはずだ。
私が今まで羊肉を食べたことがあるのは2回。北海道でジンギスカンを食べたのと(マトンかラムかは不明)、別の旅先のペンションでラムの焼いたのを食べた事があるきりだ。
その時食べたラムは、何とも言えないクセと匂いが私の味覚に合わず(と言いつつ全部食べたが)、それ以来自分には羊肉はダメだと思っていたのだ。そして、避けるまでもなく、普段の生活において羊肉を食べる機会に巡り合わなかったのである。

でも、今回食べた仔羊肉は、味にも匂いにもまったくクセが無くて、「美味しい」以外の要素がなかった。あらかじめ「仔羊肉だよ」と言われて「粗探し」するように食べたとしても、嫌なクセや「羊臭さ」を発見する事はできなかったと思う。
肉自体がそうなのか、パプリカ煮込みという調理法によって肉のクセが消えるのかは分からないが、とにかく、仔羊肉の入ったチョバナツはとても美味しかった!

さて、満足はしたが、サービスのパンを一切れでやめておいたので、ケーキ1つぐらいならまだ入るスペースがある。
マリオさんとミラさんに教えてもらった3つのスイーツ・ショップは、いずれもこの近くにある。今日はどこに行こうかな〜と、とりあえず辺りをぶらつきながら、見て回ることにした。

少々腹ごなしも兼ねて、30分ぐらいブラブラしていた。それぞれのスイーツ・ショップも覗きながら、屋台を眺めたり、雑貨屋や文房具屋に入って中を見たりしていた。街や店にも、少しずつクリスマスムードが感じられるようになってきた。
勿論、カトリックの国であるクロアチアでは、クリスマスというのが宗教的に非常に大切な行事ではあるのだが、店にはサンタや雪だるまや天使をモチーフにした、ファンシーで可愛い飾り物も並んでいる。
暗くなるのが大分早くなってきたけど、そんな中、クリスマスの飾りは明るくて、何となく温かい気持ちにさせてくれる。
いずれにせよ、日本の商業主義的クリスマスとは大分趣が違うことは確かである。

この所ザグレブは曇りがちの日が続き、気温も冷え込んできたのだが、歩いていたせいか、アイスが食べたくなってしまった。
そうだ、アイスだ!今回、こちらのアイスをまだ1回も食べていない!それに、今食べておかないと、これからもっと寒くなったらますますアイスが食べにくくなってしまう!
本格的な冬の到来の前には、まずアイスを味わっておくことだ。

そう決意して、今日はイリツァ通りにある「Vincek/ヴィンツェク」という店でアイスクリームを食べることにした。ここは何でも美味しいとミラさんが言っていたから、アイスというチョイスも「有り」だろう。
店に入ってすぐの所に、アイスが並んでいる。1つ6kn(約90円)。私は2種類のアイスをオーダーしてカップに入れてもらった(勿論、コーンに乗せてもらう事もできる)。

この店は地元の人達にも非常に人気の高い店である。ケーキやアイスを買い求める人達が引きも切らない状態だし、店の中でも食べられるのだが、テーブル席もいっぱいだ。
私は、店の端の方にあるカウンターで「立ち食いアイス」をキメることにした。店の中は暖かいので、アイスクリームを食べるのに寒さを我慢する必要は全然ない。実際、たくさんの人がアイスクリームを食べている。

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上に乗っているのがヘーゼルナッツアイス。甘過ぎない!フレッシュだがミルク的過ぎない!ウマい!!

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下から出てきたチョコレートアイス。これも甘さと濃厚さが非常にいいバランス。ちょっとジェラートっぽい食感も大好きだ!

この2つを一緒にすくい取って食べるのもまた良し!ほんと美味い!2個ぐらい余裕だ!
クロアチアのアイスには、手作りっぽい美味しさがあると思う。日本の店で食べるアイスみたいな「ケミカルっぽさ」が無い。美味しい。
量もたっぷりあって満足できるし(でも軽く食べてしまう)、今回は2つ頼んで12kn(約180円)というのは、日本では考えられない安さではなかろうか。ここで一生分のアイスを食べていってもいいと思う。

しかし、ケーキも見たけど美味しそうなのがいっぱいあるし、あと2つの店もある。これは頑張って試してみなくては…!クロアチアのスイーツを大研究である。

しかし私は家に引きこもっているとはいえ冬眠はしないので、これからの季節に備えて脂肪を蓄える必要はないのだ。体型が変わって帰国するのは、何とか避けたいと思うが…。
部屋で腹筋でもしようかな…。
【人形劇鑑賞に至るまでのあらすじ】

突然の衝動に突き動かされてなぜか人形劇が見てみたくなった私は、4歳児以上向けの「狼と7匹の子ヤギ」なら自分にも結構聞き取れるんじゃないかという期待を込めてチケットを買い、上演当日を待っていた。

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かくして11月21日の日曜日、11時開演の劇を見るために、私は人形劇劇場へと向かったわけである。
雨が降り出しそうな曇り空の下、中央駅にほど近い劇場まで歩き、開演の約30分前に劇場に到着した。

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劇場の周りには親子連れがたくさん。入口の前にはポップコーンとシャボン玉を売るお店が出ていて、これが大人気!


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入口に近日上演予定の劇のポスターが貼り出されている。こちら、本日上演の「狼と7匹の子ヤギ」!

入口のドアを開けて中に入っていく人達に交じって、私も奥へと進んでいく。ドアを2つ抜けた先が中庭だ。

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中庭にも子供達やその親の姿が。お父さん達はパラソルの下でビールだ!

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中庭にあったゴミ箱。

この3色のカエルのゴミ箱、街中では見掛けないが、子供達にゴミの分別を教育するために幼稚園などに設置されている物らしい。カエルにはそれぞれ名前が付いていて、水色の「パピルコ」が紙(papir)専用、黄色の「ペトコ=メトコ」がペットボトル(pet)専用、緑の「スタクレンコ」がガラス(staklo)専用というわけだ。
でも中を覗いてみたら、あんまり分別されてなかった。アッチョンブリケ!

劇場の中のカフェも人で埋まり、窓口にはチケットを求める長い列ができている。やっぱり事前にチケットを買っておいたのは正解だったな。
それにしても、想像以上の大盛況だ。勿論、目に付くのは親子連ればかりだが、日本人の目から見ると、お父さんの姿が多いような気がする(ただしこれは、日曜日という曜日のせいもあると思う)。
おばあちゃんやおじいちゃんに連れられた子供達もいる。皆楽しそうだ。
クロアチアでも、日本と同じく少子化、核家族化の問題は進む傾向にあると聞いたことがあるが、こういう光景を目にするのは、どこかホッとする事ではある。

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ロビーには、出演者、操演者などの写真も掲示されている。

さて、上演開始が迫り、チケットの半券を渡してホール内に入ると、そこからは勿論写真撮影は禁止である。よって、残念ながら写真はナシ。

ホールは15席×15列ぐらい。だから、定員は200人強といった所か。床や壁は黒を基調にした落ち着いた内装で、新しい感じ。椅子はブルーで枠は木目、これも新しく、座り心地が良かった。
私の席は3列目の右から4番目。ステージからかなり近くて、非常にいい位置だ。
お客さんは続々とやってきて、上演開始の時に振り返って見ると、ほとんど全ての席が埋まっている状態だった。

ホールの照明が落ち、舞台が明るくなって、場内に拍手が起こって舞台が始まる。

舞台上には、ヤギ達の家のセット。そして何故か、右手にはスプレーで落書きされた大きなゴミ箱(街中にあるようなやつ)。
物語が始まり、ヤギのお母さんと子供たちの人形が登場。パペットと言うのかな、手を入れて操る人形。お母さんが子供たちを紹介していく(子供達の名前は、ド、レ、ミ、…シである)。

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これは劇場のWebサイトから。お母さんヤギとその子供達の人形。子ヤギ可愛い!

食べ物を取りに行くために出掛けるお母さんが、留守番の子ヤギ達に「最近は悪い狼がいるから気を付けるんですよ。狼はガラガラ声で黒い手をしていて、ヤギを食べてしまうのよーっ!」と言うシーンでは、舞台照明が暗くなってオドロオドロしい音楽が流れ、子供達(ヤギおよび観客の)が怯えていた。

今まで人形劇を見た事がなかったので意外だったのは、ただストーリーが進行していくだけではなく、キャラクターが歌ったり踊ったり、ミュージカルみたいに進んでいく事。
子ヤギ達が踊りながらラップのような歌を歌ったり(この辺り、よく聞き取れず)、1匹がウロチョロしていてドアに挟まれるなど、コミカルな動きが入ったりもする(末っ子が放り投げられたりもしていた。可愛いけど結構手荒な子ヤギ達である)。

そして狼登場。この時は驚いた!何のために置いてあるのかと思っていたゴミ箱の中から出てきたのだ。バターン!と勢いよく蓋を空けて。狼は人形ではなく、ぬいぐるみ(着ぐるみ)に入った人が演じているのだ。

ご存知の通り、子ヤギ達に玄関の鍵を開けさせようと狼が策を弄するのだが、ここがコミカルで面白い。
まず、「ピザのお届けに来ましたー!」とか言うのだ。うーん、私が初めてこのお話を聞いた頃には、宅配ピザなんて無かったなぁ…。

その後狼は、きれいな声に変えるためにチョークを食べるのではなく、まずは鍛冶屋に行って舌の打ち直し(!)を頼む(鍛冶屋の主人も生身の人間による演技。その場には着ぐるみに人が入った馬もいて、終始肘をついた呑気な姿勢で蹄鉄を打たれていた)。しかし、飛び上がるほど痛い目に遭っただけで、声は全く変わらない。
狼はプンスカ怒って帰ってくると、最初に隠れていたゴミ箱に上から逆さまに頭(と上半身)を突っ込んで、中からレコードを取り出す。その中からヤギの「メェェェ〜」という声を探そうとするのだが、次々レコードを取り出して試すも、なかなか使えそうな物が見付からない。場違いな音楽とイライラする狼の様子が可笑しくて笑ってしまう。
やっとの事で、テノールの歌唱から「メェェェ〜」に似た部分を見付けて「よーっし!コレだコレだ!」と喜ぶが、今度はレコードの調子が悪くなって、音が変なタイミングで鳴ったり止まらなくなったりして、自分でビックリしたり癇癪を起したりする。
この一連のテンポと狼の動作が実に愉快!ルーニー・テューンズに出てくるコヨーテ(クラクションのような声で鳴くロードランナーという鳥を捕まえようと躍起になっていつも失敗しているヤツです)みたいなノリだ。思わず声を出して笑ってしまった。

タイミングよくレコードを鳴らして子ヤギ達を騙すも、真っ黒な手のおかげで正体のバレた狼は、粉屋に行って、最初は「怪我をした!」と嘘をつき、最終的には粉屋の主人(これは人形)をギリギリ脅して真っ白な小麦粉を手に入れ、自分の手に塗りたくる。

さあ、いよいよ狼がギラギラした雰囲気を漂わせながらヤギの家にやって来る。レコードの「メェェェ〜」を聞かせ、白い手を見せて、「わーい!お母さんだー!」と喜んだ子ヤギ達が玄関を開けた瞬間、狼は凶暴な歓声をあげて家の中へと躍り込む!
緊迫感のある(火曜サスペンス劇場のオープニング的な)BGMとともに、家の中は一転シルエットでの演出となる。逃げ惑い、様々な場所に隠れたものの、一匹、また一匹と狼に見付かって丸呑みにされていく子ヤギ達…なるほど、ここはシルエットで見せる方が効果的!想像力をかき立てられる分、かえって迫力とか残酷さが感じられるものだなぁー。

腹を大きく膨らませた狼は、すっかり満足してその場でグーグー眠ってしまう。
そこに帰ってきたお母さんヤギ。ドアの外から声をかけるが返事が無い。一匹一匹子供たちの名前を呼んでも誰も答えない。オロオロしながら最後に末っ子の名前を呼んだ時、天井裏のような場所(時計の中ではなかった)に隠れていて唯一助かった末っ子が泣きながら飛び出してくる。

末っ子から事の顛末を聞いて家の中に入ったお母さんは、はち切れそうな腹をしてグースカ寝ている狼を発見。ここからのお母さんは冷静だった。ハサミで狼のお腹をチョキチョキ切っていくと(ここは狼のお腹を上から見た所だけがアップで客席に見える演出)、丸呑みされた子ヤギ達が、一匹ずつ元気に飛び出してくる。全員の無事を確認すると、それぞれ一つずつの大きな石を拾ってくるよう子供達に命じるお母さん。子供達が全部の石を狼の腹に詰めると、あっという間に元の通りに縫い合わせてしまった。

さて。何も知らずに目を覚ました狼。ここもまたシルエットである。
私の知っているストーリーだと、「喉の乾いた狼は近くの泉に行って水を飲もうとし、お腹に詰まった石の重さでバランスを崩して泉に落ち、そのまま浮き上がれずに死んでしまいましたとさ!」という流れだったと思うのだが、このお母さんヤギは、そのような展開を許さなかった。

喉の乾いた狼が水を求める所までは同じ。狼が水を飲もうと井戸の前に立った時(この場面もずっとシルエットですよ)、彼の背後に、復讐に燃えたお母さんヤギの影が忍び寄り…
ドンッ!!
と狼を突き落としたのだった!自らの手で!
断末魔の叫びを残して、井戸の底へと消えて行く狼…
ええええーーー!!お母さんヤギ、コワイよーーー!!

…という、ちょっぴり積極的♪なお母さんヤギの活躍によって、悪い狼は葬られたのでした。

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画像元:ザグレブ市動物園
ちなみに、現在本物のヨーロッパオオカミは希少種であり、保護されています。

楽しいリズムに乗せてヤギ達が歌って踊って大団円。拍手、拍手。
そのままカーテンコールへ。パペットと一緒に操演者も舞台の下から出てきてご挨拶。
あれ、お母さんヤギと子ヤギ達と…3人で全部操ってたのか。手の数より多い人形を操っているんだなぁ。
鍛冶屋のおじさんも出てきた。そして…
死んだと思った狼さんも、幕が下りれば復活してきてご挨拶だ。ちょっとヒネクレた態度が憎めない敵役。あっ、頭を取るのかな?…と思ったら取らないか。…っと思ったら振り返ってやっぱり取った!
役者さんのお顔が見えたら、思っていたより年配の人(50歳前後か?)だった。結構高さのあるゴミ箱に連続で何回も飛び上がったり飛び込んだりしていたから、かなり若い人が演じているのかと思ってた。すごいなぁ!

手拍子と拍手の中、役者さんたちは手を振りながら舞台の袖に散って行った。狼は最後まで、ゴミ箱の蓋をバターン!と閉めたりして「悪さ」をしていたが、そこにまた笑いが起こる。
観客みんなの拍手で舞台は締めくくられ、終演。

いやー、面白かったなぁー!人形も可愛くて(特に子ヤギ!)生き生きしていたし。
完全にセリフや歌詞を聞き取れたとはとても言えないけれど…。
まあ、以前の博物館の見学ツアーなんかに比べたら、さすがによく聞き取れて、格段に理解はできたけどなぁ(元の話をよく知っているから、という理由が大きいと思うが)。それが証拠に、周りと同じタイミングで笑うことができたし。うん、それは嬉しかったな。

多少騒いでいる子供もいたけど、今日のプログラムは特に小さい子供向けのものだし、元々子供のための施設なんだから、ま、こんなものだろう(私はガ…いや、子供が嫌…いや、ちょっと苦手なのだ。なんかデフォルトで酔っ払いみたいな感じだし。素直で大人しい子供はまた別だけどね。可愛い子は本当に可愛い)。

今まで全く馴染みのなかった「人形劇」の世界だが、こうして一度見てみると、日本のそれと比較してみたくなるものだ。人形の造形とか、観客の層や反応とか、劇場の設備や料金とか。

今後忙しくなるとは思うが、せっかくこのように興味を持ったものが埋没していかないように、何かしらアンテナを張っておきたいものだと思う。
クロアチアの人形劇、可愛くて楽しかったです!
11月21日(日)

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【昨日のあらすじ】
クロアチア人の恩人、マリオ&ミラご夫妻との再会を翌日に控え、私は彼らに自分の悩み事を相談することにしたが、会話で伝える自信が無いため、その内容をクロアチア語でしたためる事にした。

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昨日の夜11時ぐらいから書き始めた「人生相談」は、結局朝の5時過ぎまでかかって、ようやく仕上がった…8割ほどが。つまり、まだ終わってない。

「書き始めた」と言っても、実際に文字を打ち始めたのは12時過ぎてからだ。頭の中がゴチャゴチャになっていて(まるで私の部屋のようだが)、事情の説明と彼らへの相談事が、うまく文章にまとまらない。

今回、本当は外国語で文章を書く時には良くないとされている事なんだけど、一度日本語で文章を起こしてみてから、それをクロアチア語に翻訳した。本当は、日本語を通さず、クロアチア語で考えながら書いていくのがいいのだけど。
でも今回は何しろ、書きたい事や考えが自分の頭の中で組み上がっていないのだ。

大体、人に人生相談や悩み相談をしようという時点で、その人の頭の中はゴチャついていて、混乱していることが多いのだ。
「○○すべきでしょうか?」とか「AとBのどちらがいいでしょうか?」というようなアドバイスを求める相談ならハッキリしているが、「どうしたらいいでしょうか?」という(今回の私のような)悩みを持ちかける相談者の場合、自分自身の中で、状況や考えの交通整理が上手くできていない状態なのだ。
そういう人が相談文を書こうとしたら、文章がまとまらないのは当たり前である。理路整然とした、明快な文章が書けるぐらいなら、もうその人は、誰かに相談をする必要はないはずだ。その時点でもはや問題は解決されており、あとは決断の問題だけなのだから。

しかしとにかく、相談する以上は、相手に内容が伝わるよう説明をしなければならない。
そのためには、まず自分の中で、悩みの要素となっている事柄を把握し、整理していく必要がある。
だからとりあえず、私は日本語でそれらを文章に書きながら、少し自分の頭の中を整理してみる事にしたのだった。正直言うとこれは、自分にとって難しく、かなり(精神的に)しんどい作業であった。取りも直さず、自分自身と真正面から向かい合う事になったからだろう。

その後、ようやく書き上げた日本語の文章を、さらにクロアチア語に翻訳する作業がある。これはまぁ、技術的な苦労というか…とにかく私がやると、メチャクチャ時間がかかるのだ。
酷使しすぎた頭が働かなくなってきたのと、今日はマリオさんとミラさんと会う前に、11時から始まる人形劇を見に行く予定があるという事で、少し寝ておく事にした。ZZZ…

4時間ほど寝てから支度し、10時過ぎに部屋を出て、歩いて劇場に向かった。

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植物園の囲いに貼られた宣伝幕が気になってしまう。Eros for you…か?

これは、ザグレブの見本市会場(velesajam)で催される、いわゆるピンクな産業の国際見本市の宣伝らしい。何ソレ!(この後、イリツァ通り上の横断幕やトラムのラッピング広告でも同じ宣伝を発見。ここまで堂々と宣伝されると、そこにイカガワシイものを感じている自分の方が間違っているような気にさせられる)

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中央駅向かいのトミスラヴ広場付近では、小さな古本市のようなものが開かれていた。

と、そんな風景を眺めながら人形劇劇場に行って、1時間弱の劇を見てきたのであった。演目は「狼と7匹の子ヤギ」。
この時の劇場での詳しい様子については、別の記事に分けて書かせて頂く予定である。
クロアチアで人形劇を見られた事、劇場や観客の様子を見られた事、そして、それらを楽しめた事は、私にとって非常に思い出に残る、いい経験となった。見に来てよかったと思う(そして、この劇よりも対象年齢が上の劇を選ばなくてよかったとも思う)。

劇場から真っ直ぐ部屋に戻ると、時刻は12時半。まだマリオさん達からの連絡はない。
チョコレートシリアルをボリボリかじりながら、相談文の続きを書く。

昨夜(というか今朝未明というか)書いた文章を読み直すと、例によって間違いだらけだ。
それに、言葉や説明が足りていない箇所がある。補足や修正を加えながら文を書き継いでいくうちに、あっという間に時間は経過。まもなく2時半という所で携帯電話が鳴って、ミラさんからのメッセージが入った。今ザグレブの街の中心地(イェラチッチ広場を中心とした一帯)にいて、あと1時間ぐらいしたらホテルに向かうとの事。おおぉ!もうすぐですねー!!…しかし、それまでにこの文を書き終わるだろうか?

何とか最後まで書き終え、日本語の文章と照らし合わせながら通読したところで再度携帯にメッセージを受信。時刻は4時になっていた。彼らはホテルに着いたようだ。「すぐに下へ降りて行くから、私達のホテルまで来られる?」との事。すぐ行きますともー!!

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なんたって、徒歩2分ですから!(部屋から真正面に見える)

バッグにパソコンを入れて部屋を出た。ホテルに向かう足が、自然と早足になる。
彼らのホテルの入口まで来た時、ちょうど彼らがロビーから外へ出てくるところだった。
お互いに名前を呼び合って握手を交わす。
「Hide!元気なの?ザグレブはどう?」手を握りながら私に尋ねてくれる。私は、元気にこちらでの生活を楽しんでいると答えた。
「それで、仕事はどんな具合なの?」と尋ねられ、私は早速彼らに切り出したのだった。「実は今日…その事でご相談したい事があって…」と私がおずおずと口を開くと、彼らは「勿論!何でも言いなさい」と言って、「とりあえずカフェに行こう」という事で、私達はすぐ近くのカフェに入った。

3人で店内の奥の席に座って注文を済ませた後、私は言った。「ご相談なんですけど…お話して伝える自信がないので、文章に書いてきました。読んでもらえますか?」「勿論。見せてごらん」と彼ら。
私はゴソゴソとパソコンを取り出し、画面を開いて彼らに相談文を読んでもらった。Wordで2ページ半ほどの、かなり長い文章である(結局まとめきれなくて、グダグダな文章になった)。

私は、本当に自分の率直な気持ちを文に綴った。正直すぎるほど正直に、今自分が感じている事、考えている事を打ち明けたのだ。勿論、私のその認識が正しいのかどうかも彼らに尋ねたかったし、自分の気持ちや考えを理解してもらえない可能性も大いにあるだろうと思っていた(それ以上に、自分のクロアチア語を理解してもらえない可能性が高いだろうとも思っていた)。
だから前置きとして、「これは私の正直な思いであり、私は日本での生活しか知らない、視野の狭い小さな人間なので、もし文章中に不愉快に思われる点があったとしたら、どうぞお許し下さい」というお断りを入れておいた。

ミラさん、そしてマリオさんと、順番にパソコンを覗いて、文章を読んでくれた。
下手な文章(しかも長い)を読む事がどれほど大変でストレスを感じる事か、私はよく知っている。だから彼らが真剣な表情で私の文を読んでくれているのを見て、本当に申し訳ない気分だった。
でも彼らは、私が「何を言いたいか、お分かり頂けたでしょうか?」と恐る恐る尋ねると、「全部分かる。これ全部自分で書いたの?とてもよく書けてる」と言ってくれた。

その後、コーヒーを飲みながら話をした。
彼らは文章を読んですぐ、私の悩みの内容、そして悩みの深さまで、全て正確に把握してくれていた。
「Hide、答えるために、さらにいくつか質問をするよ」というやり取りがあって、私は一生懸命彼らの言う事を聞いて、質問に答えた。分からない事や知らない事は、正直にその通りに言った。
私が何度も聞き返したりトンチンカンな答えを返したりしても、彼らは辛抱強く、ゆっくり話したり、別の言葉で聞き直したりしてくれた。そして、伝えたい事が上手く言葉にならずに口ごもって焦っている私に、「Hide, polako, polako(ポラーコ、ポラーコ)」(ゆっくり、落ち着いて)と言ってリラックスさせてくれた(私はしょっちゅういっぱいいっぱいになって一人で焦っているので、「polako, polako」は他の人からもよく言われる)。そのおかげで、何とか自分の現状を彼らに伝えることができた。

私の悩みの内容というのが、ちょっと、このような場でオープンにできる性質のものではないので、抽象的な事しか書けなくて大変恐縮なのだけれど、彼らの答えは、「確かに、今の状況は非常に厳しいし、その中で上手く事が運ぶ可能性は無いだろう」というものだった(その意味では、私の認識は正しかったという事になる)。
マリオさんは私に、「Hideは悪くないし、間違ってもいない。そして、誰かが悪いというわけでもない。人生は常に変わっていくものだ。それが人生なんだ」と言った。その言葉は、静かな池に落とした石みたいに、ストンと私の心の淵に沈んでいった。今の私には、マリオさんのその言葉が、何重にも理解できた。

世の中も変わるし、人もまた変わっていく。自分も、他の人も。本人が望むかどうかにかかわらず、人は変わらずにはいられない。誰しも同じ場所に留まり続けることはできないのだ。
その中で誰かが自分の考えや生き方を変えたからといって、誰がそれを非難できるだろうか。

マリオさんとミラさんは、「自分のために考えなさい。誰にでも、その権利があるんだよ」と私に言った。「Hideはまだ若い。現実の事を考えて行動すること、そして待つこと。それが今Hideがするべきことだ」とも。
そして彼らは私に、私が為すべき事についての具体的なアドバイスと、その力になってくれる人を紹介する事を約束してくれた。

本当に、嬉しかった。彼らの存在が、心から有難かった。
相談の文章を読んだだけで、悩みの(というか状況の)深刻さをすぐに察知してくれて、こんなに真剣に私の事を心配し、思いやってくれる彼らに、どうやって感謝したらいいのか私には分からなかった。

その後も、色々な話をした。
彼らが先月日本に行った時の話も聞いた。
そうそう、会話の途中で分かったのだが、うちの会社のもう一人の日本人スタッフJさん、彼女のご主人(クロアチア人)の事を、何とマリオさんが知っていたのだった!これは本当に奇遇!すごく驚いた。

それから、グーグル・アースで私の町を見て私の家を探したり、彼らのドイツの家や、海のすぐ近くにあるザダルでの家を見付けたりした。
「ザダルの様子をまだ覚えてる?」と聞かれたので、「ええ、勿論。昨日のことのように覚えています」と答えた。これは本当の事だ。もう4年間、訪れていない街。だけど、ザダルやシベニクを今訪れたとしたら、昨日までそこにいたみたいに街の中を歩ける自信がある。

彼らは明日の便でドイツに向かうけれど、空港へ出発する前に時間があるので、明日また一緒にコーヒーを飲みましょうという事になった。
「じゃあまた明日!」という事で、彼らはホテルへ、私は自分の部屋へと戻った。時計を見たら、もう8時過ぎ。4時間近くしゃべっていた事になる。あっという間だったけど…。

夕食を済ませた後、私は部屋で一人、彼らからもらったアドバイスを反芻していた。
彼らの言葉を思い返しながら、今、この状況の中で、このタイミングで、この場所で彼らと会って話ができたことは、自分にとって本当に大きな意味を持つことだと思った。

彼らと、そして彼らと出会うことのできた運命に、改めて感謝した夜だった。

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2010年、ザグレブのカフェにて(今日)。彼らの優しさは、初めて出会った時から変わらない。
11月20日(土)

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明日ザグレブで、知人のクロアチア人2人と会うことになった。仕事関係の人ではない。プライベートな約束である。

その知人というのは…いや、「知人」というと、何だか距離を感じるというか、あまり親しくない「ただの知り合い」みたいな印象になってしまうのだが、決してそういうわけではない。いつも私の事を心配してくれていて、親しくやり取りをさせて頂いている人達である。
ただ、20歳も年上の方なので、私から「友達」というのも失礼だし、ちょっと違和感がある。
彼らはご夫妻なのだが、正直に言うと、私は彼らのことを、心のどこかで自分の両親のように感じているところがあって…
むしろある意味、実の親に対してよりもオープンに、率直に、自分のことや悩み事などを打ち明けられる存在なのだ。だから本当は、知人というよりも「恩人」といった方が正しい。

そして、実はその人は、大変な有名人でもある。
とは言え、ここを読んで下さる方の多くは、おそらく彼の名前をご存知ないと思う。私だって、知り合った時は彼がそんな世界的に有名な方だなんて知らなかった。

「彼ら」というのは、卓球コーチのマリオさんと、その奥さんのミラさんのこと。
お二人ともクロアチアのザダルという町の出身だが、もう20年以上、ドイツを拠点として活躍されている。
マリオさんは、欧州ナンバーワンと言われる世界的な名コーチである。
昨年まで、日本卓球協会との契約で、10年近くに渡って日本のジュニア男子選手の育成や代表チームの指導をしてきた。そして、ロシアチームのコーチとなった今も、臨時の指導の要請を受けるなど、日本の卓球界との関わりは続いている。
マリオさんは、自身も有能な卓球選手だったが、若くしてコーチに転身。
何人もの世界チャンピオンをその手で育ててきたし、日本の若手選手が世界から注目されるようになっている現状についても、彼の功績によるところが大きいと言われている。
そういう訳で、マリオさんは「世界的有名人」だし、奥さんのミラさんは、そんなマリオさんや、親元を離れてドイツへ卓球留学に来ているジュニア選手たちを温かくサポートしているのである。

さて。
そんなスゴイ人と、卓球は勿論、あらゆるスポーツと縁のない私とが、一体どうして知り合う事になったのか?
私達の出会いは4年前の夏、私が初めてクロアチアを訪れていた時に遡る。

当時私は、クロアチア語学留学という名目で、3カ月間のシベニク滞在中。自由な時間が多かったので、シベニク市内は勿論、近隣の町へもよく出掛けていた。
バスで1時間半ほどのザダルも、都合4回ほど訪れている。この町もまた、シベニクと同じように歴史のあるダルマチアの町で、旧市街にはさまざまな時代の建造物が残り、美しいアドリア海に臨んでいる。夏には多くの観光客が訪れる場所である。

イメージ 2
教会の鐘楼から見下ろしたザダル旧市街とアドリア海。

2度目のザダル訪問時、私は旧市街をじっくり見て回ろうと、本屋でザダルのガイドブックを購入した。
早速目の前の広場の片隅で本を開き、「さて」という感じで旧市街マップを眺め始めたその時…
「こんにちは!」という声が聞こえたのだ。日本語で。
「???」…辺りを見回したが、日本人らしき人の姿は見当たらない。気のせいだったのかと思った時、
「こんにちは!」というハッキリした声が、すぐ近くから聞こえた。
「!?」…明らかに「日本人ではない」男性が、私に話しかけてきていた。久しぶりに聞く日本語にちょっとドギマギしながら、「こんにちは!」と私も挨拶を返した。勿論、その男性がマリオさんだったのである。傍らには奥さんのミラさんもいた。彼らは夏の休暇中で、ドイツから地元のザダルへ戻ってきていたのだ。

イメージ 1
2006年、夏。ザダルにて。マリオさんのTシャツがMizuno。数々の名選手を育ててきた欧州一のコーチは、広場の片隅で、一人の落ちこぼれを拾いました…

「日本から来たの?」と英語で尋ねられ、私がクロアチア語で「はい、日本から来ました。ここでクロアチア語を勉強しています」と答えると彼らはとてもビックリして、「今、少し時間ある?もし良かったら、カフェで話そう!」という事になり、私達は一緒に近くのカフェに入った。

そしてそこで、1時間ぐらい話をしたのである。勿論、クロアチア語で。彼らは母国語の他、英語、ドイツ語、マリオさんはロシア語も話せるのだが、彼らの素晴らしい言語能力も、私が相手では残念ながら全く意味をなさない(彼らは日本語の挨拶や数字は知っているが、日本語で話せるというわけではない)。

私のクロアチア語会話スキルは相当ひどくて、当時も会話中は汗ダルマになるほどヒアリングには苦労していたのだが、なぜかこの時、一時的に電波状態が絶好調になったのだ。本当に奇跡的な事だが、彼らの言葉をほとんど聞き取る事ができて、非常によくコミュニケーションを取る事ができたのだった(もしかすると、初対面で、聞かれたのが基本的な事ばかりだったから聞き取れたのかも知れないが、でも確かにあの時、自分の感覚が非常に研ぎ澄まされているように感じていた。何かのおかげで一時的にパワーアップしていたような気がする)。

私達はお互いに自己紹介をし合って、仕事や生活の事、クロアチアや日本の事について話をした。
彼らは既に何年も日本と携わっていたから、日本や日本人の事についてとてもよく知っていたし、日本を愛してくれていた。特にミラさんは日本の大ファンで、日本に行くのが、いつも本当に楽しみなんだと言っていた。
彼らは仕事で年に何回か日本を訪れるので、その時は必ず連絡するから、今度は是非日本で会いましょう、という事になった。そして私に、連絡先が書かれた名刺を渡してくれたのである。

それが私達の出会いだった。あと数分、どちらかがそこを通りかかる時間がズレていたら、決して生まれる事のなかった出会い。その時の事を、私は昨日の出来事のように鮮明に思い出す事ができる。

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夏のアドリア海沿岸のこの空の色も、記憶の中にくっきりと残っている。この時計塔のあるナロドニ広場(国民広場)で私達は出会ったのだ。

そしてそれ以来、彼らが日本に来る度に私達は会って、話をした。
勿論それ以外の時も、時々メールで近況を知らせ合ったり、何かあった時には報告したりというやり取りを続けていた。
メールのやり取りはともかく、「会話が苦手」という私の弱点も彼らは飲み込んでくれていて、ブツ切りでハエのとまりそうな私のクロアチア語でも、また、私が彼らの言う事を何度も聞き返しても、私が何かを伝えようとしている時、いつもそれに辛抱強く付き合ってくれて、私をフォローし、サポートしてくれるのだった。

世界を舞台に活躍している彼らが、どうして私のような小さな者の存在を、いつも気にかけていてくれるのかは分からない。でも、離れている時でも、いつも彼らは私の事を心配してくれている。
本当に、大きくて温かくて、頼もしくて、会うとホッとして…何でも話せる「お父さんとお母さん」なのだ、私にとっては。

その彼らと一番最近会ったのは今年の4月、彼らが東京に来た時だった。次の来日は秋になるから、またその時会いましょう!と言っていたのだが、今回、彼らの日本到着と私のクロアチアへの出発の日程が見事にすれ違ってしまった。
それで私が嘆いていたら、「大丈夫!私達は11月初旬にドイツに戻って、その後ザダルに行く予定がある。その時ザグレブで飛行機を乗り換える事になってザグレブに泊まるから、その時に絶対会えるよ!日にちがハッキリしたら知らせるからね」という連絡があった。しかも、彼らがザグレブでいつも泊まるホテルというのが、私のホテルからすぐ近く(徒歩2分。部屋から見える)にある事も分かって、それは最高だとお互いに驚きながら喜んでいたのだった。

そして話は昨日の夜のこと。
外出から戻ってメールチェックをしていた私は、待っていたミラさんからのメールが来ているのを見付けた。
今ザダルにいて、明日の日曜にザグレブに来て1泊し、月曜の飛行機でドイツに戻る予定とのこと。
おお!!明日だって、明日!!
「ザグレブに着いた後、どうやって連絡したらいい?」と書いてあったので、私はすぐに、ホテルからレンタルしている携帯電話で彼女に電話した。
そこで久しぶりに「Hide!元気!?」などというやり取りがあって、「じゃあ明日の午後、ザグレブに着いたら、この携帯に連絡するね!」という事になったのだった。

約半年ぶりの再会。そして、クロアチアで会うのは、ザダル以来、実に4年ぶりになる。本当に嬉しい!!

そして今回、私は彼らに、ある事を相談してみるつもりでいた。
こちらに来てから考えるようになった、自分の将来のこと(仕事の展開ややり方、新しい可能性も含めて)についてだ。
あまり具体的な話をここに書く事はできないのだけど、こちらに来てからいくつかの問題要素(と私には思える事柄)が明らかになってきて、今自分は、ちょっとこの先の事について色々と、真剣に考えていかなければならないポイントに来ているな…というのを身にしみて感じていたのだった。

クロアチアや自分自身に失望したとか、この道を諦めて方向転換しようとしているとか、そういった意味では決してない。それはキッパリと言える。
しかし、自分のやりたい事を将来的に実現させていくためには、(そのためにこそ、)もっと現実に目を向けていく必要があり、自ら行動する必要がある…という事を、切実に感じているのは事実なのだ。

それで、色々な情報をネットで調べたり、今自分にとって何が問題なのかを考えたりしているうちに、何だか色々な事がよく分からなくなってきてしまい、自分の考えや認識の正しさにも、自信が持てなくなってしまったのである。しまいには、何のために今こういう事をしているのか、自分はこれからどうしていくべきかという根本の所まで揺らいでくるほど、頭の中で考えや迷いや悩みが錯綜し、混乱が生じてきているのだ(つまり、考えすぎてこんがらがってきちゃったのである)。

是非マリオさんとミラさんにこの悩みを打ち明けて、助言をもらいたい…私はそう考えたのだ。
クロアチア人、ヨーロッパ人としての感覚や視点、豊かな人生経験と高い見識、そして世界を知る広い視野を持った彼らの考えを聞きたいと思った。
彼らになら、全てを打ち明けられる。たとえ「Hideの考えは間違っているよ」と言われたとしても、それはそれでいい。今抱えている悩みや迷い、モヤモヤした気持ちを、ありのまま、正直に話してみたいと思った。

ただ、一つ大きな問題がある。
ここに至るまで、何があったのか、それについて自分はどう感じて、何を考えたのか、今何について困っているのか等々…。それらの少々複雑な事情について、彼らにクロアチア語で説明できる自信がまるで無いのだ。というか、はっきり言って不可能だ。
かと言って、まさか通訳を立てる訳にもいかない。だけど、どうしても今の機会に、この件について彼らと話がしたい…

考えた末、私はそれらの事を、あらかじめ「書いて」おく事を思い付いた。
その場で話すのは無理でも、前もって文章で書いて、準備しておくのだ。そうだ、そうすればいい!
それを会話のアンチョコとして使おうというのではない。書いた文章を、そのまま彼らに見せて、読んでもらえばいいのだ!

プリンターが無いので紙に印刷する事はできないが、パソコンごと持って行って、画面を読んでもらえばいいだろう。
そう思い付いた私は、夜を徹してクロアチア語で「人生相談」を綴るのだった…

(翌日へ続く)
11月19日(金)

- - - - - -

今日もザグレブは晴れたり曇ったり。
いつもの如く、昼までパソコンに向かって過ごす。もう気分はすっかり、「ここが自宅」だ。

午後2時頃、外出。ちょっと用事があるのだ。
数日前、ネットを見ていて偶然に、ザグレブ市内で行ってみたい場所を発見したのだ。今まで知らなかった場所。

それは、人形劇劇場。
笑ってはいけない。本気である。
何故か突然、人形劇が見てみたい衝動に駆られたのだ。今まで全然、そんな興味無かったのに。
と言っても、この日劇場に出掛けたのは観劇のためではなく、チケットを買うため。勿論当日でも買えるようなのだが、確実を期して早めに買っておくことにしたのだ。

劇場のWebサイトで、プログラムは事前に調べてある。
私が選んだのは、「狼と7匹の子ヤギ」。おなじみのグリム童話だ。この演目は「4歳以上向け」となっているから、年齢的には私にも十分見る資格はあるはずだ。
あっ、そうそう、人形劇を見ようと思った理由の一つとして、「人形劇なら子供向けだから、きっと私にも少しは聞き取れるだろう」という思いがあったのだ。
しかし、逆に言えば「聞き取れない=4歳児以下」という烙印を押される事になるのではないか?…というプレッシャーがかかったので、あらかじめストーリーをよく知っている物をチョイスしたのであった。

人形劇劇場はザグレブ市立の施設で、1948年の創立。中央駅の前に広がる公園のようなトミスラヴ広場に面した通りにある。

イメージ 1
トミスラヴ広場を右手に見ながら、駅を背にしてイェラチッチ広場方面へ…。

人形をモチーフにした虹色の看板が劇場の物だが、ここは関係者専用入口。
一般観客用の入口は、上の写真の方向で言うと、建物沿いに角を左手に曲がった通りにある。

イメージ 2
住所で言うと、「Ulica Baruna Trenka」。看板が出ている所のドアを開けて中へ。

奥に進むと小さな中庭に突き当り、そのすぐ左手に劇場、という配置だ。

イメージ 3
劇場の外観。小さいながら、カフェも併設。

最初、窓口に人がいなかったのでキョロキョロしていたら、掃除をしていた優しそうなおばさん(上の写真に小さく写っている方)が声を掛けてくれた。「チケット買えますか?」と聞いてみると、すぐに、奥にいた係の女性を呼んできてくれた。
無事にチケットを入手。「〜子ヤギ」の上演は明後日の日曜日だ。あとは当日のお楽しみ!

帰り際の、チケット販売の女性の挨拶が「またね!」だった。普通の店の場合だと「さようなら!」なのだが(親しい店員さんとなら「やあ!」「じゃあね!」だけど)、そうか、チケット買ったら見るためにまたここに来るはずだから「またね!」なのか。小さな発見。

劇場から出てくると、空模様が怪しい…と思っているうちに雨が降り始め、あっという間に本降りになってしまった。出てくる時はきれいな青空だったのにー!
傘を持っていない私は、とりあえずトラムに乗ろうと中央駅へ。さすがのザグレブの皆さん(面倒なので小雨では傘を開かない)でさえ7割弱の人が傘をさしているほどの雨の中、濡れ鼠になりながら小走りで移動!

中央駅〜イェラッチッチ広場は2区間のフリーゾーンなので、チケット無しで乗れる。ちょうどやって来たトラムに乗って広場へ。
雨宿りがてらその辺のカフェにでも入ろうと思っていたのだが、何だか夕立みたいな雨だったようで、降りた時には、ほとんど気にならないぐらいに収まっていた。予定を変更し、店を覗いたり明日の朝のパンを買ったりしながら、目抜き通りのイリツァ通りやその近辺をブラブラすること約1時間。
時刻は4時過ぎで夕食には大分早いが、せっかく街の中心にいるので、この辺りの店で食事を取ることにしよう。

以前通りかかってちょっと気になっていたビアレストランに入ってみた。上の町と下町を結ぶ短いケーブルカーがある所、その下町側の乗り口のすぐそばにある店なのだが、ビアレストランだけに値段は安めで、月〜土曜日に4種類ぐらいずつの日替わりメニューがある。クロアチア料理中心のメニューという点もポイントだ。

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ビアレストラン「VALLIS AUREA/ヴァリス・アウレア」。クロアチア東部の肥沃な盆地地帯は、ローマ時代から「黄金の谷」を意味する「Vallis Aurea」の名で呼ばれていた。

金曜日の日替わりメニューは5種類。なになに、メルルーサ(白身魚)のフライ、イカのグリル…へー、カトリックの国だけに、金曜日は肉料理がないのかな…と思って見ていったら、仔牛のメダイヨン(円形ステーキ)もあった。関係ないのか(後から調べたら、クロアチアのカトリック教徒は、四旬節の期間を除いては金曜日の肉食が許されているらしい)。
勿論私には、守るべき戒律も特にない(腐った物や拾った物は食べないようにしているが)。メニューを検討した結果、「魚のパプリカ煮込み(フィッシュパプリカーシュ)」をチョイス。雨に濡れたから、あったかいスープ物が食べたいよね。お願いします!

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なんか、予想もしなかった形で出てきた!

触れないぐらいにアッツアツの食缶がランプのようにつり下げられて登場。そして、パスタ付きというのも嬉しいサプライズ。主役のパプリカーシュを覗き込んでみると…

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真ん中の細長いのが青唐辛子、その他は全部魚のブツ切り。辛そー!うまそー!あったまりそー!

一瞬、テグタンスープを連想したスープの赤さ。これは相当辛いか?最初にスープだけを一口味わってみる。…確かに辛い。でも、それほど刺激のある辛さではない。まあ、辛さの耐性は人それぞれなので主観的な表現になってしまうが、私からすると「旨辛い」という感じ。続けて食べても全然大丈夫。だけど、しっかりと辛い。パプリカと唐辛子だけでなくハーブも効いていて、そこに魚から出た脂と旨味がしっかりと溶け込んでいる。うまいうまい!これは大当たりだわ!

イメージ 8
それでは、皿に移して本格的にいただきます。

魚の身は、結構な量が入っている。ケチケチせず、どんどんパスタにかけて食べていこう!
この時点では、何の魚か分からない。しかし、身がよ〜く煮込まれているのが見ただけで分かり、とても美味そうである。

イメージ 9
寄ってみるとこんな感じ。

これは白身魚…?とにかくよく煮込まれており、魚の身らしい食感を感じさせながらもトロトロと言っていいほどに柔らかい。そして、パプリカと唐辛子のスープの味(たぶん、タマネギのコクもあるのだろうが)が十分にしみ込んでいて滅法ウマイ!!
骨は少しあるが、非常に身離れが良いので、食べるのに苦労はない。
皮はかなり厚みがあるが、これまた非常に柔らかく、ゼラチン質でプルプルである。鱗はない。私は元々、こういう食感の食べ物(魚の皮と身の間、牛すじ、煮こごり等)が大好きなのだが、このボリュームのあるプルップルの皮をスープと一緒に口に入れて味わってみると、「これはちょっと、反則だよ!」と言いたいほどの美味い食べ物になってしまっている。うわー!大好きだ、これ。どうしよう。なんかバチが当たるかも知れない(ありがた過ぎて)。

イメージ 10
卵も持っていた。子持ちガレイ??…ではないよなぁ…。

卵の左には、いかにも「コラーゲンの塊!」といった半透明のプルプル物質も見える。思わず目を閉じて、一心に味わいたくなってしまう美味さ!
勿論、旨辛スープと幅広パスタの組み合わせも文句のない美味しさで、食事がどんどん進む。
感動を覚えながら全て食べ尽くし、皿の上に残ったわずかなスープまでパンで拭い取るようにしてキレイにいただいた。

イメージ 11
ここの黒パンが、シンプルだが美味しかった。酸味が無く、麦の豊かな風味と香りがある。

このフィッシュパプリカーシュは、この店の日替わりメニューの中では高い方で46kn(約710円)。しかしこれなら大満足だ。すっかりお腹もいっぱいになった。

美味かったからどうでもいいのだが、逆に美味かったからこそ知りたい気もする。
あの魚はなんだったのか…?

「美味しかった?」と皿を下げに来た店員のお兄さんに「すっごく美味しかった!」と答えて、「入っていた魚は何ですか?」と聞いてみた。
「ああ、魚?あれはシャランですよ」
ああ、シャランですか、シャランねー…って…。
「!!!」
鯉かー!!!えぇーっ、あれが鯉!?あの、「泥臭い魚」の代名詞みたいに言われている鯉!
うわー、あのイメージは嘘だ!今まで「川魚=泥臭い」という思い込みがあって敬遠していたが(アユを除く)、完全に間違った先入観を抱いていた。
目から鱗が落ちた。今日この日を、私の第二の誕生日にしてもいいぐらいだ。
鯉は美味い!!もちろん、料理や調理方法(下準備)にもよるのだろうけど。
パプリカ煮込みというのは、川魚の料理方法として実に優れたものなのではないか?日本ではできないのか?本当に美味いよ、フィッシュパプリカーシュ。素朴で美味い。これ、しょっちゅう食べたい!

レジのあるカウンターに行って支払いをする。
お兄さんがレシートを出しながら「256kn!」と言ってきて、えっ、えっ!?と目を白黒させてしまったが、お兄さんはすぐに笑いながら「ウソウソ!56kn!」。
これは、あれか。「はい、おつり200万円!」みたいな「商店街ジョーク」のクロアチア版か!思わず笑ってしまった。

私が「すごく美味しかったです」と言ったら、お兄さんと、すぐ後ろの厨房からおばさん(いかにも「食堂のお母さん」って感じ)も顔を覗かせて、「ありがとう。また来てね!」と言ってくれた。勿論、また行くつもりである。色々なクロアチア料理があって、どれも気になっているのだ。メニューを抜かりなく写真に撮ってきた。

5時を過ぎ、外は大分暗くなった。
このまま帰っても構わないのだが、美味いパプリカーシュですっかりいい気分になっている。
さらに気分よくなるために、イリツァ通りを挟んですぐの場所にある店に入って、一杯引っかけることにした。

クロアチアの有名なチョコレートブランド、クラーシュ直営のチョコ・バー。一般的な飲み物もあるが、何と言ってもお勧めは、クラーシュのチョコレートを使ったオリジナルカクテル、パフェ、アイスだ。
カクテルには、アルコール入り、ノンアルコール、ホット、アイスと様々な種類がある。メニューに写真も付いているので、分かりやすい。

イメージ 12
今回飲んだのは、アルコール入りのホットカクテル「Full Cool」。ホットチョコレートにチョコレートシロップとリキュールが入り、クリームが乗っている。

うふふふ、甘くておいしー!!アルコールが入っている事を思わず忘れてしまいそうなほど飲みやすいが、うん、確かにリキュールが入っている。いいなぁ〜コレ。ホットチョコレートのカクテル。心もあったまる美味しさ。本日最高のシメ!

6時になると、外はもう真っ暗だ。夜道を歩いて帰る。
道中、自分の息が白くなっている事に気付いた。予報によれば、来週末はザグレブに雪が降るかも知れない。
街路樹もあらかた葉っぱを落とし、そろそろ寒い冬の到来か…。そんな事を思いながら部屋に戻った。

イメージ 4
まあ、何の変哲もないですが…購入した人形劇のチケット。35kn(約540円)。座席は3列目の4番だ。

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