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11月8日(月) - - - - - - 今日は曇り。でも、どんよりという感じではなく、雲の向こうは明るいようで、空全体が白っぽい。一日中そんな感じ。 仕事とかネットでの調べ物(それも仕事がらみだけど)を、相変わらずちまちまと進めている。 一つ気付いたことがある。 部屋が何だか雑然としてきました! ちょっと掃除して片付けよう。いくら居心地いいとは言え、自分の家じゃないんだから。 そもそも私は、自分のテリトリー(自分の家の自分の部屋)はいくら物が散乱して散らかっていても平気なのだが、一歩縄張りから外に出ると(つまり泊まり先や職場においては)、別人のように几帳面になってしまうのだ。物をあまり広げないし、冊子や本の並び順やペンの向きまでキレイに揃えてしまうほどだ。職場の机と自宅の部屋の主が同一人物とは到底思えない。もっとも、その両方を知っている人間は私本人の他にはいないので、証人は誰もいないのだけれど。 自宅の部屋は、狭い中に物(大部分は本)が溢れかえっており、混沌たる様相を呈している。ちょっと油断すると、埋め尽くされて畳が見えなくなってしまう状況だ。まるで売れない作家の部屋のようだ。 しかし、物が散乱していて他人にはカオスのように見えても、何がどの辺に堆積しているか、私自身には大体分かっているのだ。だから勝手に片付けられてしまうと、何がどこに行ったか分からなくなってしまって、非常に困るのだ(この現象を私は地殻変動と呼んで恐れている)。 この部屋ではさすがにもっとお行儀よくしているけど、それでもかなり、室内が生活感溢れる感じになってきた(婉曲的表現)。 長期間滞在だからという事もあるし、部屋があまりにも居心地がいいためでもある。本当に自由で快適で、いい宿なのだ。 さて、今日の昼に食べた食事のことを書こう。 今日は宿から徒歩5分ほどの所にある、「Karijola/カリヨラ」というピザハウスに行った。「薄焼きピザの店で、他の店よりちょっと高めだが美味しくて人気がある」という評判を聞いていたので、一度行ってみようと思っていたのだ。 もうすぐ午後1時半という時間帯、お店は屋内にもテラスにも、たくさんのお客さんが入っていた。客層も様々だ。 私がオーダーしたのは、ハムとマッシュルームが入ったトマトソースの「ミックスピザ」。47kn(約720円)だから、他のピザハウスの値段と比べると、なるほど、10kn(約150円)前後高い。それでも日本と比べたら相当安いと言っていいだろう。また、大きさもデカイし…。さあ、今日も一人で完食できるだろうか!? バーン!皿からはみ出すこの迫力!…いや、はみ出すっていうか、皿、全然見えてない! 例によって巨大!だが、ナイフを通してすぐに分かったが、この店のピザは本当に薄焼き。クリスピー生地っぽくて、サクッ、カリッとした食感。耳の部分は(ちょっと焦げちゃってるケド)カリカリのパリパリだ。具の方も、オーソドックスだが、間違いのない味。 このアングルから、生地の薄焼き具合が伝わりますでしょうか?(耳、カリッカリです) 出てきた時は、大皿を覆い隠すその大きさにおののいたピザだが、以外にもアッサリと完食してしまった。やっぱり生地の厚さっていうのが、ボリュームに非常に影響するようだ。生地が薄いと、結構軽く食べられてしまう。 以前の私だったら、これで心に一点の曇りもなく満足していたことだろう。 しかし…。今の私は、以前の私ではない。 あの、スロヴェニアで食べたピザが、私を根本から変えてしまっていたのだ。あのピザを食べた日を境に、私の中の時代は「ビフォー・スロヴェニア」から「アフター・スロヴェニア」へと変わってしまった。 あの味を知ってしまった後では、「美味しいけど、でもあのピザは超えていない」と、どうしてもそう感じざるを得ないのだ。ああぁ、どうしよう。そんじょそこらのピザでは満足できない体になってしまった。これでは、どこのピザを食べても(日本に帰ればなおさら)ぞっとしない。ピザを食べたくなる度にスロヴェニアまで行けというのか。もう駄目だ。あの味が忘れられない…。 そういう訳で、非常に美味しかったのだけれど、どうにも複雑な気分になってしまった「アフター・スロヴェニア」の初ピザ体験だった。 でもこのお店、もう1種類食べたいピザがあったので、また今度行こうと思います。 - - - - - - 余談だが、この記事の入力中、「生地が薄い」と書こうと思ったら「記事が薄い」と変換されて気持ちが折れそうになった。ごめんなさい、と誰にだか分からないけど謝っておく。
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11月7日(日) - - - - - - 今日もいい天気で温かいザグレブ。この時期にこんなに晴天が続くのは珍しいそうな。 そんな上天気の日に家の中で仕事するのはもったいない気もするのだけど、なんか色々疲れが出てきたので、この日は外出せず、ベッドに寝っ転がって窓から青空を眺めながら、仕事したりブログを整理したりしていた。 社長も遠くにお出掛けになり、私も当分外に出たり人と会ったりする仕事はないので、今までの緊張が緩んで疲れが出たのかも知れない。 食事もあんまり大した物を食べなかったので、今日はネタ的にはイマイチだ。 そこで今日は、以前サモボルに出掛けた時のことを書いた記事の中で紹介しそびれてしまった小ネタをまとめて公開します。 - - - - - - 昼食を取ったレストランで、一緒に注文した「はちみつ入り紅茶」。 はちみつはパックされた小袋で付いてきて、自分で入れる方式。それはいいのだが、はちみつ15g×1袋に、砂糖5g×3袋が付いてきた。これだけで1日分の糖分摂取量に達してしまいそうな勢い。これって、クロアチアの標準なのだろうか…。 確かに、私が知っている限り、クロアチアの人達は、男性も女性も飲み物に砂糖をたくさん入れて飲むのが好きなように見える(勿論そうじゃない人もいるけど、傾向として…ということで)。コーヒーや紅茶にも大体2袋は入れているし、ホットチョコレートにさらに砂糖を入れて飲んだりもする(私はそのまま飲んで十分に甘いと感じたが)。 酒もイケるが甘い物もイケる、両刀使いの人が多いのだろうか? ちなみに写真の紅茶、私ははちみつだけ入れて頂いた。十分に甘くて美味しかった。 - - - - - - これはセクハラではないのか? 上記のレストラン(Samoborska Klet/サモボルスカ・クレット)の入り口右手で発見(おそらくレストランではなく、その隣の家もしくは施設の所有物)。 これは、馬…なのだろう、多分。少々脚が短い気もするが、耳が長いわけでもないので、ロバではなく馬だと思う。 しかし、そもそもこれが何なのかもよく分からない。置物?飾り物?それとも、所在無げに置かれてはいるが、本来は実用的な何かなのか?そして、一体どうしてこういう造形になっているのか?「その部分」を強調する意図は何なのか?何らかの実用的な部分(取っ手など)なのか?そうだとしても、「この部分」をそれに充てる必然性はあったのか?…さっぱり分からない。制作者の意図が見えんのよ。うーむ…。取扱い(と目のやり場)に困ってしまう物件である。 だけどよく考えたら、日本の信楽焼のタヌキの置物なんかも、初めて見た外国人は、すごく驚くんじゃないか。多分、写真に撮るよね。一体何を思いながらシャッターを切るのであろうか…。 - - - - - - サモボル博物館に展示されていた、19世紀のドイツ製ストーブ。このストーブ、よく見たら… 本物の(?)足がある!! この狛犬かシーサーのようなゴッツイ足の付いた調度品って、他にも見たことがある。教会の道具とか、ランプとか。多分、色々な物に付いているんだと思う。どうしてこういう造形になっているんだろう? この足があるだけで、何だか九十九神が憑いているみたいに見える(古い物に魂が宿るっていうアレです)。 - - - - - - ハイキングコースの途中、なぜかこの一画だけにあった手すり。 コースはそんなに狭かったり危険だったりするわけではないが、一応山道で、その片側は、大体そのまま急な山の斜面になっている。万一足を滑らせたりして転がり落ちれば、命を落とすことまではないとしても捻挫や打撲、悪くすれば骨折ぐらいするだろう。でも、特に手すりもロープも設置されてはいないし、注意書きの札も立ってはいない。この手すりがあった一画も他の場所と同じような感じに見え、特にここだけが危険と思える風ではなかったのだが、なぜかこの一部分にだけ手すりが設置されていた。 思えば城壁の所も、石壁がそのまま残されているだけで、自由に歩き回ったり上に登ったりすることができた。結構危ない所まで(こちらは、万一落ちたら間違いなく命に関わるレベル)、行こうと思えば勝手に行けてしまうのだ。でも、柵もロープも何も無かった。その辺は完全に「自己責任」ということなのだろう(ヨーロッパ的…と言えるのだろうか?)。 色々な意見があるとは思うが、私の個人的な感覚で言うならば、日本のように過剰なまでの注意とがんじがらめの規則や禁止事項によって守られる「過保護」な状態よりも、「勝手にしていいけど、何かあったら自分の責任」というやり方の方が好きである。 - - - - - - 聖アナ教会のそばにある「十字架の道行き」の「ステーション」。 聖地エルサレムにある「悲しみの道(ヴィア・ドロローサ)」は、イエス・キリストが十字架を背負って歩いたとされる道である。ここを訪れた巡礼者は、主イエスの足跡を辿り、死刑宣告から十字架での死、そして埋葬までの14の出来事にまつわるそれぞれの場所で主の苦しみを想い、祈りを捧げるのだという。 フランシスコ会の司祭によって広められ、各地の教会に設置されるようになったという「十字架の道行き」には、一定の道筋の中に、これら14の出来事を絵画やレリーフなどで表した「ステーション」が順序立てて置かれている。信者はこの道を辿り、各ステーションの前に来ると、それぞれの場面でのイエスの苦しみを想って、静かに祈りを捧げるのだ。それゆえ「ステーション」は、「祈り場」と訳されることもある。(上の写真、左は第2ステーション、イエスが十字架を担わされる場面。右は第4ステーション、イエスが母マリアに出会う場面) サモボルの聖アナ教会の前に置かれた第1ステーションから順にステーションを辿って山道を登っていくと、やがて3つの白い十字架が見えてくる。真ん中の十字架にはイエスの像。これは第12ステーションで、イエスが十字架上で息を引き取る場面を彫像で表したものだ(他の13のステーションは、1枚目の写真のようなレリーフが施されている)。 イエスの像の前には、供えられたばかりと思しきいくつかの花。こういう物を見ると、人々の生活の中に信仰が息づいているのを感じ、「キリスト教の国なんだなぁ」と改めて思わされる。 - - - - - - 後光がさして、何やら神々しい写真になっていますが…。 聖アナ教会があるアニンドルという地区に建つこのモニュメントは、1937年8月1日、この地でクロアチア共産党の結党大会が開かれたことの記念碑。 ユーゴスラヴィア共産党の一部(クロアチア部分)としてこの地で産声を上げたクロアチア共産党は、その後、この国の激動の歴史の中で、クロアチア共産主義者同盟(1952年)→クロアチア共産主義者同盟=民主変革党(1990年)→クロアチア社会民主党=民主変革党(1992年)→クロアチア社会民主党(1993年)と改称・改組され、現在に至っている。 クロアチア社会民主党は現在野党ではあるが、今年、2010年初めに行われた大統領選挙に勝利してクロアチア第3代大統領となったイヴォ・ヨシポヴィッチ氏は、同党の議会議員である。 - - - - - - 何とサモボルにもあった、極真会空手の道場! クロアチアでも、柔道、剣道、空手道などの武道は、割と盛んに行われている。ザグレブでも、道場や武道クラブ、あるいはそれらのポスターをいくつも見掛けた。 しかし、サモボルのような小さい町にまでこのような道場があるとは知らなかった。見付けた時には思わずテンションが上がって、カメラに収めてしまった。 しかし後日調べてみて分かったのだが、「サモボル剣道クラブ」などもあるのだった。 武道は、思った以上にクロアチア国内に浸透しているのかも知れない。 - - - - - - おしまい!
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11月6日(土) - - - - - - 今日もザグレブは晴天。気持ちのいい青空が広がっている。 ああー、ブレッド湖に行った時にこの天気だったらなあぁぁ!!と未練がましい気持ちを引きずりながら、途中になっていたスロヴェニア旅行の記事を仕上げる。 クライアントのお店から頂いたデータCDの他、社長経由でもお店の基本情報が続々集まってきたので、それを日本語にして抜粋したり、使う写真を選んだり…という事をしていかなくてはならない。 こういう、パソコンに向かってちまちま作業する仕事は、人と向かい合って商談したりする事よりは、断然私に向いた仕事だと言える。 しかし残念な事に、私の仕事は丁寧な代わりに遅いのだ。昔からそうなのだ。 良く言えば、真面目で粘り強い完全主義者。そしてマイペース。 幼稚園の時のお弁当の時間も、皆が食べ終わって外に遊びに行っても、私は気にせず一人教室に残り、黙々とデザートのフルーツまで完全に平らげていた。そんな私を先生はいつも、「残さず食べて偉いね!」と褒めてくれたものだった。 だが、何事につけスピードが重視される現代社会において、このような特性が必ずしも評価の対象になるとは限らない。今ではもう、私がお弁当を残さず食べても褒めてくれる大人は周りにいない。世知辛い世の中になったものである。 さて、仕事の遅い私が朝からパソコンに向かって没頭していると、気が付いたら午後1時を回っていた。 天気もいいから、外の空気を吸いがてら、何か食べにいくか、と思い立つ。 以前シーフードピザとシーフードスパゲティを食べた近所のピザハウス。まだ名前を紹介していなかったが、「VIVA」というこの店。本当に近くて(徒歩2分)、値段も手頃なので(メインが550〜800円ぐらい)つい足を運んでしまう。土・日も平日と同じく23時まで営業しているのも心強い。 いやあ、この店のスパゲティは、実に「私用のアルデンテ」なのだ。茹で過ぎてちょっと膨張してる?ソフト麺かい!?っていうぐらいの(やや言い過ぎ)あの麺の茹り具合がたまらなく魅力だ。虜になっていると言ってもいい。 今日も中毒者のようにフラフラと引き寄せられて、スパゲティを頼もうと思っていたのだが、その直前で予定は覆されることになった。メニューを見ていて、気になる一品を見付けてしまったのだ。 「Rižoto Diavolo」(ディアボロ風リゾット)…。「ディアボロ」って何だっけ? ええと、入っている物は、小エビ、カレー、ワイン、唐辛子、ニンニクとある。 カレーリゾット!美味そうじゃないか!それに唐辛子だって。そういえば、クロアチアで辛い料理ってあんまり食べた事ない気がする。わー、カレーっていう字を見たら、何だかいきなり食べたくなっちゃったなぁ! というわけで、直前で意志を翻し、この「ディアボロ風リゾット」を頼んでみたのだ。 この店は1階(地上階)が全部客席になっていて(テラス席もある)、厨房はレジ脇の階段を下りた地下にある。オレンジジュースをチビチビ飲みながら待っていた私に、階段を上ってウェイターさんが運んできてくれたものは… 卵雑炊…ではありません。 想像より薄い色味のカレーリゾット…いや、ディアボロ風リゾット(だからディアボロって何!)。 早速一口、味わってみると…。 !!!! こ、これは…!!私は驚愕した。 「カール」(お菓子の)だ!「カール(カレーがけ)」の味だ!!! そうか。ディアボロって、カールの事だったんだ(違うよ)。 いやぁ、これは時空を超えた奇跡の一致でしょうか。このメニューを、「カールのカレーがけをリゾットとして再現した一品です」と言って出されたら、一口食べただけで、誰しもその忠実度の高さに驚愕するはずだ(念のため、お菓子のカールというのはコレのことです)。 カール(カレーがけ)を愛する私にとっては、勿論このリゾットも美味しかった。朝から何も食べていないせいもあったかも知れないが、カールを食べ始めると止まらないように、このリゾットも夢中で食べた。夢中で食べ続けて、さらに食べて、食べ続けて…えーい、食べても食べても終わりませんがな!量、多過ぎ!(涙) まあ、最初に出てきた時に分かってましたが。2〜3人前はあるよ、コレ。大皿にドーン!だもん。 ちょっと意外だったのが、リゾットの米の煮具合。スパゲティと違って、こっちには芯があった。私もさすがに、リゾットに関してはあまりベチャベチャなのはいただけないと思っているのだけど、個人的な好みとしては、もうちょっと柔らかくてもいいかなぁという気もした。 とにかく、その芯の残った食感のせいもあって、やたら食べ応えがある。今日はサラダとか付けずに、これ一品で頼んでおいてヨカッタ!時間はかかったが、何とか完食(ベルトの穴2つ緩めました)。何だかんだ言って全部食べられてしまうのは、結局美味いからなんだろう。 私はクロアチアでこのような食事をする度にいつも思い出すことがあって、それは坂口安吾の「安吾の新日本地理 長崎チャンポン−九州の巻−」という作品の中の一節である。安吾が長崎でチャンポン屋に入り、そこで出てきた長崎チャンポンがあまりに巨大で大量である事に驚き、「長崎チャンポンの法則として一度に一日ぶんのチャンポンを買って三度の食事ごとにここへ通ってきて三度目に食いあげる」のだろうか、と考察する部分。 まさしくここのレストランでは、この一皿が私にとっては一日分の食事に匹敵するのだ(食事ごとに通ってくるわけではなく、「食いだめ」をしているわけだが)。 事実、この日は夜になっても全く腹が空かず(というより満腹感が持続し続け)、次の日の昼過ぎになってようやく「何か食べようか」という気になったぐらいだ。だから実質4食分だ。 このディアボロ風リゾット、このレストランでは高い方の部類で50kn(約780円)だったのだが、これで4食分賄えたと考えれば、一食当たり195円の計算になる。とすれば安いものだ。 卵を飲み込んだ蛇のように満腹して一息ついていると、ウェイターさんが来たので、「ほら、全部食べた!」と言ったら、彼はニッコリ笑いながら「Bravo!」と言ったのだった。ごはん全部食べて褒められた!幼稚園の時以来だ。ここにはまだ、私の長所を見出して褒めてくれる大人がいたのだ。やっぱり私は、クロアチアでこそ認められる人間なのかも知れない(最近可哀想なので、しばらく夢見させといてやって下さい)。 帰ってきてから調べてみると、「ディアボロ風」はイタリア語で「悪魔風」という意味らしく、諸説あるようだが、唐辛子など、舌がピリピリするようなスパイシーな調味料で味付けされた料理のことをそんな風に言うらしい。
確かにカレー味だったけど、舌がピリピリするほど…ではなかったなぁ。唐辛子が入ってることなんて忘れてたし…。 それよりも私にとって「悪魔的」だったのは、やっぱりあの「量」でしたよ。んんー、でも食べちゃうんだよねェ、全部(笑) |
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11月5日(金) - - - - - - 昨日回ったクライアントのうち、スタッフ写真を今日撮らせて頂くことになったのは、「Ethno Style/エスノ・スタイル」というお店。こちらの記事でも紹介したが、ザグレブ周辺地方の伝統的な民族衣装や刺繍を扱うお店だ。 昨日(分)の記事にも書いたが、お店のご主人が、「どうせなら俺の写真より娘の写真の方がいいだろう(笑)」とおっしゃり、娘さんは昨日私達が訪れた時間にはお店にいなかったので、今日の午前中に私一人で再度お店を訪れて、写真を撮らせて頂くことになったのだ。えー、一人でちゃんとできるかしら?(と社長も別の用事をしながら思っていたかも知れない。) この用事を済ませた後は、12時に社長と一緒に「CROATA/クロアタ」(ネクタイ・スカーフのクロアチア大手ブランド)のオフィスに伺って社長は契約書サイン、私は各店舗の情報や写真を収めたデータCDの受け取りを行う予定である。 エスノ・スタイルの訪問は特に時間を定めず「午前中に」という事だったので、その後の予定も考え、余裕を持って10時ぐらいにお店を訪れた。 「こんにちは」と入り口で声を掛け店内に入っていくと、この日は娘さんが一人でお店にいた。先週、最初に訪問した時にお会いしているので、私の事を覚えていてくれた。 せっかくだから、というので、お店に飾ってある民族衣装のシャツとベストを着て、スカーフをまとって頂く。お店の中で場所を変えて何枚か撮影し、ご本人も納得のいい写真が撮れた。 「この写真、送ってくれる!?」との事でメールアドレスを教えて頂き、私も自分の名刺を渡す。書くのを忘れていたが、先月の28日に、出来上がったばかりの新しい名刺を受け取ったのだ。例の、クロアチア語と日本語のリバーシブル名刺!うふふふー♪100枚もある! 手書きでもらった彼女のアドレスを復唱して確認し、「必ず送ります!」と約束。彼女は「何か聞きたい事や、私に手伝える事があったら、連絡してね!お店にもいつでも来てくれていいからね!」と言ってくれた。嬉しいー!ありがとうございます!! それで、ここでの用事はこれでおしまいという時に、彼女が「チョコ食べない?」と言って自分の食べていたチョコ(かじりかけじゃなくて、割ったやつですよ!)を私に分けてくれたのだった(子供におやつをくれる感覚で…というわけでは、たぶんないと思う)。 そしたら、このチョコが非常に美味しかったのだ!大体クロアチアのチョコは美味しくて私は大好きなのだけど、このチョコはすごくシンプルな美味しさが際立っている…というのか。脂っぽさが無く、甘さは勿論あるけど、それがベットリと後に残るという事がない。それに、カカオの風味とのバランスがちょうど私好みだ。中に入っているパフの量とサクサク具合も、チョコの味を邪魔しない絶妙のアクセント。これはクラシュ(クロアチアの超有名な菓子メーカー)のチョコより美味いぞ!? 私が大喜びで食べていたら(やっぱり子供かも知れない)、「このチョコは、近所にあるもう1軒のクロアチアの伝統製品を扱っているお店で買ったんだ」と教えてくれた。私がそのお店を知らないと言ったら、「番地は分からないけど、すぐ近くだから、もしちょっと時間があるなら、今行ってみる!?」ということで、何と彼女は、お店を空けたまま私をそのもう1軒のお店まで連れて行ってくれたのだった。 そのお店は、エスノ・スタイルと同じ通り、坂道をちょっとだけ上って行ったところにあった。 「Miris dunja/ミリス・ドゥーニャ」(マルメロの香り)という店の名が示すとおり、黄色いマルメロの実がシンボルになっていた。 ◆Miris dunja/ミリス・ドゥーニャ ・住所:Radićeva 37(イェラチッチ広場から、青果市場へ上がる階段の左の道を上がっていった所の左手。Ethno Style、zlatar-filigranのちょっと先) 全て自家製、手作りの品。ケーキ、チョコレート、ハーブ・ラベンダー製品、お茶、スパイス、はちみつ、ジャム、ワイン等のほか、ガラス製品やアクセサリーもある。 お店のご主人は、とても穏やかで優しい雰囲気の長身の男性。エスノ・スタイルの娘さんが、彼に私の事を紹介してくれた。彼女が「じゃあ、私は行くね!」と帰って(自分のお店があるので)、このお店のご主人が私に、それぞれの商品のことを説明してくれた。 チョコレートは私が感じた通り、砂糖を少なく、カカオを多めにして作っているとのことだった(でも、決して苦味があるわけではない。マイルドで美味しいのだ)。他の製品も、砂糖を少なくして素材そのものの味を活かし、健康志向で作られているとのことだった。これはクロアチア土産のお店として、非常に魅力的だ。お店の雰囲気もいいし。案の定、日本人のお客さんもたくさん来ているとのことだった。 ご主人は喜んで店内の写真を撮らせて下さり、「またいつでもおいで」と言ってくれた。私は断然このお店に興味を持ってしまい、ご主人と名刺交換してからお礼を言って店を出たのだった。 興味を持ったというのは、ここの製品を自分でも買って食べたいという意味と、うちの会社がこのお店とも、是非提携できないだろうか、という意味の両方においてである。社長はこのお店のことを知っているのかな?わぁ、もしかすると、新規クライアントを開拓してしまったのかも!! とか何とか、半分浮かれ気分で坂道を下り、広場の方へと戻った。 帰りがけ、勿論エスノ・スタイルに顔を出し、娘さんに「すごくいいお店でした!」と、よーくお礼を言ってきた。本当にありがとうございます! 広場に着いて、まだ12時には時間があるなーと思っていたら、ちょうど社長から電話。クロアタのデータが今日揃わなかったので(店舗が複数あるため)、データCDは後日郵送で私の所に送るようにするとの事。よって、今日12時からの私の仕事はキャンセルとなった。はれま。 それじゃあ、昨日もらった分のデータから仕事に取り掛かるとするか…という事で、部屋に戻ることにする。 歩いて帰ったけれど、何だか暑い!晴れた日の日中は、こちらも結構あったかくなるんだけど、今日は温かいを通り越して暑い。上着を着ていられない…というか、半袖の人もいるぐらいだ(後で調べたら、この日の最高気温は17℃だった)。 ホテルのある通りまで戻ってきた時、面白い事があった。 小学生の男の子2人とすれ違ったんだけど、その後、その子達が後ろから「コンニチハ!」って言うのだ。ははは、よく(中国人や韓国人じゃなく)日本人だって分かったなぁ。振り返って私も「コンニチハ!」と言ったら、今度はその子達、お辞儀をしながら「コンニチハ!」と挨拶した。まー、小さいのによく知っていること!私も勿論、お辞儀をしながらもう一度「コンニチハ!」と挨拶しましたよ(笑) まあ、それだけで「じゃあねー!」って別れたんだけど、可愛かったなぁ。 昼は適当にパンとシリアルで済ませて、午後から夜まで部屋で仕事。 お店から頂いたデータを元に、Webデータを作り始める。 後は、エスノ・スタイルの娘さんに、早速写真とお礼のメールを送ったり、ミリス・ドゥーニャのお店の情報について社長に報告のメールを送ったりした(社長はこのお店について、詳しい情報は知らないとの事だったので)。 これからパソコンに向かう仕事が多くなるなー。
座っているとどうしても脚がむくむので、ベッドに寝っ転がってパソコン広げてます。ゴロゴロ。 |
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11月4日(木) - - - - - - 今日はまた社長と一緒にクライアントの所に出掛ける。先週訪れた6軒のお店全てとの契約が決まったので、今日は書面にサインして本契約を交わすのだ。勿論私は、それに関してはただ見守るだけなのだが。 しかし、ただ見守るために同行するのではない。うちの会社のWebサイトに載せるためのお店の情報(を入れてもらったCD)を受け取ったり、後は前回足りなかった写真を撮らせてもらったりするのだ。いくつかの商品写真、そして、お店の店主やスタッフの方の写真だ。やっぱりどんな人がお店にいるかが分かった方が、何となく親しみやすいというか、お店に足を運びやすいような気がするのだ。 一応12時から回るつもりで用意しておくように、との事だったので、それに合わせて支度をして部屋を出たが、途中で社長から電話があり、クライアントの都合で13時以降に変更となったとの連絡を受ける。 13時に、例の如くイェラチッチ広場の時計の下で社長と待ち合わせることになった。 丸1時間ほど時間があるが、朝大きいサンドイッチを食べて来たのでお腹は空かない。何をして時間を潰したもんかと思いながらそのまま広場に向かうと、そこには普段よりずっとたくさんの出店が開かれており、何やらステージまで設えられて、人が集まっている。とにかく賑やかな事になっているではないか。一体何事だろう? これは北クロアチア(ザグレブ周辺地方)伝統の民族衣装と音楽・踊りだ! ワインのお店。店の装飾がいかにもザグレブ風。ラブリー! こちらにもワイン。飾られた民族衣装と、民族衣装姿の人形達が可愛い。 これは美味そう!自家製ソーセージとハムの店。 手作りのおもちゃや民芸品を売る店も。木のおもちゃって、何だかあったかいよね。 他にも手作りのチーズ、ジャム、はちみつ等々が売られており、要するにこの地方の「産業まつり」的イベントであるらしい(後で社長に聞いてみたら、時々この種のイベントが開かれているとのこと)。 ステージを見たり、店を覗きながらウロウロしているうちに、あっという間に1時間が経った。ちょうどステージの裏手になっている時計の下に行って社長を待つ。 合流後、クライアントを順番に回って、予定通り社長は店主と書類にサインを交わし、私はお店の資料を頂いたり、写真を撮らせてもらったりした。ただ、1軒のお店はご主人が「俺の写真より、娘の写真の方がいいだろう(笑)」との事だったので、娘さんがお店に出て来られる明日、私だけもう一度来て、写真を撮らせて頂くことになった。 今日回る予定のお店を全部回ったところで時刻は3時。 最後のお店のすぐ前のオープンカフェで、社長とミーティング。 まず、私の立場(私と会社との契約形態)や日本支店設立問題について社長が会計士と相談してきた結果、会社が十分に安定していない今の段階では、当面私は今まで通り、フリーランスの立場での契約形態を続ける事になった。だから、私が使った経費は私自身の方で処理する事となるが、それができるのかとか、どうやってやるのかとかは、日本に帰ってから調べてみなくてはならない。フリーで仕事している人の経費って、どの程度認められるんだろう?税務署に行って聞けばいいのかな?まあ、それはとにかく、日本に帰ってからだ。 それから、私から社長に、これからやっていきたい事、必要と思われる事、中でも早急に実行していかなければならない「当社のWebサイトへの集客アップ」などについて、いくつかの提案をさせて頂いた。 社長はこの日も一日中忙しく、ひっきりなしに人と会っているらしい。 「4時までには終わらせないと…」と言っていたが、ミーティングは10分前に終了し、社長は私と別れて足早に去って行った。 …実はこの日、クライアントを回って移動している最中、社長から「今夜私の友人達が来る集まりがあるから、よかったらHideも来て下さい」というお誘いがあったのだ。ただし、「でも、あまり人と会いたくなかったら無理しないで…プレッシャーかけたくないので」…という控えめなお誘いではあったが(私がここに来た最初の日、「今の私は人と会う事が好きじゃないし、むしろ苦痛になっている」という話を社長にもしてあったからだ)。 私は言下に「ああ…それはご遠慮させて頂きます。すみません」とお断りしてしまったのだった。…ほらね。これが昔の私だったら、「クロアチアの人と知り合えるチャンスだ!」って思って、一も二もなく「いいんですか!?伺います!」って尻尾を振りながら答えていたはずなのだ。今よりもさらに言葉ができなかった頃にもかかわらず、だ。 人付き合いに対して臆病・億劫になっていて、人と会いたくない、知り合いたくない…という事もある。誰が来るか分からないパーティーみたいな場は特にそうだ。社交は苦手。 それに、仕事上で関わっている人(この場合は社長のことだが)とは、純粋に仕事の範囲だけの付き合いにとどめたい(職場の人とは、職場以外のところでは会いたくない)と思っているからでもある。これはまぁ、昔からその気はあったかな。職場の飲み会とかイベントとか大っ嫌いだったし。 本来なら、義理を立てて参加するのが筋だったのかも知れないけど、行ってから失礼な事になってしまったら余計にご迷惑をかけてしまうので、初めからお断りさせて頂いたのだ。 いや…違う。そうじゃないな。この理屈は「後付け」だ。 社長に返事をした時、私はこれが、「非常に義理や礼儀を欠いた行為だ」とか「社長のご好意を無にすることだ」とか、そんな事を考えるより先に、とにかく「断りたい」「そこには行きたくない」と強く思ってしまったのだ。そしてそのまま言葉と態度に表してしまった。もう、大人としてダメダメだ。 はー…何だか疲れる(そもそも「社長と一緒に行動する」というシチュエーションが緊張するのは当たり前のことではあるが)。前よりもっと疲れるし、緊張する。 余計な事は考えず、仕事に集中するしかないのだが、何だか自分自身が甚だ心許ない気分である。 そういえば、回ったお店の中に、リラックスしたり疲れを取ったり心身エネルギーを上昇させたりするお茶とかアロマを売っているお店があった。ちょっとそれを試してみるのもいいかも知れない。あと、頭が良くなるお茶(チョコでもラキヤでもいい)があったら、それも欲しいと思う。
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