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クロアチアの社長が、私の名刺のデザインを考えてくれている。 先日、その事で意見を聞かれた時(肩書きをどうするかと聞かれた時だ)、私は、「社長の名刺みたいに、表と裏で、日本語とクロアチア語のリバーシブルになった名刺が使えたら嬉しいです」という希望を述べておいたのだった。 昨日スカイプで仕事の打ち合わせをした折、その件について、社長にこういう事を確認された。 「名刺の件なんだけど、Hideは日本語とクロアチア語のリバーシブルがいいの?それとも日本語と英語のリバーシブルにする?」(ちなみに社長は、両方のバージョンのを持っているそうだ。) それで、私はお答えしたわけである。「クロアチア語と日本語のリバーシブルのが欲しいです。英語はいりません」と。それはもう、脊髄反射のような速さで。これ以上はないという明確さで。この断固たる姿勢とブレない方針は、どこかの国の政治家に見習わせてもいいほどだ。 この辺りの事情や背景については、私と英語について書いた過去の記事(コチラやコチラやコチラ)を読んで下さった方は既にお分かりかと思う。 確かに、今現在私は、英語の能力が無いばかりに、総合旅行業務取扱管理者試験の海外実務分野において200点中40点の失点を覚悟しなくてはならないピンチに追い込まれている(この分野での足切りラインは120点だから、英語の40点を全て落としても合格はできる。ただし他分野で僅かしか失点できなくなる分状況が厳しくなるのは事実)。しかしそれでも、「ああ、やっぱり英語は大事だなあ。これからは英語の習得を目指して勉強するようにしよう」なーんて殊勝な事を思ったりは絶対にしないのだった!英語なんて、いらないいらない! とは言え、私も英語の価値を全く認めていないというわけでは決してないのである。 英語を社内の公用語にした日本企業があると聞くが、これなど大変意義のある試みだと思う。社内で英語しか喋ってはいけなくなったとしたら、まず第一に、余計なことを一切喋らなくなるだろうから、勤務中の私語がなくなり、仕事が速く片付くようになるだろう。上司や先輩の下らないダジャレやオヤジギャグから解放される利点も見逃せない。第二に、必要なことも喋らなくなるだろうから、物静かで多少の事では文句を言わない忍耐強い人間が増えるだろう。言葉の主な機能は意思の伝達であるが、会社内で伝達される意思なんて、そもそもロクなものがない。少なくとも愉快なものではない。誤った主張、身勝手な命令、不条理な叱責や詰問など、なくてもいい発言か、ない方がいい発言がほとんどであろう。英語公用語化によってこれらがサッパリなくなったとしたら、だいぶ職場の環境が良くなるはずである。私が以前勤めていた会社こそ、英語公用語化が必要な会社だったと思う。 で、私の名刺は結局希望通りに、クロアチア語と日本語のリバーシブルで作ってもらうことになった。モノが名刺であるだけに、書いてある情報は、会社名のほか、名前やアドレスや電話番号だけである。だからクロアチア語といっても、見た目はそれらの情報がローマ字書きしてあるだけで(クロアチア語は英語と同じくラテン文字で表記する)、クロアチア語でも英語でも大して違いはないとも言える。違いといえば、肩書きの名称がクロアチア語で表記されているのと、会社名の「有限会社」にあたる部分が"d.o.o."(クロアチア語で「有限会社」の略称)となっていることぐらいだ。私が名刺を渡す可能性があるのは日本人かクロアチア人(もしくはその周辺国の人)だけだから、この名刺で完全に用が足りるのである。クロアチア語と日本語のリバーシブル名刺っ♪あー楽しみ!! 誤った英語至上主義を打破し、英語を唯一の言語だと思っている連中の目を開くためにも、絶対に英語を話さない私のような人間の存在を是非とも知らしめる必要がある。そうすればいつの日か彼らも、英語の不完全さと自分達の浅はかさに気付くであろう。少なくとも、私の愚かさには気付くであろう。 念のため申し添えておくと、社長を始め、私以外のスタッフは英語に堪能である(社長はイタリア語とスペイン語もできる)。だから私の母などは、私がこのような会社で働いていけるのかと大層心配しているのであるが、私は英語なんか勉強するヒマがあるのなら、クロアチア語をもっと磨いていきたいと考えているのである。私に英語を勉強しろというのは、ヒマシ油一升飲む努力をしろと言うようなものだ。そんな事は意味も無いし、やりたくもないし、そもそも体に合わないのだ。 だから、とにかく英語はいらないし勉強しない。試験当日、一応問題は読むけど、分からなかったら全部選択肢"b"にマークしてやるっ!社長、私に英語力の加護を!!
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