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今日10月8日は、クロアチアの独立記念日で祝日である。 ご存知の通り、クロアチアは1991年に当時のユーゴスラヴィア(社会主義連邦共和国)から独立したのだが、この「独立記念日」(Dan neovisnosti/ダン・ネオヴィスノスティ)は、1991年10月8日に、クロアチアの国会がユーゴスラヴィアからの離脱を決定したことを記念する日である。 クロアチアの祝祭日には、大きく分けて国家的なものと宗教的なものの2種類があり、国家的祝祭日には、独立や独立戦争にちなんだものが他にもいくつかある。 6月25日は「国家の日」(Dan državnosti/ダン・ドゥルジャヴノスティ)と呼ばれ、1991年のこの日に独立宣言がなされたことを記念する(独立記念日と少々紛らわしいが)。 また、8月5日は「勝利と祖国感謝の日」(Dan pobjede i domovinske zahvalnosti/ダン・ポビィエデ・イ・ドモヴィンスケ・ザフヴァルノスティ)と呼ばれ、1995年の「嵐作戦」決行日にちなんだものだ(クロアチア軍はこの4日間の軍事作戦によってセルビアから占領地をほぼ完全に奪還し、現在の領土を回復した)。 ついでと言っては何だが、いい機会なので、クロアチアの祝祭日について一覧を挙げておこう。 ◆元日(Nova godina/ノヴァ・ゴディナ) 【1月1日】 新年を祝う祝日。お正月である。 ◆公現祭(Sveta tri kralja/スヴェータ・トゥリ・クラーリャ) 【1月6日】 「東方三博士の日」「三賢王の日」などとも言われるカトリックの祭日。幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝を記念する。 ◆イースター(Uskrs/ウスクルス) 【移動祭日】 日本でも知られるようになってきたイースター(復活祭)は、イエス・キリストの復活を祝う宗教祭日。「春分の日以降の最初の満月の次の日曜日」で、毎年日付が変わる。2010年は4月4日、2011年は4月24日。 ◆イースター・マンデー(Uskrsni ponedjeljak/ウスクルスニ・ポネディエリャク) 【移動祭日】 イースターの翌日。つまり、日曜から月曜にかけて連休となる。2010年は4月5日、2011年は4月25日。 ◆メーデー(Praznik rada/プラズニク・ラーダ) 【5月1日】 労働者の祭典、メーデー。クロアチアでは祝日である(日本ではその頃ゴールデンウィークではあるが)。 ◆聖体節(Tijelovo/ティイェロヴォ) 【移動祭日】 最後の晩餐において伝えられたキリストの聖体(体=パン、血=葡萄酒)に由来するカトリックの祭日で、イースターの60日後にあたる日(すなわち木曜日となる)。2010年は6月3日、2011年は6月23日。 ◆反ファシスト闘争記念日(Dan antifašističke borbe/ダン・アンティファシスティチュケ・ボルベ) 【6月22日】 第二次世界大戦中の1941年のこの日、スィサク(Sisak)という町で、パルチザン(ドイツ軍など枢軸国の占領軍や、当時ナチスの傀儡政権として樹立されたクロアチア独立国の民族主義勢力に抵抗して闘った組織)が結成されたことに由来する祝日。 ◆国家の日(Dan državnosti/ダン・ドゥルジャヴノスティ) 【6月25日】 前述の通り、1991年の独立宣言を記念する国家の祝日。 ◆勝利と祖国感謝の日(Dan pobjede i domovinske zahvalnosti/ダン・ポビィエデ・イ・ドモヴィンスケ・ザフヴァルノスティ) 【8月5日】 前述の通り、1995年の「嵐作戦」の決行とクロアチアの勝利を記念する国家の祝日。 ◆聖母被昇天祭(Velika Gospa/ヴェリカ・ゴスパ) 【8月15日】 日本では終戦記念日にあたるこの日はカトリックの宗教祭日で、聖母マリアが天に昇ったことを祝う。聖母マリアを祀った各地の教会には人々が集まり、盛大なミサが催される。 ◆独立記念日(Dan neovisnosti/ダン・ネオヴィスノスティ) 【10月8日】 前述の通り、1991年に、国会がユーゴスラヴィアからの離脱を決定した日。 ◆諸聖人の日(Svi sveti/スヴィ・スヴェーティ) 【11月1日】 「万聖節」とも言われ、全ての聖人と殉教者を記念する日。また、翌日の11月2日は「死者の日」(Dušni dan/ドゥシュニ・ダン)と言われ、全ての死者のために生者が祈りを捧げる日。この時期、人々は花とロウソクを持って墓参りにいく。日本の「お盆」によく似ていると言える。 ◆クリスマス(Božić/ボージッチ) 【12月25日】 ご存知、カトリック最大の祭日。クロアチアではこの日は「皆でパーティ」というより「家族で過ごす日」で、夜中の12時に合わせて教会へ行く。 ◆聖ステファノの日(Dan sv. Stjepana/ダン・スヴィエトグ・スティエパナ) 【12月26日】 宗教祭日で、キリスト教における最初の殉教者である聖ステファノの記念日。 * * * * * * クロアチアを訪れた経験がある方はご存知かも知れないが、クロアチアでは、日曜日には(土曜の午後も)ほとんどの店や施設が閉まってしまう。これは祝祭日も同様である。「最後の滞在日にお土産を買おう♪」と思っていたら、たまたま祝祭日や日曜日に当たってしまい、お土産買えないどころか身動き取れなくなったという話も聞く(特にザグレブでよくあるケース)。 土曜・日曜はカレンダーを見ればすぐに分かるが、祝祭日については知っていないと分からないと思う。クロアチアに渡航される際には、事前に滞在日程中に祝祭日があるかどうかを調べておき、それに沿った計画を考えておくことをお勧めしたい。 Photo by Suradnik13(画像元:Wikipedija) ザグレブのシュビチェヴァ通りにある記念プレート。「1991年10月8日、クロアチア国会はこの建物内において、ユーゴスラヴィアとそれまでの国家的法的関係を破棄する歴史的な決定を下した」 |
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2010年10月08日
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