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11月22日(月) - - - - - - 昨日マリオさん達と会って、自分の事についてあれこれ相談をした。 彼らがもたらしてくれた助言を思い出して心に刻みながら、もう一度問題を整理してよく考えている途中で眠ってしまったので、非常に訳の分からないシュールな(それでいて一部妙にリアルな状況の)夢を見てしまった。疲れた。 12時過ぎにミラさんから連絡があり、昨日と同じカフェでコーヒーを飲むことになった。 彼らは今日、飛行機でドイツへ戻るのである。 コーヒーを飲みながら「Hide、何か考えた?」と聞かれ、「はい、よーく考えてみました。自分のやりたい事は何かとか、今何をしなきゃならないか、とか…」と答えると、「あせる必要はないよ。でも、日本へ戻る前にこちらでも始められる事もあるから、少しずつやっていくといい」と言ってくれた。 彼らは、来年1月にまた日本に来ると言っていた。具体的な日にちが決まったら連絡してくれる。1月なら結構すぐだけど、その時にはもう少し安定した自分でいられるといいなぁ。…よし、何とかしよう。 その他にも色々話をした。クロアチアやドイツの冬の気候のこととか。 それに、ザグレブでオススメの「甘い物屋さん」(今風に言えば「スイーツ・ショップ」か。ケーキやパフェやアイスクリームの店)を3軒、チェヴァプチチの美味いレストランを1軒教えてもらった。これは近々、是非回ってみることにしたい。 それから、「Hide、一人で外に出る時には、必ず荷物に注意しなきゃいけないよ。必ず自分の足元に置いて、目を離さないこと。パスポートはどこに置いてる?部屋の中?ああ、それならいいけど。財布もね。財布を出す時には、十分注意するんだよ。ここは日本じゃないんだからね。安心していていいのは日本の中だけなんだよ」と注意してくれた。 日本も相当治安は悪くなって「安全神話」が崩壊して久しいと思うけれど、世界的に見れば、まだまだ安全で安心できる国ということか。 クロアチアも治安は良くて、欧州でもトップクラスの「安全な国」ではあるのだが、それでもやっぱり観光客がスリや置き引きの被害にあったり、住人でも空き巣に入られたりしているという。 慣れてくると気が緩むし、ここザグレブは首都で大きい街だから、前にいたシベニクなんかとは人や街の雰囲気も全然違う(小さい街はもっとのんびりしていて、単独行動や深夜の外出でも全く危機感を感じない。勿論最低限の注意は必要だが)。 改めて、どこにいても「危機管理意識」はしっかり持っておこうと思った。 彼らのフライトは午後4時。支度して空港へ向かわなければならないので、1時間弱ぐらいで引き上げる事に。 昨日のコーヒー代は、私が半ば強引に払わせてもらったので(相談に乗ってもらったし、大体いつもマリオさんが払ってくれてしまうのだ。前回なんか食事まで。昨日は「今回は私の番ですぅーー!」とレシートを私が先に取ってしまって会計を済ませた。彼らは二人とも「Hide、ありがとうございます」と日本語で私に言った。お辞儀をしながら)、「今日は私達の番だよ!(笑)」と言って奢ってくれた。 しかも、「これ、良かったら食べて!」と、菓子パンまでもらってしまった。 1月の再会を約束して別れる。彼らは最後まで私を心配してくれた。私は心からのお礼を言って、彼らの旅の無事を祈った。 部屋に戻った後、もらった菓子パンを食べる。アンズジャムの入ったクロワッサンで、これが程良い甘さで美味しかった。袋を見ると、すぐ近くのパン屋(いつも行く方じゃない方の)だった。今度行ってみよう。 夕方、ちょっと早めの夕食を取るため街へ出掛けた。食事の後、教えてもらったスイーツ・ショップへ早速行ってみようという魂胆である。 食事は、この前感動的なフィッシュパプリカーシュを食べた「Vallis Aurea/ヴァリス・アウレア」へ。 日替わりメニューの中から、今日は「スラヴォニア風チョバナツ」を選んでみた。ここには色々なクロアチア料理があるようだが、中でもスラヴォニア地方(クロアチア東部の肥沃な穀倉地帯)の郷土料理が充実している様子。「Vallis Aurea」という店名自体が「黄金の谷」、すなわち、スラヴォニアのポジェガという場所辺りの肥沃な盆地地帯を指す言葉でもある。 ビアレストラン「ヴァリス・アウレア」店内。入ってすぐの所にビールを飲むカウンターがあり、その奥がテーブル席。食事の場合は奥へ。落ち着いたいい雰囲気の店だ。 「チョバナツ」というのは、これもまたスラヴォニアの名物で、パプリカを使った煮込み料理の一種。パプリカーシュにしてもグラーシュにしても、スラヴォニアはハンガリーのすぐ南に位置しているため、ハンガリー料理の影響が強いのだ。 「スラヴォニア風チョバナツ」!有名だが、私は初体験。 具が見えにくい写真で申し訳ない。具はいっぱい入っているのだが、それ以上にスープがたっぷり入っているのである。 とても柔らかく煮込まれた、クセのない味の肉。そして、小さめのニョッキ。肉は牛でもないし、豚でもない感じ。もちろん鶏でも魚でもない。後で聞いてみよう。 直接の味は全く感じないが、タマネギをすり潰して煮込んであるような…スープの舌触りからそう感じた。もしかするとトマトも入っているかも知れない。 パプリカと唐辛子は入っているが、「辛いスープ」という感じではない。フィッシュパプリカーシュのスープと比べたら、かなりマイルドな味である。マイルドとはいえ、しっかりした旨味とコクがある。スープに肉から出た旨味が溶け込んでいるし、肉もしっかりとスープの味を吸って煮込まれている。そしてすごく柔らかい。肉の匂いを嗅いでみても、いわゆる「肉臭さ」やクセのようなものは感じられなかった。 素朴で、飽きのこない美味しい味。これが「家庭の味」だったらいいのになぁと思える料理。しみじみと「美味いなぁー!」と感じられる。うーん、スラヴォニア料理、いいなあ! 今回は足を延ばす時間が無さそうだが、今度いつか、スラヴォニアを中心とした旅行計画を立ててみたい。いくつか訪れてみたい町があるし、セルビア(ベオグラード)まで行くのもいい。興味深い祭りや伝統芸能もあるので、イベントの開催される時期に合わせて訪れてみるというのが面白そうだ。 今日も大満足して食事を終え、片付けに来た店員さんに肉のことを聞いてみた。 仔羊肉だった。あぁ〜、それじゃあ私にはなじみが無かったはずだ。 私が今まで羊肉を食べたことがあるのは2回。北海道でジンギスカンを食べたのと(マトンかラムかは不明)、別の旅先のペンションでラムの焼いたのを食べた事があるきりだ。 その時食べたラムは、何とも言えないクセと匂いが私の味覚に合わず(と言いつつ全部食べたが)、それ以来自分には羊肉はダメだと思っていたのだ。そして、避けるまでもなく、普段の生活において羊肉を食べる機会に巡り合わなかったのである。 でも、今回食べた仔羊肉は、味にも匂いにもまったくクセが無くて、「美味しい」以外の要素がなかった。あらかじめ「仔羊肉だよ」と言われて「粗探し」するように食べたとしても、嫌なクセや「羊臭さ」を発見する事はできなかったと思う。 肉自体がそうなのか、パプリカ煮込みという調理法によって肉のクセが消えるのかは分からないが、とにかく、仔羊肉の入ったチョバナツはとても美味しかった! さて、満足はしたが、サービスのパンを一切れでやめておいたので、ケーキ1つぐらいならまだ入るスペースがある。 マリオさんとミラさんに教えてもらった3つのスイーツ・ショップは、いずれもこの近くにある。今日はどこに行こうかな〜と、とりあえず辺りをぶらつきながら、見て回ることにした。 少々腹ごなしも兼ねて、30分ぐらいブラブラしていた。それぞれのスイーツ・ショップも覗きながら、屋台を眺めたり、雑貨屋や文房具屋に入って中を見たりしていた。街や店にも、少しずつクリスマスムードが感じられるようになってきた。 勿論、カトリックの国であるクロアチアでは、クリスマスというのが宗教的に非常に大切な行事ではあるのだが、店にはサンタや雪だるまや天使をモチーフにした、ファンシーで可愛い飾り物も並んでいる。 暗くなるのが大分早くなってきたけど、そんな中、クリスマスの飾りは明るくて、何となく温かい気持ちにさせてくれる。 いずれにせよ、日本の商業主義的クリスマスとは大分趣が違うことは確かである。 この所ザグレブは曇りがちの日が続き、気温も冷え込んできたのだが、歩いていたせいか、アイスが食べたくなってしまった。 そうだ、アイスだ!今回、こちらのアイスをまだ1回も食べていない!それに、今食べておかないと、これからもっと寒くなったらますますアイスが食べにくくなってしまう! 本格的な冬の到来の前には、まずアイスを味わっておくことだ。 そう決意して、今日はイリツァ通りにある「Vincek/ヴィンツェク」という店でアイスクリームを食べることにした。ここは何でも美味しいとミラさんが言っていたから、アイスというチョイスも「有り」だろう。 店に入ってすぐの所に、アイスが並んでいる。1つ6kn(約90円)。私は2種類のアイスをオーダーしてカップに入れてもらった(勿論、コーンに乗せてもらう事もできる)。 この店は地元の人達にも非常に人気の高い店である。ケーキやアイスを買い求める人達が引きも切らない状態だし、店の中でも食べられるのだが、テーブル席もいっぱいだ。 私は、店の端の方にあるカウンターで「立ち食いアイス」をキメることにした。店の中は暖かいので、アイスクリームを食べるのに寒さを我慢する必要は全然ない。実際、たくさんの人がアイスクリームを食べている。 上に乗っているのがヘーゼルナッツアイス。甘過ぎない!フレッシュだがミルク的過ぎない!ウマい!! 下から出てきたチョコレートアイス。これも甘さと濃厚さが非常にいいバランス。ちょっとジェラートっぽい食感も大好きだ! この2つを一緒にすくい取って食べるのもまた良し!ほんと美味い!2個ぐらい余裕だ! クロアチアのアイスには、手作りっぽい美味しさがあると思う。日本の店で食べるアイスみたいな「ケミカルっぽさ」が無い。美味しい。 量もたっぷりあって満足できるし(でも軽く食べてしまう)、今回は2つ頼んで12kn(約180円)というのは、日本では考えられない安さではなかろうか。ここで一生分のアイスを食べていってもいいと思う。 しかし、ケーキも見たけど美味しそうなのがいっぱいあるし、あと2つの店もある。これは頑張って試してみなくては…!クロアチアのスイーツを大研究である。 しかし私は家に引きこもっているとはいえ冬眠はしないので、これからの季節に備えて脂肪を蓄える必要はないのだ。体型が変わって帰国するのは、何とか避けたいと思うが…。
部屋で腹筋でもしようかな…。 |
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2010年11月24日
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