明日は明日のクロアチア

「買っても買ってもどこかに行ってなくなってしまう物、な〜んだ?」「リップクリーム」(私の場合)

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似たような発想

私は虫一般(特に節足動物)を大変苦手としているので、このように文字に表したり、ちょっと想像したりするだけで呼吸が速まり胸がドキドキしてきてしまうのだが(もしかして恋だろうか?)、それでもあえて記事にしてしまうのだが、「ムカデ」という虫がいる。残念ながら、いる。
何しろその外見が凄い。俵藤太が退治したというバケモノ級の大物でなくとも、そのへんに普通に生息している奴らが既に十分モンスターだ。たくさんの節から成る長い体、頭から生えた触角と、毒を持つ大きな顎。中でも最も特徴的なのが、全ての節から1対ずつ生えた、たくさんの足だろう。だから漢字では「百足」と書いたりする。百本の足。つまり「足がたくさんある」と言いたいのであろう。非常によく分かる。あのたくさんの足を動かしてモゾモゾと歩き回る姿は、何よりも印象的だろうから。

クロアチアにもムカデはいる。…いるそうなのだ、残念ながら。幸いにも私は遭遇したことがないが、クロアチアの方に聞いたところ、やはりいると言っていた。日本のような湿度の高い気候と違うし、家も石造りだから大丈夫かと思っていたのだが…。やはり雨が降った後に、家の中にも出てくることがあるそうだ。

ところでこのムカデ、クロアチアでは「stonoga(ストーノガ)」と言う。訳してみると「sto」→「100」、「noga」→「足」、ということで、「百足」と全く同じ発想なのだ。やはり最初に見た人が同じような印象を受け、同じようなことを考えたのであろう。「ぎゃー、足いっぱい!足100本!」…で、stonoga/百足。
英語では「centipede」、「centi-」は100を意味する接頭語だから、これももしかしたら同じことなのではないだろうか。他の言語でも同じように「ムカデ」=「100本足」だったら面白い。けれど、もしWikipediaとかを見て、いきなりムカデの写真や絵が出てきたら怖いので、これは調べていない。

ちなみに、ムカデに対する感想を何人かのクロアチア人に聞いてみた。

「ダメ。虫は全般に好きじゃないし、ムカデやクモは特にダメ」(女性)
「決して得意ではないけど、家の中に出てきたらやっつける」(女性)
「ダメダメダメ!虫ダメ!全部ダメ!家の外まで逃げる!」(男性)
「ネズミは苦手だけど虫は平気。ムカデとかって、動きが面白いよね」(女性)

人それぞれである、ということが分かった。まあ、当然と言えば当然であろうか。
「Sto ljudi, sto ćudi.」−「100人いれば100の性質がある」すなわち「十人十色」ということわざの通りである。

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