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今週、ご主人の妹さん夫婦と子供(男の子)がやってきたので、主人と奥さんと坊ちゃんたちも、もう一度(半月ぶり)、夜の動物園へ行った。
「相変わらず、すごい人出だったなあ。」
と、夜の9時30分に、ご主人たちが疲れて帰って来た。
坊やが、まだ興奮さめやらぬ様子で言った。
「サルは、異常に騒いでいたね。」
「キャアーという女性の声に、異常に興奮してたのよ。人間もサルも男は同じよ。」
と、奥さんがいった。
ご主人が話題を変えた。
「今にも人を化かしそうに怪しい動きをするタヌキがいたね。」
「じゃあ、あれは、キツネか何かがタヌキに化けてたの?」
坊ちゃんの質問は、無敵だ。誰も、答えられない。
今度は、奥さんが話題を変えた。
「そう言えば、ピンクの体を水面に映しながら身を寄せ合うフラミンゴ(写真)はきれいだっったわね。」
「金太郎たち、金魚も夜は身をよせあっているよ。」と坊ちゃん。
「フラミンゴと金魚を一緒にするな。」と金魚の金次郎が怒った。
すると、奥さんがすかさず言った。
「あのきれいなフラミンゴさんたちと、うちの金魚を一緒にしたら、フラミンゴさんに失礼よ。」
俺たち、金魚はショッックで、言葉も泳ぎも止まってしまった。
「もしかしたら、昼間より夜の方が、動物園は幻想的でおもしろいのかも知れないね。」
坊ちゃんの言葉に、みんながうなずいた。なにより、家族団らんが一番だ。
ここでKYの主人が、話を意外な方向にに変えた。
「そうそう動物園と言えば、お父さんは一時、動物柄のネクタイに、凝っていたことがあったなあ。」
「どんな、ネクタイだったの?」
坊ちゃんの質問に、ご主人が答えた。
「いろいろな動物がいたなあ。ウマ、パンダ、ミッキーマウス、カメ、ウサギ、サカナ……カタツムリ、昆虫。」
「さすがに、趣味が悪いはね。」
奥さんが、皮肉たっぷりに言った。
ともかくも、今年の「夜の動物園」とご主人の「ネクタイ動物園」は、しばらく休園となりそうだ。
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